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16. 「ちいかわ」から考えるケアの話
2026-08-30 16:49

16. 「ちいかわ」から考えるケアの話

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「同じ気持ちじゃない時、どうしたらいいんだろ」

相手が落ち込んでいると、元気にしたい。
早く立ち直ってほしいと思う。
それは、ケアと呼んでいいんだろうか。
励ますでも、慰めるでもなく。
解決することと、共にいることのあいだ。

草むしり検定5級 / 合格したハチワレ、落ちたちいかわ / ハチワレの問い / 行き場のない感情 / ケアの向きが行ったり来たりする / する、ではなく、いる / 東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』 / 日常を歪ませてくるうさぎ

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And now, for a special moment, しまぴーのXXXな話、今日もやっていきます。
最近、面白い名前の虫の存在を知ったんですけど、それがボキリウムチンチンナブリフェルムっていう虫なんですよ。
本当に世界は広いなって思いましたね。
今日はですね、ちいかわの話をしながら、ケアってなんだろう、みたいなことを考えてみたいと思います。
はい、ちいかわです。映画、夏の映画が話題になってましたね。
今まで僕も見てなかったんですよ、ちいかわ。
それこそ、ちいかわだーってなってたんですね。
まあ存在は知ってるけど、みたいな。
たまたま映画館にいたときに、大人も結構見に来てるのを見かけて、
なんか改めてこの世界ちょっと覗いておくか、みたいな感じでアニメを見まくってました。
ちいかわをあまり知らない人いるかわかんないんですけど、ざっくり説明すると、
長野さんっていう方の漫画原作で、なんか小さくて可愛いやつたちが、
いろんなの食べたり、たまには働いたり、試験を受けたりしながら暮らしてる話なんですけど、
見た目はすごく可愛いんですけど、結構そこに、そこにというか、
彼らが暮らしている世界が結構厳しかったり、ちょっと不条理なことが起きたりとか、
切ないことも起きたりとかする感じで、そのギャップがちょっと魅力的ですね。
ちいかわはこういう世界だとか、資本主義として見てみるとみたいな、
引いた視点で語られることは結構皆さんされてるみたいなんで、
今日もう少しちょっとミクロにぐぐっと寄っていって、いろいろ考えてみたいと思ってます。
はい、そして今回出てくるのは、主人公のようなちいかわと友達のハチワレです。
この2人がですね、人なのかどうかわかんないんですけど、
2人が草むしり検定5級という資格試験を受けるところから始まります。
いいですよね、この絶妙な資格だなと思って。
今回は2人で同じ試験を受けたんだなっていうのがわかってればOKです。
あとケアについて考えるっていう話をしたんですけど、
03:00
ケアって結構重い言葉な感じもすると思うんですけど、
その辺どういう風につながっていくかっていうのもちょっと聞いてもらえばいいかなと思います。
きっかけになったのが、すごく自分の中で今でも印象に残っているシーンがあって、
ハチワレが言ったセリフで、同じ気持ちじゃない時どうしたらいいんだろうという言葉があって、
改めて深い問いだなって思ったんですよね。
物語的に言うと、草むしり検定5級を受けて、
軽いネタバレですけど、ハチワレは合格したんですよ。
でもチーカワは落ちたと。悲しいですね。
想像してください、隣にいるチーカワが無言で掲示板を見ると合格者が載っている。
自分は受かっている。皆さんもこの状況をイメージすると大体どういう気持ちになるかわかると思います。
ハチワレはおそらく自分の合格を喜びたい気持ちは結構あったと思うんですよ。
そりゃそうですよね。せっかく頑張って合格したから。
本当もうイヤイヤ言って手放しで喜びたい。できればチーカワと一緒に喜び合いたかった。
もし合格したら帰り一緒にラーメン食べようねみたいな話もおそらくしてたんで。
でも隣にいるチーカワは同じ状態ではないので、
