ちょっとなんか出だしが全然思いつかない。 もう静寂が続いてなんだと思いました。 そういう出だし? そういう出だしをしたわけですね。
何言おうかなーとかいろんなパターンがあったんですけど、どれもしっくりけえへんなーって思いながら、 じゃあもうそれを正直に言ってしまおうと思って。 確かに正直は大事です。
出だしがポンと出てこんなーみたいな。 そういう日もあるんですね。珍しいね。 話し始めって結構難しくないですか? いや本当にね難しいですよ。
なんかフリがなくいきなり話し始めるっていうのって結構ね。 セミナーとかでもお二人も喋ったりすることあると思いますけど、大体こう2パターンじゃないですか始まり方って。
ただいまご紹介に預かりましたから入る人と、 あとはみなさんこんにちは。
大体この2つでしょ? 確かに。
俺はこうしたパターンだな。 みなさんこんにちはから入る。 大体挨拶から入るかな。
そうですよね。 なんで僕はその2つを使わないという縛りを設けて講演をするようにしてるんですけどね。
その都度その都度変えたりとかしてますけどね。 いきなりボケから入るとか。
いきなりぼやいてるやつとかやってみたことありますけどね。 いやーもうほんま何なんですかね。から入ったりとか。
なんかそれ関西の漫才。 私も今一緒に。 あー確かに言われてるよ。
漫才っぽいなーと思ってちょっと聞いてました。 そうそうそういう感じをしたりたまになんかしたりとかしてます。
なんかまっちゃんとか言いそうな感じ。 あーあるかもしれないですね。
なんとなくそういう感じね。 そうそうそうそう。
なんかそんな喋る仕事とかもちょいちょいこのリモートでもやらせてもらってるんですけど。
2月だということもあってどちらかというと僕はセキュリティー、月間的な意味というよりも会社の行事で喋ることが最近多くて。
学生向けの方々に自分の仕事紹介したりとか。
採用活動の一環ね。 そうですね。なんかこういう社員いますよみたいなやつで先輩社員が出てきて喋るみたいなやつで、
ベタなやつどこもやってるやつあるじゃないですか。 ああいうやつで喋ってるんですけどちょっと他とはちょっとこれ違うぞっていうふうなやつは1月の最終週ぐらいから始めたんですけど
そこからほぼ毎週5回連続でやるっていうやつやってて。
それ同じ内容喋ってるわけじゃないんだよね。 全部バラバラ。
大変だね結構。 なんかその仕事のモチベーションやり方とかなんでこの仕事するようになったのかとか。
あとはそんななんかざっくりとしたこういうふわっとした感じの話もあれば、 ついこないと話したのは1時間15分ぐらいずっとランサムについて話す。
それを僕もそういうサイトがあるんやと思って、スクリーンショットとかスキャンみたいなことをしてるタイミングで撮ってて、それをギャラリー化してるようなところがあったんですよね。
それ見ても明らかに制御系のやつみたいなのがいっぱいありましたね。
ほんと見たことないような、さっき言った水処理施設みたいなやつとかで水を操作するような、水の量を操作するような画面とかがキャプチャーされてるのが上げられてたりとか。
だから今に始まったことじゃないんだけれども、そういうものがスキャンすればまだまだいっぱい残ってるんやなっていうふうに思いましたね。
VNCだけじゃなくてチームビューワーとかも。
あとでもこれもう一個非常に細かいことだけど、たまたまチームビューワー使ってて、別にチームビューワーが悪いわけじゃないんだけどさ、
リモート操作のツールとしては優れたツールだと思うけど、こういうことに使われちゃったっていうのは不幸だったけど。
これ思ったのは直接このオペレーターのPCがインターネットから見えていてスキャンされたのか、
あるいはそのチームビューワーのアカウントが侵害されてそこから乗っ取られたのか、その辺分かんないよね、どっちなんだろうと思って。
はい、その辺は発表されてないですね、まだ明らかになってないという感じですね。
チームビューワー入れてもさ、パソコンに入れてそれをリモートで操作すると思ったら、パソコンに表示されるデータを遠隔から入力しないと入れなくなるって。
