今はそういうファストファッションって言われるもの、
例えば環境問題云々とか、いろんな問題はあるにせよ、
洋服としての選び方としては、全然それでいいような気もするよね。
やっぱりおかちゃんもそうなるんですね。
僕は洋服に結構人生変えてくれてもらった一人やから、
まあこっちゃんもそうだと思うんやけど、
やっぱこう、一着一着思い入れのあるものを着たいとか、
やっぱ長く着たいっていうのがやっぱあるから、
僕はなんかそういう、僕の軸で言えば選択肢には入ってくるけどね。
もちろんもちろん。
でも全体的に日本で言えば、そういう流れっていうのは顕著で、
今まで、例えば僕らが高校出て就職したぐらいの時って、
百貨店最強だったんよ。
まあ確かにね、デパートを見てましたね。
伊勢丹とか三越とか。
そういう本当に大手の百貨店ってやっぱり強かったのよ。
確かに。
それが、ここ数年の数字で言えば、そんなに大きな下落はないんやけど、
この30年で見たらもう半分ぐらいになってる。
30年で見たら。
ちょっと調べたけど、1991年3.9兆円。
今1.5兆円。
めっちゃ下がってるでしょ?
めちゃくちゃ下がってる。
下がってるでしょ?半分ぐらいになってる。
確かに。
もちろんコロナでドーンって下がったけど、下がった部分がちょっと復活してるんだけど、
もっと引いてみたら。
確かにね、すごい下がり方やね。
でもアパレル全体の売り上げって、この30年とかで言ってもそんなに変わらんのよ。
そうなんすか。
ってことはどういうことかって言ったら、結局ブランディングされた、
ここで買ったら間違いないよねっていう部分が崩壊してて。
百貨店の強みみたいなところが。
例えばうちみたいなセレクトショップで買う人もいれば、ECサイトで買う人もいれば、
なんかもうバラバラになってて価値観は。
なるほどね。
そんだけ買える場所と判断が。
一極、そこで百貨店っていうところで買ってた人たちが、
チリチリにいろんな方向で洋服を買ってるから、金額としては変わんない。
そういうことなんですね。
もちろん値段は上がってるから、
売れてる点数は多分すごい下がってる。
金額で。
そう、枚数ベースで言えばめちゃくちゃ下がってると思う。
なるほど。
金額ベースで言ったら変わんない。
だからそれを考えるとそこまで詳しく書いてるデータってないからわからんけど、
多分服自体、アパレル自体は売れなくなってるって言っても、
それはそれで正解かもしれない。
例えばまこちゃんの蕎麦、セイロ蕎麦今いくらやっけ?
セイロは800円。
800円でしょ。
例えば1600円、倍になってたら、
1日に100杯売れてたものが50杯になっても金額は一緒じゃん。
そういうことが起こってるっていう。
服自体の値段は上がってるじゃん。
で、金額が一緒だったら、枚数は多分減ってるから。
なるほど。
やっぱりユニクロとかティーユとか、
島村とか、それこそワークマンとか。
そうか。
そういうところで全然私服も買ってるっていう人が多分はかなり増えてる。
30年前にはなかったもんね。
うん。選択肢がなかったじゃん。
だから服好きな人とそうじゃない人っていう、
なんていうんだろう。
その2種類しかなかったっていう。
が、今は本当に別に興味ないけど、めっちゃダサい人もいないし。
みたいな感じじゃん。
じゃあ何着たらいいんすかね?みたいな話をしてたのよ。
名前出せないけど、とあるメーカーさんとちょっと喋ってて、デザイナーさんと喋ってて。
来年、レザーのアイテムの特に3割ぐらい上がると。
もうそれほぼほぼ確定してる。
これはアレですか、ドメスティックインポート関わらず。
いや、ドメスティックの。
ドメスティックが。
例えばAっていうブランドで今まで15万ぐらいでレザージャケットで出てたものが、
多分20万、25万ぐらいになる。
へー。
なる。
すごいやつですね。
もう多分なる。
それはやっぱり革が。
原皮って言われる。もちろん素材が少ないってのもあるよ。もちろんそれは大きな理由なんやけど。
もう一個ね、どこまで言っていいんかな。
まあまあどの辺りなんですね。
あのね、ブランディングの一環として、ガンと値段を上げるっていうのがあるじゃん。
ハイブランドとかたまに定期的に値段を上げてるけど、それはもうブランディングの一環として、意図的に値段を上げるのよね。
そういうことですか。原価とか関係なく。
関係ないこともないけど、こって上げるのよ。
で、それを日本のブランドでもやってて、やってるブランドが例えば何個かあると、工場さんね。
皮を縫製したり、皮を仕入れてる人からしたら、その値段で取るんだったらっていうので、その業者さんも上げるわけよ。
ビンテージとかと一緒よ。
モルスキン例えば昔は1万円以下で全然買えてたけど、今1万5千円、2万円するじゃん。
それは需要があるから上がるわけじゃん。
まあそういうことですね。欲しい人が多いから。
この値段で売れるんだったらじゃあ僕も上げる。私も上げる。
それがちょっと起こってて、ガンと上がるよっていうのもある。
米みたいだね。
そうそうそうそう。ほんまにまさにそう。
どんどん高くなる。
そういうことがあるから、ここから下がることはないわ。
そういうことなんですね。
これからどんどん値段が高騰していく全部のジャンルにおいてね。
そんな中でまこちゃんだったらどうする?何を着る?どんなものを着たらいいと思う?
