【8月26日】パリにドラゴンボールのテーマパーク建設へ。サウジが大型出資
2026-08-26 06:25

【8月26日】パリにドラゴンボールのテーマパーク建設へ。サウジが大型出資

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間


1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。


▼出演:

野村高文(Podcastプロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

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https://note.com/t_nomura/n/n43e514e703b4


▼参考ニュース:

France, Saudi Arabia agree on €6 billion Dragon Ball Z theme park project near Paris

https://www.reuters.com/world/middle-east/france-saudi-arabia-agree-6-billion-dragon-ball-z-theme-park-project-near-paris-2026-08-24/

Manga-inspired theme park to be built near Paris

https://www.bbc.com/news/articles/c8r6xy3ryndo

Dragon Ball: First theme park to be built in Saudi Arabia

https://www.bbc.com/news/business-68653311

Saudi Arabia’s MBS visits Macron in France: What to expect

https://www.aljazeera.com/news/2026/8/24/saudi-arabias-mbs-visits-macron-in-france-what-to-expect

Implications for Israel, India: Is the Mecca pact a dangerous piece of theatre?

https://www.jpost.com/defense-and-tech/article-906236

How Mohammed bin Salman earned Trump’s ear over Netanyahu

https://www.washingtonexaminer.com/opinion/beltway-confidential/4672173/mohammad-bin-salman-trump-trust-over-netanyahu-iran-war-negotiations/

Saudi Arabia eyes Japan IP content for business diversification, experts say

https://www.arabnews.jp/en/arts-culture/article_172894/

The Little Prince: Mohammed bin Salman’s Shaky Rise to Power

https://blogs.timesofisrael.com/the-little-prince-mohammed-bin-salmans-shaky-rise-to-power/

Saudi Vision 2030 at Ten

https://www.csis.org/analysis/saudi-vision-2030-ten



▼Podcast Studio Chronicle公式サイト

https://chronicle-inc.net/

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サマリー

サウジアラビアがフランスのパリ近郊に人気アニメ「ドラゴンボール」の巨大テーマパークを建設する計画が発表されました。これは、石油依存経済からの脱却を目指す「サウジビジョン2030」の一環であり、エンターテイメント産業と日本の知的財産への巨額投資を通じて経済の多角化を推進しています。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の強力なリーダーシップと日本のサブカルチャーへの関心が背景にあり、サウジアラビアが中東の安全保障や国際関係において存在感を高めている一方で、人権問題などの課題も指摘されています。