そうですね。
それはさすがに外部の人にはできないんじゃないかと思うんだけど、
だとすると、全部のPCで共通して使ってたっていうのがチームビューワーのアカウントのことだとすると、そっちがやられたのかなとか、ちょっとわからんけど。
そっちやられたらさ、そこに紐づいてるデバイス全部見えちゃうじゃん。
そうですね。
そんな感じなのかね。ちょっとその辺はっきりしないけど。
明確には書かれてなかったけど、ちょっと気になったのはファイアウォールの設定が不適切で的なことが書いてあったとか、直接のもありえるなと思う。
直接もありえんのかなと思って記事を読んでたんですけど、明確にはわからないですけどね。
いろんなことがちょっと信じ難いことがいっぱい書いてあった。
これ調べるのも大変だなって感じですよね、本当。
本当だよね。
絶対、こういう調査を持ちかけられたセキュリティ会社かわからないですけど、お願いされた方はゾッとするような案件かもしれないです。
ちょっとわからないけどさ、今回たまたま水産化ナトリウムの数値をいじったとかだけど、他にもいろいろいじれたのかもしれないし、影響がこれぐらいで本当に済んでよかったのか。
あと動機っていうか、攻撃っていうか、不正操作した人の動機もよくわからなくてさ。
そうですね。
落下的に考えたら、なんとなくたまたま入れたから、遊び半分で。
やっちゃったみたいな。
愉快半がやってみました。これ本当にやってみたらどうなるのかなみたいなポチッみたいなやってみましたっていう程度だったら、まあいいけど。
そうじゃなくて、本当に狙ってきたとか、住民に被害を及ぼそうと思ってみたら、テロっていう可能性もないわけじゃないじゃん。
その結果としてはテロになっちゃいますからね。
可能性は薄いかなとはなんとなくその状況を見たら思うけど、ちょっとおそ松だからさ。
でも場合によったらテロリストがね、という可能性もないわけじゃないし。
内部にいる不満を持った人が、そのパスワードとかいろいろその設定を知ってる人がね。
なんかちょっと嫌がらせとかさ、事件を起こしてやろうと思ってやったとかっていう、そういう可能性だってあるわけで。
ありますね。
冤婚、冤婚ですよね。首にされて怒ってるとかね。
そうそう、恨みつらみとかね。そういうのもあるかもしれないし。
いやまあそれによってちょっといろいろこう、多少対応が変わってくるというか。
どんな動機であってもこのシステムはちょっとおそ松すぎるけどさ。
そうですね。
ちょっとその辺の動機も気になるよね。なんかそういうのって分かんないけど。
調べて出てくるのかな。分かんないけど。
逮捕されればね、出てくるかもしれないですよね。
ネギスさんおっしゃってたの、まさに私もちょっと気になってるところで、記者会見の中でリモートアクセスされていた時間っていうのが
結構言及されてて、1時間とか2時間とかずっと触られていたわけではなくて、
3分とか5分とかその程度らしいんですよ。
3分とか5分とかで、いきなり初見のシステムで、いきなり水産、これなんかもう浄水施設の制御システムが動いてて、
よしじゃあ水産化ナトリウムの値をいじったろみたいな感じにならないと思うんですよね。
なるほどなるほど。
そっか、あらかじめ知ってたか、何か下調べをしたかとか、何かそういうことがあるんじゃないかと。
何かしら何かそういう情報がないと、ちょっと時間が、説明がちょっとするの、なんか難しい気がするんですよね。
確かに。
何かしら素地のある人間がやったって考えるのが、それだけを見れば自然ですね。
そうなんですよね。
そっかそっか。外部の人だとしても、例えば似たようなシステムを知ってるとか。
そうすると単なる有罪犯じゃない可能性もあると。
その可能性もありますよね。いろいろ考えられて。
確かに確かに。たまたま初見で偶然になっちゃったっていう可能性もないわけじゃないけどね。
何かいきなり画面に出ててね。
1111とかちょっと入れてみたとか。
そうそう、適当にね。
その可能性もあります、当然。
いやーちょっと、ほんと世の中信じ難いことが起きるね。
海外の人がってこと?
