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2023-05-13 36:46

079:Evernoteどうするか問題

目次

Evernoteの価格改定に関する問題
大橋 悦夫
大橋です。こんにちは。このポッドキャストは、一人事業を実践している大橋とまてぃの2人の実体験、
特に失敗体験をもとに、一人事業を楽しくするヒントとアイディアをお届けしています。
今日はですね、Evernoteをどうするか問題というテーマを考えてまして、
なぜこのタイミングでEvernoteかというと、5月1日からですね、
価格改定ということで値上げされるという発表がされまして、
既に契約している人は、次の更新日から新しい料金が適用されるということになりまして、
現状Evernoteにはですね、パーソナルとプロフェッショナルという2つのプランがあるんですけれども、
パーソナルが9,300円、プロフェッショナルが12,400円とほぼ倍近い値上げになるんですけれども、
僕自身は2008年からEvernoteをプレミアムで使っていますので、
プレミアムというのはですね、現状パーソナルにあたるプランですけれども、
毎年5,000円ぐらいだったのが、僕は実は6月からなんで、
もう間もなくなんですけど、9,300円になると。
どうするんだということで、いろいろと考えているんですけれども、
EvernoteにはLegacyというアプリがありまして、
そのままの通りですね、もはやアップデートされないクライアントになっていて、
Evernote社としてはですね、新しいクライアントを作っているので、
そちらに開発リソースを注力したいということで、Legacyはもう打ち捨てられているんですけれども、
でも新しいEvernoteにはないですね、Local Notebookという機能がありまして、
これは同期をせずにですね、ローカルストレージに保存ができるという機能があって、
これが新しいEvernoteにはないので、そうなるとですね、
僕は結構Local Notebookをたくさん使っているので、
新しいEvernoteに移行が難しいんですよね。
そこでちょっと困っているということがあり、どうするんだということがあるんですけれども、
今回こういう値上げみたいな環境が変わることによって、
これまでの使い方を当然見直さなきゃいけないので、
個人的には良い機会だなというふうに捉えて、
いろいろと対策を練っているという現状があります。
ちなみに僕のEvernoteのノート数はですね、
このLocal Noteも含めて13万件を超えているので、
どうにかしないといけないなということをですね、真剣に考えています。
まてぃ
13万件本当にどうするんですか?
Evernoteの記録とアイディアの使い分け
大橋 悦夫
ほとんどがですね、参照しない、もはや後で何か活かせるというものではなくてね、
単純に記録なんだろうなと。
一応でも記録であるがゆえにですね、
消すわけにはいかないというところが、だから悩ましいんですけど、
それで考えていたのがですね、
大きく2つに分けられるなと、このデータというのはですね。
1つが記録なんですよ。
もう1つがアイディアというふうに分けられて、
これはEvernoteに限らず、何かデータを残そうと思ったときには、
この2つに大きく大別できるんじゃないかなと思っていて、
この記録というのは参照しさえできればいいと。
つまりその参照したところに対して書き換えたりとか、
どっかで活用するといったことはあまりしないだろうなというものが記録なんですね。
もう一方のアイディアはですね、その通り何か次のプレゼンテーション資料に使いそうだなとか、
次の執筆に使えそうだなということで取ってあるという情報なんですけども、
この記録とアイディアが僕のEvernoteの中には根前一体となってしまっているので、
買おうとしたときに記録が邪魔になるんですよ。
確かこういういいアイディアをクリップしたはずだけどなと思って探すと、
いっぱい記録が倒れついてきて邪魔だなと思ってしまうので、
なのでそれを押しのけながらアイディアを探すと。
当然ノートブックとかフォルダは分ければいいんですけれども、
その整理も結構な手間がかかるので、
そうなるともしかしてEvernoteには記録を入れずにアイディアだけにしたらいいんじゃないかなというふうに思い始めまして、
これまでのものはですね、もはや仕分けが大変なので、
今後ですね、老後の楽しみとしてそういう仕分け作業は残しておいて、
これからはですね、Evernoteにはあまり記録は入れずにアイディアの記録だけを、
アイディアの情報だけを入れるようにしようかなという使い分けの方針をですね、
Day1の活用方法
大橋 悦夫
この連休中に考えまして、その実践に移しているというところですね。
具体的にはですね、Day1というこれは結構昔からある日記アプリなんですけれども、日記サービスですね。
その名の通り日記を書いていくためのツールで、昔からDay1のことはしてたんですけれども、
あまりにもですね、Evernoteと機能が被るので、
EvernoteがあるのにDay1に契約したら何か意味ないじゃないかと思って、
ずっとスルーしつつ来たんですけれども、ここに来てですね、Day1というものを真剣に調べてみたらですね、
結構これは記録管理ツールとしていいんじゃないかと、今更ながら気づきまして、
またこれまた連休中にですね、書いたおしてみたところ、
これを記録ツールとして使っていこうというふうに決めまして、
今ガンガン記録をそちらに入れているという状況ですね。
まてぃ
どのくらい入れたんですか?
