こんにちは、パーソナリティーの野村高文です。 News Connect 有感版金融欄のお時間です。このコーナーでは、金融のテーマの中でも特に金、ゴールドにフォーカスしまして、その行動的特徴や注目の動向、そして文化的歴史的背景に至るまで多面的に読み解いていきます。
今週第2回のテーマは、超長期相場から振り返るゴールドの浮き沈みです。 ゴールドの価格、直近の動向だけではなくて、50年単位という長い時間で遡ると、実は10年単位で低迷した時期が何度かありました。 上がり続けたわけでは決してありません。
ではどういう時に上がってどういう時に沈んできたのか、その規則性から見える教訓をプロに解説していただきます。 それでは本編をどうぞ。
このコーナーは、ステートストリートインベストメントマネジメントの提供でお送りいたします。 同社についての詳細は概要欄のリンクをご覧ください。
それではゲストをお呼びしたいと思います。 ステートストリートインベストメントマネジメント取締役副社長、チーフインベストメントオフィサーの新原健介さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
新原さん、実は昨年11月にもご出演いただきました。ご無沙汰しております。
ご無沙汰です。
再びここに戻ってきていただきましたが、今いかがですか?
引き続き緊張してますね。
私それまでポッドキャストってほとんど聞いたことなかったんですけれども、最近ちょっと聞き始めてですね。
大変野村さんにお世話になったのが、長岡の花火見に行ったんですよ。
ちょっとひょんなことから、日帰りで往復で車で自分で運転するっていうんで、行きが深夜に3.5時間、帰り渋滞で5.5時間。
通常音楽とか無音で運転してるんですけど、ほんと眠くなって、ポッドキャスト聞き始めたら頭が動き出して、全然眠くならずに5時間運転できたっていうんですね。
大変恐縮です、本当に。
こういう使い方あるんだなっていうんですね。ちょっとでも私も貢献できたらなという思いで今参加しています。
ありがとうございます。でもあれですね、3.5時間と5.5時間ドライブはそれだけで結構負荷かかりませんでした?
本当にね。ただあの、ハンドルは握ったんですけども、ブレーキ、アクセルはちょっと自動にしてたんで、足の負担がなかったのが。
なんで手だけ動かして頭で聞くみたいな形で、結構これいい組み合わせで楽だったなと思います。
オートクルーズコントロールってことですね。
確かに、移動中、特に車運転されてる最中っていうのは、ポッドキャストを聞くのに向いてるかもしれないですね。
頭がずっと冴え続けていられたかなと思います。今回もちょっとかなり難しいテーマですけど、うまく話せるといいなと思ってます。
皆さん是非運転中に聞いていただければと思っております。ではですね、改めて新原さんについてご紹介をさせていただきます。
早稲田大学政治経済学部卒業。旧日光アセットマネジメント、現アモーバアセットマネジメントを経て2002年1月にステートストリートに入社されます。
以降は一貫して債権、為替、資産配分戦略の運用とリサーチ、プロダクト管理を担当されています。
2017年9月に最高投資責任者、チーフインベストメントオフィサーに就任され現在になります。
ということですね、新原さんはマーケットのプロでいらっしゃるんですけど、今日はですね、超長期相場から振り返るゴールドの浮き沈みについて伺っていきたいと思います。
政治経済学部ってそういえばそうだったな、私どっちかというと経済より政治寄りなんですよ。国際政治に興味があって、そういったアンテナ張りたくて金融の世界に入ったなっていうのが30年くらい前、思い出してる。
経歴聞きながら思ってたんですけど、金って金融経済っていうよりは、なんと私50年になるとどっちかというと国際政治との関係の方が大事かなと思ってます。
この野村さんのポッドキャストって知る限り政治とか経済より政治寄りだったりとかっていうところもあるかなという意味では知性学とか最近よく出てますけども、そういったところの関係で金の動きを長期的に理解すると、勉強になる面白い知的好奇心が刺激されるかなと思って、なんとなくうまく伝えられたのかなと思ってます。
