アジェンダ:
- Appleは実は「ビジョン駆動」の会社である
- バイオデザインとサーキュラーデザインが描く素材の未来
- 日本の大学が抱える構造的ジレンマ
『 Design ✖️ AI フレームワークのダウンロードはこちら』
📝btrax オリジナル GEO/AIO フレームワーク📝 お問い合わせリンク💌 ご意見箱
エピソードの感想やご質問、リクエスト等はこちらのご意見箱へお寄せください。
📚 弊社オリジナルコンテンツbtrax初の書籍『発想から実践まで デザインの思考法図鑑』Amazonと全国書店にて好評発売中!🎙 出演者Brandon Hill (CEO & Founder, btrax) XMatthew Waldman (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授) LinkedIn
🏢 会社概要btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社ホームページをご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
サマリー
このエピソードでは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授のマシュー・ウォルドマン氏をゲストに迎え、AI時代におけるデザインの役割と本当のクリエイティビティについて議論します。ウォルドマン氏は、自身のバックグラウンドであるプロダクトデザインやファッションテックブランド「NUCA」の立ち上げ経験、そして日本文化への深い造詣について語ります。特に、日本の大学が抱える構造的なジレンマとして、研究資金調達の困難さや、イノベーション推進における課題を指摘します。また、デザインの定義が「見た目」に限定されがちな日本の現状に対し、Appleのような「ビジョン駆動」の企業文化の重要性を説き、AI時代においてはブランディングやストーリーテリング、イノベーション創出といった人間ならではの領域がデザイナーに求められると主張します。さらに、サーキュラーデザインやバイオデザインといった新しい素材開発の可能性にも触れ、日本のクリエイティブディレクターのユニークな役割についても考察を深めます。最後に、ウォルドマン氏自身の音楽活動についても紹介され、多岐にわたる彼のクリエイティビティが示されます。
マシュー・ウォルドマン氏の紹介と日本文化への思い
サンフランシスコ・デザイントーク
BTRAX CEOのBrandonです。
今日は、僕の友人が日本からサンフランシスコに偶然来ていたので、
BTRAXのオフィスでこのポッドキャストをレコーディングしています。
彼の名前はマッヒューです。
よろしくお願いします。
マッヒュー・ウォルドマン、英語の発音。
今は慶應義塾大学のメディアデザインの大学院研究科の教授をやっているんですけれども、
もともとはプロダクトデザイナーとして自分のファッションテックブランドNUCAを立ち上げて、
それがある時期は結構有名だったというか、知られていて、
その前でもコープレートアイデンティティとか、 いろんなデザイン系の企業もやってきた。
個人的には音楽も作っているんですね。
素晴らしい。僕も結構前から知っているけど、 最初に知り合った時、NUCAはWATCHブランドだよね?
そう、でもWATCHブランドじゃなくて、 マインスタイルブランドと自分で言ってたんですけど、
作った企画もWATCHだけじゃなくて、 本当にライフスタイルブランドだったんですけどね。
あれはニューヨークベースで。
出身ニューヨークで、今東京に住んでいるけど、 何で日本語を喋れるんですか?