大橋 悦夫
この1ヶ月分くらいのデータを一旦入れてみて、
あとはそれ以降はもう毎日10件も入れてますね。
ちょうどだから日記って1日1エントリーみたいなのが普通の日記だと思うんですけど、
僕の場合は出来事を1つに対して1エントリー入れていくので、
1日の中に出来事の数だけこのエントリーが積み上がっていくので、
だいたい30から50くらいのエントリーが入ると。
まてぃ
すいません、1日にですか?
大橋 悦夫
そうですよ。
まてぃ
1日に30も50も入るんですか?
大橋 悦夫
だって朝食、昼食、夕食があるでしょまず。
あとはウォーキングとか、新しいデバイスを手に入れたとかね。
そういうイベントが起こるたびに1エントリー起こすので、
Day1の特徴と価格
大橋 悦夫
カードをどんどん登録していく感じですよ。
情報カードみたいに1つのカードに1つの出来事を書いて入れていて、
その同じ日に同じ日のカードが全部溜まってるみたいな感じ。
まてぃ
ちょっとびっくりしました。
大橋 悦夫
僕的には普通なんですけど。
まてぃ
そうなんですか。
その30とか50エントリーはどうやって、
その30、50の中にアイディアと記録と両方が入ってるんですか?
大橋 悦夫
入ってないです。アイディアは令和には入れない。
まてぃ
日記っていうか記録ですか?
大橋 悦夫
記録ですね。
例えば今までね、
割と歩いてて風景の写真とか前回もね、
こんなに美しい風景をみんな飲んでスルーするんだみたいな話があったんですけど、
そういう写真をエヴァノットに入れているとですね、
アイディアを探している時にそういう風景があると、
割とノイズになってしまうので、
なのでエヴァノットではなく、
見返す時に便利な、このDay1がまさにそうなんですけど、
そういうツールに移した方がいいんじゃないかなって、
なんとなくずっと思っていたので、
ようやくそのための場所を手に入れたのかなというふうな感覚ですね。
まてぃ
なるほど。ちなみにそのDay1は月額いくらなんですか?
大橋 悦夫
年額で3800円です。
まてぃ
やばい!
大橋 悦夫
でもね、ちょっと待ってください。
年額3800円もそれなりに高いと思うんですけど、
多分ね、まてぃさん麻痺してますよ。
記録とアイディアの使い分け
まてぃ
そうですね。
大橋 悦夫
月額にすると300円ぐらいなんですけど、
300円弱ですね。
でもエヴァノットに比べると、
とても安いなというふうに思っても即座に課金したんですけど、
まてぃ
その重量、1日に例えば5メガとか10メガとか、
そういう容量の制限とかはありますか?
大橋 悦夫
いや、これがね、僕も怖いんですけど、
そういう制限に関する技術が見当たらないんですよ。
まてぃ
これは怖いですね。
大橋 悦夫
だから僕みたいな、なんかアホみたいに書く人が現れた時に、
いや、こいつには課金しなきゃいかんとかって思われるかもしれないので、
結構不安なんですけど。
まてぃ
その可能性全然ありますよね。
大橋 悦夫
そうなんです。
けど今のところは写真もガンガン入るし、動画も入れられるし、
まてぃ
え、動画も入る?