いやー楽しみです。そうですね結構ニュースコネクトは国際政治が一番扱うテーマとしては大きくて、やっぱりこう流れを知りたいという方がリスナーさんにも多いかなと思いますので、私も楽しみにしております。では早速なんですけど50年という長い時間で振り返ると、まずそのゴールドのチャートってどんな感じだったのか、ちょっとその長期で何があったのかっていうのをまず伺ってもいいですか。
はい、あの50年前だと75年ですか、76年ですかね。そうなりますね。じゃあもっと前かもしんないですけどね。
そらくね60年後半68年ぐらいからなので、正確に言うと60年弱って言った方が正しいかなと思います。チャートもし見る機会があったらインターネットとかで調べてもらったらいいと思うんですけど、金の価格過去50年60年見るとそらくね足元めちゃくちゃ上がってるなっていう印象しかないかなと思います。
コロナ以降の上昇がかなり大きくてもうスカイロケットみたいに直角に上がってるっていう印象かと思うんですけど、ちょっとこれ話それるんですけどもアメリカの株価とかなんとかでも足元上がってるものを見るとグラフで見るとすごい足元の上昇がきつく見えるんですよ。
結構これグラフのあやもあって、例えば100円から10%上がると10円上がる。1万円から10%上がると1000円。同じ10%の上昇でも全然幅が近くなってくるっていうことで、ちょっと専門的に言うと対数のグラフっていうかその同じ10%上昇であればグラフの尺が同じようになるような、
Y軸で言うと10、20、30、40じゃなくて10、100、1000、1万ってなるような対数グラフありますけど、それで見ると意外に足元上がってるけれどもそこまで上がってないっていう意味で長期的にずっと上がってるなっていう印象に見えるグラフでもあるかなと思ってます。
その最初に動き出したのが1968年から71年にかけて大きな動きがあったかなと思ってます。
この時は一体何があったんですか?
金本威勢っていう経済学でもないかな、経済史とか金融史に出てますけれども、単純に言うと通貨を発行する国で昔誰も通貨を信用してなかったので、その通貨の背景にいつでも実物資産、金とか銀とかに交換できますって通貨の発行の背景に実物資産、みんなが欲しがる貴重な資産があったっていうのが、
それを金でサポートしてたのが金本威勢。第一次世界大戦の後ぐらいまでかな、金本威勢というのが続いていました。
その後結構いろんなインフレとかが起こる中で金本威勢から離脱したり云々とかあるんですけれども、今の体制の一番軸ができたのが第一次世界大戦の終わる直前、連合国がほぼ勝利決まったっていう時に聞いたことあるかもしれないですけど、ブレトンウッズ。
調べたら私ももちろん生きてないんで、ニューハンプシャー州の近くに田舎町があって、そこで連合国の40何カ国の人が集まって、イギリス代表でケインズもいたっていうことなんですけれども、その人たちが戦後の金融制度をどのように進めていくか、IMFの前身になるようなもので議論をしたっていうことになっています。
そこで決まったのが既熟通貨として世界の軸をドル、アメリカのドルにしましょうと。第二次世界大戦に至る経緯でもうアメリカが貿易も産業も圧倒的になって、形状黒字、貿易収支黒字でお金がいっぱい余ってたまって、金を裏付けた通貨各国が発行しようとしても大抵の金がアメリカに集まっていたのでなかなか難しいねということで、ドルを中心にしましょう。
各国の通貨をドルと固定しちゃいましょう。ドルだけを金でサポートしましょうということで。正確に言うと第二次世界大戦以降70年ぐらいまでは金本位制じゃなくてドル金本位制みたいな表現で言われていました。
なので繰り返しますとドルが中心、各国通貨はドルと固定、日本円も確か360円で固定されてたんですよね。ただどの国もドルをいつでも金に交換できます。金とドルは交換できますということで、ドルの信用を金で支えてたっていうのがその時代です。
