Small Pop Thingの始まり
タナカミキ
ささやかだけれどポップな物事、Small Pop Thingは、身近なところにあって、私たちを元気にしてくれるポップな物事を紹介するプログラムです。
こんにちは、ホストの田中美希です。千葉県船橋市出身で、現在は岩手県遠野市に住んでいます。よろしくお願いします。
sasakill
こんにちは、Tales & Talk'ns代表の佐々木大輔です。岩手県遠野市出身で、現在は東京都の杉並区に住んでいます。
今回から2人でSmall Pop Thingというタイトルを付けたプログラムをやってみようと思いまして、これが第0回パイロット版ということになります。
タナカミキ
ドキドキしてます。
sasakill
私は今東京にいるんですけど、出身が遠野で、田中さんは出身が関東の方で、今は遠野にいる。ちょうど逆のところなんですけど。
そうですね。
タナカミキ
私が田中美希さんの視界力に腰抜かした出来事が昨年末ありまして。
sasakill
恐れ入ります。
それで、このSmall Pop Thingを紹介するようなおしゃべりコンテンツを撮ってみたいとラブコールを送りまして、お時間をいただきました。
タナカミキ
私で良かったのかっていうのが。
sasakill
ちょっと悩みながらSmall Pop Thingっていう名前を付けたんですけど、これ元々なんでこういう風にしたかというと、英語の表現でA Small Good Thingっていう表現があるんですね。
これ有名な小説があって、レイモンド・カーヴァーっていう小説家のA Small Good Thingっていうタイトルの短編があるんですけども、
これ日本語訳を村上春樹がやっていて、「ささやかだけれど役に立つこと」っていう風に放題、訳をつけてやってるんですね。
ポップなものの見方
sasakill
A Small、ささやかだけれど、Good Thing、役に立つこと。
これすごくいい言葉だなと思って、とても印象に残ってたんですけども、
それを身近なものから、ささやかだけれどいいことを探していくみたいな、そういう物の見方とか企画とか、集めた宝石箱のような、すごく身近な宝石箱みたいな、そんなことできないかなと思ってたんですけど、
sasakill
ただね、Goodって言葉が立派すぎるなと思いまして、
良きことって言われると、世の中にくだらなくて楽しいこともあるから、良きことじゃなくてもいいんじゃないかと思って、他の言葉を探してたんですけども、
田中美希さんの視界とですね、田中美希さんが普段作ってるものを見たら、これ世の中ポップだなと思って、
グッドシングじゃなくてポップシングにしようと思って、
タナカミキ
嬉しいです。
sasakill
名付けたってこともあって、それでお声掛けしたっていうのがありまして。
タナカミキ
ありがとうございます。嬉しい。
sasakill
そう言われてポップって言葉で、こだわりありますか?
特に意識はしてない。
タナカミキ
そうかもしれないです。私が好きなものであるっていうことがポップなのかって、今ちょっと思いましたね。
それが結果周りの方が見たときにポップだねって言ってもらえてるのかなと思うと、
例えば自分にとって元気が出るとか、好きな色使いとかそういうものが結果ポップであるっていう。
なんで、もしかしたらこの番組の中のポップはそれぞれ結構ニュアンスが違って良いポップが生まれてくるんじゃないかなと思ったりして聞いてました。
sasakill
でもむしろナチュラルにやってることが、人に受け入れやすい、元気にさせる、華やかな気持ちになるってなってるとしたら、天才ってことじゃないですか。
ポップの天才。
タナカミキ
嬉しい。天才になれちゃった。
でも狙ってやるものよりも、狙ってなくて本人が本気でやってるものの方が周りが面白がることって結構あったりするじゃないですか。
sasakill
ありますね。
タナカミキ
例えばマツコの知らない世界とかって、そういう観点で番組が作られてるなとか思うと、その道を極め続けた変な、いい意味で変な方々が一周回ってメジャーで出てくるみたいなのって、
狙ってたら多分みんなあんまりはいはいみたいな逆になっちゃうんだろうなと思うと、その引き続んでる感が良いみたいな。
sasakill
確かにね。受けようと思ってポップに砂糖菓子のようにくるむっていう意味のポップじゃなくて、ある人がものすごい熱中してたら、
それが他の人から見た時にものすごく面白くて、受け入れやすくて、人を元気にするようなものに純粋化、結晶化してると。
それがポップなんじゃないかみたいなことを言ってたんじゃないかと思うんですけど、確かにね。
タナカミキ
そうですね、そう思います。
なんか上手にまとめてベラベラ喋っちゃったんですけど。
sasakill
特に僕そこまで深い考えなかったんですけどね。
深い考えなくポップっていいなと思ってたんですけども。
確かにそう言われればね。
ポップな岩手
sasakill
ポップって言われて、田中美希さんの身の回りで、そういうものとか人とかことを見かけたり、こんなポップなものあるよって言われてはって思いつくものってありますか?