大橋 悦夫
動画も入るんですよ。
これはさすがにヤバいですよね。
まてぃ
これで3800円はちょっと悪安にもほどがありますね。
大橋 悦夫
そう。
で、多分まだまだまだ件数が少ないからだと思うんですけど、
このiPadとiPhoneとの間でシンク普通にできますし、
ただ難点はね、Windowsアプリがないんですよ。
まてぃ
あー。
大橋 悦夫
で、一応ね、もう超最近に、まだベータ版ですけど、
このブラウザーでアクセスできるやつが始まったので、
一応僕はブラウザーで見てはいるんですけどね。
なので一応Macの下はMacのネイティブアプリがあるんですけど、
Windowsの下はないので、iPhoneかブラウザーでスパッとということになって、
ただブラウザー版はね、まだ機能が少なくて、フル機能ではないので。
とはいえ、そのPC上でこの画像を上げたいと思ったら、
一応PCのブラウザー上で画像をパッと上げれば、
iPhoneからそこで見れるというふうにはできるので、
一応それでしのいでいる版ですかね。
まてぃ
じゃあ、もう日常使いのメインは、
Day1の方に移りつつあるっていうことですか、比重としては。
大橋 悦夫
そうですね、記録に関してはもう完全にDay1に移しまして、
どうしてもね、Evernoteが非常に軽くなったというか、
毎日Evernoteのレビューをしてるんですけど、
そこにこの記録はもう含まれないので、
純粋にアイディアのレビューだけに集中できるので、
なんだ、これっていいじゃん、むしろこれが良かったじゃんというですね。
だからこれはEvernote値上げしてくれなかったら、
こんなことにはならなかったので、本当に採用が馬ですよ。
まてぃ
なるほどね。
で、これって大橋さんってこのアイディアって、
ログシークでもまとめてらっしゃるじゃないですか。
で、Evernoteとログシークの使い分けって、
起源がないやつがログシークに行くんですよね。
大橋 悦夫
で、Evernoteは至高の種でしたね。
まてぃ
種を入れて、種から育った時に日付がないものがログシーク、
あるものがToDoListでしたっけ?
大橋 悦夫
日付のあるもの、はい。
まてぃ
種の状態のものが今はEvernoteだけに入ってて、
Taskmerとの連携
まてぃ
それを毎日確認されてるってことなんですか?
大橋 悦夫
その通りですね、はい。
まてぃ
そうするとDay1は、あのサイクルの中には入ってくるんですか?
大橋 悦夫
毎日記録はリアルタイムにとっているんですけど、
具体的にはTaskmerというiPhoneのタスクショートアプリを使っているので、
その記録を今まではEvernoteに送っていたのをDay1に送るというふうに変えたわけですね。
ただ、TaskmerからEvernoteに送る機能があるんですけど、
TaskmerからDay1に送る機能がないので、どうしてるかというと、
Taskmerにはカレンダーに出力するというデフォルトの機能があって、
これはホトウキもタスクを完了させると、
そのタスク名と、それからメモですね。
事故後のメモが自動的に指定したGoogleカレンダーのカレンダーに転記されるんですよ。
なので、そのカレンダーを見ればですね、Day1に入れるべきものが分かると。
とはいえ、コピペするのはめんどくさいじゃないですか。
どうしてるかというと、今度はDay1の方にカレンダーを読み込む機能があるので、
なのでTaskmerの出力するカレンダーをDay1で読み込むというふうにすると、
Day1からTaskmerのログのカレンダーを読み込んで、
一件でスコープをピッと押すとエントリーが入るという状況になっています。
なので、1日分貯めちゃうと大変なので、
Day1アプリの機能紹介
大橋 悦夫
食事の後とかそういうタイミングで1日何回かにおけて、
カレンダーにあるTaskmerで残した記録をDay1に転記するということをやっています。
そのタイミングで、iPhoneでやっているので、カメラ道路にある写真ですね。
これも絵日記みたいにエントリーに追加していけるので、
そういうふうにして毎日1日の中で少しずつその日の日記を繰り出して作っていくという感じになってますね。
まてぃ
すごい、なんかもう人生の物語何年分溜まっているんですか?
大橋 悦夫
いやーもうだから、ペーパーノートには相当昔から溜まっているので。
まてぃ
この間のお話だと大学生の時からつけている話だったじゃないですか。細かいものがね。
大橋 悦夫
はいはい、そういう意味ではテキストファイルにメタテキストで日記を書いている時代があったので、
それもですね、これはまたロゴの楽しみですけど、インポートの方法とかもいろいろ調べて、
CSVファイルを作ることによってDay1に入れることができそうだということが多かったので、
あとでちょっとプログラムを書いてですね、日記からCSVに書いて、
それをインポートするということをしようかなということをですね、考えてます。
まてぃ
なるほど。
大橋 悦夫
それと別にDay1にはInstagramと連携する機能があって、
インスタのアカウントを設定すると、もうね、全エントリーをDay1に主張的に入れてくれるという機能があるので、
早速連携したらですね、もう僕は昔、今はやってないんですけど、昔インスタに先生と投稿している時代があったので、
その時の画像とかが全部Day1に入りました。
まてぃ
えー、それすごいですね。
大橋 悦夫
うん、これはかなりいいですね。
インスタからインポートできるってことですよね、Day1に。
まてぃ
それはいいですよね。それやりたい人いっぱいいますもんね。
大橋 悦夫
いや、いると思います。いると思います。
これだけのためにプレミアムにする価値はあると思う。
いっぱいある人はね。
うん。
で、あとTwitterもこのビフトってあるじゃないですか。
ビフト?