その時の価格が金35ドル、1オンスあたり35ドルという値段でした。なのでその時期って実はアメリカドルでさえも金で支えてられてないと信用されてなかったみたいな時期かなと思います。最初良かったんですけどね。徐々に徐々に西ドイツとか日本が経済が良くなってきて通貨が安く抑えられてたんで輸出が伸びて、
そうするとアメリカがいろいろベトナム戦争が始まり、貿易収支が少しずつ黒字が減ってきてなるとアメリカドルが溢れてくるみたいな世界になってきました。アメリカドル万歳じゃなくなってきた時にみんなドル持つよりも金に変えたいっていう動きが出てきたのがこの60年代後半かなと思ってます。
なので特にその時一番積極的だったのがフランスで、もちろん私も生きてるの見たことないですけどもドゴール将軍、大統領、ディスカールデスタン財務大臣、その後大統領になったのかな。フランスとアメリカ仲はそんなに良くなかったのでドルの基軸って許せないと。
じゃあ持ってるドル全部って金に変えようみたいな。そうするといろんな動きが出てくるとドルに対する不信とかが出てきてみんな金に変えようとし始めた。
それでも35ドルなんとか維持してたんですけれども1968年に肯定価格は35ドルのままだったんですけども自由市場で金が売買されると35ドルより高くなり始めて二重価格制になってきて最終的にみんな金買ったりドル売り出すと維持できなくなって最後にもうギブアップしたのが1971年。
これがニクソン大統領が記者会見みたいな形で金とドルの交換をやめますという発表をしてその後怒涛の変動相場制に為替レートも動き出しドル円も360円からどんどんどんどん円高になるしという動きが始まったっていうのがこの大日世界大戦が終わる直前から1971年。
このニクソンショックとも言いますしブレトンウッズ大政の終了と言ったりあとはこのブレトンウッズ大政の終焉の議論をしたのはニクソンたちの政権がキャンプデイビットこれよく大統領の別荘があるって言われますキャンプデイビットで週末3日間議論して決めたって言われるのでキャンプデイビットの週末の3日間みたいなこと言われたりして実はこれ本にもなっててですね最近数年前に出た本で毎日毎日何時に何があっててどんな議論をしてたんですかね
ブレトンウッズ大政の終焉みたいな本もあってこれ本当に面白いんでですねぜひ政治詳しい興味ある方は歴史者としても面白いので読んでもらえたらなと思ってますちょっと長くなりましたけども
変動相場制に移る過程で71年にかけて金の価格がそれ以降上がるプレッシャーを無理やり抑えてたのが変動相場制になって上がり始めたっていうのがこの68年または71年っていうところかなと思います
そうするとそのそれ以前はそのそもそも相場がないというかその変動してなくて固定されていたのがここからいよいよこう変動が始まるわけということですね
そうですねこれこれも結構金の詳しい人って私金専門家っていうよりは全体を見て金をはからすタイプなんですよ金だけ見てる人って金ラブ金愛が強すぎてですね金の価格が上がったんじゃなくて金は金だと
ドルの価値が下がっただけだみたいな金を軸に考えるとドルが安くなってるみたいな言い方をする人もあってですね結構金ラブな人は世の中に多いなっていう印象です
面白いですねなんかその自国の通貨をその基準にすらわかるんですけど金を軸にするわけなんですねそうするとドルが下がり続けているというふうに見えるということですね
じゃ今1971年のニクソン大統領のニクソンショックからまで話をいただいたんですけどその後は何が起きたんですか
はいあの70年代後半80年頭ぐらいまで1980年まではもう金のブルソーバーだったと思いますグラフで見るとこれまたそんな上がってないじゃないかって見るかもしれないんですけれども
1980年に最高値850ドル1オンス850ドルっていう値段になってますそれまで35ドルだったんです
すごいですね
でこれ本当にグラフで見ると今お見せしますけどこれなんですよ
今見てますけどあの
ほとんど上がってない
そうですねポコンと波が立ってるように見えるんですけど
今の上がりはこれなんですねこっちの方が大きく見えるかもしれないけども2000ドルから5000ドルになっても5倍じゃないですか35ドルから850って
すごいですね
これグラフ見るとき結構気をつけた方が長期の場合はいいなあとこの時相当ブルソーバーだった