そこで自分だけ喜ぶのも違う感じがするし、かといって合格した喜びがなくなったわけでもない。
その喜びがどこにもおけずに宙に浮いてしまったような状態だったのかなと思います。
一緒にこの後帰っていくんですけど、なんて声かけていいかわからないわけですよね。
大丈夫とか頑張ってとも何をしていいかわからない状態で2人は静かに帰っていくと。
なのでこの試験の後に2人が別れた時点ではこのまま関係が少しずつフェードアウトしていくような可能性も
もしかしたら8割の中にはあったというかイメージする可能性はあったかもしれないですね。
なので8割が言った同じ気持ちじゃない時どうしたらいいんだろうっていう問いは
気持ちを一緒に揃えるっていう方法だけじゃなくって
どうしたら関係を続けられるんだろうっていう問いでもあったかもしれないなって思っています。
ここからケアのことを考えたんですけど
06:00
相手がしんどそうにしていると
まあ元気にしてあげたいとか励ましたいとか早くこの状態から回復してほしいみたいに思うことがあると思うんですけど
もちろんそれは相手のためでもあると思うんですよ。
でも同時に相手のしんどさを見ている自分がつらいから早く解決したいという動きもある気がして自分の中に
結構これ僕はそういう時があったなって
一体感がない2人の感情がちょっとずれてる
その状態に自分が耐えられないから相手をこっち側へ引っ張りたくなってしまうみたいな
わかりますかねこの感じ
相手に向いているように見えるベクトルが実は結構自分に向いてて
これが悪いということではないんですけど
相手を気にしているからこそ自分もしんどくなるわけなので
うん
なので相手を楽にしたいっていうのとこの相手を見てしんどい自分が楽になりたい
はちょっとこう似てるけど違うよねって感じですかね
はい
でストーリーに話を戻すと
翌日試験落ちたその次の日ですね
ちいかわがハチワレのお家にやってきます
そしてですねなんかもじもじしながら
なんとちいかわがハチワレの草むしり検定5級の合格を祝うためにクッキーを持ってきます
自分は試験で落ちているのに
ハチワレに起きたこの合格をちゃんと喜ばしいこととして祝福するっていうね
いやーびっくり
ハチワレもこれは結構驚いてた気がします
ここで起きていることがいや改めてすごいなって思っていて
やって自分落ちてるんですよちいかわは
なのでハチワレと同じ気持ちになったわけではない
でも自分のしんどさによってハチワレの合格をなかったことにもしないっていうね
2人で同じ感情を揃えるっていうことではなくって
なんかその違う場所にいるまま
ハチワレの方をちゃんと向いてるっていうこのちいかわ
いやすげーなーって思いました
一方でハチワレの方から見ると
祝ってもらえたことで
それまでは宙に浮いていたこの合格の喜びを
自分の中でもこうちゃんと受け止められるようになったんじゃないかなって思います
09:00
だからちいかわが新しい喜びを作ったとも言えるんですけど
すでにハチワレの中にあった喜びに居場所を作ったみたいな感じですかね
自分だけでこう喜んでいいのかなーみたいな感じがあったところに
受験とか資格試験落ちた本人から祝福が届いたことで
喜んでいいのかっていう風に受け取り直せたのかなって
ケアって聞くとなんかこうねイメージとしては
相手のしんどさとかを受け止めていくっていう風に考えやすいんですけど
今回みたいに相手の中で宙に浮いている感情
今回で言うと喜びをちゃんと喜べるようにすることも
ケアなのかもしれないなぁと思いました
いやーここからですねまだ続くんですけど
しかもその後ちいかわは次のこのくさむし試験を受かるために
勉強をサポートしてほしいとハチワレにお願いするんですよね
いやーここがねすごくいいシーンなんですけどね
オッケーオッケーとハチワレわかったみたいになるんですけど
こっそりハチワレが泣いているっていうのが本当いいシーンでしたね
何が起きていたのかいろいろあるんだろうなと思うんですけど
例えば自分だけ合格したことの申し訳なさが
この祝福お祝いの言葉によってほどけたのかもだったり
同じ気持ちでなくても関係は壊れないとわかっただったり
自分が必要とされたことが嬉しかったとかあるいは何でしょうね
これからも一緒にいるっていう未来がこう見えたっていう安心だったり
