- まあ、そうですね。
- やっぱりコンサルタントが働きかけて、クライアントの企業が行動が変わるから結果で出るじゃないですか。
- はい。
- だけど、そのこと一回置いといて、私たちが相手にコンサルを買ってもらうために、僕たちと付き合ったらめっちゃ売り上げ上がりますよとかね。
- はい。
- こんなこと言うと取ったら、後でトラブルになる確率がめちゃくちゃ上がりますよね。
- まあ、そうですね。本当はそのお客さんにとっての課題が僕たちでできないこともありましてね。
- そうそうそう。だからフランチャイズも全く同じことなわけですよ。
- うーん。
- だからそうならないようにするためには、やっぱりセールスっていうのはコメント欄の場ではやらない。
- ああ。
- じゃあ何やるのかって話になるわけじゃないですか。
- そうですよ。ただヒアリングして、カウンセリングしてとかそんな感じでやるんですか?どんな感じでやるんですか?
- だからその場では、まず亀井希望者が私たちフランチャイズ本部と相性が合うのかどうなのかっていうのを
向こうにも判断してもらうし、こっちも判断する場にしなきゃいけないんですよね。
- おー、なるほど。
- だからそういう観点で言うと、まずフランチャイズ本部がやらなきゃいけないことって何なんですかって言ったら
- はいはい、そうですね。
- 自分たちがフランチャイズ本部を運営していく、もしくはその事業を継承されてるわけじゃないですか。
そのことについての、例えば考え方とかね、大切にしてることとか、経営方針みたいなこと、まあまあそういう様々な思想ですよね。
こういったことを資料では伝わらない内容ですよ。
っていうのをちゃんとこう説明して、まずは本部の姿勢っていうのをしっかりと理解してもらうことですよね。
これが重要ですよね。
- なるほど、長期的にFCって言うと付き合っていくものですから、どういうミッションでやってるかっていうのをやっぱり伝えることによって
加盟者も、この本部だったら付き合っていきたいっていう風に考えていきますよね。
- そうそう、その中でおそらく加盟店に求めることって出てくると思うんですよ。
- はい。
- 決していいことばっかりじゃないと思うんですよね。
- まあそうですね。
- だから本部はサポートはするけど、結局最終的に行動してもらうのは加盟店の皆様になるので。
具体的にはこういうことをやっていかなきゃいけないよと。
これがもししんどいんだったら、うちの本部っていうのは向いてないと思いますよとかね。
- それ言っちゃっていいんですか?
- 逆に言うと、言わないと加盟を取れるかもしれないけど、だから入った後大変になっちゃいますよね、そういうことを言わないと。
- あーなるほど。
- 嫌なことほどはっきり言わなきゃいけないんですよ。
- ずっと前の求人票の話もそうですよね、もう会社の悪いところは先に言っとくっていう。
- そう、基本的に先出ししとかないと、採用の場合はね、後で辞めたって言ったら全部無駄になるじゃないですか。
- はい、そうですね。
- フランチャイズの怖いところは、やっぱ辞めたにならないんですよ。
- 儲かりますか?みたいなことですか。
- だからその利益のことばっかり考えている人っていうのは、多分そういうね、お金のことばっかり聞いてくるんだと思うんですよね。
- あーはいはいはい。
- とか、売上がね、じゃあ上がらなかったらどうなのかとか、ネガティブなことばっかり聞いてくるかもしれないですよね。
- まあそうですね。
- だからそういう中に相手の、要はこう、どんな人なのかっていうのがもう現れるわけじゃないですか。
- で、そこで本部としては、この人は大丈夫そうだ、いやこの人は危ないなっていうのを見極める。
- そこにすべて出るんですよね。
- 確かにそうですよね。まあ興味というか、この本部と何がしたいのかっていうとか、熱意が現れますもんね。
- そうそう。だから例えばこういう人は向いてないですよって言ったら、でもなんかそこにこう、なんかちょっと食いついてくるとか。
- はいはいはい。
- そういう人って危ないですよね。
- 危ないですよね。
- だからそんなのわかるじゃないですか。
- あーそうですね。
- だからそういう人はちゃんとお断りをしていく。
- うんうん。
- だからそこは逆に本部が亀井希望者を見極める場にしていかなきゃいけないですよね。
- おーなんかちょっと意地悪な質問かもしれないですけど、その質問、本当は質問したい方なんですけど、緊張しいな方いるじゃないですか。
- まあ高木さんが本部の人だとして、なんかなかなか緊張して質問出ませんみたいな人いるじゃないですか。
- そこは質問を引き出す力とかっていうのが必要なんですか。それとも面談の後にそういう仕組みを作るとか、どんなふうにするんですか。
- まあ相手次第ですよね。
- はい。
- でも例えばその場で質問出ないんだとしたら、ちょっとこう1回持ち帰ってもらって、
- はい。
- 抑止料とか見てもらって、でもう1回こう何かあったらご連絡いただけますかみたいなのでもいいんじゃないですか。
- あー。考えさせる時間をちょっと設けてあげるっていうかね。
