1. セミラジオ ~生き物とサブカル~
  2. 伝説のカルト映画「ウィッカー..
2022-05-08 28:26

伝説のカルト映画「ウィッカーマン」

伝説のカルト映画「ウィッカーマン」についてお話しました!
厳格で生真面目な主人公と、あまりにも自由過ぎる孤島の住人たちが繰り広げる、噛みあわない価値観のぶつかり合いをお楽しみください。

・古い風習が残る閉鎖的な島
・真面目な主人公と、奔放な島民のギャップ
・善悪を超越した物語

ウィッカーマン(Amazonプライムビデオ)
https://amzn.to/3vRtMgs

00:03
みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、伝説のカルト映画、ウィッカーマンをご紹介したいと思います。
前回、チリンの鈴というアニメ映画をご紹介したんですけども、
今回もカルト映画ということで、映画が続きましたね。
映画に関しては、すごく頻繁に見るという感じではないんですが、
スイッチが入ると続けざまに見たりしてますね。
去年は、今、タイガードラマのカマクラ殿の13人で話題を集めている
みたいに、コーキ監督の映画を立て続けに2本見たことがありました。
ラジオの時間とみんなの家っていう映画なんですけども、
この2本共通点があって、どっちも唐沢敏明が出てるんですよ。
実はこのマイブームというか流れは、元を正すと古畑忍三郎から始まってるんですね。
去年、古畑忍三郎を演じた田村雅一さんが亡くなったんですが、
その流れで古畑忍三郎リバイバルが起きたんですよね。
民放のラジオでも古畑忍三郎特集なんかが組まれてて、
で、僕も古畑忍三郎学生時代に見てたんで、久しぶりに見てみたんですよ。
そしたらめちゃくちゃ面白いんですよね。古畑忍三郎。
フジテレビオンデマンドのサブスクに登録してみたんですけど、
2、3週間で全部見ちゃったんですよ。面白すぎて。
で、その古畑忍三郎に唐沢敏明が出てたんですね。
僕本当に芸能人に疎くて、詳しい人には惹かれるぐらい疎いんですけど、
唐沢敏明って人をよく知らなかったんですよ。誰かなーみたいな。
でもその古畑に出てた唐沢敏明がクイズ番組のチャンピオンを演じていたんですけど、
その唐沢の演技がすごく良かったんですよね。
そのエピソードで唐沢演じるクイズ王が古畑と話してて、
古畑さんゲームをしましょう。今から僕のやることを全部真似してくださいって持ちかけるんですね。
で、唐沢は口に水を含んでるんです。
唐沢がニコッと笑うと古畑も真似してニコッと笑う。
唐沢が体をクネクネさせると古畑もクネクネする。
ここまでは唐沢の動きに古畑もついていけてるんですけども、
その後唐沢が口に含んでた水を表情を一つ変えずに口を全開にしてビシャーって吐き出すんですね。
03:07
シャツとかもビチョビチョになるんですけど古畑はあっけにとられてポカーンとしちゃうんです。
で、このシーンを見てそれまで唐沢敏明を知らなかったんですけど、
この人ヤバいなと。
すごい演技するなぁと思って唐沢敏明の演技をもっと見たいってなったんですね。
で、うちの奥さんの幕府にこの唐沢敏明って人面白いねって言ったら
え、唐沢敏明知らなかったの?って巨頓とされましたね。
で、唐沢敏明といえば白い巨頭が代表作じゃないって教えてもらったんですね。
白い巨頭はタイトルは知ってたんですけど見たことなかったんですよね。
国立病院での権力争いを描いた骨太なドラマなんですけど。
で、都合のいいことにそれもフジテレビオンデマンドで見れたんですよね。
古畑忍者風呂リバイバルの流れで。
この白い巨頭もあまりにも面白すぎて2、3日で全話見ちゃいましたね。
めちゃくちゃ重い話なんですけどね。
その唐沢敏明ブームの流れで最初に話したみたいに
広木監督のラジオの時間とみんなの家も見たわけなんですね。
白い巨頭の話もいずれ別のエピソードでできたらいいかなと思っています。
そんな映画に絡んだ古畑忍者風呂からの唐沢敏明ブームが自分の中でありましたというお話でした。