ビフトってご存知ですか?
IFTTTってやつ。
いや、わかんないです。
わかんないですか。例えば、僕がツイートをしたら、それをDay1に転記するっていう自動化ができるんですよ。
なので、IFTTTを使って僕のツイートも全部Day1に入るようにしてるんですね。
まてぃ
これはいいですね。
大橋 悦夫
そうするとツイートすればそれも自動的に記録としてDay1に入ってくるので、
この自分の日記の合間にツイートも差し込まれることになるので、
なんか1日の流れが全部1本のタイムラインにまとまるという。
まてぃ
えー、それめちゃくちゃいいじゃないですか。
大橋 悦夫
そう、なので、いろんなところでやった活動がDay1という1本のタイムラインにまとまるので、
これは非常にいいなと。
この記録はですね、さっき言った通り、後で活用するつもりはあんまりないというものが中心なので、
やっぱりこのDay1の中にですね、これ後で考えようとかね、これ後でやっとこうと思ったものを入れないようにしてますね。
自分の歩いてきた道を振り返る
まてぃ
記録の中から何か取り出すことって全然ないんですか?
大橋 悦夫
あるとしたら、例えば、最近実は古いiPadをね、中古にして売ったんですけど、
その時に、このiPadいつ買ったんだっけ?みたいなことってあるじゃないですか。
日記があると、余裕に検索ができて、この日から使ってたんだねということがわかるので、
そういう時には使うっちゃ使うんですけど。
まてぃ
なるほど、すごい昔話ですけども、私が覚えている、いつも同じ話して申し訳ないんですけど、
2016年のタスクカフェに行った時に、えーって思ったことはいつかあったんですけど、そのうちの一つで、
1年前の今日の日記、2年前の今日の日記を毎日見返して、
自分がどういうふうに変わったかとか、眺めて読むのが楽しいっていうエンターテイメントとして楽しんでいるのもありますし、
自分の歩いてきた道を振り返るきっかけになって、それがこれからの自分の道しるべにもなるみたいな話をされてて、
なにそれ面白いし素敵と思ったんですよ。それで私もそれから真似してるんですけども。
それは、はいやってます。それはDay1でこれからも、今もそれは続けてらっしゃるんですか?そもそも。
大橋 悦夫
それはEvernoteだとだんだんやりづらくなってきたので、どうにかしないとなと思っていたら、Day1にはデフォルトでこの日という機能があってね。
新しい日が始まると、1年前、5年前、10年前ってとにかくその日の日記がこう上がってくるんですよ。
まてぃ
おっとそれ大橋さんのための機能じゃないですか。
大橋 悦夫
いやーだからね、このために使ってる人が多いんじゃないかなって思いますよね。
なかなかね、デジタルならではですよね。10年日記とか紙でもあるじゃないですか。
あれは10年経ったら11年目どうすんだっていう問題があってね。
デジタルだったら何十年でもいけるわけですよ。
まてぃ
そうですね。
大橋さんD1使ってるってすごいツイート
大橋 悦夫
毎日、今のところまだ過去のインスタしかないから、ひたすらね、3年前、5年前、10年前とかのインスタの投稿が上がってくるので、おーっと思いながら1日を始めるんですけど。
まてぃ
本当に誰得で言うと本当に大橋さんのためにある機能。
大橋 悦夫
いやー最高ですよ。
まてぃ
すごい。
大橋 悦夫
これで年間3,800円っていうのがね。
まてぃ
安い。
大橋 悦夫
安いですね。
安い。
まてぃ
容量が心配ですよ、サーバーの。
大橋 悦夫
本当それです。
まてぃ
ずっと気になってたんですよね。大橋さんDay One使ってるってすごいツイートとかされてましたけど、
どんなふうに使って今までバードノートはどうされたんだろうとか、振り返りはどういうふうに変わったんだろうとか、使い勝手とかってどうなのかなって思ってたので。
大橋 悦夫
これはもう大橋さん沼ですね。