話が長くなるんですけれども、 若い頃はニューヨークのクイーンズクに住んでいたんですよ。
その頃から日本人の友達もいたんですよね。
そういう友達の家に行ったら、家よりきれいだったし、
お母さんがいつも軽食を作ってくれたとか、 すごく魅力的だったんですよ。
日本のカルチャーみたいなのが。
子供からの見方も全然、本当に6歳、 小学校の1、2、3年生くらいの時だったんですよね。
その時はアメリカでポピュラーカルチャー、 アニメはもちろん英語で見てたんですけど、
鉄人28号とか、スピードレーサーが、 マッハ号ですよね。
ゴジラの映画もすごく流行ってたから。
日本人の友達もいて、漫画も触れてて。
でもそれが最初の印象で、 僕もすごくちびちゃんだった。
髪も黒くて。
もともと白人、当時テレビに出てたアメリカ人が、 僕はすごくちびちゃんだったから、
日本の映画とか、日本人の友達も、 日本に行ったらもっと幸せになるかなと思ってたんですよ。
憧れというか、あったんですよ。若い頃。
でも高校生になったら、京都育ちの友達、 彼女が白人だったんですけど、関西弁バリバリ、標準語もバリバリで、
もっとモーダンな日本の文化に紹介されたんですよ。
彼女のご両親が、メトロポリティ・ミュージアム・オブ・アートと、 ジャパン・ソサイエティの偉い人だったんで、
いろんな日本の、新瀬勲とか、三海塾とか、 その当時の文化がすごく紹介されてて、
なんかいいなと思ってたんですよね。
でもそれプラス、彼女の友達が遊びに来たときは、 二人とかみんな日本語で喋ってて、
僕は日本語喋れなくて、 でもなんとなく僕はいつも通訳できたわけ。
でも日本語を話さないのに、 なんで通訳できると聞かれたら、
みんな表情が読めるじゃん。
彼女が言ってたのは、 日本人は表情を出さないんだよ。
僕はなんかもう超能力か、空気を読めるのか、 なんか僕はもう結構わかるような感じがするから、
そうだったら日本語が絶対上達するだと思うので、 日本語を勉強し始めたんですよね、高校の時は。
僕17歳の時だったから、あなたが若いから夏の時、 日本に行けば本当に飛行機だけで、
いろんな町に行ったら、そういうローカル政治が、 いろんなプログラムがあるから、
勉強しに行ったらどうですかと。
初めて日本に行ったのは何歳の時?
18歳だったんですよ。
それで金沢、石川県だったんですよね。
石川県最高じゃん。
最高だったんですけど、
デザインとかもすごい素敵な町だと思う。
今はね。
その当時はもう本当に昔の話だから、
田舎?
田舎とは言えないんだけど、 美術館、博物館そんなにいなかったんですよ。
そんなにいなかった。
マハラージャあったけどね。
クラブ。
そう、それがあったんだけど、
でもニューヨークから金沢みたいな町に行ったら、
そういうカルチャーショックがすごくひどくて、 大変だったから、
記憶に残ってるのは、そういうシンボルが青くなると、 トリアン星が流れてくるんですよ。
トリアン星、トリアン星。
音楽だけ。
それがずっと2分ごと、1分ごとで聴かされてて、 もう狂っちゃいそうになっちゃったから、
何この曲?
すっごく大変だったんですよ。
そういういろんなことがあったから、
僕はそんなに初めての海外だったんで、 大変だったんですよ。
今は慶応大学の慶応メディアデザイン?
そう。KMDという。
これは大学院?
そうです。
で、教授を結構やってるよね?
今9年目か10年目か。
そうですね。2017年からですよね。
どんなことを教えてるんですか?
一般的にはイノベーションデザインなんですけど、
私のラボがサーキュラーデザインとバイオデザインが メインでやってるんですね。
サーキュラーデザインというのは環境に優しいデザイン?
そうです。
バイオデザインって僕あんまり聞いたことなかったんですけど。
バイオデザインは、バイオロジー。
化学じゃなくて生物学。
生物学ですね。
の方法でいろんな新しい素材を作ったりするとか、
スパイバみたいな会社は知ってる?
日本の会社なんですけど。
なんていう会社ですか?
スパイバ。
知らなかった。
スパイバが遺伝広角で雲の糸を金に入れて、
金をビルみたいに発酵させて自然分解する繊維が作れるわけね。
それもバイオデザインですよね。
バイオデザインの方法で原材料もそんなに環境的に害がなくて、
出来上がったものが成分解するとは限らないんですけど、
その可能性が高いんですよね。
それはすごい、デジタルデザインだけじゃなくて、
フィジカルなプロダクトデザインとか、
インダストラルデザインとか。
素材化学、マテリアルサイエンス。
全部やってる。
全てやってるんですけどね。
すごいですね。
すごいと言えばすごいなんですけれども、
うちのラボがKMDの設備だとこういうような実験ができないんですよ。
それがいろんな共同研究パートナーのラボとか、
他のラボを貸していろんな実験をやってるんですけど。
マスユのバックグラウンドは、
インダストラルデザインを勉強したんですか?
実はもう建築。
建築?
建築を勉強したんだけど、それをやめて、
もうプロダクトデザインとか、
アイデンティティとか、
コーポレートアイデンティティとか、
グラフィックデザイン。
いろんなデザインをやってたんですよね。
自分で勉強してやったんですか?
