【10月6日】ロシア、バルト海の飛び地をめぐり「孤立化なら核使用も辞さず」と警告
2026-10-06 05:50

【10月6日】ロシア、バルト海の飛び地をめぐり「孤立化なら核使用も辞さず」と警告

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野村高文(Podcastプロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

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https://note.com/t_nomura/n/n43e514e703b4

▼参考ニュース:

Putin warns West that Russia is ready to use every weapon to protect Kaliningrad

https://www.bbc.com/news/articles/cqg7k7v499jjo

Why Russia's Kaliningrad is a potential flashpoint with NATO

https://www.reuters.com/business/aerospace-defense/why-russias-kaliningrad-is-potential-flashpoint-with-nato-2026-09-30/

Putin says the world is living through a dangerous moment, warns West not to escalate

https://www.reuters.com/world/europe/putin-says-world-is-living-through-dangerous-moment-warns-west-not-escalate-2026-10-01/

As Baltic states face Russian hybrid aggression, our research shows what Europe can do

https://theconversation.com/as-baltic-states-face-russian-hybrid-aggression-our-research-shows-what-europe-can-do-292757

Tuesday briefing: Europe thinks Russia is preparing to test Nato’s limits

https://www.theguardian.com/world/2026/sep/22/tuesday-briefing-europe-thinks-russia-is-preparing-to-test-natos-limits

What a Limited Russian Incursion Into Estonia Might Look Like

https://understandingwar.org/research/defense-of-europe/what-a-limited-russian-incursion-into-estonia-might-look-like-a-narva-scenario/

As Russia Tests Western Alliance, US Lawmakers Push ‘NATO Shield’ Bil

https://www.rferl.org/a/russia-tests-nato-us-bill/33869367.html

プーチン氏はウクライナ侵攻の「過ち」認められず、元ロシア首相インタビューhttps://www.afpbb.com/articles/-/3655940

我が国周辺におけるロシア軍の動向について

https://www.mod.go.jp/j/surround/pdf/rus_d-act.pdf

▼Podcast Studio Chronicle公式サイト

https://chronicle-inc.net/


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サマリー

ロシアが、NATOに囲まれた飛び地カリーニングラードを孤立化させようとすれば、核兵器を含むあらゆる戦力を使う用意があると警告した。番組では、同地域の地理と軍事的重要性、バルト三国へのサイバー攻撃や偽情報、破壊工作などのハイブリッド攻撃を紹介する。エストニアのナルバへの限定侵入シナリオや、NATOの集団防衛義務を試すロシアの狙いについても説明した。米議会のNATOシールド法案や、日本周辺で観測されるグレーゾーン行動にも触れ、客観的事実に基づく冷静な対応の重要性を述べる。

