2019-01-22 14:56

EP19 台湾の転職事情について

KEI
KEI
Host
台湾では転職することは当たり前。むしろ転職したことがない人の方が珍しいです。世界的に考えると日本の終身雇用の考え方って異常なんだと思います。
00:07
はい、みなさんこんにちは。現在台湾にいますので、台湾のことについてまた話していきたいなと思います。
本日は台湾人の働き方・事情について、少しお話しさせていただければと思います。
台湾人の働き方、日本人と比べると全然違うんですよね。台湾人というのは、基本的に転職するのが当たり前なんですよ。
日本だと、最近は結構転職増えているのかもしれないんですけど、私のイメージでは、基本的には永久就職というか、転職はしないというふうに思っていますね。
台湾の場合ですと、転職するとどんどん給料が上がっていくらしいんですよね。
上がらなければ転職はしないというか、給料を上げるために転職するという、いろいろ経験がある人は給料が高いとか、人脈がある人は給料が高いというのが台湾人の考え方ですね。
転職するときも、同じ業界内での転職が結構多いかなと思いますね。
僕、日本で就職していたとき、仕事をしていたときに、半導体の商社に勤務していまして、そのときもお客さん、顧客というのは台湾のメーカーだったんですよ。
台湾人とは毎日、営業担当の人とは毎日連絡を取っていまして、台湾と結構関わりが深いんですよね、僕は。
いろいろそういう業界に2年ぐらいいたんですけども、基本的に僕のお客さんは台湾人だったんで、台湾人と話すことが多かったですね。
日本の営業担当ってなると台湾人はみんな英語は基本的にすごく上手な人が多いんですよ。
メールのやり取りは割と英語だったりする人が多かったですね。
僕が勤めていたときは7年前だか8年前ぐらいなんですけども、そのときは中国語はあんまり話せなかったもんですから、日本語と英語のやり取りでやっていました。
そういうときにも聞いてたら、台湾では基本的には半導体業界が一番有名ですし、給料の方も高いっていうのはこっちに来ても分かりますね。
台湾人の一般的な新入社員の給料っていうのは22Kって言われてるんですよ。それが2万2千円ですね。
03:03
これは南部の方だと思うんですけども、台湾のニュースとか見ててもだいたいそういう風に言われてるんですよ。
南部の方では特に22K、2万2千円ですね。2万2千円って言うとだいたい8万円ぐらいですかね。
台北なんて住むと正直言ってこの給料じゃやっていけないんですよ。台湾南部だと住むところがだいたい5千円とかなんで、
だいたい言われるのが給料の3分の1が住まいの費用になるっていう風には多分日本でも言われてると思うんですけども、台北とか行くと家賃が2倍になってしまうんで1万円ぐらいだと思うんですよね。
8千円から1万円ぐらい。でなると2万2千円の給料ではやっていけないですよね。
基本的にはそういう2万2千円の給料っていうのは結構レベルの低い仕事って言ったら変ですけど、でも一般的だと思うんですよね、割と。
だいたい聞いても2万5千円ぐらい。なかなかいいところで南部だと3万円ぐらいって僕は聞いていますね。3万円でも正直やっていきませんよね、はっきり言って。
給料で結構いいところで、僕前言語交流カフェ、今もやってるんですけど言語交流空間っていうのを運営してたんでその時にも給料の調査とかね、例えばこういう調査をしたことがあるんですよ。
給料1ヶ月でいくらもらえたらあなた満足しますかっていうので、冗談ですごい大きい金額を言う人もいたんですけど、だいたい平均すると5万円ぐらいもらえれば非常にいい給料だと。
半減って言うとだいたい20万円いかないと思うんですよ、18万円ぐらいだと思うんですけど、そんぐらいこっちであれば、台湾であれば生活も非常に豊かできますし、かなりいい給料水準だと言えるようですね。
半導体関連の仕事をしている人はだいたいそんぐらいらしいんですよね。半導体関連の営業とかね、多分エンジニアだと思うんですね。エンジニアの方が多分給料がいいです。台湾の学生っていうのは基本的にはエンジニア系になりたい人が多いんですよね。
男の人は日本でもそうだと思うんですけど、女の人も結構エンジニア志望だったりするんで、そこら辺の差別みたいなのはないですね。何を言いたいかと思うと、転職の話なんですけども、転職したとしても基本的には同じ業界なんですね。
06:06
僕は半導体に勤めてたんですけども、半導体の営業マンも半導体の他の会社に移動するんですよ。転職しますって。だから結局情報とか、秘密保持契約とか結ぶじゃないですか、MDAとかを台湾の会社で結んだとしても、その情報ははっきり言ってツツ抜けなんですよ、他の会社に。
転職するときに他の業界に勤めてはいけないとかそういう契約書も結ぶとは思うんですけども、そんなの守っている台湾人は多分いないですね。
そこの半導体業界だけで言うと、半導体の業界をいろいろとその営業マンとかは点々としてるんで、情報は全部共有されていると。さらに言えば、割と社内恋愛とかもあると思うんで。
例えばA社で結婚だか社内恋愛とかする人がいて、片方、男性か女性か分からないですけど、それが他の会社のB社、コンペティターの会社に行ったとして、コンペティターって競合社っていうかライバル会社ですね。