そうです。
すごいですね。
でもその前、うちの親父が印刷工場で働いてたから、
そういうツールとかも全部方法として、
大学での研究:サーキュラーデザインとバイオデザイン
結構実際に子供の頃から見てたから。
NEUKAのブランドのプロダクトとか、
デザインフィロソフィーとか見てたけど、
僕はすごいオシャレで素敵だなと思ってて。
ありがとうございます。
ポップアートみたいな雰囲気もあるし、
若者が似合いそうなカラフルなものとか、
あとはマテリアルの使い方とか、
その形とかもすごい素敵で、
ニューヨークっぽいし、
ちょっと東京っぽいニュアンスもあって、
モダンというか、
ポップモダンみたいな感じで、
すごい素敵だったなというのは覚えてますけど、
今、メインは日本で住んでるから、
今はそうですよね。
アメリカと日本は、
デザインとか社会とか都市のインフラストラクチャーとか、
見てみてもどうですか?
デザインがだいぶ業界として、
AIのおかげというか、
精鋭というか、
結構変わってますよね。
今変わってる。
変わってるんですよね。
デザインというのは、
みんな業界の人もよく混乱してるんですよね。
そうですね。
だからそういう美学的なアステティックスのこと、
そういうフォームファクターとか、
それはデザインと思ってる人が多いんですけど、
でもデザインがわりと新しい分野というか、
それが結構19世紀の、
あまり使われてない言葉ですよね。
本当に第二次世界大戦の後によく使われてる言葉なんだけど、
デザインがやっぱり再生する、
リプロデュースする、
例えばこのグラスがどのような洋服でも、
そういう図案とか、
そういう3Dファイルとか、
それがきれいに誰でも使えるものを作る、
あれがデザインですよ。
だからそのデザインがいいかどうか、
美学的には価値あるかどうかは全く関係ないんですよね。
そういう意味では今のAIとか、
世界のマノカルチャー、
それも日本語で説明しにくいんですけど、
デザイナーの立場が結構進化してくるんですよね、今はね。
僕はサンフランシスコにずっと住んでるのが長いので、
そのデザインの話を日本の人にするときに、
見た目だけじゃない、
日本は結構デザインイコール見た目って思う人が多い。
多すぎるですね。
多すぎる。
グラフィックデザインとイラストレーションが多いイメージ、
あとアドバタイスメントとか、
その辺がデザイナーの仕事だと思う。
あとはプロダクトを作るときに最後にデコレーションする人とか、
パッケージとか、
表面のデザインみたいな考え方がまだイメージを持ってる人が多いけど、
本当はさっきのマスユの言った、
プロダクトを作るときの最初の作り始めのところから
デザインっていうのは始まってるはずだけど、
そこが大きな会社とかになってくると、
デザイナーの仕事が最後の方になっちゃうから、
それはもったいないなと。
もったいないんですよね。
日本の企業は結構まだそういう企業が多かったけど、
アメリカのAppleみたいな会社とかが最初からデザインを使ってたから、
影響を受けて。
ごめんなさい、そのポイントがすっごく重要ですよ。
知りたい。
そう、だから僕も言ってたんだけど、
デザインが混乱してるというのは、
特に日本の企業が混乱してるのは、
そういう見た目とか、
デザイナーがやる作業だと大事だと思ってる。
なぜかというと、
Appleみたいな会社、
これがすごくハーバードビジネススクールの記事のせいだと思うんですけど、
90年代の時は、
Apple is a design-driven business という記事が出てたんですよね。
日本人がそういう記事とか宣伝よく気にするんですよね。
But Appleはデザイン-driven business じゃないんですよ。
It's a brand-driven business.
