皆さんこんにちは。シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい。家具屋の花太郎と、アルバイトのこーぐちくんがお送りする木工バラエティです。こんにちは。
まず、ちょっと一つしたい話があるんですけど。何ですか?奥さんと買い物に行って、帰りにクレープを食べようっていう話になりまして、春休み中ですね。
お昼くらいの時間に奥さんとクレープ食べに行ったんですけど、店員さんが一人で、ここに研修中って名札が。村元にね。
そうそう。ういういしい感じで。一人しかいなかったんですよ。で、注文して、そしたらその子が裏に誰か呼びに行ったんですよ。
先輩か誰か。で、先輩ちょこっと顔出して、なんかもぐもぐもぐってご飯食べてて、多分なんか言われたんですよね。お客さん少ないならあなたやってみたらって。おそらく。
で、その子がまた帰ってきて、めちゃめちゃ不安そうな顔で帰ってきたんですよね。めちゃめちゃ。多分頼んだのはストロベリーチョコレートカスタードみたいなやつ。
ちょっと割と一般的なやつで、まあでももう先輩にやれって言われたから、多分その子が帰ってきて、じゃあやるかつって。で、やったんだけど、まず生地を焼くとこから。
すくって、たらーっと流して。生地をね。そう。で、工程ならすみたいなやつでさ、シュッてこう丸くするじゃん。丸くするやつね。するじゃん。
その子すごいゆっくりやってたの。その子すごいゆっくりやってて、端っこがもんじゃ焼きみたいになっちゃった。遅くて回しきれなくて。で、その子は迷ったんだと思うんですよ。
これを出すべきか、新しく作り直すべきか、でも生地やっちゃったし、これ捨てちゃうと怒られるかなみたいな。
怒られるかなって多分数秒迷って、あのコーキングベラのでっかいみたいなやつあるじゃないですか。金属のクレープを剥がすみたいなやつ。
生クリームをケーキに伸ばす時とか使うでかいコーキングベラみたいなのわかります?
そうそう。で、その子はね。女の子だったんだけど、その子は何をしたかというと、端っこのもんじゃ焼きをパンって切って、スッて。なかったことにしたのよ。
切り落としたんですか?
切り落としたんです。端っこ。
あんまり見たことないコーキング作り。
どんスッてやって。で、もう一回剥がして、裏返してさ。裏側も数秒焼いて映るじゃない。
で、多分生地焼くやつは本番やったことなかったんだけど、多分トッピングはなんとなくやったことあったっぽいんだよね。
あー、なるほどね。
そうそう。で、ゆっくり。ゆっくりだけどトントンとここが3つみたいな。ここがクリームの同じ種で、こことここにいちご置いてみたいな。
でさ、もう今年40だからさ、ゆっくりやっていいよって喉まででかかったんだけど、やっぱ仕事ってそういうことじゃないじゃん。
分かりますよ。
スピードもあるしね。ちゃんと決められた中でやらなきゃいけないみたいな感じでゆっくりゆっくりはやってたんですけども、
クレープを多分一つ通してお客さんに出したことはなかった女の子が、初めて多分僕に一つ通したものをお会計から生地焼くからトッピングからみたいな感じで渡してくれたっていうやつで、
なんかこう彼女が成長したのをね、間近で見れたなぁと思った。
ほっこりエピソード。
ほっこりエピソード。だからまあ仕事のチャンスとかさ、突然来るじゃない。
あー、確かにね。突然なんか任せられるときありますよね。
やってみたらみたいな。
やったことないのにみたいな。
そうそう。それはなんか先輩がさ、ご飯食べてたりだったりとか、他の作業をやってたりだったりとかっていう何かはわからないけど、まあそういうチャンスって突然だよなーって。
確かにね。
あの子もなんかこう一皮剥けたなっていう感じで、なんかほっこり。
あーいいですね。
すごい遠い昔のピザ屋でアルバイトしてた頃の気持ちを思い出しました。
いやー確かになんとなくそれは、いやいいエピソードでしたね。春っぽいいいほっこりエピソードですね。
ほっこりエピソードでございました。今日はですね、まあ我々の仕事の話なんですけども、今日はコウグチ君のお話ですね。
そうですね。
ゆるふわ。
ゆるふわ生存戦略シーズン2のですね、今回はですね、ペルソナ編行きたいと思います。
はい。
これはですね、そんなクレープ屋さんのほっこりエピソードではないです。
ないね。ほっこりしない可能性はある。
全然ほっこりしないんですけど、別ですね、なんでペルソナの話をしようかという。
ペルソナ。
そう、ことなんですけど。
ペルソナはシーズン1でもなんとなく聞いたような気がするんですけど。
ちょっと単語だけ出たかもしれないですね。
リスナーさんからペルソナの話をしてほしいですってリクエストがだいぶ前にありまして。
じゃあやるかと思って。
なんか花太郎ついていけない可能性ありますけど大丈夫ですかね。
全然ね、これペルソナ編と言いつつ、ペルソナの話は多分ねそんなに。
そんなに出てこない。
一応ねペルソナの説明もしようとは思っているので簡単ですけど。
とりあえず聞いてみます。
そうですね。
まずこれを聞く前にですね、一応念押ししておきたいのはですね。
売れてない作家がペルソナについて話すってこれほど滑稽なことはないんですよ。
これほど恥ずかしい言い目を受けられてることは多分ないんじゃないかなっていう。
でもみんな勘違いしてる可能性あるからね。
広口ほら座っての企画会議とかさ、いろんなとこでさ。
仕事はできるが売れてないっていうことで再確認っていう。
そういうことですね。
そうめちゃめちゃ仕事はできるんですよ。
なんでしょうね。なんか仕事できる風に思われてきてますね最近ね。
僕はそんなことはないと思うんですけど。
いやもう。
いや多分ねあれなんですよ。