ニュースコネクトと今日のテーマ紹介
おはようございます。2026年8月26日水曜日、ニュースコネクトあなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティの野村貴文です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがかかるニュースを解説していきます。 朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて24日にアメリカ政府がイランに対して経済的な総攻撃を行うと警告しました。
イランと直接取引する企業だけではなく、第三国の企業も対象に含める強力な制裁措置が示唆されています。
最大の焦点となるのが、イラン産原油の最大の買い手である中国の同行です。
アメリカは例外を認めない方針を示しています。
ただ一方で、習近平国家主席は来月24日にアメリカを訪問し、トランプ大統領との首脳会談を予定しています。
今、アメリカは中国を刺激したくない状況です。
アメリカ、イラン、そして中国、中東情勢に関する微妙なパワーバランスの駆け引きは今後も動いていきそうです。
パリにドラゴンボールテーマパーク建設へ
さて今日ですが、サウジアラビアがフランスでドラゴンボールのテーマパークを建設するというニュースを取り上げます。
この見出しだけ聞くと日本にも関係するけどちょっと意味が取りにくいと思われるかもしれません。
今日はこちらから最近のサウジアラビアの動向について触れていきたいと思います。
まず23日からサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子県首相がフランスを訪問し、マクロン大統領と会談を行いました。
この訪問は両国の関係の強化や投資の拡大を目的としたものです。
そしてこの首脳会談に合わせて24日、フランスのパリ銀行に日本の人気アニメドラゴンボールの世界観をもとにした巨大なテーマパークを建設するプロジェクトで合意したと発表されました。
マクロン大統領とムハンマド皇太子は以前にも会談していて、その際2人にドラゴンボールという共通の話題があったことが判明しました。
それが今回のフランスでの巨大プロジェクトにつながったとされています。
プロジェクトの総事業費は60億ユーロ、日本円にしておよそ1兆1100億円規模に上ります。
さらにこの施設の建設及び今後の運営に伴ってフランスでは22,000人の新規雇用が創出されると見込まれています。
そしてこのプロジェクトの資金を全額提供するのはサウジアラビア側です。
実はサウジアラビアはすでに国内で世界初となるドラゴンボールのテーマパーク建設を進めています。
今回のフランスでのプロジェクトは自国内での開発に続く巨額投資第2弾となります。
なおサウジアラビアのプロジェクトはドラゴンボールのアニメ作品の著作権を持っている東映アニメーションと
サウジアラビアの政府系ファンドが戦略的パートナーシップ契約を結び実現しました。
今回のフランスのプロジェクトに関してはまだ東映アニメーションとの契約内容については明らかになっていません。
サウジアラビアの巨額投資の背景:ビジョン2030と皇太子の影響力
ではなぜ中東の参国であるサウジアラビアが遠く離れたヨーロッパの地でしかも日本のコンテンツに巨額の投資を行うのでしょうか。
背景にはサウジビジョン2030と呼ばれる国家を挙げたプロジェクトの存在があります。
2016年から始まったこのサウジビジョン2030では石油に依存する経済からの脱却を目指し経済の多額化を推進しています。
この多額化の重要な柱の一つとしてエンターテイメント産業が位置づけられており特に日本のIP知的財産コンテンツへの連携や投資が進められています。
そしてまたムハンマド皇太子がアニメやゲームなど日本のサブカルチャーの熱心なファンであることも知られています。
こうした意思決定のスピードと事業の規模感は現在のサウジアラビアの権力構造を色濃く反映しています。
ムハンマド皇太子は近年国内における複雑な政治的プロセスを経て自らの権力基盤を確固たるものにしました。
反対勢力を抑え込んで経済と政治の実験を掌握することに成功しています。
そしてこれが巨大な国家プロジェクトをトップダウンで牽引し海外への巨額投資を進めることを可能にしています。
中東におけるサウジアラビアの台頭と国際的影響力
そしてこの強力なリーダーシップは中東の安全保障の枠組みにも変化をもたらしています。
アメリカのトランプ大統領は現在の中東政策において長年関係が深いイスラエルのネタニア首相以上に
サウジアラビアのムハンマド皇太子の声に耳を傾け深い信頼関係を築いていると指摘されています。
そして最近ではサウジアラビアとトルコそしてパキスタンの3カ国がメッカ共同防衛協定を結びました。
この協定には1国への攻撃を全3カ国への攻撃とみなすという集団的自衛権の条項が含まれています。
トルコはナトーカ名国でパキスタンは各保有国です。
つまり中東において新しい集団防衛の枠組みが形成されたことを意味します。
エルサルミムポストの分析ではこれは中東におけるパワーバランスの変化を意味し
さらにインドにとっても隣国であるパキスタンがサウジアラビアやトルコと新たな同盟を結んだという現実を反映したとしています。
かつては原油の供給国という経済的な側面が強かったサウジアラビアですが
現在は資金力を背景にヨーロッパでの大規模な雇用創出やエンターテイメント産業を牽引する一方
安全保障面でも中東の中心に立とうとしています。
さらにはアメリカとの指導者との強力なパイプも保持しています。
これが現在のサウジアラビアの存在化につながっており
中心にいるのが日本のアニメやゲームが好きなムハン・バド・ビン・サルマン皇太子という孔子です。
皇太子とサウジアラビアが抱える課題
ただこのサルマン皇太子には様々な疑惑もつきまとっています。
特に2018年にトルコで発生したサウジアラビア人ジャーナリストジョマル・カショギ氏の殺害事件に関与しているのではないかという疑いがあります。
アメリカ情報機関の報告書は皇太子がこの作戦を承認したと結論付けました。
サウジ政府は関与を否定していますが
言論の自由の侵害や強権的な政治体制の象徴として国際的な批判を集めています。
そしてサウジアラビアは現在でも国政請求が行われない絶対君主制の国であり
また女性の権利については近年改革が進められたもののまだ法制度上でも制限が残っています。
日本のアニメに巨額を投じる資金力と独裁的な封建国家
ドラゴンボールという話題の裏にはこうした現実が存在しています。
エンディング
ニュースコネクトお相手は野村貴文でした。
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それでは良い1日をお過ごしください。
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