そのデザインが、
Appleのデザインがいいというのは、
スティーブ・ジョブズがヴィジョンがあって、
Appleの前の時代がいろんな、
デザインの定義とAI時代におけるデザイナーの役割
例えばBlackBerryは、
事例にしたら、
キーボードとかボトンとか、
多いもの、テクノロジーが多くて、
彼が本当にボトンのないものは作りたくて、
技術が魔法のように感じさせたい。
それはデザインじゃないんですよ。
それがもうブランドビジョンですよ。
それがユーザーにどういう体験させたい、
どういう経験と体験、
どういうエクスペリエンスを作りたいのは、
そういうしっかりすると、
どんなデザイナーを雇っても、
ああいうビジョンとかガイドラインに従って、
いいものが作れるんですよ。
だから僕の意見が全然、
デザイナーとして人気がない。
スタイリング。
豪快すると、混乱するんですよね。
だからデザインでイノベーションを
起こすことは限れないんですよね。
デザインは後からか、
最初からの疑問に話したら
長くなりすぎるからね。
でもイノベーションのことがすごく大事。
今の時代。
だから僕が言ってたのは、
デザインが死んでるというか、
あまり重要じゃなくなっているというのは、
AIの進化でも、
デザイナーの価値がすごく下がっていることが、
それが確実ですからね。
でもイノベーションは、
全然別の分野ですからね。
僕は今も、
KMDでも、
自分のコンサルティングで、
イノベーションはどういうふうに起こせるのか、
それがもっと大事だと思う。
AIの時代でも、
デザインとかデザイナーの価値が、
まだ必要だと思うのは、
僕が思うのは、
そのブランディングとストーリーテリングの部分と、
イノベーションの部分。
それ以外のスタイリングとか、
ファンクショナルの部分とか、
UIのデザインとかは、
全部AIができてしまうから、
そのブランドを作ることをやることと、
イノベーションを生み出すことをやることは、
人間のデザイナーが必要なんじゃないか、
僕は思っています。
でもそれがデザイナーと呼ばれるかどうかの疑問ですよね。
だからデザインの方が、
後から言いたくないんですけど、
デザインがプロセスですからね。
イノベーションを起こす人が、
イノベーションデザイナーというか、
デザインの言葉として、
進化すると思うんですよ。
日本だと、
クリエイティブディレクターという呼び方をしていますね。
多いですね。
このポッドキャストで、
水野学さんという人が、
日本で結構有名なクリエイティブディレクターの方が出てくれたんですけど、
彼はデザイナーじゃなくて、
クリエイティブディレクターをやりたかった。
最初はデザインをやってたけど、
それは自分の仕事じゃない。
やりたくない。
クリエイティブディレクターになって、
新しいものを作り出したり、
新しい価値を作り出したりするのは、
デザイナーだとできない。
それからクリエイティブディレクターになったという話をしてた。
僕は知らなかったから、
すごい勉強になりましたね。
クリエイティブディレクターというのは、
それが広告代理店の業界から流れてきた。
もともとはね。
もともとはね。
だから、例えばサンフランシスコ、
イノベーションディレクターが。
クリエイティブディレクションが、
よくあるパターンが、
ブランディングのガイドラインとか、
ビジュアルデザインのディレクションとか、
プロダクトデザインだったら、
フォームファクターのディレクションとか、
クリエイティブディレクターがやるんですけど。
でもそれが、
必ずしもイノベーションを起こす役割じゃないと思うんですよね。
日本のクリエイティブディレクターは、
すごいユニークで、
僕が思っているのは、
佐藤嘉島さんとか、
さっき言った水野万能さんとか、
何人か有名な方いるんですけど、
そういう人たちの仕事って、
ブランドアイデンティティを作る、
コーポレートアイデンティティを作ることもやれば、
広告のアドバタイズメントのクリエイティブディレクションもやるんだけど、
それ以外の、
ミュージアムとか、
トレインとか、
幼稚園とか、
そういうののコンセプトを作って、
ディレクションしたりもするから、
日本にいるクリエイティブディレクターって、
結構イノベーターだと、
僕は思うんですね。
だけど、アメリカのクリエイティブディレクターって、
ディスプレイが決まってる。
デジタルチャンネルだったら、デジタルチャンネルだし、
インダストリアルデザインだったら、
インダストリアルデザインとか、
オートモーティブとか、
それのディレクションをする人だから、
そこまでイノベーティブじゃないかもしれないんだけど、
日本のクリエイティブディレクターっていうのは、
イノベーターが他にいないから、
イノベーションをやる役割も、
結構やってたりすると思ってるんだけどね。
そういう見方が分かるんですけど、
でも、柏里みたいな人が、
すごくコーポレイデンティティの、
クリエイティブディレクションでも、
すごく優秀なんですけど、
でも、楽天のクリエイティブディレクション、
やってるじゃないですか。
でも楽天が、イノベーションをこうしてると思いますか?