タナカミキ
それで言うと結構岩手ポップすぎません?みたいなところ結構あって。
ほう!
sasakill
今のね、現在身近なものが岩手だからね。
タナカミキ
移住してきて2年なんですけど、ポップすぎる。
いやーすごい悩みますけど、おばあちゃんとかが作った、それこそ本当に手書きの、ギャグじゃないんですけどポップとかあるじゃないですか。
反則のための、ああいうものとかもすごい自由だったりして。
これよく作ったなーみたいなものとかたくさんあるんですけど。
sasakill
ポップというと書店にあるようなものだとか、あれですよね、商品の上にこう。
タナカミキ
そうですとか、お店でおすすめする商品の紹介とか。
最近、そうですね、ずっと好きなのは、町にある医療品店の小さなポップなんですけど。
安いよって書かれずに、安いねって書かれてて、うんそうだねって思っちゃうみたいな。
お好きだましくなくて、私の主観で書きましたみたいな可愛さがあって。
安いよって、どう?って言うこのグッて書いてるんですけど、
なんか超身近でいうと、そういうのに私はすごいときめいてます。
写真とか撮って記録してます。
なんか安いねっていう問いかけって、世の中にもっとあっても良さそうなのに、
sasakill
今日今言われるまで聞いたことないですよね。
例えば、身近なスーパーとか何とか行って、
今日は魚が安いねって言われて、
みんな多分相手に求めすぎちゃうんですよ。
どう?っていう世なんだと思うんですけど、
タナカミキ
ねっていうのは、私はそう思ったけど、
あなたはどちらでもいいわよっていう。
でも世の中そうやって、相手に求めるどう?っていうのが入った世なら何とかだよね。
どうですか?って言われて、
でも今言われて、何でそういうものが世の中に無いんだろうって今思ったら、
そのポップとか、ポップに文章を書き込むとか、
キャッチコピーとか、そういうのがやっぱりないんじゃないかなって思ったんですよ。
で、そのポップの中に、
sasakill
ポップの中に何か入ってる人が多いんですよ、
ポップの中にどれだけ入ってるかっていうのは、
ちょっと思い出せないかもしれないんですけど、
ポップとか、ポップに文章を書き込むとか
キャッチコピーを書き込むと言った時に
職業的にそういうことをやり慣れてる人は
考えが停止してるっていうか
安いよって言いますよね
言うし書くし、そういう問い方になっちゃうけど
全くそういうことをやってない人が
自分でこういう時何て言ったらいいんだろう
自分で頭の中で考えると
安いねとかになったりするのかもしれなくて
タナカミキ
あくまで個人的というか
狙ってないから
私はそう思ったから書こうが安いよ
安いねになってくるっていう
すごいそういう
のに良いという感じをちゃんと理解した上で
野良の良さみたいなのが
転がってるなと思うと
それだけで私はニコニコして元気になってるんで
sasakill
キャッチコピーとか
宣伝文のクラフト宣伝文というか
クラフトキャッチコピーみたいな
プロがやってない
ちゃんと自分の言葉で
お店の前に通りがかった人に知ってほしい
って考えた人が
安いねって言ったっていう
そこまで考えると
こうありたいなと思うな
俺も自分で何か作る時
自分の頭で考えようって思うね
タナカミキ
思います思います
本当に考えて考えて
心から出てきてる言葉で書いてるんで
嫌味もないし
すごい親近感がありますし
逆に欲しくなってきたりとか
見たくなってきたりとか
sasakill
するなと思います本当に
それが何の商品なのか分かってないのに
僕今興味そそられてますからね
カッポウギか
タナカミキ
カッポウギでした
sasakill
相場が分かんないから
安いかどうか分かんないけど
安いねって言われたら
そうかねみたいな
タナカミキ
逆に安いねって言われちゃったら
そうかもって思っちゃうっていう節もあるんで
逆にすごい効果的かもしれない
sasakill
確かに心に寄り添ってくるな
タナカミキ
寄り添ってきますよもう本当に
そんな出来事ばかりですね
本当にいいなと思いながら毎日生きてます
sasakill
あとこの間伺った
野良着をウェディングドレスにするっていうの
これも岩手の作家さん?ファッションデザイナーさん?
