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6. 転スラで学ぶ交渉学の話
2026-04-03 10:43

6. 転スラで学ぶ交渉学の話

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アニメ「転スラ」を見て思ったこと。ドワルゴンとファルムス、二つの国の「選択」がまるで違う。同じ事態に直面しても、見ているものが違えば結末も変わる。「交渉」という視点で読み解いてみた話。

二つの国の反応と交渉の本質 / 立場ではなく「利害」を見る統合型交渉 / 感情が狂わせる取引費用と機会費用 / 「聞くだけならタダ」という最小の投資 / 感情とプライドを乗り越える想像力の価値

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参考文献
松浦正浩『おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門』(クロスメディア・パブリッシング、2018年)
伏瀬『転生したらスライムだった件』(GCノベルズ、マイクロマガジン社)

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サマリー

本エピソードでは、アニメ「転スラ」を題材に、交渉学の視点から二つの国の異なる対応を分析します。テンペストという新勢力の出現に対し、ドワルゴン国のガゼル王は自国の利益と相手の利害を見抜き、統合型交渉によって同盟を提案しました。一方、ファルムス王国は魔物への偏見から軍事侵攻を選び、交渉の機会費用を増大させました。この対比を通して、交渉における「利害」の重視、感情やプライドを乗り越えることの重要性、そして「聞くだけならタダ」という最小限の投資で得られる可能性について解説しています。