それは、いい質問ですね。
楽天の新しいロゴのアイデンティティは、
佐藤柏さんがデザインしたと思うんですけど、
その楽天自体が、
イノベーティブとかデザインドライブンとか、
そういうようなカルチャーがないと、
どれだけクリエイティブディレクターが頑張っても、
そういうイノベーティブカンパニーするところまではできない。
だって仕事がコーポレイトアイデンティティをするのが、
そのプロジェクトだったから。
でも、前におっしゃったのは、
そのような人がイノベーションを起こしてるような役割をやってるんです。
それは、イノベーションを起こしてほしいですっていう、
リクエストがクライアントからくれば、
やれると思うんだけど、
コーポレイトアイデンティティだけをやってくださいって言ったら、
それはやるけど、イノベーティブカンパニーに変えるっていうのは、
そのプロジェクトのスケールが違いすぎちゃって。
というのも、すごく日本の大きい問題ですよ。
そういう役員、一番偉い人が、
前にも言ったんですけど、
イノベーションとブランディングとデザインが、
みんな理解が浅い。
混乱すること、後悔することが多いから。
アメリカの場合は、そういうカンサルディング会社が、
直接役員といろんなワークショップとか話すんですけど、
日本だとそういう人に会わないんですよ。
僕もカンサルディングもやってるんですけど、
一番上の方の役員には会わないんですからね。
それね、ほんとそうですよね。
だからそのレベルから流れてこないとダメですよ。
イノベーションを起こすためには。
そうなんですよね。
日本の会社のイノベーションティームっていうのは、
ある。みんな作ったからね。
でも多くの場合は、若い人たちが集まってて、
彼らがやってることは、エグゼクティブの人は誰も知らないし、
興味持ってないと。
興味持ってないし、予算が十分降りてこないしね、ほんとに。
もう一つの日本のストラクチュアルプロブレムが、
予算を管理している担当者レベルの人が、
2年ごとで別の部署に回されちゃうからね。
でも今、サンフランシスコじゃないですか。
ほんとに2年間が、もう事例が出せるかどうかが何とも見えないから。
言えないから、もう5年間かかる、10年間かかるかもしれない。
プロダクトは作れるけど、レベニューはまだないからね、2年後。
結果はわからないから。
それで2年間でレベニューがないから、
失敗というのをされるのもすごく良くないんですよね。
だから日本はすごくいろんな問題があるんですよ。
だからどういうふうに話そうか、どうか、お任せしますけどね。
でもまずは、日本が好きだから日本に住んでるわけじゃん、それでも。
そうです。
さっき収録の前に話してたけど、今のアメリカが好きじゃないし、
日本の方が好きだから。
あー難しいですよね。
日本がマシです。
日本がマシ?
マシ、マシ。
だから不満多いんですよ、日本で。
そうなんだ。
そうですよ、不満が多いんですけれども。
すごいハッピーなのかなと思って。
日本のクリエイティブディレクターとイノベーション
ハッピーなんだけど、日本はアメリカより全然健康的な国ですよ。
農薬の話じゃなくても、健康保険がすごく良いシステムですよ、日本は。
物理的なストレスが全くないんですよね。
例えば、もうJFK、ニューヨークのJFKに。
エアポートね。
エアポート、もうすっごく大変じゃないですか。
働いてる人が耳いけずなやつばっかりで。
いけずなやつ。
そうやろ、それプラスシステム的にはあんまり良くなくて、
日本はもうほんまにちゃんとしてる国ですからね。
日本がすごいのは、ドメスティックフライト、国内線の飛行機乗るんだけど、
本当にバスみたいに乗れる。
遅れないんですよ。
遅れないしね。
それも、乗るタイミングが出発する10分前なんですよ。
毎日も大丈夫、そうそう。
10分前にゲートに来てくださいって書いてあるの。
すごい。
アメリカだったらありえないの。
ありえないんですよ。
30分前にゲート閉めるんだもんね。
なんでかっていうと、アメリカ人がちゃんとしてないから。
でもJFKだったら2時間早く着いても、TSAのチェックが1時間かかる時もあるんだからね。
日本は飛行機が出発が遅れても到着が遅れないの。
そうですよね。
すごい、だからフライトの後にミーティング入れても大丈夫なんだね。
アメリカのフライトは基本的に遅れるって考えてスケジュールしないといけないから、