タナカミキ
そうなんですよ
岩手の欧州ご出身の方で
それこそ東京で区職の専門学校
有名な専門学校に行った時に
刺繍をすごく専門で学んでいて
皆さんシャネルとかそういうところに就職される方も
たくさんいたようなんですけど
自分は誰かのために刺繍するんじゃないな
自分のためにやりたいみたいなことで
創作を始めるようになって
何が一番好きかなと思った時に
sasakill
小さい時から見ていた畑と山
タナカミキ
その方はビニールハウスもすごく好きとか言っていて
自分が小さい時に育った欧州の場所での思い出を
刺繍で表現する
その中におじいちゃんとおばあちゃんが
いつも一緒にいたからって言って
おばあちゃんが使っていた
それこそまたカッポギとか野良着とかの
パターンをとって
同じ形でその形に刺繍していって
例えば小さい時見ていた
細い黒いトンボ
神様トンボって私は呼んでたんだけど
その神様トンボを刺繍したの
って言って全面に
そういうのを作っていて
おばあちゃんとおじいちゃんが
ビニールハウスの新しい見方
タナカミキ
お二人で着れるように
野良着から作ったドレスをプレゼントして
ある意味結婚式みたいな雰囲気で
畑の前で山をバックに撮るみたいな
写真とかも撮られていて
sasakill
今すごい情報量
タナカミキ
なんだこのネオ感
sasakill
今思ったのが
タナカミキ
すごいんです
sasakill
ビニールハウス僕もいっぱい見てましたけど
タナカミキ
子供の時から
sasakill
あれってなんとなく風景から
除外して見てるっていうか
山とか川とか
田んぼも人工的なものだけど
ギリギリそこまでが自然で
ビニールハウスってのは
中で野菜を作っていようとも
スチールで作られた
自然じゃないものと思っていたけれども
田んぼだって自然のようでいて
人間が手を入れてるように
ビニールハウスのスチールだって
人間が暮らしの中で
タナカミキ
絶対そういう形に
sasakill
風景に溶け込んでるっていう意味では
自然なはずなのに
頭の中で外しちゃってたんですよね
でもその作家さんの頭の中では
そういうものも含めて
ちゃんと第二第三の自然として
風景の中にフラットに取り入れて
それ表現してるっていうのが
頭の中の物の見方を揺さぶられるっていうか
これもそういうふうに
自分のルーツにしてよかったなと思って
タナカミキ
確かに
sasakill
ビニールハウスをそういうふうに
びっくりしましたね
すごいいい
めちゃめちゃいい
タナカミキ
だから感情は
例えば車とかで
ブーンっていわて走ってた時に
私も友達もそう言ってたんですけど
ビニールハウスを見つけた瞬間
ほら見て見てビニールハウス
ってこうビニールハウスがあるだけで
すごい喜んでるみたいな
sasakill
それなんか立派な神社があるとか
素敵な石物があるとか
虹だとかね
タナカミキ
虹だみたいなぐらいの
同じぐらいのテンションで
ビニールハウスを喜んでるんですよ
みたいに言ってて
本人は全然全然全く
見せたいとか
いいものだから見て
みたいな気持ちもあるし
逆に特別じゃないから
っていう気持ちもあって
ただ好きだからっていう気持ちもある
面白いところなんですけど
彼女の絵の中とか作品の中に
ビニールハウスが
すごい綺麗なものとして描かれてる
のですごい面白いですね
いやすごいね
sasakill
それほんとね
それスモールポップシングだな
と思ったんですよね
作品見た時に
身近なとこにあって
なんかささやかなんだけど
自分たちを献金してくれる
忘れられない
なんかもの
あったじゃんビニールハウスと思って
はいはいはい
そう思って
こないだ車運転したんですよ
正月帰った時に
そしたら見逃してた
美しいものだらけで
タナカミキ
はいはいはいはい
sasakill
人生生きるのが
もう一周楽しくなるみたいな