いろいろ理由はありそうですけど
クッキーとこの祝福でこのすでに起きたこのハチワレの合格を受け止めるものでもあり
勉強のお願いはこれからも2人の関係が続くことを示すものでもあったみたいな
これチーカワが喋れないのでもし言葉にするんだったら
例えばあなたに起きたことはちゃんと見ているっていうことだったり
この先マナと一緒にいたいみたいな
はいだいぶ私の解釈なので
違えよみたいなコメントはお手柔らかにお願いします
つまり先ほどのいろんなものを受け取ったから
もしかしたらハチワレはいろんなものを込み上げてきて泣いたのかもしれないですね
興味深いのは
なんかこの場面ってどちらか一方がずっとケアする側というわけでもないんですよね
12:00
チーカワはハチワレを祝福する
でも同時に自分にはハチワレのサポートが必要だと伝える
ハチワレは勉強を手伝う
でもなんか試験に落ちたかわいそうなチーカワを上から救済するような関係でもないと
祝福したり頼ったり手伝ったりというふうに
お互いの間にその向きベクトルがもう行ったり来たりしてるみたいな
だからなのかチーカワたちにはあんまりケアをしているという感があんまりないのかもしれないですね
ケアする人とケアされる人が固定されていないというか
この関係の中で暮らしていく中でその都度必要な方向へ動いているみたいな感じ
こういうことを考えている時に前に読んだ本である一説を思い出したんですけど
カウンセラーのトウハタカイトさんの
何でも見つかる夜に心だけが見つからないっていう本があるんですけど
その中で出てきた言葉で
愛することの本質は何かをすることではなく何かと共にいることにあるのです
という言葉がありまして
いやー味わい深いですね
この愛というのをそのままチーカワたちの友情に置き換えたいわけではないんですけど
今回の場面を考える補助線にはなる言葉だなぁと思っていて
だってねついしたくなっちゃうじゃないですか
なんか特に相手がこう自分にとって重要な誰かだったりとか
大切な人だったら解決したくなっちゃうんで
ついしようとするするを選ぶんですけど
いるっていうのは結構こう忘れがちだし
結構ね他の本でもありましたけどいるのはつらいということなんですかね
うんてかまぁあんまりやったことがないんだったりとかね
これはもっと他のテーマでもいろいろ話してみたいなとは思っています
共にいるということ
そしてここまで話してきて今考えているのは
ケアっていうのは相手の状態を変えることではなくて
この宙に浮いた感情だったりとか行き場が失った感情に
居場所を作ってあげたりだったりとか
あとは途切れそうな関係に続きを作ったりすることとも言えるのかなって
そんなことを思ったりしています
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そうですね戸畑さんもなんかケアということなんか
関わっていくことであるみたいなこともなんか言ってた気がするんですよね
うん
ちいかわたちはもちろん多分そんなことは理論的には考えてないと思うんですけど
本当にクッキー持ってきて鉢割れ泣いて今度一緒に勉強しようね
応援してるようんみたいなただそれだけなんですけど
なんかそれだけの中に結構ケアについてのこのなんだろうな
学びが入っているような気がしています
はい
ちなみにねこの普段はもう一名こうウサギというエキセントリックなキャラクターもいるんですけど
まあ彼もやっぱりすごいキーマンというかやっぱりすごい重要な存在だなって思ってて
僕が大好きなこう3になるんですよね3人組になって
そして彼はですねあの草むしり検定この時すでに3級を持ってるんですね
ここで2人がやっぱり驚くわけですよ
すげーつって若干ちょっとやっぱりこう歪みますよね構造というか関係がぐにゃっと
そしてこう2人ともすげーってなって揃うわけですよね
ウサギがいることで感情が
いやーこの辺やっぱりウサギいい働きというか
なんかこう歪ませてくるな日常っていう
こういう存在の重要性をすごく気になってますね
彼を見てると
はいということで全然まとまってないんですけど
今日はこの辺で終わりたいと思います
それではまたじゃあね
16:49

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