それでは本題のウィッカーマンについてお話ししたいと思います。
ウィッカーマンは1973年公開のイギリス映画で
2006年にはアメリカでニコラスケージ主演でリメイクされました。
今回は1973年のイギリス映画の方のお話になります。
ネタバレありでお話ししていきます。
物語はイギリスにある古都サマーアイルトにイギリス本土から一人の警部がやってくるところから始まります。
この主人公のハウィー警部はこの島でローアン・モリソンという12歳の女の子が行方不明になった。
捜査してほしいという匿名の手紙を受け取って島まで捜査にやってきたんですね。
ハウィー警部は海の上に停止できる飛行機で一人でやってきました。
この警部性格的にはすごく厳格で真面目なキャラクターです。
港に集まったそのサマーアイルトの人たちがなんだなんだって感じでやってくるんですね。
警部がこの島で行方不明になった女の子の調査に来たので皆さん協力してください。
06:04
島の人たちは調査?漁師様の許可がないとちょっと…みたいなことを言う閉鎖的な島なんですね。
漁師絶対主義みたいな。
探している女の子の写真を見せるんですけど誰に聞いても知らないんですね。
みんなこの島の子じゃないと思いますよみたいなことを言うんですよ。
ただなんかすっとボケてるような何か隠してるような雰囲気があるんですね。
警部がこの子のお母さんは郵便局員のメイ・モリソンっていう人だと思うんだがみたいなことを言うと
あー郵便局のメイね。メイなら知ってるよと。
ただその写真の子はメイの子じゃないよみたいなことを言われるんですね。
ともかく郵便局へ行ってみようということで郵便局に行ってみるとメイ・モリソンという人はいるんですね。
でも写真を見せてもいやそんな子知りませんと取り合ってくれないんですね。
しかもそのメイさんには別の娘がいるわけです。
おかしいなーってなるんですけどもこのままじゃ拉致が開かないということで警部は酒場に向かいます。
やっぱり情報収集といえば酒場ですよね。
でも酒場に集まっている人たちに写真を見せてもやっぱりみんな知らないって言うんですね。
でとりあえず夜も遅いしその夜は宿に泊まることにするわけです。
そうすると宿の主人が自分の娘に部屋まで案内してやってくれみたいなことを言うんですけど
そうするとなんていうか酒場の客が急に歌い始めて茶化し始めるんですよ。
なんというかその酒場の主人の一人娘にまつわる卑猥な歌を歌い始めるんですよね。
で宿の食事はあんまり美味しくなくて警部は宿の娘に文句を言うんですけど
宿の娘は食事以外にもお楽しみはあるわよみたいな思わせぶりなことを言うんですよ。
そう実はこの島はちょっと生についての考え方がかなりオープンというか現代社会とはずれてるんですね。
隔離された島だったために生にまつわる古代の習慣がそのまま残されてきたようなそんな感じの島だったんですよね。
そんなオープンな島の人たちと一一倍厳格なキリスト教徒である警部のギャップがこの映画の見どころの一つになっています。
09:03
島の人はこれが俺らにとっては常識なんでっていう感じで常識とはずれてるんだけど確信を持って生きてるんですよ。
それに対して警部は一々びっくりしたり怒ったりキリストの教えに反してるみたいなことを言ったり毎回新鮮なリアクションをしてくれるのでなんか見てて面白くなっちゃうんですよね。
で、宿で食事を済ませた後で警部は広場に散歩に行くんですけどそこではさらに衝撃的な光景が広がっていました。
たくさんの恋人たちが暗闇の中で抱き合っていたんですね。ただ抱き合ってるというレベルじゃなくて割と本格的に抱き合っているわけです。
で、お墓も近くにあるんですけどそこでは善良の女性がお墓にまたがってるんですよ。
なんとなく直感的に未亡人なのかな。またがってるお墓は亡くなった旦那さんのお墓なのかなっていう感じがするんですよ。
で、この映画割と善良の人がよく出てくるんですけどエロティックではあるんですけど正直かなりバカっぽくて笑っちゃうんですよね。