海外の人がTHE FIRST TAKEを見てそれでこれいいよねみたいな感じとか大笑いしてたりとか。
そういうリアクション動画っていうやつですね。
リアクターの動画って結構向こうではあって。
そういうの結構昔から向こうではありますよ。
子供に見せて子供がどんな反応するか各種年齢の子供に見せるみたいなやつとか。
結構僕好きで見てたんですけど。
キーズリアクトっていうテレビ番組なのかな?YouTubeチャンネルなのかちょっとそこまでわかんないんですけど。
今は懐かしいニャンキャットってあったじゃないですか。
あったね。
延々猫がニャニャニャニャニャニャニャ言って飛んでるだけの。
あれを3歳ぐらいの子供から小学校の中学年高学年ぐらいの間に刻んで見せてどんなリアクションするかっていうのを見る番組みたいなのもあって。
リアクト系のやつっていうのは向こうだとよくあるパターンなのかもしれないですね。このファーストテイクでもあったってことは。
じゃあ結構俺は全然知らなかったけどファーストテイクは結構有名というか見られてるんだね。
そうみたいですね。アクセス数とかも見たら多いですもんね。再生数とか見ると。
このポッドキャストのリスナーでも結構知ってる人がいるとかね。今回ので知って聞いたのかもしれないけどもともと知ってた人もいるだろうしね。
そうですね。
そういうのもあったということです。
あとあれですね。ネギさんがやってた今回限りでって言ってたニュースレターの。
はいはい。前回の。
あれを試してみたっていう人もいましたね。
俺も誰かがハッシュタグでつけてツイートしてくれたのを気づいたんだけど。
俺ちょっと前回はメール配信しないと問題は起きないかと思ったけど。
その人のツイート見たら、俺流す側しか見てなかったんだけどサブスクライブしようとするとそのメールアドレス当てに確認のメールが飛んでくるんだよ。
サブスクライブしていいですかっていう。それでコンファームしないと登録されないっていう仕様になったんだけど、その確認メール自体にメールアドレスが付いちゃうんだよね。
もうすでにそこで含まれちゃってると。
だからね、あんまり良くなくて、公開しているメールアドレスを使っている人は何の問題もないけど、
俺みたいにね、前回もちょっと言って繰り返しになるけど、知らずにツイッターで連携して配信とかやろうとしちゃうと、
そういうところに片っ端からサブスクライブしようとすると確認メールがバンバンバン飛んでくるんで、それでメールが収集できちゃうね。
思ってたよりもっと楽にできちゃったってことですね。
そうそう。だからこれはあんまり良くないなと思った。
もともとそういう仕様だって言われればその通りなんだけど、
確かに。
なんかもうちょっと設定画面でデカデカとこれは漏れますよっていうか、変更必要ですよとかって教えてくれたらいいのになっていうか。
パワーシェルは確か使ってなかったんじゃないかな。アタックのフレームワークに見た時には使ってなくて、
エモテッドは使ってたんですけど共通しているのはマクロで感染するっていう動きをするので、
エモテッドを見てこういうのやめようと思ってマクロ止めてればこの経路も立てるっていうふうなものはありますね。
やっぱりそういうエモテッド対策とかってその個別の対策ではなくて、やっぱりそのマルウェアの動きとかをちゃんと知って、
それに応じた対処を自分たちが何になったらできるかっていうのを考えるっていうのはもっと強く言っていこうと思いました。
確かに確かにどうしても個別のマルウェアとか活動が派手なやつに目が行きがちだけど、そこだけに着目したらダメよってことね。
そうそうそれはもっと広めていかないとなっていう。
あれでも多分言っていかなきゃいけないし、セミナーとかそういうところでももっと言っていこうっていうふうに強く思いましたね。
広めていきましょうじゃあ。
ということで僕からは以上です編集長。
ありがとうございます。編集長?