20倍以上ってことですね
その背景にあったのがやっぱり金が本当はもっと高くあってドルの価値が安かったのに無理矢理抑えてたから一気に上がったってのもありますけども
さらに言いますとオイルショックインフレみたいな世界でしたね中東戦争があって原油価格が上がってインフレになってということで
ここで今の日本とも結構被るんですけどもアメリカこの時代利上げをできるだけ先延ばしにしていましたということで利上げをすると金融が回らなくなる経済が回らなくなるので
政権から中央銀行にプレッシャーがあって利上げをするなみたいな話になると政治的に結構関与があって金利を低く抑えてた
結果的にインフレが止まらなくなってということで利上げで遅れ専門的に言うとビハインドザカーブとか言いますけれどもちなみにこのカーブって何が起きるかって利上げ遅れると将来大変なことになるっていう
足元の金利は日銀が抑えてるFRBが抑えてるけど長期金利はすごい上がりだしますっていうと将来上げなきゃいけないよねって長期金利が織り込み出すっていう意味で長期金利がすごい高くなる
っていうんでこのイールドカーブ長期の金利が高いイールドカーブがどんどんスティープ級になっていくことを出遅れるって意味でビハインドザカーブみたいな表現を最近ニュースとかでもたまに聞くんですよ
そして今起きてますよね 日本まさしく足元は抑えてるんだけれども長期金利だけ上がってるっていうことでビハインドザカーブ議論みたいなのありますよね
今の時点で放送の時にリアゲが行われているのかちょっとわからないですけどもいずれにせよせざるを得なくなるのかなっていうことです
すいませんアメリカに戻るとアメリカはビハインドザカーブこの時の70年80年代の特に70年代の悪い記憶があるので決してこれを再現するなということでFRBはかなりインフレに対してしっかり管理してるかなっていう印象です
なのでこの時に例えばインフレ率がピークでいくらぐらいになってるのかな12、3%になってるはずなんですよね
制作金利がもっと低いと結果的に金利がめちゃくちゃ低い普通に物持ってるとインフレで10%上がります
だけど預金してても2%しか上がりませんという通貨の価値がどんどん下がります
それは実質金利いわゆる名目金利とか預金金利からインフレ率を引いたものを実質金利って言います
実質金利って普通プラスにあった方が健全だったり中立ゼロぐらいでいいと思うんですけども
インフレがめちゃくちゃ高いと引く方が大きくなるんでマイナスってことで実質金利マイナス
金の価格ってこの実質金利との関連性が非常に強くてインフレが強いけども金利を抑えているので
皆さんインフレを抑えられなくなるねって言うので物の価値が高くなっていく通貨の価値が減っていく
みんな金に逃げ出した
すごいよくわかりましただからあれですよね貯金をしといたところでどんどんインフレしていくし
離立なんて大したことないからじゃあ何人にその資産を逃がそうと思ったら金になってるってことですね
もちろん通りですね普通炭素預金デフレの時は最強なんですよね炭素預金で1円も増えなくて物の値段安くなって炭素に置いてるだけで購買力が上がったのがデフレ
インフレの場合逆で預金してても2,3%だったらインフレに負けちゃうんでどんどん価値が減っていくっていうんで
お金持ちだったりすると家持ってればいいかもしれないし
ただこの時金っていうのが一つの投資対象または逃げの対象になっていたっていうのがこの70年代後半から80年
世の中インフレだし景気もどんどん悪くなってくるっていうので大問題になったという時期ですね
なんとなく今に似てるなという感じがありますね
専門家の中で言うと日本ここまでは行かないけれど本当に大丈夫かなっていう懸念が今円安だったり長期金利の上昇に現れてるっていうのは言えるかもしれないですね
それが80年代前半までということなんですけどその後はどうなったんですか
ここからですね怒涛のインフレ大事が始まりましたっていうのがアメリカですね
80年代ポールボルカーっていう伝説的な中央銀行FMC議長がいましてインフレ大事ということでめちゃくちゃ厳格な怖い外見もすごい頑固そうなおじさんになるんですけれども