すごい大変なんだ。
前の日に行かないとダメですよ。
前の日に行かないとダメだけど、ラッキーだったらその日に着くくらいだから。
だからアメリカがイノベーションとかアートの業界、音楽とかエンタテインメントとかも一番です。
すごい国ですけれども、他は良くないんですよ。
インフラがもう第三世界みたいな国ですよね。
生活のデイリーライフは結構大変だよね。
大変ですよ。
外から見えてるアメリカのすごいのはすごく見えるけど、
生活すると不便だらけが。
そう、だから僕はいつもこの日本語が当てるかどうかわかりませんけど、
物理的にストレスになるんですよ、アメリカが。
日本は違って精神的なストレスになる。
そういうことですね。
そうです。だからもう選び方。
そうだね。
自分は本当に慶応大学に入っただけで、
いろんな日本の社会的に良い方向に僕は貢献できると僕は思い込んでたんですけど、
でもやっぱり人種差別と言いたくないんですけれども、
でもそれもあると思うんですよね。
ファンドレイジングがほとんど無理と近い。
僕大学の教授やったことないからわからないんですけど、
大学の教授はお金を集めなきゃいけないんですか?
そうです、日本の場合は。
日本の場合は?
それは研究をするため?何のためのお金?
全て。
全て?
全てというか、
例えばバイオデザインチャレンジ、毎年参加する。
そのプロトタイプはもうラボがないから、
自分のハッキングスタジオのラボがあるんですけど、
プロトタイプがある程度は大学の設備で作れることは作れるんですけど、
でも外注する必要があったりするじゃないですか。
そうですね。
ニューヨーク、バイオデザインチャレンジがニューヨークにあるから、
その学生も送らなきゃならないんですよね。
その飛行機代は大学がちょっとくらい出してくれるんですけれども、
今は安で全てはカバーしないんですよね。
例えばニューヨークにチーム3人、4人が来るにあたっても、
少なくとも3万ドルぐらい集まらないとダメですよね。
そのぐらいが大学が出してくれないんですからね。
学生の学費だけだとダメなの?
日本の学費が安いんですけど。
スタンフォード大学だと、
出してくれると思うんですよね。
学費高いけど、寄付も集めてるからね。
そうですよ。
親かお金持ちの人からのお金も集まるから、
学校にたくさんお金が集まるけど、
日本の場合は寄付する人が少ない。
少ない、少ない。
あれにならないからね。タックスディダクトにならない。
タックスディダクトにならないし、
でももううちのラボがよく強度研究でやってるんで、
お金が入ってくるんですけど、もう足りないんですよ。
本当にそういう全額、金額的には少ない。
本当は企業と一緒に研究して、
その企業からお金を寄付してもらうのが一番いい。
他のラボ、県立の中でもすごくファンドレイズの
上手い先生がいるんですよ。
営業。
営業みたいに、自分のコネとか、
それでも本当に毎年何億円を集めてる人もいるんですよね。
正しいお金だといいけどね。
国からのグランツ。
助成金?
助成金みたいに、でも助成金を日本の場合が
申請するにはすごく
ペーパーワークが。
多いんですからね。
もっともっと予算ないと、
そういうペーパーワークをやってくれる秘書が雇えない。
だから板挟みで、
うちのラボが最初からあまりファンドレイズが上手くなくて
ちょっと困ってるというか、
今聞いてる人が支援したかったら連絡してください。
本当にそうですね。
うちのラボが毎年受賞してるんですよ。
いろんな、すごく受賞してるんですよ。
AIに調べてもらったら、毎年何かプライズを。
そうです。バイオデザインチャレンジとか、
プロトタイプスフォーヒューマニティーとか、
イフデザインアワード、東京のガブナーズアワード。
結構面白いこと、いいこと、
日本にもいいこと、
世界的にも貢献するプロジェクトが動かしてるので、
それもちょっと自信あるんですけどね。
バクテリアでバイオインクで印刷できるとかっていうのもやってたんですね。
すごい、微生物で動く自動販売機のデザインとか。
そう、それも受賞したんですよ。
すごい、素晴らしいですね。
あとあれか、東京都知事賞っていうのを。
それセメントプロジェクトだ。
セメントプロジェクト、素晴らしい。
そう、セメントプロジェクトが、
共同研究でもすごく企業がサポートしてるんです。
どこの企業なんですか?
