【7月13日】韓国SKハイニックスがナスダックにADR上場、メモリー株が世界の株式市場を左右
2026-07-13 05:23

【7月13日】韓国SKハイニックスがナスダックにADR上場、メモリー株が世界の株式市場を左右

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演 佐々木真奈美(経済キャスター・スピークプラス代表) 

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▼参考ニュース

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-07-10/THZ6G0T96OSG00#gsc.tab=0

https://jp.reuters.com/economy/GHZW6AO6KRIVVLDY3GY5NOAGMI-2026-07-10/

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM082660Y6A700C2000000/

https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ba=1&ng=DGXZQOUB076NI0X00C26A7000000&scode=8035


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サマリー

SKハイニックスがナスダック市場にADR上場し、初値は公募価格を14%上回る170ドルをつけ、時価総額は世界の12位前後となりました。同社は世界トップクラスのメモリー半導体メーカーであり、特にAIブームで需要が高まるHBM(広帯域メモリー)市場で圧倒的なシェアを誇ります。今回の米国上場は、次世代半導体開発や設備投資のための莫大な資金調達が目的であり、その株価は韓国のみならず日本の日経平均株価、ひいては世界の株式市場全体を左右するほどの影響力を持っています。

はじめに:ニュースコネクトと本日のテーマ
おはようございます。
2026年7月13日月曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、経済キャスターの佐々木真奈美です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。
朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、先週私は国内外の宇宙産業の関係者が集まり、宇宙ビジネスの展望について議論するスペースタイドというイベントに取材でお伺いしてきました。
宇宙データセンターや月面探査などについて、とても興味深いお話ばかりでした。
また、宇宙産業で言えば最近IPOしたイーロンマスクのスペースXがやはり注目の的で、イベントでも何度もスペースXの名前を聞きました。
今日の話題は同じくアメリカに新規上場したばかりのあの企業について取り上げます。
SKハイニックスのナスダックADR上場
韓国SKハイニックスがアメリカ時間10日、ナスダック市場にADR上場。
公募価格の149ドルを14%上回る170ドルで初値をつけ、一時は177ドルまで上昇する場面もありました。
結局、取引初日の終わり値は公募価格から13%高い168ドル1セント。
これで、SKハイニックスの終わり値ベースの時価総額はおよそ1兆2000億ドル、日本円で約194兆円で、世界の時価総額ランキングで12前後となりました。
世界を牽引するメモリー半導体メーカーSKハイニックス
では、そもそもSKハイニックスとはどんな企業なのでしょうか。
一言で言えば世界トップクラスのメモリー半導体メーカーです。
特に彼らが現在、世界中から熱い視線を浴びている最大の理由が、HBM、抗体域メモリーと呼ばれる次世代の高性能DRAMです。
SKハイニックスが一気に注目されるようになったきっかけは、生成AIによるAIブームのうねりが起きた2022年前後。
NVIDIAがGPUを高性能化させる中、高速、大容量のデータ処理が必要になり、HBMが求められるようになりました。
SKハイニックスはHBM市場で圧倒的なシェアを握っており、NVIDIAのAIチップの性能を最大限に引き出すための重要な中核パートナーとしての地位を確立しています。
今や世界のデジタル社会の裏側には、常に彼らの最先端メモリーが存在しています。
米国上場の背景と目的
それにしても、なぜ韓国の企業が今回アメリカのNASDAQに上場したのでしょうか。
最大の理由は、莫大な投資資金を確保するため、アメリカでグローバルなプレゼンスを高め、
AI投資に意欲的なアメリカの基幹投資家から直接資金を呼び込むためです。
SKハイニックスのトップは、2027年にはメモリー市場最悪の供給不足に陥るだろう。
そして、この受給の逼迫は2030年代以降も継続すると語っています。
そのため、今回調達した巨額の資金は、次世代半導体の開発や工場建設など設備投資に充てられるようです。
メモリー株が世界の株式市場に与える影響
では、視点を彼らの本拠地である韓国市場に戻しましょう。
韓国の代表的な株価指数であるコスピーですが、実は現在構造的な異常事態が起きています。
サムスン電子とSKハイニックスの二名柄の合計ウェイトが、
コスピー全体のおよそ6割を占める過去最高水準に達しているのです。
つまり、韓国の株式市場は、これら2つのメモリー株の起源次第で、
指数全体が左右されてしまうという、極めていびつで偏った状態になっています。
日本でも今、半導体関連名柄やメモリーのキオクシアホールディングス株の存在感が高まっている結果、
日経平均株価と韓国コスピーの連動性がかつてないほど高い水準に跳ね上がっています。
韓国市場のメモリー株の激しい根動きが、そのまま海を越えて、
日本の日経平均株価も大きく振り回すようになっているのです。
韓国と日本だけではありません。
足元の世界の株式市場が、今、気が付けば、
指先よりも小さな小さなメモリーチップの樹球に踊らされ、一騎一遊する日々となっています。
おわりに
ニュースコネクト、お相手は佐々木まなみでした。
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それでは、良い一日をお過ごしください。
05:23

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