沼ですね。
まてぃ
完全に沼ですね。
大橋 悦夫
日記沼にどっぷりと。
まてぃ
そうですね。なんていうか祝福しかないですよね。
大橋 悦夫
そうですね。
まてぃ
おめでとうございます。
大橋 悦夫
ありがとうございます。嬉しいです。
ですよね。
記録とアイディアの使い分け
まてぃ
そんなことが起こってたなんて。
じゃあエバーノートは次の更新の対応が6月ですよね。その後は無料プランに切り替えるってことですか。
大橋 悦夫
いやいやいやさすがにまだたくさんあるので、たぶん最低1年はとりあえず使い続けると思いますね。
あとはマティさんもエバーノート使ってるから分かると思うんですけど、やっぱり検索の精度があまりにも高いので画像の中も検索してくれるじゃないですか。
はい。
なかなかこの検索機能を備えたこういうツールが他にないので。
そうですね。
この13万件あっても結構すぐ検索結果が返ってくるので、だからこの13万件のデータがあって、こんだけの速さで検索結果を返してくれるツールが他にあるかっていうのを、でも検証するのも大変じゃないですか。
13万件入れるまで検証できないわけじゃないですか。
これはもう設備として維持しなきゃいけないのかなという諦めの境地にはありますね。
そうですよね。13万件ですよ。私の2700件とかね、その程度でもどうしようかなって思っているので、それはすごいですね。
今回のエヴァノートの値上げをきっかけにこの記録とアイディアという先ほど言った仕分けができたので、そうなると改めて考えてみたんですけど、こういう言い方がされるかわからないんですけど、このバリュー株とグロース株ってあるじゃないですか。
投資の話なんですけどね。
簡単に言うとバリュー株というのは成長はしないけども安定的に配当してくれるみたいなね。
一方、グロース株というのは成長が期待できる株なので値上がりはするわけですよ。
でも同じぐらい値下がりもするので非常に不安定だと。
かつ配当なんか出さずに全部利益は投資に回すから配当は全く期待できないというのがグロース株の特徴で。
バリュー株とグロース株というのは実は記録とアイディアに当てはまるなというふうな閃きが置いてきまして、
どういうことかというと記録はバリュー株なんですよ。
つまりこの記録はもう1回記録を取ったら記録を残したらそこから成長はないわけですね。
なんだけど記録を読み返した時にこんなことあったなみたいな振り返りでね、
その時の記憶を読み返ってきてちょっといい気分になるじゃないですか。
これを記憶の配当と呼んだ章を読むんですよ。
すごい良い表現ですね、それ。
これはDie with Zeroという本がありまして、これは要するにゼロで死にましょうと。
つまり資産をいくら貯めても結局死んだらなくなっちゃうわけだから、使えなくなっちゃうから、
死ぬまでにお金を使い切って死にましょうねと。
子どもたちにお金は残さなくていいよと、それはちょっといろいろと議論があるんですけれども、
その考え方って非常に確かにそうだなっていうね、死ぬまで待機を持ってもしょうがないから、
ちゃんと死ぬまでにきっちり使い切れるような生き方をしようぜっていう主張の本なんですけど、
その中に出てくるのは記憶の配当っていうのがあってね。
エバーノートの使い分け
大橋 悦夫
結局若い頃に節約をしまくって楽しみも全部削って投資に回すというのは一見すると、
投資的には正しいように思えるんですけど、
でもせっかく20代30代でしかできないような海外旅行にガンガン行くとか、
スポーツをガンガンするっていうところを我慢してね、
そしたらこの安い節約生活でその時代を過ごしたら、
その時代にしか体験できない記憶が残らないので、
そうなると記憶の配当は後でもらえないよっていうことなんですよ。
僕が日記をせっせとつけているのは、将来記憶の配当をもらいたいからなんですよね。
まてぃ
それいつ頃からそう考えたんですか?