四国の富士スレイトと、
大阪、大阪だけじゃないんだけど、
クラレーという製品が。
クラレーね、有名ですね、クラレー。
クラレーがすごくいつもお世話になっております。
ありがとうございます。
素晴らしい。
僕、日本の大学行ってないんですけど、
日本の大学生がインターンで来たりとか、
あとは研修とかで来てるんですけど、
日本の大学生の教えててどう思いますか?
優秀ですか?
優秀、もちろん優秀な人もいるんですけど、
慶応大学に目指してる日本人が、
日本の大学の構造的ジレンマと資金調達
慶応のブランドが理解してるからね。
だから卒業するだけで、
仕事はもう主活がやりやすいと分かってるから、
そういうことで、
例えば本当にこの研究やりたくて、
この大学院に入りたいとか、
そういう人が少なくて、
それがちょっと良くないと思うんですけれどもね。
でも実際に入ってくると、
頑張ってくれる人もいるんですよね。
慶応は日本で一番ブランドネームとしては、
価値がある大学ですよね。
素晴らしい大学ですね。
素晴らしい大学ですよね。
このビートラックスでもインターンした優秀な人は、
慶応の人が多かったんですね。
クリエイティブなんですよね。
でもうちのKNDの問題が、
日本人がそんなに大学院に興味持ってないんですよね。
大学院に行っても給料があまり変わらない。
あまり変わらないからね。
今はもう60%が外国人が。
そうなんだ。授業は英語でやってるんですか?
面白いことには、
最近まで日本語でやってたんですけど、
来学期から4月からが学校。
全般的に英語になる。
ゲストレクチャーとか僕やりますよ。
やってください。
一回やったんですよ。
友達が教えてる大学で。
エンタープレイナーシップのクラスで。
いつでも。
日本の大学面白そうだなと思って。
日本人がよくこのポッドカス聞いてたら、
高校生、うちの大学院に出館してください。
日本人がちょっと少なすぎるです。
たぶん知らない人も多いと思います。
僕も実はこのマティューのプロファイル見るまで、
KMD?
いや、KEO Media Designね。
っていうのがあるのを知らなかった。
あ、そうですか。
知らなかった。
ランダムぐらいは知ってるだろうと思った感じですけどね。
ごめんなさい。
これはどこの場所でやってるんですか?
日吉キャンパス。
日吉キャンパス。
普通のKEOのあるところですね。
一回だけ行ったことあります。
KBS、KEOビジネススコアも入ってるんですかね。
そのマティューの話で、僕と同じことがあって、
それはミュージシャンになりたかったけど、
パフォーミングアートか、ミュージックパフォーマンスとかで
プロになろうとしたけど、
すごいなかなか難しい。
自信もなかったからね。
デザインをやったら、そんなに苦労しなくても
結構評価されて
結構才能あったからね。
それは自分がやりたいことと
世の中から評価されるプロとしての仕事として
世の中にいいインパクトを与えることが
一緒じゃない時もあるっていう。
そうなんですよね。
僕の場合の、自分で言っちゃ悪いかもしれないんですけど
いいところが何をやっても
僕はすごく感情的な人だからね。
何をやっても熱心になっちゃうわけ。
だから本当に関係ない分野でも
僕は勉強して、他の業界の用語を勉強するとか
それがすごく楽しい。
フォーカスする力があるんですね。
だからもう、やりたいかやりたくないか
関係なく僕は頑張れる人ですから。
すごく熱心になるのを支えやすい。
自分の力ですごく熱心にさせることが可能ですからね。
あれが非常に珍しいと思うんですけど。
それは自分をフローステータスに入る状態を作れる。
そう、フローステイトというか何でも。
好きなことだったらってことですか?