ライバル会社に行って、そこはその人たちは付き合ってるわけですから、情報も要は話しちゃうわけですよね。だからあんまり台湾人とNDAを結んでも正直多分意味はないのかなと僕は思っていますね。
そういう前の会社でどのくらいの経験があるかとか、顧客はどこにいたかとかも、転職するときに大きなテータスというか、大きな指標になるんで、そういうのも加味して会社側は多分雇っていると思います。てか絶対雇ってますね。
ですんでね、誰々がどこの会社に今度行ったよっていうのは日本側でも割と共有されてましたね。半導体業界もね、でかいよで狭いんでね、有名な会社っていうのは決まっちゃってるんで、もちろん彼らも営業マンとかももっとより良い給料求めていい会社に転職したりするんで、
これが良いのか悪いのかわかんないですけど、しょうがないですね。台湾の文化って感じになってますね。で僕もね、結構疑問、日本の終身雇用にちょっと疑問をやっぱり感じてた方で、割と台湾の転職事情っていうのは私としては賛成なんですよ。
09:09
っていうのは、一生ずっと同じ会社でずっと同じ仕事をする、会社内でもちょっと部署が変わるとかあると思うんですけども、やっぱりね、いろんな会社を見た方が自分も成長できますし、いいと思うんですよね。
ただ、台湾、日本ではそういうふうに一つの会社にずっと長く勤める、一つの仕事をずっと長くやるっていう人が多いっていうのは、職人、ある意味職人寄室みたいなところで仕事もね、職人的なことができるっていうメリットは必ずあると思います。
台湾人は秋っぽいっていうのもあるし、いろいろね、いろんな経験をしてみたいっていう人が多いっていうのを感じますね。
ですんで、今僕は留学のサポートの仕事をしてるんですけども、台湾でももちろん留学のサポートをして、あとワーキングホリデーの仕事の紹介とかもしてるんですけども、基本的にワーキングホリデーに行く人っていうのは1年間、日本で働きたいっていう子たちが多いんでね、その1年間の間にいろんな仕事をやっぱり経験してみたいんですね。
で、そこでね、ちょっとね、日本企業とのミスマッチが起きてしまうんですよ。
で、私たちは日本企業にね、紹介するわけなんですけども、日本の企業としてはやっぱり1年間、ワーキングホリデー中の1年間は働いてほしいっていうね、同じ会社で働いてほしいっていうふうに言われるんですけども、
台湾人としてはね、やっぱり1年間しかワーキングホリデーの期間がないわけですから、いろんな経験をしてみたい、いろんな場所に行ってみたいっていうところで、3ヶ月ごとにね、基本的には職を変えるっていうマーケットになってますね。
ですんで、大体ね、僕らが今、台湾のお客さんの例で出すと、例えば京都のお土産屋さんにまず就職します。就職というか、アルバイトとして決まります。
3ヶ月頑張りました。今度はスキー場に行ってみたい。スキー場のコテージとかで働きます。他は今度は海沿いに行ってみたい。海沿いの旅館で働きますっていう感じでね、どんどん点々とするんですね。最後は東京にもちょっと住んでみたいみたいな感じでね。
12:00
そういうふうになってるわけでして、日本人の求める人材を確保するっていうのは非常に難しいんじゃないかなと思います。台湾人の人材っていうのはね、私としては非常に優秀だと思っていますね。
僕はね、全体的に考えてね、台湾人ってね、結構頭いいんだと思うんですよね。日本人と比べてっていうあれじゃないですけど、ちょっと子供っぽいとこもありますけども、非常によく考えてますし、お金の金銭感覚っていう面では非常に優れてるなと思いますね。
で、この金銭感覚なんで優れてるのかなっていうふうに思うのは、やっぱり小さい時からね、お金を使ってるんですよ。小学生の時から彼らはお小遣いを持たされて、基本的に台湾人って外食が多いんで、このお金で自分で買えなさいというふうに母親も多分言ってるんだと思います。
で、学校が終わってから夕食までの時間に買い食いとかするんですよ。買い食いは普通ですね、台湾では。お金のね、計算とかお金に関しては非常に強いと僕は思ってます。
特に数字強いっていうふうにこの前感じたのがありまして、多分中国語のせいだと思うんですけども、皆さんって携帯とかって番号を覚えられますかね?携帯番号とかって。僕はね、覚えられないんですよ。で、面白いのが台湾人、そういう携帯番号とか番号を覚えるのがすごくね、僕は得意だなと思ってて、日常の普通した瞬間ですよ。
で、それが多いなと思ってて、それがね、多分ね、秘密としてね、中国語で隠されてるんですよね。中国語で。で、中国語だと僕もね、数字は非常に覚えやすいですね。で、これ不思議なんですよね。中国語だと数字はすぐ僕も入ってくるんですけども、日本語だと覚えられないっていう。
音と数字が非常にマッチしてるのかなと思いますね。僕も自分の電話番号は中国語で言えますけども、日本語だと言えなかったりすることが結構あります。これ結構面白いと思いますね。
あとはですね、そんなところですかね。台湾の就職事情っていうのはそういう感じですね。今日はちょっとここまでにしたいと思います。またしばらく台湾にいるんで、台湾滞在中にね、もう少し台湾のことをお話しできればと思います。それではよろしくお願いします。
14:56

コメント

スクロール