僕だったらパンツを買うかな。
なんでなんでなんで?
これ前にもちょっと言ったかもしれないけど、
坂根建造の秋代くんがパンツが決まれば後はなんでもいけるみたいな話をしてて。
パンツのシルエットとかね、バランスの完璧なものがあったら、
上はとりあえず何着とっても。
面積がでかいしね。
そうそういうことですね。
とりあえずいいパンツを買っておけば、上に何を着ようがまとまるんではないかと。
てことはまこっちゃん的には少々高くてもパンツはいいのかいと。
いいパンツをとりあえず一本持っておけばいいんじゃないかと。
あとは持ってる服を合わせて洗う。
ユニクロでもいいしもちろん。
そういうことね。
おしゃれは足元からみたいな。
靴が決まればみたいな。
そういう感覚ですね。
まこちゃんはパンツなんだね。
秋代くんに言われてからずっとパンツが頭から。
それはそれで暴論ではあるけど。
でも穴がち間違ってないかもな。
本当ですか。
半端半端ぐらい。
半端半端ぐらい。
いいものと安いもの、ユニクロとか全然混ぜていいんじゃないかなと思いますけどね。
混ぜてというか。
この時代においてファストファッションとかそういうマインドでいる方がちょっとまずいんじゃないかなって僕も思ってて。
そうなんですか。
それはどういった意味ですか。
出始めた時って僕らからするとね。
安いから。
安いイコールクオリティ良くないよね。
だからそこに差があったわけよ。マウント取れてたわけよ。
でもここまで来てこのクオリティがこうだったものがどんどんどんどんこっちが上がっていってなってくると。
この値段でここ変えるの?みたいなぐらい上がってるじゃん。
だから選択肢に入れないっていうのはもうナンセンスだと思う。
だから僕とかまこっちゃんとかここに来てくれてるお客さんとか一部の洋服好きはとりあえず一旦置いといて。
僕が思うのはユニクロでも無印でもなんでもいいわけよ。
それで日常を回していけたらいいと思うよね。
ただこれほんまに普通にコスパの話で、これは長く着たいって思うものであるじゃん。
まこっちゃんさっき言ったのがパンツだよね。
例えばそれって人それぞれあると思うよ。
秋代とかまこっちゃんはパンツが決まればスタイリングが決まるって思ってるけど洋服全然興味がなかったら夏は夏冬は冬って思うじゃん。
冬はアウターとかね。
夏はお気に入りのTシャツとかでもいいわけよ。
その人にとって主役となるものってあると思うよ。
そういうものは良いもの買った方がいいのよ。
長く着るために。
なんでかって言うと、一着の定価ってあるじゃん。買った値段。
買った値段を着用回数、この10年とかでいいや。1年でいいや。分かりやすく。
1年の着用回数で割り込んでいくんよ。割るのよ。100回着たら割る100。
そういうことね。
それで数字出るじゃん。
その数字が一番小さい奴がコスパが良いわけよ。
そういうことね。1回あたり。
それで言うとユニクロの洋服はもちろん日常着で回す分には申し分ないけど、
じゃあ3年後4年後って考えた時に新しいの買えるよね。
ってなりそうですね。
だから着用を重ねていけないっていうか寿命が短いじゃん。
だからいいのを買ってユニクロほどこの数字は小さくならんかもしれんけど、
でもそれに近づけていけるような可能性のあるものってあるじゃん。
そうですね。
そういう意味で僕は最低10年と思ってて。うちでやってるのは。
だから10年以上は来てねっていう。
だから割る1年間の着用が100回としたら100×10なわけで。
そういうことだよね。
1000で割れるわけで言ったらみたいな。
めちゃめちゃ数字小さくなりますね。
そうそう。
プラス僕らがやってる洋服って1年目より2年目2年目より3年目の方がかっこよくなるわけよ。
そこよねやっぱりね。
そう。って考えるとコスパも良くてかっこよくなっていくってなってくると、
穴勝ち無駄な買い物ではないってのが通じとしては出ると思うよね。