なるほどこれはすごいなと思いましたね
タナカミキ
いやそうなんです
でもちょっと話はずれちゃうんですけど
お金のかからない趣味とかで
そういうものに目を向けるって
すごいいいなって私も思っていて
私社会人になってから始めた趣味に
ソフトクリームの置物
ソフトクリーム屋さんの前にある
ソフトクリームの置物の写真を撮る
という趣味を始めたんですけど
あれだけで
なんですかね
ゲームの中でいうと
次のダンジョンのための鍵を探す
みたいな気持ちであったみたいな
そういう目の
これがパズルのピースが詰まったら
みたいな感覚と同じように
街を歩くんですよ
sasakill
撮らなきゃみたいな
タナカミキ
でもソフトクリーム食べたら
お金もちろんかかりますが
出店とかだと全部食べきれないんで
さすがに全お店にお金は落とせないんですけど
そういう意味では
外から風景として撮るだけだった
お金かからず
撮っていくと
いろんな種類にパターンが分けられるんですね
何タイプ何タイプみたいな
それだけで人生こんなに遊べるんだと思うと
いっぱいそういうものって転がってるなと思うんで
そのビニールハウスの話で思い出したんですけど
ソフトクリームの置物の写真の楽しみ方
タナカミキ
そんなことだらけ
それだけで人間で結構
幸福って思えるなと思うと
sasakill
頭の中に
ソフトクリームの置物の写真を撮って
保存しておくっていう引き出しを
頭の中にその引き出しを作っておくだけで
歩くのがちょっと楽しくなるってことでしょ
例えば今
頭の中にその引き出しがないから
近所にどこに
ソフトクリームのあれがあるのか分かんないけど
分かんないけど
多分どっかにあるんだよね
そう思って歩けばね
タナカミキ
ありますね
意外に近くにあるんですよ
ここにあんの?みたいなとこに
急に出没してたりとか
私これをやってるって人に講演することで
その子が見つけた時に送ってきてくれて
またその子と会話ができたりするんですよ
久しぶりみたいな
あったよみたいな感じで
連絡が来て
あいつあれ探してる
sasakill
いいですね
タナカミキ
コミュニケーションツールとしても
ソフトクリームの置物を使うという
そんなこともやってますね
sasakill
すごいめちゃめちゃいいですね
俺もなんか
道で集められるものを
頭の中の引き出しの一番上とかに
やっておこうかな
タナカミキ
もともとそういうものですよね
人間って思うと
どんぐりとか無差別に
めちゃめちゃ集めてたじゃないですか
小さい時
何にすんのって言われたら
家の前で置いてきなとか言われて
家に持って帰れない時とか
虫が出るから外に置いといてとか言われて
数日経ったら忘れてるのに
また拾ったりするって
もともと人間そういう楽しみしか
最初なかったのって思うと
そこに喜びはあるぞって
sasakill
僕は石でしたね
石はポケットの中に
増え捨ててって言われても
全部違うんですけどみたいな感じになるよね
そういえば年末にやられてた
トピアでやっていたイベントの
あれはインスタグラムで公開していた
広告?チラシ?
トピアのエレベーターのところで
タナカミキ
撮ってる写真とか
sasakill
あれ大受けしまして私が
私今今年43歳なんですけど
40代の同級生に送りまくりました
タナカミキ
すごい嬉しかったです
やっぱり反応がたくさんあって
東野に住んでる方ももちろんですけど
東京に今住んでる東野出身の方とかから
トピアってやっぱりレトロがいいね
sasakill
みたいなのが送られてきたりとか
タナカミキ
東野に定住してた子たちから
今はもう東野には住んでないけど
やっぱトピアだねみたいな
トピアの懐かしさと新しさ
タナカミキ
来たりとかして
これこれみたいな
皆さんからの反応はすごいたくさんありました
それはなんか
嬉しかったです
sasakill
狙ってたっていうか予想通りでした?