この人がもう政治家の意見も何も無視してめちゃくちゃ金利を上げました
短期金利20%に一時しました
短期金利20%
そうするとインフレ率より短期金利が高くなるのでインフレが一気に収束するっていうことになってます
そうすると金利が落ち着いてきて債権とか20%もあれば金なんか持ってるより20%の預金した方がいいよねって話ですね
金利が落ち着いてくると経済も安定化して消費も落ち着いていくそうすると株式企業などもちょっと良くなってくるっていうんで
結果的にこの80年代から90年代っていうのは金融が良かった債権のリターンも良かったし株式のリターンも良かったっていうことで
だったら金持たなくていいよねというような時期が80年代から90年代だったかなと思います
安定した高い利回りがもらえるならそれに越したことはないっていうことは言えるかなと思います
そうすると金のチャートはさっき1オンス35ドルの固定から850ドルまで上がったっていうのをおっしゃっていただきましたけど
そこからは落ち着いたってことなんですか
90年代末に250ドルぐらい
結構また動いてますね
でこの時期にもう一個あるのが政学的に言うと
今アメリカの経済面でしたけれども80年末と90年初にソ連が崩壊ということが起きますと
これも結構個人的には大きい事象かなと思っていて
二極体制だったのがアメリカバンザイみたいな世界になると新興国も含めてみんなアメリカに準拠します
新興国がいわゆる外貨準備として国の資産を外貨で持つのにドルで持とうっていう動きがついていく
そうするとドルで持つ金売るみたいな形になって
アメリカ中心になってきたドルの信任が高まってきたということで
このドル外貨準備持つ時ってドルと金基本的にこの2つしか選択しないと思ってます
既熟通貨のドルまたはそれを支える金どっち持つかっていう話で
結構このソ連崩壊以降にドルいいじゃないかって話にもなってきて
金の価格も下がり始めて売り儲かったっていう時期ですね
中央銀行も結構この時期に金いらないかなって売り出して
中央銀行自身も売ってて受給もかなり悪かったっていう時期がこの80年代90年代かなと思います
じゃあ金にとってはここは冬の時代ってことなんですかね
なるほどそういう世相だったってことなんですね
じゃあそうすると金に対してはいや金を持っていてもねえみたいな時代が
しばらく続いたということですね
その後の転換点ってのはいつこのことなんですか
これはね2000年代に入ると足元まで基本的にブル相場というか
ブルって牛っていう意味で強き、ちなみに金融だとベアって言って
熊、熊弱き相場と言いますけど強き相場が基本的には今まで足元まで続いているかなと思います
固定相場から70年代80年代までは行ったり来たりでいろんな変化の時期で
2000年以降は金本来の本質的な動きっていうのが2000年以降動いて続いているのかなと思っています
きっかけの一つとしては中央銀行いっぱい売り出していたのが
最後イギリスが外貨準備の金を半分にしますみたいなアナウンスしたりして
いろんな中央銀行が売る中で結構それで売ってさすがにやりすぎじゃないかって
中央銀行各国が集まってですね99年に協定結んでます
ワシントン協定とか言うんですけどもこれ以上売ってもみんな自分の首絞めるだけだし
売るのはやめましょうとか制限しましょうみたいな話がある中でさすがに安いよねっていうのと
徐々に徐々に2000年半ばになってくるとITバブルネットバブルが崩壊したり
その後リーマンショックみたいな形で経済とか国特にアメリカに対する不信が高まってきて
そこから私の認識だと2000年代半ば以降って借金がどんどん増える時期と
この借金が増えることが金の長期相場を支えていると思ってますけれども
経済はいい株価も上がってるけれども債権とか債務特にドルの債務っていうのが増えていく中で
中央銀行の売りも止まりこの時期に2004年にアメリカで初めての金のETFっていうのができてます
ETFって日本でいう投資信託証券みたいなもんで投資信託を市場に上場しているものを上場投資信託
エクスチェンジトレーディットファンドETFなんでファンドがエクスチェンジ市場でトレードされてますっていうので上場投資信託って言いますけれども