- あーまあそうですね。
- はい。
- その場で約束してもいいでしょうし、別に約束をしなくてもいいかもしれないですよね。
- おー。
- 結局例えば、今ね田村さんが想像してる人、こう緊張してて、いや興味があるんだけど、いやなかなか言葉にできないとかね。
- あーそうですそうです。めっちゃいい人なんだけどみたいなあるじゃないですか。
- でもそういう人は、例えばその場で終わらせても、何かあったらねご連絡くださいって言っとけば、絶対来ますよね。
- あーそうですね。
- 向こうから、こっちからアプローチしなくったって。
- はい。
- だからそれはそれでいいんじゃないですか。質問があったらいつでもお受けしますからおっしゃってくださいと。
- なんならもう一回こういう場合ご用意しますよでもいいかもしれないですよね。
- まあそうですよね。その前にその本部として大事なコアバリューというか、ここはうちは大事にしてるっていうのはちゃんと伝えるとこは伝えるっていうか、それ大事ですよね。
- まあそうですね。
- ありがとうございます。ちょっと時間近づいてきたんですけど、ちょっと最後に質問なんですけど、個別面談するじゃないですか。個別面談の最終的な目標は加盟してもらうことじゃないですか。
- 個別面談終わった後のフォローアップっていうか、その辺はどんな感じでやっていったらいいのかっていうワンポイントアドバイスを教えてください。
- 面談の場でやることをお勧めしてることがあるんですけど、それは何かって言ったら、検討期日をちゃんと決めておくってことなんですよね。
- おー。はいはい。
- なんでかって言うと、フランチャイズに加盟するかどうかなんていうのは別に今じゃなくてもいいじゃないですか。
- あーそうですね、確かに。
- だからお話しして質問を受けて、じゃあまた連絡しますねみたいな状態にしておくと、相手にとっても良くないんですよ。
- なんでかって言うと、その間に真剣に考える機会が生まれないわけじゃないですか。
- そうですね。
- それだから主体的な人だったらね、その場で考えてまた連絡してくれるかもしれない。これが最高なのかもしれないですけど、基本的にその場で決める必要がない意思決定の内容なので。
逆に言うとそこは相手のために本部が意図的に作り出す必要があると思うんですよね。
- あーはいはい。
- それはだから検討期日を決めることで、だから質問を受けた後に、向こうがどうされますかって聞くわけじゃないですか、本部から。
- あーそうですね。
- いろいろ話させていただきましたけど、もし興味があるんだったら加盟への申請をしていただくことになるんですけれども、どうしますかと。
- あーはいはい。
- で、いや考えますとかって言うわけじゃないですか。
- はい。
- だから普通考えますよね。
- あーまあそうですね、はい。
- で、考えていいと思うんですよね、わかりましたって言って、まあでもせっかくね、こういった場を作ったんで、ぜひね、真剣に一度考えていただきたいと思ってるんです、と。
で、どれぐらいあれば検討ってできます?って聞いて。
- はい。
- あとはだから向こうが言った期日?
- あー。
- それでいいんですよね。
- うんうんうん。
- で、わかりましたっていうことで、じゃあそれまでにご連絡くださいってお約束して、終わり。
- あー。
- そこはあれなんですね、やっぱり自分でコミットさせて、自分でちゃんと回答期限を守ってもらう、そこらへんも全部コミットっていうか、全部期日を守らせるってことに繋がるんですね。
- そうそう、意思決定のやっぱりこうタイミングって、大きい会社だとね、すごい遅かったりするじゃないですか。
- そうですね。
- で、やっぱりこう友情不断な人でも長いし。
- はい。
- だから人それぞれなんですよね。
- あー。
- で、別に売り込もうとしてるわけじゃないんで、そこは向こうに決めてもらえばいいと思うんですよ。
- あー。
- でもそこで約束したら、こちらから最後のリマインドを送れるじゃないですか。
- まあそうですね。
- で、いずれにせよ一回そこで白黒つくんですよね、相手は。
- 申請するのか、申請しないのか。で、それでいいと思うんですよ。
- あー。
- でもそれをちゃんとしないと、お互いこう白黒つけぬまま、なんかこうズルズルいきますよって話ですね。
- あー、なるほど。
- なんか続いてんだか続いてないんだかわかんない。
- わかんない状態。
- リストになっちゃうじゃないですか。
- そうですね。
- だからそれは回避した方がいいですよね。
- なるほど、なんかうちの僕の事務所のロームコモンの契約を取るっていうところにもすごい繋がってんなーと思いながら聞いてきましたね。
- すごい回答キーが設けるっていうね、すごい大事ですね。
- これとか絶対やんなきゃいけないですよ。
- あー、それもやっぱFC本部と加盟希望者との関係でもそれは大事だってことがわかりました。
- はい。
- はい、ありがとうございます。本日はFC加盟希望者との個別相談を行うポイントを教えてもらいました。ありがとうございました。
- ありがとうございました。