そういう意味で言うと以前このラジオでご紹介した断密さん主演の地球防衛未亡人という特撮パロディ映画もそんな感じでしたね。
で、ウィッグアーマーに話を戻すと主人公の警部はもうパニックになってるんですね。何なんだこの島はと。
この警部婚約者がいるんですが本当に厳格なキリスト教徒なので結婚するまでは誰とも性的な関係を持たないということを誓っててそれを実行してる人なんですね。
でも宿に戻ると今度は宿の娘が本格的に誘惑してくるんですよ。警部の隣の部屋から誘惑する歌を歌って誘いかけてくるんですね。
ヨーロッパの言い伝えで船乗りを歌で誘惑して殺してしまうセイレーンという魔物がいるんですがまさにそんな感じで歌で警部を誘惑してくるんですね。
でやっぱりゼンラになってて野獣のように踊ってるんですよ。その上自分で自分のお尻を叩いてペチンペチンっていい音させながら踊ってるんですよ。
いやそのペチンペチンは何なのって思うじゃないですか。笑わせにきてるとしか思えないんですよね。
12:02
さすがの幻覚な警部もあまりにも露骨に挑発されて隣の部屋に行きたくなっちゃうんですね。
ドアを開けて隣の部屋に行きかけるんですけどギリギリのところで信仰の力で耐えるんですね。
で翌朝宿の娘に昨日は来てくれなかったのねみたいなことを言われるんですけど警部はいや婚約してるからみたいに返答して引き続き調査をするために宿を出ます。
このサマーアイル島では春のメイデーのお祭りの準備をしているんですけど
このメイデーはヨーロッパに実際に古くから伝わるお祭りでこのメイデーのお祭りで建てるメイポールという柱は男性のシンボルの暗示になっているという話があるんですね。
島では広場に大きなポールを立ててやっぱりみんなで卑猥な歌を歌ってるんですね。
学校に調査に行ってみるとそこでもメイポールは男性のシンボルの象徴です。みんなちゃんと覚えるんですよみたいなことを教えてるんですね。
いやもう警部も激おこですよ。子供に何を教えてるんだと。ぶち切れるわけなんですね。
学校の先生を問い詰めて生徒の名簿を出させると探していた行方不明の女の子ローアン・モリソンの名前があるんですよ。
やっぱりローアン・モリソンという女の子はこの島にいたわけなんですね。
さらに先生を問い詰めるとローアンは死んだんじゃないんです。転生したんですみたいなことを言うんですよね。
ここでこのサマーアイルトの人たちは単に性に対してオープンなだけではなくて独自の宗教観を持っていることがわかってくるんですね。
でそれならということで警部が墓地に行ってみるとそこにはローアン・モリソンのお墓があるんですよ。
墓掘り人と話してローアン・モリソンのお墓の中を確認したいと頼むんですけどそこでもやっぱり
いやー領主様の許可がないとみたいなことを言われてもう拉致が開かないので
じゃあ一回その領主様とやらに会っておこうってなるんですね。
で馬車に揺られて領主の住んでいる館に向かうんですけど
その辺でもやっぱり善良の女性たちが集まって焚火の上をぐるぐる回って
善良で焚火の上を飛び越えるという儀式を行っているんですね。
で館に着いて警部は初めて領主に面会します。
この領主、クリストファー・リーという俳優が演じてるんですけど
15:04
この人はイギリスの怪奇映画の大スターなんですね
1958年公開のイギリス映画
吸血鬼ドラキュラのドラキュラ役で有名になった人で
これはホラー映画史上屈指の名作と言われている作品なんですね
僕の持ってるイッカーマンのDVDのジャケットも主人公のハウィ警部はいなくて
このクリストファー・リー演じる領主がいるくらいなんですよね
で警部はここでも血相を変えて
いや何なんですかあの子たちはと領主を問い詰めるわけです
なんで裸で焚火を飛び越えてるんですかおかしいでしょうって言うんですけど
領主は平然とした顔で
いや焚火飛び越える時に服着てたら危ないんでみたいなことを言うんですよね
いやそこだけ合理的かよって思うんですけども
焚火の上を飛び越えるのは多山
つまり子供がたくさん埋めることを願う儀式なんですよという説明をされるんですね
で領主はこの島の進行と成り立ちについて詳しく説明をしてくれるんですけども