それは重いですねやっぱりね。
でもその自分が大事にしたいメインのもの1着の人もおれば、
僕らみたいな洋服が好きな人っていうのはそういうのをパンツはパンツ、ジャケットはジャケットで配置していきたいわけじゃん。
はいはいはい。
だからその分量は人それぞれだと思うし。
なるほどね。
なんかちょっと思うんですけどね、フランクとかだと着用回数増えると味が出てかっこよくなっていくじゃないですか。
ユニクロとかの服ってね、ちょっと着用回数増えていくと味が出るというよりは劣化してくるっていう感じになるじゃないですか。
あれは決定的に何が違うんですか。
そもそも例えばまこっちゃんの蕎麦って出されたその瞬間に食べる前提で作ってるでしょ。
そうですね。
だから防腐剤とか入れてないでしょ。
はいはいはい。
だからそのアイテムによって物によって消費される期限って提供する側が決めてるじゃん。
ユニクロは何年も着続けてくださいねっていうブランドじゃないんよそもそも。
そういうことか。
そう。回してくださいってやつだよ。
狙ってるはないけどそういう風になってるんですね。仕組み自体が。
そうそうそうそう。
サイクルが。
そう。サイクルがっていうかそういう前提で作られてない。
なるほどなるほど。
から比べるのもナンセンスだよ。
そういうことか。
全然テイストの違った洋服ってこと。
うーん。
なるほどね。
だからたまにそこを混同してユニクロが3年着れない、4年着れないってブリブリ言ってる人いるけど
ブリブリ言う人おるけどもともとそういうもんないよ。
あーなるほどね。
そう。だからそこは求めたらダメだよねっていう。
なるほどね。
そう。なんかいいとこ取りはできんじゃん。
はいはいはい。
っていう話。
なんかたまにね、どこだったかな。リサイクルショップみたいなとこかな。
なんかそこでヴィンテージユニクロって書いてあったんですよ。
これちょっとどういうことなんだろうなと思って。
いや僕ね、それで言うと結構前にペインティッドブランクアソートメントっていうラインをやってて。
やってましたね。
もうちょっとストップしてるけど、そこで初めて買い取り専門店とかで捨てられるような洋服を集めてたのよ。
あーなるほどね。
そこにラックにねユニクロの、ユニクロがバーって並んでて。
コーナーがあるんですね。
うん。
着古したユニクロを売りに行ってそれを買う人がおるっていうのが。
はいはいはいはい。
だって定価とそんな変わらんよ。
そうだよね。
新品と。
で結構売れるみたいなのを聞いて。
すごいよね。
そうですね。
どういうあれなんだろうなと思って。
ヴィンテージユニクロ。
もう一つ聞こえはね、かっこよく言うけど。
そうそう。
ヴィンテージついたらね、なんでもいいように聞く。
なんなんだろうねそれね。
すごいですよね。
なんかヴィンテージでもそうやけど古けりゃいいってわけでもないじゃん。
うーん。
言ったら。
そうですね。
味みたいなものも含めて劣化なのかかっこよくなってるのかっていうのもやっぱり単純にわからん人の方が圧倒的に多いと思うよ。
うーん。
難しいですね。
難しいと思うよ。
で実際僕らもそうやけど最低10年着てねって言ってるよ。
うーん。
でもその人たちからしたら10年先自分がどういう体型でどんな髪型でどうなってるのかもわからんわけじゃん。
そうですね。
だから僕の意識としては衣類、洋服としては絶対着れるわけよ。
うーん。
ものとしてはね。
でもそれを買った人が着たいと思わなければ。
10年後に。
うん。
10年着続けてきた洋服にはならんわけよ。
あーまあ確かにね。
そう。
だからそこら辺も難しいなって思った上でね。
うん。
なんかどんな洋服を選んでいったらいいのかなっていう。
うーん。
その日常着を回すのは極端な話ユニクロですと。
うん。
でも例えば本当に長く着れるメインどころはやっぱりいいの欲しいっていう人って結構多いと思うよ。
やっぱりね。