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2023-04-03 08:19

【第74回】両国寄席 主任:三遊亭圓橘 23/04/01

この顔付けでこの内容。あまりにも安すぎる両国寄席です。

#落語
#五代目圓楽一門会
#両国寄席
#三遊亭圓橘
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五大面楽一文会の両国寄席
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はい、シェアする落語のshikeです。
4月1日、久しぶりに、お江戸両国亭五大面楽一文会の両国寄せ、4月初日に行ってまいりました。
正直なことを申し上げてですね、こういう寄せ興行っていうのは、いっぱい人が出てきますんで、
全員が面白いとか、全員が自分にとって好きとかっていうことはまずないんです。
どっかでやっぱり一回、休憩時間ができるところがあるのが、わりと普通だと思うんですが、
この日の顔づけは、なんか僕史上最高みたいな感じだったんで、これは行こうと思って行きました。
五大面楽一文会の両国寄せ、相変わらず安い。1500円です。
で、ちょっとマジックを使うと1200円になってしまうというね。
で、前座がね、前座誰出るかわからないじゃないですか。
前座がね、三遊亭楽太さんでしたよ。
6代目三遊亭縁楽最後の弟子にして、今は三遊亭満喫賞のお弟子さんになりました、前座。
三遊亭楽太さん。
17歳の入門のね、直後から見てますけどね、21歳になって、やっぱりちょっとこのね、余裕ができてきたかなっていう、もうすぐ2つ目かなっていう感じもありますね。
で、ネタが初天神だったんですが、そういうね、21歳の丁寧らしい可愛らしさと、あとそのもう技ができてきてるので、もともとこの人最初っから上手いですけど、
あの、ちょっとね、ガンダムのギャグを入れてきた。
でも崩れないね、崩れないし、達者です。
あの、下手な新打ちが間に合わせにやる初天神なんかより、全然面白い初天神でした。
その後、まんまるさんが、シワイヤでいいのかな。
これもね、いいノリでしたね。やっぱ手慣れたネタになると、まんまるさんはね、ノリがいいですね。とってもいいです。
その後のね、らっこうさんのノリも素晴らしかったですね。
僕らっこうさん、三遊亭楽太さん、一番いいと思ったな、今回。ネタは矢次郎でした。
いっぱい出るんで、急いでいきますよ。続いて幸太郎師匠。
三遊亭幸太郎師匠は、このベテランの味を十分に活かしながら、しのじ嫌い。
ね、いいですよ。
で、そこからですね、この日のハイライトは、林谷松尺師匠です。
医療国寄せ、こうやってですね、五大面楽一文化以外からゲストが入ることが多いんですけども、この日は林谷松尺師匠。
オケチミ役。ギャグ満載です。笑った、笑った。
もうそれがね、立て続けに来るから、やっぱ自話って、幸太やらなきゃダメだなっていうね、自話の極上の見本でしたね。
いや、素晴らしく笑いました。
あのね、動物、動物じゃねえや、泥棒の名前の中にですね、ルフィが出てきまして、
ルフィが指輪を盗んだ、ルフィの指輪っていうのはベタベタですけど大笑いしましたね。
そして、仲入り前、最後に出てきたのは三遊亭道楽師匠。
この道楽師匠もこの日ノリノリの短命でした。
いやーね、いいです。
無駄な色っぽさと、無駄じゃないカッチリ狂う間抜けさ。
道楽師匠にはハマるネタですね、これで。
三遊亭王楽師匠の新作ネタ
ここで仲入りが入りまして、今度は三遊亭王楽師匠、枕ですね。
この日の鳥の三遊亭円吉師匠をちょっといじったりして、なかなかだなと思ったんですけども、
ネタは新聞記事で、この新作王楽師匠、時々手掛けてるわけですけど、
新作で培ったセンスをボンボンボンボン、古典に入れていくっていうのがね、
こっとことく決まってましたね。
面白い。ボケる角度がね、いろいろあるんですよ。
非常に鋭いボケが入ってくるんで、もう笑っちゃいますね。
そして膝はですね、漫才のニックス先生です。
やっぱりニックス先生はそうでしたか、というですね、
マジックワードを手に入れたことによって面白さ5倍増、10倍増かもしれません。
もう立て続けにバンバンバンバン、もうお客席ワイヤーワイヤーでしたね。
ゲラッゲラみんな笑ってました。
ニックス先生ね、もっとメジャーになっていただきたい。
こんだけ面白いんだから。
両国寄席ネタの堪能
そしてここまでですね、流れが爆笑爆笑爆笑で来てるんですよ。
ここで円筆師匠が何を描けるかっていうのがすごい楽しみでしたね。
人情話に持ってく空気ではない気もするし、
爆笑でちょっと笑い疲れてる感じもあるところに何を持ってくるのかなと思っていたらですね、
ネタは3年目でした。
この部屋の客席にどういうわけかっていうのは失礼かもしれませんけど、
お一人で制服の女子高生が来てまして、
みんなそれいじるの我慢して楽屋で大騒ぎしてたみたいなんですけど、
円筆師匠はちゃんといじりましたね。
そこから入ったネタが3年目ですよ。
なるほどなと思いましたね。
笑いが取れる部分がそんなに多くはないけど、
落語化三優定円筆の技はもう十分に堪能できて、
下げでちょっと笑わせて終わるっていう満足度の高い講座。
ここでやっぱり3年目をチョイスするのが、
3年目ってこういう話なんだなって思いましたね。
そんなに僕好きなネタじゃないんですよ。
けどここに3年目を持ってくるっていうのが、
寄せ工業における正解なんだ。
それでこのネタがあるんだっていうのがわかった気がしました。
こうやって流れを全体で見ていくと、
まあ豪華でしょう。
生辞役師匠があんだけガンガン笑いを取って、
最後円筆師匠がピタリと決めるっていうね。
それで1500円、ちょっとマジックワードを言うと1200円になっちゃうっていうのは、
あまりにも安すぎでございます。
値上げのお知らせ
ということで6月から5代面諾一問会両国寄せは値上げになるんですが、
300円ぐらいしか上がらないんです。
ですから皆さん両国寄せはですね、
本当顔つけによっては5000円出してもおかしくないぐらいのラインナップになったりしますので、
その月の予定票が出た時にしっかりチェックして、
これだっていう時はぜひ足をお運びいただきたい。
多少交通費を払っても全然ペイできる寄せ工業でございます。
あとこの日ね、代円がなかったのもよかったですよね。
代円はやっぱり寄せ付き物なんで、
その辺はTwitterなんかでも発信してますんでチェックしていただきたいと思います。
というわけで大満足の両国寄せということで、
シェアするらくごもしけでした。
ではまた。
08:19

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