金のETF今これ我々の金ETFになってるんですけども2004年にできて今までそれまで金って買おうと思うと
現物の延べ棒を買わなきゃいけないとか先物だけ先物も最終的にはどっかで現物に変えなきゃいけないんです
すごい取引が大変だって感じですね
ロンドンで買うけども自分の手元に持ってくるのに船で運ばなきゃいけないとか
飛行機で運ぶとかそうすると倉庫に保管しなきゃいけない
さらに言うとガードマンつけなきゃいけないとか
というETFができたことによってETFの倉庫があってその中に金の現物預けるんで
ETF持ってると最終的にはそれ金を持ってることと同じことになりますって何が言いたいかというと
投資家にとって個人も機関投資家もETFとして金を投資しやすくなったんです
そういう意味ではこの投資家の裾野が今まで中央銀行とか政府とかあとは商社とか鉱山会社だけだったのが
投資家層も広がりだしたのがこの2000年代かなと思って
その流れで足元まで上昇相場が広い意味で長い意味で続いてるかなと思います
これあれですよねステートストレートさんが作られたものですよね
そうなんです
今でも買えるんですよね
買えます
アメリカに上場しているものもあれば東京証券取引所に上場しているものもあってですね
ETFという形で非常に安く買えるのでやっぱり金現物が買うメリットってあると思うんですけども
現物で持ってるメリットって手元に現物があること
なんか家に飲め棒あって嬉しいなとか
結局的に言うとネックレスしてて楽しいな金の時計してて楽しいな
現物の良さって現物を使えることだと思ってます
そして気分的にとか見た目が上がるみたいなそういう感じですよね
手元にある消費できる使えるっていうのが現物の良さで
それが現物実物資産の投資なんですけども
手元にあることでメリットを感じれない人は実物資産の実物を持つ必要がなくて
実物に対する権利を持っていればいいかなという意味では
余計なコストをかけずに投資信託とかETFとか持ってもらう方がいいっていうんで
取引コストも流動性もぐっと改善して
それから投資化層がかなり広がったっていうことです
ちなみに現物投資はすごい良いと思っていて
金の時計でもネックレスでも何でもいいんですけども
使って10年ぐらい毎日してこの金の時計すごいんだよとか言って
ネックレスで自慢して気分良くして
10年後に売って遅く値段上がってるんですよね
これってなかなか例えば実物資産でも原油とかだと使ってなくなっちゃいますし
あとは何ですかね車も実物資産だけど大抵の値段って中古で下がりますよね
最近本当に希少なものは値段上がるって言って
ただそんなの買える人そんなにないですし
あとはブランドバック20年前のエルメスがめちゃくちゃ高いとか言うんで
そういうのも実物資産投資の一つかなと思うんですけど
金の場合はブランドのカバンと違って劣化しない
金って本当に劣化しないんです錆もしないし痛みもしないし
いつまでも金ですしということで
金の現物投資って全然楽しめる人はいいかなと思うんですけども
楽しめない人またはそこまで金に興味ない人は証券ETFをぜひ使ってください
私はちなみにそんなに身につける習慣がないので
ETFの方が気軽でいいなっていうふうに思うタイプなんですけど
ただ身につけて気持ちが上がる方は気持ちが上がるという心理的な功用も得つつ
何年かちょっとしたら十何年か経った後には値上がりが期待できるっていう
なんか両取りができる感じなんですよね
でもすごいおっしゃってるとわかるなと思うけど
多分それに近いものってあんまないんですよね
今だったら不動産が上がってるときはそうなのかもしれない
そうですね不動産の場合単価が高いですし
不動産持ってる人逆に金持たなくてもいいかなって個人的に思ってたりはしますが
逆にローンで買ってる人は金持っててもいいかなとか色々人それぞれかなと思う
面白いですね確かにそうですね
さっきお話として2000年代以降は基本的に強気相場が続いているっていうお話だったんですけど
特にその中でも上がったタイミング変化があったタイミングっていうのはあるんですか?