それによるとかつて領主の祖父は不毛の地だったこの島を買い取って
島の気候に合った作物を植えることで島民の信頼を勝ち取ったというんですね
島にもともとあった古い進行と新しい作物であるリンゴを結びつけることで
うまく島民を利用したんですね
このリンゴという果物は我々の太陽神と結びついているのだみたいなことを言って
せっせとリンゴを作らせたわけなんですね
だからこのリンゴはこのサマーアイル島の名産品なんですね
ただ最近不作でそれが島の収益に打撃を与えているという状況があったりします
でリンゴと結びついた古い進行が残っているので
キリスト教の任期がなかったりみんな聖にオープンだったりするというわけなんですね
で警部は領主の許可をもらってローアン・モリソンのお墓を掘り返すんですけど
棺には何故かウサギの遺骸が入っていました
再度領主を問い詰めてもウサギに転生したんじゃない?みたいなことを言ってはぐらかされます
またしても手詰まりになっちゃうんですね
ただここで警部はあることに気付くんですね
酒場には毎年のメイデーのお祭りでその年に選ばれたメイデーを象徴する女の子の写真が飾られているんですけど
18:03
前回のメイデーの写真だけ不自然に取り外されていたんですよ
これは何かあるぞと
警部は写真屋に忍び込んで前回のメイデーで撮影されたローアン・モリソンの写真を発見するんです
で前回のメイデーはリンゴが不作だったからローアンは生贄に捧げられることになったんだと気付くんですね
メイデーのお祭りでは不作の年に人間を生贄にするという習慣が古代にはあって
それがこの島には残っていたというわけなんですね
つまりこれは島ぐるみの犯行だということがわかるわけです
警部は警察本部に戻って応援を呼ぼうとするんですが乗ってきた飛行機が動かないんです
どうやら妨害工作で故障させられたみたいで仕方なく警部は単独で捜査を続けることにします
で捜査していると広場でメイデーのお祭りのために領主が島民を集めて何やら語りかけているんですよ
警部がメイデーについて調べた本にはメイデーでは領主が助走をしてみんなを扇動したり
バンチという道化師のような存在が踊ってお祭りを盛り上げたりすると書かれていたんですけど
その本に書かれていた通り領主は助走をしてます
そしてご存知の通り今年はお祭りの最後に生贄を捧げますとはっきりと言ってるんですね
それを警部は目撃したことでまだローアン・モリソンは生きていてこれから生贄に捧げられるんだということがわかるんですよ
警部はローアンを助けるチャンスを掴むためにバンチ役をやるはずだった宿の主人を気絶させて
自分がバンチの服と仮面を身につけてメイデーのお祭りに潜り込みます
で助走した領主に扇動された島民たちはみんなそれぞれが獣の仮装をしてて
みんなで目的地まで練り歩くんですね
バンチに踏んした警部も後をついていきます
でも周りの人においバンチ役ノリ悪いぞもっと飛んだり跳ねたりしろよみたいなことを言われるんですね
警部は厳格な人なのでそういう楽しげでひょうきんな身体表現は苦手なんですね
なんとか見よう見まねでおどけようとするんですけどやっぱりちょっと動きが固いんですよ
でもなんとかバレずに目的地までたどり着くと
そこには探し続けていたローアンモリソンが捕らえられてるんです
21:05
で警部はローアンの縄をほどいて一緒に逃げ出します
地元の子供であるローアンが助けてくれてありがとうこっちよっていう感じで洞窟を案内してくれて逃げることができるんですけど
このままうまく逃げられるかと思うんですけど
洞窟を抜けた先には先回りした漁師たち島民たちが勢揃いしてるんですね
でローアンはこれでよかったみたいなことを言って島民たちの方に逃げていくんです
え?ってなるんですよね
ローアンは生贄にされるのが嫌で助けて欲しかったんじゃないの?ってなるんですが
これどういうことかというと実は衆投に仕組まれた罠だったんですよ
島の特産品であるリンゴが不作を超えて凶作ということで
この島は本当に深刻な危機を迎えていたんですね