適正が多分僕やってる人にはあんまりなんて言うんですか。
僕がやってるような仕事が得意じゃない人が多いんだと思います多分。
業界的に。
業界的にね。
だから仕事できる風に見えてるだけで。
他の業界に行けば割と普通のことやってるだけなので。
大したことはないと思うんですけど。
いやいやいや。
まあでもねなんでですかね。
その売れてない広口くんが今日はペルソナについて話す。
そういうことですね。
っていうことをみんなに最初に念押ししとかなきゃいけないっていう。
そうこういう話って売れてる人に聞くべきなんですねペルソナの話とかって。
まあなんか僕ペルソナよくわかんないですけどそんなイメージがありますね。
そうですそうです。
うちはこうやってやって。
そうそうそう。
っていうことを聞いてああ丸々さんはそうやってやってるんだっていう。
そうどうやったら売れますかねみたいな。
どうやって作品作ってるんですかみたいな。
どういう思いで作ってるんですかみたいな。
売れてない人に聞くことじゃないじゃないですか。
売れてる人に聞くもんじゃないですか大体。
もんじゃないですかだいたいじゃあ売れてる人の何かも聞いて今日は広口くんのペルソナも聞けば いい
そうですねそうそうそう思ってなんか僕はすごい恥ずかしくてなかなかこのペルソナの 走りできなかったんですけど
よくよく考えたら売れてない人のペルソナの話を聞けばやっちゃいけないことがわかるん じゃないかと思う
こうやると失敗するよというかでもそれがほぼ変わらなかったどうなんだろうね いや確かにね
じゃあでも広口くんの今日ペルソナの話をちょっと僕も楽しみに じゃあ行きたいと思います
じゃあペルソナってなんだかっていう そうですねペルソナって何なんだいという話から行きたいと思います
まずですね僕もペルソナについてはよくわかりません よくわからないですけど一応ですね簡単に言うと自分の商品とかサービス
っていうのをどういう人に届けたいのかっていうのを具体的にイメージした理想の人物 じゃあそのターゲットよりより具体的っていう感じ
そうですねそうそうもっとより具体的な 例えばですけど花太郎さん仮にですね木のスプーン作ってるとします
おー憧れですね 憧れでしょ小っちゃな工房で そう俺はもうフラッシュ作ってるよりさっていう話でしょ
そうそうそうなん均使ってスプーン削りたいなとなったとします そういった時にじゃあそのスプーンを誰に使ってほしいか
みたいなのを考えます その時に例えばですけど30代で一人暮らしの女性で料理が好きで自分で料理作ります
木のぬくもりとか手作りの道具とかが好きで クラフトフェアとかにも結構年に何回か行きます
なんなら県外のクラフトフェアとかにも行きます休日はカフェに行ったりとか 雑貨屋さんとか巡るのが好きですみたいな
その女性についてどんどんどんどん細かな描写というか行動みたいのをどんどん細かくしていって
こういう人だ!みたいな そうなんだもう今の話聞いてるだけで俺好きになっちゃいそうだね
そうですよね花太郎さん好きそうだ こういう方好きだよ こういう方好きですよね結構
という人物像 具体的な人物像がペルソナだと思っていただければと思います これがペルソナですね
これがペルソナでなんでペルソナ使うんだいっていう話なんですけど このペルソナを決めるとですね
じゃあどんなデザインにしようかなとかいくらで売ろうかなとか どんなこういう言葉で説明して売ろうかなとか
どこで売ろうかなとかっていうことが割と決めやすくなるんですよ 誰に使って欲しいかとか誰に売りたいかっていうのが決まると
なので割と売る時のことを考えるとこのペルソナっていうのを考えた方が良いですと
マーケティングの分野ではよく言われておりますね 一応ですね僕もマーケティングのことをなんか自分なりに調べたりとか
あとはなんか講習会とかにも一応行ったことあります 講習会っていうかなんて言うんですかね
セミナー的ですか そうそうセミナーなんかそれこそマーケティング界隈でなんか割と有名でXでフォロワー何万人みたいな
人のセミナーとかにも一応行ったことはあります すごいね 一応ね行ったことあるんですけど
まあこのざまなので僕は あんまり僕にマーケティングのこととか聞かないでください
はいわかりました 一応なんかそんな風に説明されることが多いですペルソナについては
いやなんかねわかりましたなんとなく 具体的なことがわかりました ただですよ僕個人的にはこういうセミナーとか行ったんですけど
なんかしっくりこないんですよ 僕の中では なんとなくね ちょっと違和感というか
そうそうそうなんか物を売るにはターゲット明確にしろとかペルソナ設定しろとか よく言われるんですけど
なんか別に僕ってなんか会社のなんか商品企画部とか そういうところにいるわけでもないし
僕は作家として売りたいなって思いがあって なんか作家性みたいなのってターゲット絞って決まるもんじゃなくて
自分の中から滲み出るもんなんじゃないかなって 個人的には思ってて
いやそんな気がしますわ なんとなくわかります?
わかります
誰のために作るかっていうよりもなんか自分が作りたいものでアピールしていった方が
作家性みたいなのが出るんじゃないかなと思って
なんかクラフトフェアとかに来てる人たちも こっちに売ろうとしているものよりも
その人の滲み出た作家性みたいなのが作品から感じられる方が
なんか求めてるんじゃないかなとか思ったりして
ということでですね 僕が結局マーケティングのセミナーとか行って
それを結構無視してるんですよ 言われたことを
無視してる
結構無視してるんですよ その代わりになんか参考になる本ないかなーみたいな
調べた時に結構いいなって思ったのは 本のタイトルなんですけど