オープニングとアニメ「転スラ」の紹介
And now, for a special moment, しまぴー's secret talk.
しまぴーのPな話、今日もやっていきます。
最近ですね、歯磨きをしたのに、その後に、 蜂蜜ヨーグルトを食べてしまったんですよ。
すごいもったいないことをしたなって思いました。
はい。
今日はですね、
転生したらスライムだった件っていうアニメについて、
ちょっとお話ししようと思ってるんですけど、 略して転スラですね。
知ってる方も多いかもしれませんね。
あの、今さら見始めてるんですよ。
もうスキル名で言うと、後から追うものっていうのが、 あの、与えられるぐらい、
結構、
遅いんですよ。
でですね、このアニメがどういう話かというと、
スライムに転生した主人公が、異世界で国を作っていくっていうファンタジーなんですけど、
見てて自分が反応するというか、面白いなーっていうところがあって、
キャラクターとか、国が進化していく様子とかも結構魅力だと思うんですけど、
自分はですね、この異世界ファンタジーなんだが、国と国の駆け引きみたいな、
大人たちがちょっと裏でもちゃもちゃしてる様子が結構見てて面白いなと思ってまして、
政治的な思惑だったりとか。
で、僕が前に読んだ本で、
落とし所の見つけ方っていう交渉学の交渉ですね。
あの、語彙形成の交渉の入門書があるんですけど、結構これを踏まえて、
テンスラのこの交渉するシーンとかを見ていくと結構面白いなと思ったんで、その話をしたいと思います。
はい。
まず、テンスラを知らない方のためにざっくりとお話しすると、
日本のサラリーマンが死んで、異世界でスライムっていう最弱のモンスターに転生するんですね。
でもこのスライムが実はとんでもない能力を持っていて、
いろんな種族の魔物たちを仲間にしながら、大きな森の中にテンペストっていう国を作っていくんですよ。
で、僕がこのアニメで面白いなーって思っているのが、
このテンペストっていう国が一つできたことで、
周りの国だったり、それこそ人、魔物、動き方が全部変わっていくところがあるなって思っていて、
今までなかったものが一つ増えるだけで、周囲のバランスがぐにゃっと変わる。
みんなの出方とかが変わる。
こいつは味方なのか、敵なのか、そしてどういうふうに付き合っていけばいいのか、みたいな。
そのぐにゃっとの後に何が起きるかというと、交渉が始まったりするわけですね。
交渉っていうのが、複数の人間が未来のことについて話し合ったりして、
お互いにとっていい落とし所を見つけるプロセスのことなんですけど、
テンスラの外交シーンって結構恒例なんですよね。
例えばじゃあ、テンペストっていう新しい国ができたっていう出来事に対して、
全く正反対の反応をした2つの国の話をします。
1つ目はドワルゴンっていう国の王様、ガゼル王です。
ヒゲを豊富に蓄えたナイスミドルなのか、何歳かわかんないですけど、おじさまですね。
テンペストが力をつけ始めた頃に、このガゼル王がいきなり精鋭部隊を連れてやってくるんですね。
すでに知り合いではあったんですけど、改めてやってきて、同盟を結びに来たと。
なぜか。
実は、ガゼル王の国にはずっと悩みがあったと。
交渉学の視点と二つの国の対比
隣のファルムスっていう大きな国に、貿易ルートみたいなのを握られていて、
関税みたいなものがかかってますと。
いわゆる中抜き的な。
でも安全なこの貿易ルートみたいなのが他になかったから、しょうがねえかみたいな感じで我慢してたんですね。
そこにテンペストができて、森の中に安全なこのルートができれば、ファルムスの問題が解消するっていうことですよね。
テンペスト側も、このガゼル王の率いるドワルゴンっていう大国の後ろ盾があれば、国としての信用がつくと。
お互いの利益が噛み合うことを見抜いて、ガゼル王は自分から話をしに来たと。
ここもちょっと面白いんですけど、結構何回かこのスライムであるリムルにみんな見定めに来たって結構言うんですよね。
めちゃくちゃ見に来るなーと思ったりはしてました。
ちょっと話戻して。
ちなみにこのガゼル王がやったことは、考証学では統合型考証と呼ぶらしいです。
パイを奪い合うんじゃなくて、お互いが得する形でパイ自体を大きくするみたいな。
そのためには相手の立場じゃなくて利害、つまり表面的な主張の裏にある本音を見ないといけないと。
ガゼル王はそれができた人なんですね。
はい。
で、もう一つの国がさっき名前が出たファルムス王国ですね。
ファルムスもテンペストの登場で影響を受けた側なんですけど、反応が真逆だったんですよね。
テンペストが安全な貿易ルートみたいのを作ったことで貿易の流れが変わったと。
ここでテンペストと一緒にやれないかと考えればよかったんですが、ファルムスはそうしなかった。
魔物の国なんか潰してしまえみたいな感じで軍事進行を選ぶんだったんですね。
結果、スライムのリムルを怒らせてみたいな展開になっていくわけですけども。
で、考証学の本には人物と問題を切り離すっていうことが書いてあったりします。
ファルムスは魔物イコール敵っていう立場に固執して、自分たちの本当の利害、つまりこの貿易で儲け続けたいみたいなのを見失ったと。
ここでもう一つ面白い考え方があって、考証学には取引費用と機械費用っていう概念があるんですね。
取引費用っていうのは、考証にかかる手間やコスト。
機械費用っていうのは、考証しなかったことで失うもの。
ファルムスにとってテンペストと考証する取引費用って、実はそんなに重くなかったはずなんですよね。
使者、使いのものを送る。そして条件を話し合う。ほんとそれだけのはず。
でも魔物と対等に交渉するなんてっていう恐らく感情だったりとか、そういったプライドみたいなものですかね。
そういったものが取引費用を実際よりはるかに大きく感じさせてしまったのかもしれない。
で、交渉しなかった結果の機械費用はどうなったかというと、物語を見てもらえればっていう感じなんですが。
ちなみにこれ僕にも経験があって、引っ越しの時に不動産屋さんに家賃の交渉をしたことがあるんですよ。
何回かしたことがあって。で、今回もしてみたら、最初の段階でこれ以上割引はできませんよーっていうのは説明されたんですけど、
でも聞くだけ聞いてみようと思って聞いたんですよ。すごい渋い顔をされたんですけど、結果的に安くなったんですね。
取引費用は聞いてみるだけで、断られても何も失わない。
でも聞かなかったら安くなってたかもしれない家賃をずっと払い続けるっていう、これが機械費用ですね。
本当に客観的というか冷静に見たら聞かない理由はあんまりないんですよね。
でもあんまり聞かないというかそういうことしない人も結構いると思うんですよ。断られたら気まずいなーとか。
まあそういうもんなのかなーみたいな。自分結構なんだろうな、そういうものなんだろうなーっていうのはあんまり、
そのまま受け取らないというか、性格があれなんですかね、わかんないですけど、
とりあえずやってみたくなっちゃうタイプですね。思考として。
ファルムスが魔物と交渉するなんてって思ったのと近いかもしれないですけどね。感情だったりプライドなのか。
逆にガゼローがやったことは、魔物の国にちょっと声をかけてみる、会いに行く、そして提案してみるみたいなことをやったと。
取引費用と機会費用、そして交渉の実践
結果的にそれが国の運命を変えていくわけですね。
ということで、ペンスラーが表現している一つとして、新しい存在が現れた時にどう振る舞うかだったり、
どういうふうに関係性を結んでいくかっていうのも見てると面白いなぁと思っています。
結果的にこのガゼルとファルムスの違いは、ある意味能力の差と言ってもいいかもしれないし、
交渉が上手だったかみたいな、そういうところにも現れてくるのかなって思いますね。
はい、という感じで、ぜひ皆さんもですね、交渉できそうなことがあれば、ぜひトライしてみてください。
利くだけはタダですからね。
はい、ということで、今日はこんな感じで終わります。
じゃあね。
10:43

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