ある意味ネギスさん編集長的やな。
確かにそうだ。
確かにそうか。言われてみればそうだ。なんか違和感あったけどまぁいいか。
違和感あったけど、なんかよくよく考えたら結構しっくりきたなって。
そうだね。編集長で。
はいということでじゃあ最後はネギスさんですかね。
今週はちょっと面白いレポートがあったんでその内容を軽く紹介しようかなと思うんですけど、
Twitterにも触りだけさらっと書いたんだけど、よくよく中身読むといろいろ面白くて、
何かというとGoogleが出した研究レポートなんだけど、
Googleがスタンフォード大学と一緒に研究者一緒に共同研究で、
Gメールに届いた攻撃メールの中身を色々分析しましたよというそういうレポート。
見た?あんま見てない?
中身見てないですね。
これ面白いよ。ちょっとどんな内容かというと簡単に紹介すると、
調べた対象のメールは2020年去年の4月から8月までの5ヶ月間に、
Gメールに届いたメール約12億通のメール。全部のメールじゃない、
攻撃と明らかに攻撃だというふうにGoogle側が判別したメールが12億通。
そんなあるんですね。
Gメールってものすごい数さばいてるからさ。
確かにね、使ってる方が多いからそれだけの量なんですね。
それぐらいあるんだって。内訳はマルウェアが添付されたメール。
Gメールって添付ファイルの自動スキャンをやってるんで、
そのスキャンでマルウェアって判定されたやつが6.8億通。
それからフィッシングって判定されたやつが、
フィッシングも政府ブラウジングとかいろいろブラウザで止めたりとかさせるために
Googleってそういうデータベース持ってるけど、
それを使って判定されたやつが5.3億通。
合わせて約12億通のメールを分析しましたと。
それだけでもすごい数なんだけど、ざっくり数をまず言うと、
メールの総数を国別で分類してみると、やっぱりアメリカが一番多くて、
フィッシングメールだと全体の約3割、28.4%がアメリカ。
マルウェアの添付メールだと51%、半分超えてるんだけどがアメリカで、
どちらも国別だとやっぱりトップだと。
たぶんGメールってアカウント持ってるのもアメリカが一番多いだろうから、
そういう方よりもおそらくあると思うけど、それにしても結構多いなと。
で、日本はどうかっていうと、
日本はフィッシングメールは実はアメリカについて2万目に多くて、
ちょっと10.9%で数は多いと。
でもこれも日本のユーザーが結構多いっていうことも影響してるかもしれないので、
一応そういうふうに割り引いてみなきゃいけないけど。
逆に俺意外だったのは、マルウェアのメールの方はトップ10にも入ってなくて、日本は。
ヨーロッパの福井とかの方が全然多い。
ちょっとバランスが面白いなと思って。
それとあと日本語をターゲットにした攻撃のメールの中身を分析したところ、
78%が日本語?ちゃんともうローカライズされてるんだって。
それに対して残り20%が英語?
そういう感じになってると。
すごい日本語を限定して狙った攻撃者がいるんだなと。
いう感じだよね。
同じようにその国の言語でちゃんとローカライズされてるっていうか、
他にもブラジルだったらポルトガル語とかフランスだったらフランス語とかあるんだけど、
日本語が突出して多くて、この8割近くちゃんと日本語になってるっていうのは日本が一番なんだよね。
だから他の国以上に日本は日本だけを狙う攻撃っていうのが結構あるんだなっていう。
そういう感じだね。
それとあともうちょっと面白い分析をしてて。
何ですか?
全部の調査対象だったユーザーを各週1週間ごとに、
攻撃を受けたアカウントと受けてないアカウントっていうので1-0で分類をして、
それをロジスティック会計分析して、対象だったユーザーが、ユーザー属性があるじゃん。
どの国とか年齢とか。
そういう属性のどれが一体リスク因子として一番影響してるんだろうかっていうのを。