好きじゃなくてもできるんですよ。
そんな人いるんだ。
だからNUCAやる前に
ロイターズ通信のクリエイティブディレクションやってたんですよね。
あれが仕事の内容がもうめっちゃ地味ですよ。
フィンテックだったからね。
周りの人が、まっちゃんがフィンテックに向いてないんじゃないですか。
でも全く新しい業界だったから
すごく面白く熱心になったんですよ。
ロイターズで何をやってたんですか?
ロイターズのクリエイティブディレクション。
クリエイティブディレクション。
そう、そのUXとUIが
そんなにデザイナーがいない時代だったから。
ロイターズの何?ウェブサイト?
全て。
プリントも?
全て。
だから入る前に
60年代のコーポレートアイデンティティが
Pentagramというスタジオが作ったわけ。
でもまだ紙上しかなかった、僕が入った時。
初めてやったのは紙上のクリエイティブ
そのガイドラインを全部DXしたわけ。
それで各国のオフィスに教育というか
こういうブランドに従わないといけないとか
全部DXしてたわけ。
そういうフィンテックの商品も
あんまりUXデザイナーが作ったものじゃなくて
技術者しかなかったから
そのガイドライン全部作ってたからね。
そういうコーポレートパレットが
HEXに変えたりとかRGBに変えたりとか
広告とかもちろん社内で作ったものと
外部の代理店も使ってたから
それも全部管理してて
ティームビルディングもロンドンと
ニューヨークと東京のティームも作ってて
管理してたんですね。
それはどこに?ニューヨーク?東京にいた時?
ニューヨークに滞在してたのはニューヨークだったんですけど
半年はロンドンと
1、2ヶ月は東京で結構回ってたんですよ。
すごいエキサイティングじゃん。
内容的にはそんなに
物理的なプロダクトデザインは
あんまり関わらなかったんですけど
楽しくできたんですよ。
だからそういう内容がつまらないと思ってても
僕はつまらないと思ってなかったんですけどね。
楽しむ方法があったんですね。
そうそう。自分でいつも見つける。
クリエイティブだから。何かをクリエイトするから。
そうですね。
これちょっとプレイしようと思ってたんだけど
最近ミュージックを作ってるから
それが面白くて
送ってきてくれたんですよね。
今ミュージシャンやろうとしてたから
それのミュージック作ってますよと
ちょっとプレイしようと思ったけど
これ歌ってるんでしょ?
そうです。
すごいよね。
でもいろんなオルトゥーンもあるからね。
上手く歌えるようになった。
これは僕が好きなタイプのミュージックで
1980sのヨーロッパのニューウェイブとか
ニューロマンティックスとか
その時代のセクシーなタイプの音楽ですね。
実は今出てるEPは
80年代、僕の19歳、20歳ぐらいの歌詞を
去年録音したんですよ。
だから本当に
I feel like a time traveler.
でも音楽は
昔のやつがまたヒットしたりするから
最近のテクノミュージックとかも
80sっぽいのもあるから
結構新しく感じる人もいるかもね。
そうですよね。そう思いたいんです。
今日のポートキャストの概要欄っていうところに
このマッヒューのミュージックリンクも
貼っておきます。
みんな聴いてほしい。
思ってたよりクオリティが高くてびっくりしました。
僕の音楽パートナーが
イギリスのテレメンという
ロックバンドのベーシストの人だった。
彼がベースを弾いてる?
彼が全部やってる。
素晴らしいですね。
全ての楽器すごく優秀で
だからこの前ロンドンに行って一緒に録音するんです。
今日はわざわざ日本から
日本語きれいに出てきたんですか?
僕ですか?
あなた?
日本語完璧ですか?
OK、大丈夫です。
日本語完璧でした。
本当にアメリカにいるときあまり出てこなくなるんですか?
それもある?
僕は大丈夫です。
じゃあ日本から来た
マッヒュー・ウォールマン
K-University School of Media Design Professor
and Circular Design Biodesign Researcher
Creative Director Musician
作るのが何でも大好き
っていうマッヒューに来てもらいました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組を気に入っていただけた方は
ぜひ高評価とフォローをお願いします。
ビートラックスとのお仕事にご興味のある方は
概要欄のリンクよりお気軽にお問い合わせください。
ご意見やご感想も大歓迎です。
コメント欄または概要欄の質問フォームからお寄せください。
この番組は毎週更新しています。
次回のエピソードもどうぞお楽しみに。
39:48
コメント
スクロール