島の人たちはこの状況を覆すためにとても強力な生贄を必要としていたんです
彼らが考えるその強力な生贄の条件とは
自由意思で来たるもの、王の意思で来たるもの
これは国家権力である警察組織の人間であるというところにかかってますね
で、性交渉の経験のないこと
警部は結婚するまで性交渉はしないと決めてましたね
最後に愚か者であること
それらすべての条件を満たすのがお前なんだとハウイー警部は言われるわけです
島についてからの警部の調査や行動は全部島の人たちに誘導されて
手のひらの上で転がされていたんだと言うんですね
で、警部は生贄として着てた服を脱がされて
生贄用の服を着せられちゃって
精髄を振りかけられたりしてすっかり整えられちゃうんですね
当然警部は全力で抵抗するわけです
私を殺してもリンゴは豊作にならないぞと必死に訴えるんですけど
島の人はもうやると決めてるわけで
みんな真顔なんですね
怖いんですよこのシーン
警部は来年も不作だったらどうするんだ
次はあんたが生贄になるんだぞと
領主に呪いの言葉を吐くんですけど
来年は豊作になるのだと領主は言い返します
なんとなく来年も不作になるんだろうなっていう感じがするんですよね
24:07
流れ的には
この破滅に向かっていく感じ
この辺の下りものすごく不穏な空気が張り詰めていて
ゾックゾックするんですよね
で警部は体のがっしりした大男に捕まって
広場に引きずられていくんですけど
そこには木の枝で組み上げた巨大な人形
ウィッカーマンが待ち受けているんですよ
ウィッカーマンは古代に信仰されていたドルイド教という宗教で
人間や動物を閉じ込めて
生贄に捧げるための巨大な人形の構造物です
映画でも牛とか豚とか鶏がウィッカーマンに入れられている様子が描かれていて
とうとう警部もウィッカーマンに閉じ込められてしまいます
でとうとうウィッカーマンに火をつけられちゃうんですね
火をつけると同時に
ドンドンドンドンっていう太鼓の音が腹に響く感じの太鼓が鳴り始めて
島の人たちはみんなで生贄に捧げる歌を歌い始めるんですよ
みんなで腕を左右に振ってすごい笑顔で
クリストファーリー演じる漁師も狂気を感じさせる笑顔で
腕をブンブン振って陽気に歌を歌うんですよ
でそれに対抗するかのようにハウィー警部は
燃え盛るウィッカーマンの中でキリスト教の聖歌を歌うんですよ
2つの価値観が交わることなく最後まで平行線のままいくんだという感じがするんですよね
そしてウィッカーマンはついに焼け落ちて映画は終わっていくんですけども
いやーこの終わり方すごいなと思うんですよね
いわゆるハリウッド映画的な物語の起伏があって
クライマックスで大きな問題があって
それをなんとか解決してハッピーエンド
もしくはちょっとひねってバッドエンドっていう流れとは
大きく逸脱してるというか
そういう型にはまった物語になってないんですね
いわゆるホラー映画の文法ともちょっと違いますし
主人公である警部が生贄にされちゃうんですけど
そんなに悲壮感がないというか
原始的な太鼓の音と腕を振って歌う島民たちの姿に
27:00
すごく説得力があるんですよね
もちろんフィクションなんですけど
この人たちはこういう人なんだっていう感じがすごくするというか
一般的な善悪の概念を持った警部が
この物語の中では割と哀愁な存在として扱われてて
善悪の概念を超えたところで物語が成立してるんですよね
そういう作品ってあんまりないんじゃないかと思いますね
善悪を超えた世界を説得力を持って描き切ったというところに
この作品の価値があるんじゃないかなと思っています
はいそんなウィッカーマンでした
ウィッカーマンはAmazonプライムビデオでも見られるので
概要欄に貼っておきますのでご興味のある方は是非チェックしてみてくださいね
セメラジオではご感想をお待ちしています
ツイッターや概要欄のフォームからメッセージをいただけると嬉しいです
今日は伝説のカルト映画ウィッカーマンについてご紹介させていただきました
ご視聴ありがとうございました
28:26

コメント

スクロール