やっぱり足元の動きはすごい大きいなと思います
コロナ以降でアメリカでインフレが相当進みました
供給ショックとかあったりそこで再びちょっとアメリカの売り上げが遅れたので
コロナに対する懸念経済に対する懸念からインフレが加速して
その時金の価格ってやはり上がってます
プラスウクライナ戦争は大きなきっかけで
ウクライナ戦争でアメリカがロシアに対して制裁をする時に
攻めることはできないので金融制裁をしましたということで
ロシアが持ってるドルの資金全部凍結しました
結構ロシアもドルの資金もちろんいっぱい持ってて全部使えなくなりましたと
ちなみにアメリカってドルの資金の移動全部電子的に把握できるので
誰が何使ったかが全部わかっちゃうってこともあって凍結しちゃいました
それを見ていた遅く中国とか新興国とかが外貨準備
ソ連崩壊以降はドルの外貨準備を増やしてたけれども
ドル持っててもこれいざとなったら使えないんじゃないかっていうんで
ドルから金へ徐々に外貨準備を乗り換えるっていう動きが続いてたのが
このウクライナ戦争をきっかけに急激に加速してますということで
ドルを持ってることのリスクみたいなものも新興国中心に高まった
こういった個人機関投資家も買ってるけども中央銀行も買ってる
複数層で買っている中央銀行ちなみに外貨準備として持ってるので
別に儲けようと思ってるわけじゃないっていう意味では
こういった儲けなくてもいい買い手がいる資産っていうのは非常に強い
プラスアンケートによると今後5年まだまだ買いますっていう中央銀行が
8割9割みたいな形でここらへんも一つの相場を支えている背景かなと思います
なるほどこれ結構面白いというかなんとなくの法則性が私感じたんですけど
やっぱりそのドルの裏返しなんだなっていうことをすごく感じました
なのでその以前金が下がったタイミングでは各国が外貨準備で細ってドルを買い始めて
で今アメリカに対するちょっと信頼の揺らぎとかそういったもので金に乗り換えるから
長期的にはアメリカに対する信頼がどうなのっていうところに結構影響されるのかなと思いました
そうなんですよねちなみに短期的に言うとアメリカの株価絶好調だし
アメリカ防衛力相変わらず強いしアメリカ万歳だしみんなアメリカの言うこと聞くし
ドル高いしそういう意味で金が足元ちょっとこの1半年ぐらい弱いのも分かるんですけど
もうちょっと長い目線で5年10年っていった時に本当にドルでいいのっていうものの
リスクヘッジとしていろんな人が金を持ってるっていうことですね
あと外貨準備って簡単に言ったんですけども外貨準備って国の信用とかを裏付けるもので
例えば日本がこの前いつでしたっけ7月末に市場介入して円を買い支えたみたいな動き
発表されたのが8月の頭ですかね円を買うために何するかというとドルを売る
ドルを持ってないとドル売れないんです
なので自国通貨を支えるためにまたは貿易をうまく回すために
貿易相手国首を基軸通貨の資産を蓄えておくっていうのは国の信用というか安定のために非常に重要です
外貨準備なかったら日本って円外介入できませんでした
ということでそれだけ大事なものをいろんな人がドルから金に変えてます
ちなみにアメリカにも外貨準備ってのあって
アメリカ基軸通貨なんであまりそんなに心配しなくていいんですけども
アメリカの外貨準備の結構な8割だったかなは金で持たれてます
みんなが信じるドルの外貨準備は金ですみたいな