臨時国会の焦点
おはようございます。 2026年10月6日火曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間。 パーソナリティの野村高文です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドをわかるニュースを解説していきます。 朝の支度や散歩、通勤、家事の時間等にお聞きいただけると嬉しいです。
さて、佐紀の内閣改造後、初めてとなる国会が昨日5日に招集されました。 会期は12月12日までの69日間となる見込みです。
今回の臨時国会では、食料品の消費税減税に関する法案の審議が最大の焦点となります。 一方、柳野農林水産大臣の支援しない自治体の予算カット発言をめぐる問題や、
衆議院議員の定数削減などの国会改革も論点になる見通しです。 個人的には消費税減税の出口について気になっています。
一度下げた税金を再び上げることができるのか。 また、日本の税金は本当に複雑回帰ですので、これ以上複雑になるのもどうなんだろうという思いもあります。
こうした点についても議論がなされるのでしょうか。 活発な論戦を期待したいと思います。
カリーニングラードをめぐるロシアの核警告
さて、今日取り上げるのはロシアの募金についてです。 現在バルト海でロシアによる圧力が高まっています。
フィランシャルタイムズは先月30日、ロシアがNATOに対して、自国の飛び地カリーニングラードを孤立化させようとした場合、
核兵器を含む全ての戦力を使うとを厭わないとする所感を送っていたと報じました。
そしてプーシン大統領はその翌日1日にも演説で同様のことを述べた後、世界は危険な瞬間を生きていると発言。
これ以上事態をエスカレートさせないようにNATO諸国に対して警告を発しました。
このカリーニングラードですが、南にポーランド、北と東にリトアニア、そして西はバルト海に面していて、ロシア本土とは繋がっていません。
第二次大戦まではドイツ領で、歴史的にはケイニヒスベルクと呼ばれていました。
近代哲学を大きく発展させたカントがこの町で一生を過ごしたことでご存知かもしれません。
ここが第二次大戦後にソ連領となり、それが今のロシアに引き継がれました。
バルト海周辺のハイブリッド攻撃とNATOの試練
バルト艦隊の拠点が置かれていて、ロシアにとっては重要な軍事拠点です。
また国境を接しているポーランド、リトアニア、さらにカリーニングラードに近いラトビア、エストニアはすべてNATO加盟国です。
バルト海の対岸に位置するスウェーデン、フィンランドもまた、ロシアのウクライナ侵攻以降にNATOに加盟しました。
そのためカリーニングラードはNATO諸国に囲まれる位置にあります。
こうした地理的な状況もあり、NATOとロシアの間の直接的な摩擦を引き起こしかねない地点であると指摘されてきました。
ロシアにとっては、本土から切り離されたこの飛び地をどう防衛するかが安全保障上の課題となっています。
このところ周辺部では、言葉による警告だけではなく具体的な行動が観測されています。
例えば、バルト三国に対して政府機関やインフラを狙ったサイバー攻撃や偽の情報の流布、破壊工作など、
物理的な戦闘を伴わずに社会を混乱させるハイブリッド攻撃を行っていると指摘するレポートがあります。
15日には、ロシアの関与の有無ははっきりしていませんが、リトアニア上空にドローンが侵入し、NATO加盟国のイタリアの戦闘機が撃墜したと発表しました。
また、アメリカのシンクタンクISW戦争研究所は、エストニアの国境の街ナルバに小規模で限定的な不法侵入が起きた場合のシナリオを分析しています。
ナルバはロシア系住民の割合が非常に高い地域であり、ロシアが住民保護などを公実に、
全面戦争とは判断しにくい規模の部隊をわずかに国境の向こう側へ侵入させるというシナリオです。
こうしたロシアによる威嚇や挑発などの一連の動きについて、カリーニングラドと接するポーランドのトゥスク首相は、
ロシア側が西側陣営の対応の限界を試そうとしているという分析を示しています。
明確な全面戦争とは言い切れないグレーゾーンの行動を取ることで、
一国への攻撃は全加盟国への攻撃とみなす、というNATOの集団防衛条項、いわゆる第五条の集団防衛義務が適用されるかをテストする狙いがあるというわけです。
今年の5月にはロシアが、ラトビアがウクライナによるドローン攻撃に手を貸していると主張し、
ラトビアに対する報復を案にほのめかしました。
この際、ラトビアのリンケイ・ビッチ大統領は、国営放送のインタビューに応じて、ロシア側の主張を完全な嘘であると一周しました。
その上で大統領は、我々は今、新たな現実に直面している。
こうした不安な現実における試みに対しては、国内外を問わず常に冷静に対処しなければいけないと述べました。
必要なことは問題を認識すること、ロシアに怯まないこと、そして脅迫の拒否だということです。
米国のNATOシールド法案と日本への示唆
アメリカでも結束を維持しようとする動きが出ています。
アメリカ議会で24日、超党派の議員らがNATOシールド法案という新たな法案を提出しました。
これは大統領が議会の承認なしに勝手にNATOから離脱することを防ぎ、アメリカのヨーロッパ防衛のコミットメントを法的に固定しようとする動きです。
ウクライナだけではなく、現在バルト海で起きていることにもしばらく注目する必要がありそうです。
日本にまつわることで言えば、8月にプーチン大統領が北方領土を訪問し、日本政府が強く抗議しました。
バルト海周辺の状況は決して遠い国の出来事ではありません。
日本近辺においても、軍用機の接近や領海領空への侵入など、防衛体制の限界をテストするようなグレーゾーンの行動が観測されています。
こうした揺さぶりに対しては、先ほどのナトビア大統領の言葉のように、客観的な事実に基づき、冷静に対処していく姿勢が重要だと考えます。
ニュースコネクト、お相手は野村高文でした。
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それでは、良い一日をお過ごしください。
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