大橋 悦夫
この2、3年ですね。
というのは時々エヴァノートで昔のノートに当たった時に、
ああっていう時があったので、
1年前の今日みたいなのを見ているわけなんですけど、
それがDay1の場合はもうデフォルトで何なら落ち着けてくるので、
これはいいなと。
ほら、配当を自動的にもらえるやんっていう世界なんですよね。
そういう記録のバリュー株ですよね。
一方、アイディアっていうのは、
Die with Zeroに学ぶ記憶の配当
大橋 悦夫
例えばウェブクリップをしましたとなった時に、
そのウェブクリップを元にして考えたことみたいなのを、
そこに追記していたりしますし、
他のウェブクリップと組み合わせて、
これとこれを組み合わせるとこんなことを言えるよね、
というふうに激しく書き換えるわけですよ。
そういう情報って、実はエヴァノートは不得意なんですね。
個人的にはそれがエヴァノートでやりづらいなと思っているので、
そういったものをログシークに転記して、
タグをつけたりとか、リンクしたりという形で活用すると。
そうなると、最初はいいと思ってクリップした記事も、
時間とともに大したことないなと、
もっといいのが出てきたなとなって、
価値が下がるわけですよね。
つまり、成長が期待できると思ったけど、
実は下がっていったりしますので、
そういう意味では本当にグロースカブっぽいわけですよ。
当然、こんな記事クリップしてたんだと後で見つけても、
そんなにグッとこないので、
配当は期待できないというところにも通じますので。
そうなると、バリューカブとグロースカブを、
それぞれ、Day1とそれからエヴァノート、
もしくはLogseqと仕分けることによって、
それぞれに役割をきっちり分けられるなということに気づいて、
そういう使い分けにしていくといいのかなというところが現状ですね。
まてぃ
これがきっかけで、本当に使い分けが明確になって、
今までちょっとフワフワしてた、ちょっと不便だなっていうところが、
落ち着くところに落ち着いたって感じですよね。
大橋 悦夫
そうですね。今までエヴァノートに全部入れればいいんだっていう、
ちょっと盲信しているところがあったので、
なのでこれを機に、
そうか、全部エヴァノートに入れなくてもいいんだと、
むしろ入れないほうがいいんだということになって、
こういう仕分けができてきたので、
エバーノートの使い方-未来のイメージ作成
大橋 悦夫
またね、5年後とかにまた違うこと言ってるかもしれないですけど、
今のところはこれがいいのかなというところですかね。
まてぃ
なんかまだ私は全部入れちゃえばいいじゃんみたいな、
ところにいるので、
それ聞いちゃうとDay1いいなみたいに思っちゃいますね。
大橋 悦夫
そうですね。
ただこれは投資もそうなんですけど、
投資金額が少ないうちから、いろいろ分散させてもですね、
あまり意味がないというかね。
そもそも投資をしている金額が少ないうちは、
もう現金と株でいいじゃんと、
そういう世界があるじゃないですか。
なので最初はもう一緒くたにしていて、
だんだん増えてきたときに、
ボラティリティと言いますよね、この値下がりが激しくなると。
そういうボラティリティが高くなってきたときに、
改めて分散を考えようというところで、
数量を分けるという発想になっていくのかなというふうにも思うので。
それもそうですね。
最初からカテゴリーを細かく切って記事を書くのではなくて、
最初もカテゴリーを作らずに記事を書いていって、
ある程度溜まったところで、
こういう記事はこういうカテゴリーに分けようみたいなね。
そういう鉢を分けるみたいな、
そういう風にしていくと思うので、
それと考え方は同じかなと思いますね。
まてぃ
大橋さんのいつも思うのは、
大橋さんのログってアイディアと記録みたいに
ラベルをきちんと分けてたりとか、
取った記録を使うということが明確じゃないですか。
そこがすごい特徴的だなっていつも思うんですよね。
私は大橋さんの使い方を初めて聞いたときも、
結構衝撃を受けたり、
自分が過ごしてきた時間が、
自分の現在、過去、未来に役立つって
あんまり思ったことがなかったので、
結構人生を揺さぶられたんですよね、その価値観。
だからこうやって考察することになって、
こうやって一緒にお話しする機会ができて
ありがたいなと思っていますが、
私にとって記録は確認するものであったりとか、
過去に積み重ねてきた結果、今になったっていう
復習をして前に進むみたいな、
原点の確認をしたり、
現在地の確認をするみたいな役割だったり、
あとは次に進むために、
自分の頭の中に青写真を描きたいんですけど、
人は過去の習慣の方に引っ張られることが多いので、
そっちに引っ張られないように、
新しいものを自分に植え付けるために、
エヴァノートに未来のことを書いて、
そっちに自分の頭を引っ張っていくために
使っているんですよね。
だから過去、現在、未来の使い方みたいなところを
エヴァノートに入れてやるのって、
エヴァノートの不便さが逆に便利だなって思ったんです。
大橋 悦夫
不便さが逆に便利っていうのは?
