【7月30日】韓国のレバレッジ型ETFで市場が混乱
2026-07-30 05:22

【7月30日】韓国のレバレッジ型ETFで市場が混乱

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演 佐々木真奈美(経済キャスター・スピークプラス代表) 

https://x.com/manamisasaki

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▼参考ニュース

https://jp.reuters.com/markets/japan/N56YJJOOBBIEPDYW5L3K4A2P5Y-2026-07-28/

https://jp.reuters.com/markets/japan/EREQTFYFMJJJLAX3E3FAPBX3F4-2026-07-29/


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サマリー

韓国市場に導入された個別銘柄対象のレバレッジ型ETFが、当初の期待に反して市場の混乱を招いています。サムスン電子やSKハイニックスを対象としたこの商品は、高いリターンを目指す一方で極めてハイリスクであり、AIブームによる株価急騰後に急落し、サーキットブレーカー発動や投資家の投げ売りを引き起こしました。これを受け、韓国財政経済省が導入の不手際を謝罪する事態となり、投資におけるリスクとリターンの原則を改めて認識させる出来事となりました。

オープニングと地震の報告
おはようございます。 2026年7月30日、木曜日。
News Connect あなたと経済をつなぐ5分間 経済キャスターの佐々木真奈美です。
この番組では、1日1つ5分間で 世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。
朝の仕立てや散歩、通勤、家事の時間などに お聞きいただけると嬉しいです。
おととい午後4時ごろ、 熊本地方を震源とする地震がありました。
まだ被害の全貌が見えていない中、 現在も不安な時間を過ごされている方が 多くいらっしゃるかと思います。
引き続き、余震などには十分に警戒し、 被災地にいらっしゃる方は、
どうかご自身の安全や健康を 最優先にしてお過ごしください。
韓国レバレッジ型ETFの導入と波紋
さて今日は、最近世界の金融関係者の中で、
韓国市場のある新しい金融商品が 大きな波紋を広げています。
それが、個別銘柄を対象とした レバレッジ型ETF、上場投資信託なんです。
当初は市場をさらに押し上げる 起爆剤としてもてはやされていましたが、
今や熱狂は悲鳴へと変わりつつあります。
本日は、この韓国のレバレッジETFをめぐる 騒動を解説していきます。
レバレッジ型ETFの仕組みと特徴
まず事の発端となった韓国のレバレッジETFとは、 どのような商品なのかおさらいします。
5月27日、韓国の株式市場において、
特定の個別銘柄を対象としたレバレッジ型ETFが 初めて上場を果たしました。
今回対象となったのは、韓国経済の屋台骨ともいえる 世界的企業、サムスン電子とSKハイニックスの2社です。
ETFの最大の特徴は、対象銘柄の値動きの 2倍のリターンを目指して設計されている点にあります。
つまり、サムスン電子の株価が5%上昇すれば、 ETFの価格は10%上昇し、
逆に5%下落すれば10%下落するという 極めてハイリスク、ハイリターンな性質を持っています。
ただ、上場初日から資金が大量に流入し、 個人投資家の旺盛な需要を見せつける滑り出しとなりました。
導入の背景:コリアディスカウントと個人マネーの呼び戻し
そもそも、なぜこれほどリスクの高い 金融商品が解禁されたのでしょうか。
その背景には、韓国株市場を一段と活性化させたい 金融当局の強い思惑が存在していました。
長年、韓国株は、企業の実力に対して 相対的に低く評価されるコリアディスカウントという課題を抱えていました。
また、韓国では、個人の株式保有率が 全体のおよそ5割と非常に高く、
特に20代から30代の若年層は、より高いリターンを求めて アメリカや香港などの海外市場へ資金を移す傾向があり、
こうした海外へ流出した個人マネーを 国内に呼び戻すためでもありました。
市場の熱狂から急落へ:サーキットブレーカー発動
そんな中、先月の韓国の株式市場は、 AIブームによるメモリー需要を背景に、
SKファイニックスとサムスン電子の株価が急凍したことで、 韓国総合株価指数、コスピは連日で市場最高値を更新。
買えば上がるという楽観論が市場を支配し、 投資家たちはレバレッジ型ETFにこぞって資金を投じました。
ところが、加熱しすぎた相場への警戒感などもあって 利益確定の売りが広がると、
韓国株式市場は今月に入って何度もサーキットブレーカーが 発動するほど急落の予想を呈しています。
損失が一定の水準を超えると、 投資家はいわゆるお衣装を入金しなくてはならなくなります。
このリスクが今まさに現実のものとして投資家に襲いかかり、 投げ売りをする人も増加しました。
当局の謝罪と投資の教訓
今回の事態を受けて、韓国のク・ユンチョル財政経済省が 昨日29日、個別株を対象とするレバレッジ型ETFの導入について
謝罪する事態に追い込まれ、慎重な検討を書いたまま 商品を導入したことを陳謝しました。
ちなみに投資の世界には、リスクとリターンは 常に表裏一体であるという鉄則があります。
今回のニュースを受けて、自らの資金力とリスク共用度を 冷静に見極めることこそが大切だと改めて感じました。
エンディング
ニュースコネクト、お相手は笹木まなみでした。
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それでは良い一日をお過ごしください。
05:22

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