最終的に未だに金で支えられてるっていうのも無理やり言おうと思えば言えなくはないかな
そうですね確かにそれぞれの通貨は結構国の政策ですれちゃうじゃないですか
たくさん流通できちゃうんですけど金は増えないじゃないですか
それすごい大事なポイントで35ドルから離れるとどんどんドル量が増えていきました
経済拡大するとマネーの量増えるので足元借金もいっぱいしてるんで
どんどんどんどんドルが増えてます
そのドルを金で支えようとすると金の量は増えない
増えてるドルを金で支えるために何が起こるかっていうと金の供給増えないので金の価格が上がります
一定比率を維持するためには価格が上がらざるを得ないっていうのが起きてるっていうことも言えるかな
サイムが増えれば増えるほどマネーサプライが増えれば増えるほど金の価格ってのは今後も長い目で上がってくるんじゃないか
もしアメリカがサイムを厳格にバランスさせますとか借金やめますとか
突然いったら金の価格っておそらく暴落すると思うんですけど
今の世界って日本もアメリカも選挙に勝つために増税するよりは借金しますという世の中で
これが変わるメトってほぼないのかなと思ってます
という意味では金がそれと一緒に上がっていくっていうのはかなり角度の高いシナリオなのかなとは個人的に思ってます
そうですね
なんかミニシュ主義ってやっぱりあれですもんね
多くの人が求める方向に行くんでそうするとたくさんばらまくんだなっていうのは最近感じることがありますね
この機欠がどうなるのかおそらくね本当に確信を持って分かっている人ってほとんどいないんじゃないかな
経済学者でも金融学者トレーダーでも足元の動きが見えても将来こういうなる可能性はあるけれども
ただわからないっていう意味ではそういう意味で金っていうのをポートフォリオに入れておく意味っていうのは
非常に重要だなっていうのが過去50年60年見てて感じるところです
すごい個人的には知的好奇心満たされたお話だったんですけど
50年振り返って本当にいろんな浮き沈みっていうのが見えたんですけど
そこから現代人が学べる教訓というかどういったものをメッセージとして受け取ればいいんですかね
何ですかね結構劇的に突然精度変わりますよということはあるかなと思いますね
さすがに固定相場性が変動相場性になって逆に固定に戻るとかいうことはないかもしれないですけども
アメリカの株価すごい上がるの当たり前だって思ってるかもしれないけれども
インフレが抑えられなくなって50%になります
株価さすがにインフレ10%になったら株価大変ですよね
そういう時に金とかって言うんで何が起きるかわかんないなっていうのと
それに対して少しずつ備えておくことの重要性ってのがあるのかなと感じます
そうですねなんかあの今の例えば株がすごい好調みたいなのがあったとして
それがずっと続くような感じがするんですけど錯覚を起こすんですけど
意外に流れっていうのは突然変わるっていうのはこの歴史を読み解くとすごく伝わってくる
特に足元のAI企業の設備投資金額が尋常な金額ではないのでそれが全てマネタイズできるのかとか
少なくともその設備投資で経済は回ってるので経済好調ですけども
彼らの借金その債務がどうなるのかとかいろんな不透明感があるので
そういった時にちょっとでも金っていうのを投資しなくてもいいけども
理解しておいてもらえると将来に備えられるのかなと思います