まてぃ
エヴァノートって振り返りがしづらかったり、
例えばログシークだとタグを打つと、
そのタグの記事が当然全部出てくるじゃないですか。
だから一覧性がすごく高くて読みやすかったり、
これ気になるっていうのがあったらそっちに
遷移しやすいんですよね。
でもエヴァノートって、さっき大橋さんもおっしゃってましたけど、
振り返りしづらいじゃないですか、ピンポイントで。
で、ちょこちょこ違うところに引っ張られて間違えてクリックしちゃったとか、
そういうことが起こりやすかったりもしますけど、
自分が見たいイメージを決めていて、
それに対照するものを探すときって、
余計なものが入ってこないから左右されなくていいなって思ってたんです。
自分のイメージを、もう決まっているイメージがあって、
それを動かさないために使いたかったんです、雑誌にとって。
大橋 悦夫
例えばどういう感じで使っているんですか。
まてぃ
例えば私が会社員のときにずっとやっていたのは、
5年後、10年後どうなりたいかとか、
例えば60歳のときにどんなふうに働いていたいかみたいなイメージを
ずっと作ってたんです。
その作ったイメージを言葉とかイメージにして、
エヴァノートの未来のイメージみたいなノートを作って、
そこにビジュアルとかも貼り付けて、
それをずっと頭に植え付けてたんです。
大橋 悦夫
繰り返し見ると。
そうです。
エバーノートの使い方-メモのタグ付け
まてぃ
そこに例えばタグを付けて、
よく使っているタグは振り返りとか、
あと2000何年とか、あと仕事とか、
これからのことみたいなタグを作って、
それで一覧に出したときに、
未来のビジュアルに関する記事は同じタグが貼ってあるので、
それに関して考えたことを新しくノートに起こしてタグでつないで、
大橋 悦夫
それだけを見るんですよね。
まてぃ
そうすれば、例えば体調が悪い日の記録とかも付けてるんですけど、
体調が悪い日の記録とかがそこに混ざってくると、
ぶれるじゃないですか。
体調悪いイメージが未来のイメージに入っちゃうので良くないとか。
そういうのを意図的に避けられたり、
あと嫌いな人リストとか、
この人要注意リストみたいなやつを作ったんですよ。
今もありますけど。
人のことを信じたいから、
何かされても何回も騙されちゃうんですよね。
そういうこととかも忘れないようにって、
ショートカットとかに置いてたんですよ、会社員のときは。
避けられないから。
そういうのが未来のイメージと混ざらないようにするとか。
だから行動のすべてをエバーノートの中にタグを付けて、
ノートを分けて入れているので、
私の場合は描いたイメージがそのまま未来になることが多いので、
そこを汚されたり踏まれたりしないように、
自分のビジュアルを守るために使っているという感じなんですよ。
エバーノートの使い方-実践事例
大橋 悦夫
それはすごい斬新というか新鮮ですね。
自分を引っ張っていくコンダクター、指揮者みたいな。
そうですね。
それはいいですね。
宝地図を作るみたいな、そういうノウハウ。
それっぽい感じですね。
雑誌の切り抜きとかを集めて、
自分のこういう感じでいきたいというのを作って、
そこを繰り返し見ることによって、
それがいい意味で刷り込まれると。
まてぃ
お礼です。
あと言霊。言霊を信じているので、
いい言葉とか、まとめているノートも何個かあるんですけど、
そういうノートを一緒に置いておいて、
大橋 悦夫
自分を励ましていくかもしれません。
なるほどな。
同じような効果を、僕は過去の記録を振り返ることで
得ているんだろうなと思いました。
そうですよね、きっと。
まてぃ
やり方って、もちろん人それぞれだと思いますし、
いろんなやり方があると思うんですけど、
そういうことを具体的に明確に話ができる人って、
やっぱりそんなに多くないので、
大橋さんのやり方って、やっぱりとても印象に残りましたし、
そういうやり方があると全然思いつきもしなかったって思って、
私も真似したんです。
それからすごいエヴァノートとか、
やっぱりツールに依存する部分があるじゃないですか。
ここから、もともとツールは好きだったんですけど、
沼にどんどん入りまして、記録系のツールが。
大橋 悦夫
なるほど。
そうですね、結局大きく分けて、
未来思考と過去思考っていうね、
非常に雑に分けてしまうと2つあると思うんですけど、
僕は全く未来はこうありたいとかっていうビジョンは作らない人なんですよ。
アディさんからすると、え?とか思うかもしれないんですけど、
むしろ過去をやってきたことを振り返ることで、
そこから延長線上というかね、
こういう感じだったらこうなるだろうなみたいな、
ある程度言ってみたらバックデータから先を読みをなんとなくできると、
自ずとこうなるだろうなというところで、
じゃあ今日これができるからこれやろうかっていう風に生きてるので、
あんまりこの遠くまで考えて生きてるなというのを改めて思いましたね。
行き当たりばっかりです。
まてぃ
それも大橋さんがおっしゃってたんですけど、
波のない人生を作りたいっておっしゃってたんですよ。
ニュアンスは違うかもしれないんですけど、言い方とか。
大きな変化とか、何かびっくりするようなこととかが起きて疲れるようなこととか、
面倒なこととかが起こらないように、
今までの自分の記録を取ることで、
平均値みたいなのがわかってくるじゃないですか。
自分の調子が良い悪いとか、そういうのを見て、
自分が無理なく穏やかに暮らしていける方法を
自分の過去から今に対して見てるんだみたいな話をされてて、
何それ、それ素敵って。
大橋 悦夫
いやー、それ自分言いそうですね。
まてぃ
衝撃を受けて帰ったのを本当によく覚えてます。
渋谷のなんとか坂、宮益坂を歩いて。
大橋 悦夫
はいはい、そうですね。
すごく覚えてます。
それはよくある、漁師と起業家の話って知ってます?
