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2021-01-24 09:34

【介護43】認知症で暴力をふるう祖母を「穏やかな人間」にした孫娘の奇跡

ボブです。

https://president.jp/articles/-/42601
(プレジデントオンラインより)

認知症の介護をしてる人にぜひ読んでみてほしいです。
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00:06
どうも、ボブです。今日は、あるネットでのニュースを見てですね、ぜひ、認知症の介護をしている方に聞いて欲しいな、見て欲しいな、というお話があったので、ご紹介をしたいと思います。
認知症で暴れる祖母を穏やかな人間に戻した孫娘のお話、ということで、何だろうと思って読んでみたんですね。
3年前の出来事のようなんですが、92歳のおばあちゃんが病院に入院をして、それがきっかけで、認知症がものすごく悪化したんですね。
帰る帰る、ということで、暴言、暴力、欲打つ、幻覚、羨慕、いろいろ精神状態が悪化して、病院も押せ上げの状態だったんです。
認知症の中核症状と周辺症状というのがあるんですが、中核症状は物忘れ、認知症の根本的な部分なんですけど、周辺症状は帰宅願望が強くなって暴れたり、
うろうろ徘徊しようとしたり、妄想が出てきたりとか、そういったことなんです。それがひどくなったんですね。
施設の検討をしてたそうです。病院の先生もみんな施設だろうということだったんですが、家族は孫娘だったんです。
この孫娘はずっと1歳ぐらいの頃からこのおばあちゃんに育てられて、30何年間ずっとおばあちゃんを大事にされてきたんですね。
そのお返しを私がしたい。絶対に家に帰すということで、先生も在宅は無理だよと言うんですけど、大丈夫です。絶対に私が見ますという強い意志で自宅に帰ったそうです。
僕がもしその時ケアマネになったとしても、施設の提案してたと思いますね。それでお家に帰ってきたと。そしたらやっぱり大変だったようです。
この孫娘さんに対してギーッて爪で引っかえたりとか、リモコンをボーンと投げつけてその孫娘さんを放ち出したりとかですね。
ポータブルトイレ、簡易トイレを中にお物が入っている状態って分かってて、わざとバーンとひっくり返して、困っている孫娘さんを見てアホやって笑うそうです。
03:04
信じられない。
おばあちゃん見る人がいなくて、一生懸命この孫娘さん家に帰して見てるっていうのに、もうそういうことしちゃうわけですよね。投げつけては叩いたり、トイレひっくり返しておしっこ便まみれですよ。
ブチギレると思いますけど、最初は怒ってですね。
怒って怒って、夜寝てる顔を見て、おばあちゃんごめんね、おばあちゃんごめんねって言ってたそうです。
入院をさせてしまったことと、入院長引かせてしまったこと、これを悔やんでたんです。自分を責めたりしてたそうなんですけどね。
それが当分続いて、こういった生活がですね。
あの入院前の優しかったおばあちゃん、どこ行っちゃったんだろう。
あのおばあちゃんの姿に戻ってほしいっていう気持ちがあればあるほど、やっぱり辛くなるそうなんですね。
ある時、もう気持ちを切り替えたそうです。
あのおばあちゃんはもうこの世にはいない。
あの優しかったおばあちゃんとこの人は違うと切り替えたそうです。
つまり過去のおばあちゃんをイメージするんじゃなくて、本当に今のおばあちゃんと接するっていうふうに気持ちを切り替えて、今に焦点を当てたそうなんですね。
そして自分の時間も作っていったそうです。
自分が少しでも楽になる、自分の自由になる時間を作る。
やっぱりこうデイサービスとか行ったんでしょうね。
でもイライラしてしまうときは距離を置く。
そういうふうに自分をコントロールしていったそうです。
本当にもうカットしたときはちょっと距離を置いて、細かく書いてなかったですけど、もしかしたらショートステイとかお泊まりで離れる時間を作ったとか、そういったこともあるかもしれないですね。
そうするうちに少しずつ少しずつ変わっていったそうです。
あるとき、私連れて行かれるんや、誰かに連れて行かれるんやって不安になってたそうです、おばあちゃんが。
そしたらそのお孫さんは、そんな悪いやつがおったら私がやっつけたる。
だからおばあちゃん安心しいや。
そうやっておばあちゃんの味方になってですね、ずっと声かけしてたそうです。
06:05
ずっとそういうことを続けながら3年経ちました、現在。
認知症そのものはまだずっと続いてはいるんですけれども、それが完全に治ったわけではないんです。
ただあんなに暴力、リモコン投げたり引っかいたりポータブルひっくり返したり、そんなことしてたおばあちゃんはもういない。
穏やかなおばあちゃんになってですね、つまり周辺症状って言われるですね、暴力だったり妄想だったり、そういった症状がなくなった。
そして2人の関係も良くなったみたいですね。
いろいろ今も大変なことあるんでしょうけど、デイサービスから帰ってきたら、
久しぶりやね、会いたかったって孫娘に抱きついてくるそうです。
いつも会ってるんですけどね、それを笑いながら職員さんと笑いながら話せるっていうような、そんな状態になった。
この入院した当初はですね、
要介護2だったのが退院前は要介護5、一番重い状態になってたそうなんです。
おそらくこれ記事に書いてないんですけど、
この3年経った今は、この介護度も要介護2とか3とか、少し軽くなってるんじゃないかなと思います。
ただ、この記事を見てすごいな。
どうやったら、どうやってこうなるんだろう。
周辺症状がこんな穏やかになるんだろうっていう、やっぱりきっかけっていうのは、
介護してる、認知症のこのおばあちゃんを変えようとしてても、やっぱりどうしてもできないことなんでしょうね。
できることって言ったら、この孫娘さんの気持ちが変わった時からですよね。
もうあの時の過去のおばあちゃんをずっと考えれば考えるほど苦しくなってくる。
ですけど、今のおばあちゃんと接してるわけで、今のおばあちゃんに集中して、
この昔のおばあちゃんはいないと決めるんですね。
そして今のおばあちゃんと一生懸命対峙するっていう、それがまず大事なことなんじゃないかなって思いましたね。
直接この孫娘さんに話してみたいですね。会ってみたい。
09:06
ただ聞いていただける方、この記事ですね。
僕の話が正確にこの記事に伝えられてるのか、ちょっとわからないとこもあります。
本当に話しちゃってよかったのかなっていう気もしますけど、知ってほしかったので、この記事、リンク貼っておきますので、ぜひ見ていただいたらと思います。
ご視聴ありがとうございました。
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