予想以上でした?
タナカミキ
いやどのぐらい反応があるだろうな
みたいなことはやっぱ
私もなかなかあれですけど
やっぱり私が狙いたい
やりたいことみたいなところで言うと
イメージしてたのが
JR東海のクリスマスエクスプレスって
新幹線のCMで
皆さんご存知っていう
sasakill
そうですね
私の世代だとマキセリホとかね
そういうのでした
山下達郎ね
タナカミキ
そうですね
の感じで山下達郎さんの歌で
あの時のファッションも
あれはみんなが着てたのか分かんないですけど
赤とか標柄とか
なんかベレー帽みたいな感じで
あんな感じの色使いで
コピーも結構その時代のコピーって
意味が分からないの結構あるじゃないですか
どういうこと?みたいな
ありますね
あの辺を狙ってきたくて
だから言ったじゃない
何を言ったの?みたいな
どういう要因?この心みたいなぐらいになる
だから言ったじゃない
この辺を狙おうと思ったらやっぱ
お母さん世代みたいな方々から
ちょっとこれあなたがコピーやったの?みたいな
美希ちゃんみたいな
何見てこんなの思いついたわけ?
ドンピシャなんですけどとか言われたりして
よかった私憧れてたんでという気持ちで
sasakill
あれなんか単に懐かしく思えて良いだけじゃなくて
トピアっていうのは東野にあるショッピングセンターで
もうできてから30年ぐらい
30年以上経とうとして経っているやつなんですよね
だから東野に大規模ショッピングセンターできた時の
なんか華やかで楽しい思い出を
なんかみんな最初の10年間ぐらい
記憶してるんだけど
ある時から
だんだん森岡仙台東京みたいな風に
タナカミキ
みんな大人になっていくうちに
sasakill
なんかそのショッピングセンターが
比較の問題で色あせて見えてくるみたいな
なんか昔行ってた
なんかちょっと古臭いショッピングセンターみたいな風に
思い出が緩やかに書き換わっていったところに
田中美希が来て
ここにすごい面白いもんあるじゃんみたいな
物の見方を提示することで
なんかかつての懐かしいキラキラした思い出が
もう蘇ってきたっていうのもあるんだけど
もう一方で身近なものにあるものを
見方一つ変えるだけで
こんな楽しくなるじゃないみたいなのが
ポンって出てたと思って
これ革命だなと思って
タナカミキ
めちゃめちゃ面白かった
そんなにちゃんと分析していただいて
なんで
私としても勝手に思いを馳せて
多分ここにはこういう思い出があるんじゃないかとか
神風船の魅力
タナカミキ
そこにコピーとかをつけたときも
なんかクリームソーダを2個運んでいる私
もう写真に
お母さん見てみたいな
もう2個持っていけるの?
みたいなコピーとかをつけて
親子で小さい時
それこそ紙風船っていうお店があると思うんですけど
そこが多分マクドナルドよりも先に皆さんが行く
ある意味マックみたいな場所
ハンバーガーがあってポテトがあって
絶対その一番最初に来てる場所で
親御さんと一緒に今でも
お買い物終わった後ポテトだけ買ってもらって
袋に入れて帰っている子とかがいるのを見て
こういう子が大きくなって
ママと来た
改めてお母さんと実家帰ってきてトピア行くみたいな
瞬間に
あんた昔メロンソーダこぼしたよね
みたいなのを2人で思い出したとしたら
ママ見て大人になっちゃったみたいなシーンかな
とかっていうのでコピーをつけたりとか
sasakill
あれね紙風船なんかもう
マックと日高屋を合わせたよりも良いからね
めちゃめちゃ分かる
ラーメンも食える
ポテトもうまいみたいな
タナカミキ
すごいですよね
だからお友達にどういうところなの?