まてぃ
はい、魚釣りの話ですね。
大橋 悦夫
そうですそうです。
漁師の人がゆったりとした毎日を暮らしてる人がいてね、
漁師で魚を釣って暮らしてると。
それに身をつけた起業家の人が、
そんなにちまちま魚釣ってるんじゃなくて、
お金を借りて投資して船を買って一気に漁業をすれば
儲かっていいぞというふうに言うんだけど、
それってどうすんだってお話を詰めていくと結局、
大金持ちになって引退して静かに暮らせると。
だったらもうやってるわいっていう。
未来思考、過去思考、そして価値観
大橋 悦夫
そうなったら今の生活を続けられた方がいいじゃないかっていう話なんですよね。
まてぃ
そうなんですね。
話はいい話ですよね。
大橋 悦夫
でもこれは人によっては、なんだそれ夢がない話だなということで、
一笑に付される可能性もあるので、そこはもう価値観なんですよね。
まてぃ
そうですね。私はそういう暮らしがいいなって思うので、
だから大橋さんのお話を伺ったときに、
私そんなふうに将来のことを考えたことがなかったなっていう気づきでもありましたし、
自分が本当に望んでいる暮らし方ってこれだったんだなって思ったのもよく覚えています。
だからすごくよく覚えているんですけど、
いろんな人とか環境とかに自分で決めない暮らしを送ると、
結局周りに左右されたり決められたりするものを無意識に選んで生活してしまうじゃないですか。
大橋 悦夫
だから私はそこを決めてないんだっていうことにショックを受けたんですよ。
影響を受けやすい状況だったわけですね。
まてぃ
ってことですね。自分で決めてるつもりだったんですけど、そんなことなかったんだと思ってショックを受けて、
それで私も何か考えようみたいに思って帰って、
それで熱心に記憶を取り出して、振り返りとかをやりだしたんですよね。
大橋 悦夫
なるほど。
まてぃ
だからタスクシュートの使い方を知りたくて、タスクパフェに申し込んで行ったのに、
その後お昼に行くっていう機会があって、やたら話しかけて、
ちょっとうざいぐらい話しかけてすいませんでしたって後から反省したんですけど、
大橋 悦夫
ちょっと佐々木さんと大橋さんにホリホホリいろいろ伺って、周りの人どんびきみたいな感じでしたけど。
そのランチ会は結構覚えていて、お二人はどうして一緒に仕事を始めたんですか?
みたいな取材か?みたいな話になったのは覚えてますけど。
まてぃ
すごい衝撃だったんですよね。
なんでこんなにここまでタスクシュートとかタスクマンを使ってまで時間の管理をするのかとか、
そもそも私は時間の管理がうまくできてないからまずは覚えたいみたいなところから行ったはずなのに、
私の人生ってなんなの?みたいになっちゃって。
なんでこの人たちはこんな話をしてるわけ?みたいになってですね。
これは根本にある話を聞いて帰らないと、後で絶対に困るって。
何が困るのかわからないんですけど。
思ってすごい変わったんです。本当にすいませんでした。
大橋 悦夫
いいです。
ということでちょっといろいろと話題はつけないんですけれども、
Evernoteの分類方法
大橋 悦夫
今日はエバノートどうするか問題という話から、
記録とアイデアに分けるという、やり始めたばっかりなので今後また変わるかもしれないんですけども、
今のところはそういう風にしているというところをお話しさせていただきました。
次回、本当は今日は話したかったテーマがありまして、
どうやらマティさんは毎月すごい金額のサブスクのお支払いをされているということを伺って、
そこをいろいろと突っ込みたかったんですけど、それはまた次回ということで、
次回その話をお楽しみにということで、今回はこれで終わりたいと思います。
ご質問とかご要望やリクエストがありましたら、
ハッシュタグ仕事のキャスト、もしくは概要欄にある問い合わせフォームから
お送りいただければと思います。
ありがとうございました。
まてぃ
ありがとうございました。
36:46

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