みたいな感じで
東京とか千葉からお友達が来て
紙風船どういうとこなの?みたいな
言われた時に
トピアの楽しみ方
タナカミキ
レトロな喫茶店みたいな
パーキングエリアみたいな
sasakill
確かに車止めれるもんね
タナカミキ
可愛いところみたいな
パーキングエリアも何でもあるじゃないですか
昔のパーキングエリアって
みたいなって言ったら
あーって入ってきて
でみんなやっぱテンション上がって買い物していくっていうか
そのポテト食べてみたいとか
これは何なの?とか
すっごい盛り上がって
sasakill
それで東野に
僕ちょくちょく帰るほうではあるんですけど
子供連れて帰れるタイミングっていうと
正月とかお盆とか
年に2回ぐらいしかないんですけど
ちょうど田中美希がトピアを再発見する
再発明して
それぐらい言ってもいいと思うんだけど
その後に行ったから
もう子供連れて行くの楽しみでしょう
どう遊び尽くしたかっていうと
トピアのゲオ的な
古本と中古ゲームと
トレーディングカードゲームの中古を売ってる
タナカミキ
はい宝
sasakill
ありますよね紙風船の隣に
あります
あそこを9歳の子供を話したら
もう大喜びで宝探しに熱中して
タナカミキ
いいですよね
sasakill
良いねあれ
すごい良いね
タナカミキ
良いです
これゲオという表現もいいですし
ビレバンという表現もすごいいいです
私やる東野のビレバンっていう
sasakill
確かに東野のビレッジバンガード感あるよね
ビレバン感あるよね
俺すごいなと思ったの
完全に古本屋のコーナーだと思って
表の古本コーナーね
単行本の読んでたら
東野にお住まいのデザイナーの
安部拓さんの4コマ漫画の新刊ですよね
ただいま在庫切れ入荷待ちですみたいな
新刊のお知らせが中古本の中に混ざっているのを見た時に
これはビレバン感あるな
タナカミキ
そうなんですよ
ラインナップもCDがあって
雑貨みたいなのもあって
漫画があって
本当にビレバンと同じ構造ではないですけど
ラインナップだったりするんで
もちろんトレーディングカードとかもすごい盛り上がって
大会とかやってる時ありますけど
一般の方からすると
ビレバンだなここは
sasakill
あれ見て
世の中でちょっと古いものを再発見していく
トレンドってあると思うんですよ
例えばたちのみ屋とか
せんべろとかまち中華みたいな感じで
もしかして全国にあるちょっとレトロなショッピングセンターが
あの手法によって再発見される未来が
今年ぐらいから来るんじゃないかと思うぐらい
僕エポックメイキ衝撃を受けました
それちょっとすみません
タナカミキ
ありがとうございます
そんな風に言っていただけて
他の出身の方から言ってもらうっていうのは
sasakill
本当に私は嬉しいですね
本日ありがとうございました
タナカミキ
おしゃべりしてみてどうでしたですか
楽しかったですって言ったら
簡単な言葉なんですけど
私が日々遊んでることとか
興味があることとかが
こんだけコンテンツになり得るんだなと思うと
もっと多分いろんなところにも
もっと身近なスモールポップシーンがあるだろうなとか
それをやってる人っていっぱいいるだろうなと思うと
無限大だなって思いましたね
sasakill
僕はですね
ポップってあまり考えずに
名付けたところも実はあったんですけど
お話しする中で
ポップっていうのは単に
受け取りやすい
飲み込みやすい
キャッチーだっていうことだけじゃなくて
実はすごく掘り下げるからこそ
純粋化して
アメ玉みたいに
キュッとしたポップのものになってるみたいな
そういう捉え方があるんだってことを
お話し聞きながら気づいてて
それがすごく面白かったですよ
だからもしこうやって
皆さんの身近なポップの物事を
この後もたくさんもし聞けたら
一個一個は小さなささやかなものなんだけど
一個一個に物の見方を揺さぶるような深掘り
身近にこんなすごいものあったじゃんみたいな
ポップなんだけど
すごいインパクトの大きいようなこととかが
集まったら楽しいなって思いました
タナカミキ
ですね
sasakill
思って企画したわけじゃないんですけど
聞いてたらそんな気になってきました
タナカミキ
結構深い言葉だな
私もポップって簡単に使っちゃってたりとか
してたんですけど
こんな気持ちで私はポップをやってたんだって
思いました
やっぱ掃除で楽しかったです
sasakill
すごいいい時間でした
タナカミキ
ありがとうございました