スピーカー 3
でも辻さんの記事をきっかけになんて嬉しいよね。 嬉しいですよね。しかも独学でやって、転職でセキュリティの仕事を取って、すごいなぁということでね。
辻 伸弘
おめでとうございますということで紹介させていただきました。 おめでとうだしさ、あとほらそういう、先週もそうだけど毎週そういう方がいろいろ
スピーカー 5
お便りくれるとさ、それ聞いてる人も励みになるよね。 そういう人ともおっしゃってる方いましたね。モチベーションに繋がるみたいな。
辻 伸弘
絶対そうだと思う。何人もこうやって後に続くっていうのはさ、前にこういう人たち自分もできるに違いないって思うじゃん。
スピーカー 3
そういう効果は大きいと思うんだよね。嬉しいね。 一人で頑張ってるわけじゃないっていうふうに感じられるのもいいんじゃないかって、前ねぎしさんが言ってましたよね。
いいことだなぁと思ってね。こういうのどんどん書いて欲しいですよね。 めでたいね。
今ちょっと読み上げた方にはセキュリティのあれのステッカーの印刷コードをお送りします。 あとはアイキャッチのネタとかも送っていただければ、そちらも同じく採用した時には
ステッカーの印刷コードを同様に差し上げるんで、よろしくお願いします。 ということでございます。
はい、いやいやでもほんまに年末ですけども、どうですか今年2023年を振り返って。どんな感じでした? お二方は。
あっという間だったね。 うーん、あっという間でした。僕でも結構1年長いんですよね。
いまーす。 なんか聞こえませんか?気のせいですかね?
何今の? なんか23年を振り返ってるんですけども、なんか聞こえてきたような気が。まあいいや、気にせずにちょっと振り返りしていきたいな。
スピーカー 4
いまーす!いますよ! 怒ってるやん。ちょっと怒ってるやん。
スピーカー 3
誰だ誰だ。 なにこの入り方。どこまで無視できるかなと思って進めてたら、まあまあ結構早めに入ってきやったなという感じで、はい。
今日はのスペシャル回ということでですね。 そうですよね、そうです。 皆さんお待ちかねのですね、室長、改めなんですかね、ネクチョウと呼びした方がよろしいんでしょうかね。
えっとですね、室長、改めネクチョウ、改め副研究所長になりまして、 それは出世してるんですよね、それ。
室長でもありネクチョウでもあり副研究所長でもあるという、今3つやってる感じですね。 長っ!こんなにいっぱいやってるんや。
辻 伸弘
なんて呼べば、もう井上さんでいいですかね。 それで大丈夫です。よろしくお願いします今日は。
スピーカー 1
はいまたよろしくお願いします。 このポッドキャストに出ていただくのってもう6回目? 6回目ですよね。
スピーカー 3
しかも毎年年末だけ続けて出てるね。 そうそうそう。 すごいなあ。なんかね、初めて出ていただいて、2回目もちょっと出ていただきたいですよね、みたいな感じで。
スピーカー 1
キャッチというかパワーバードですよね。
その結果だいぶ炎上しまして、相当安全側に倒しながらやってきたわけなんですけども、
ちょっと経緯をおさらいしますと、2019年の4月に本調査を開始しますということで、
最初テルネット、SSHから始めて、2020年の10月に識別不合ですね、IDとパスワードを入力するその組を100組から600組に増やして、
ログインできる数を増やしましたと。
2022年の3月からHTTPとHTTPSのベーシックダイジェスト認証ですね、調査を開始して、
これ炎上がなかったらですね、本当は最初からやるつもりだったんですけども、ちょっと安全側に倒して、
ちょっと3年間かかってしまったんですけども、ようやく2020年3月から始めましたと。
今年2023年4月にフォーム認証ですね、HTTPの中でもいわゆるログインフォームがこのウェブインターフェースで書いてあるようなやつありますよね、
ID、パスワードとか書いているフォームがあるところ、それの調査も開始したというのが今年4月からですね。
スピーカー 3
ネットワーク系の管理画面にありがちなやつですよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。結構フォーム認証大変で、もう一個一個プロトコルが標準化されてないんですね。
各ベンダーさんが作っているログインフォームに合わせたログインの仕方をしないといけないというので、
これやるのがもう一個一個機器を買ってきて、そのフォーム認証がどういう流れで動いているのかというのを調査をして、
それに対応できるような自動のフォーム認証入力システムを作って調査をするというようなことをやっていて、
まだ対応できている機器は40機種ぐらいしかないんですけれども、それでも結構トレーダーが出てきているというような感じですね。
調査を結構ずっと1ヶ月に1回やっているんですけれども、
最近で言うと2023年の9月調査で言うと、ISPが今79社にご協力いただいていて、最初は27社ぐらいから始まったと思うんですけれども、
今79社のご協力をいただいていて、その79社が持っているIPアドレス、約1.13億のIPアドレスに対して毎月調査を行っています。
特定アクセス成功、つまりログイン成功する数が大体1万台ぐらい毎月ログイン成功するんですね。
そのうち機種がはっきりとこれだというふうに機種名型番まで特定できないと注意喚起ができないので、その機種特定というのをその次にやるんですけれども、
その機種特定が今できるのが大体800機種ぐらいですかね。
今年の9月だと450機種ぐらいがその1万件の中から特定ができて、結局注意喚起に上がった数が5000件ぐらいですね。
スピーカー 1
というような感じで、最近は毎月5000件ぐらいの注意喚起をICTアイザックの方に毎月毎月お渡しをしているというような流れになっています。
そういう毎月のルーチン的な調査に加えて、実は毎月何件ぐらい注意喚起出しましたよというボーグラフを公開しているんですけれども、
それに載っていないやつというのが結構ありまして、それは何かというと、例えば予備調査で、
実際の例えばHTTPの調査をする前に予備的な調査を1ヶ月、2ヶ月ぐらいするんですけれども、
その段階で結構バカッとボリュームが大きいものが見つかることがあって、
例えば特定のISPにつながっている機器とか、数千台規模でIDパスワードが緩いやつとかそういったものが見つかることがあるんですね。
そのISPの方々とちょっとお話をして、よく聞いてみると、その設置業者、ルーターの対応ルーターとかが多いんですけれども、
対応ルーターの設置業者のマニュアルの中にIDとパスワードの変更というのが書かれているんですけれども、
一部それが作業が漏れていたりとか、あとは対応ルーター自身に脆弱性があったりとかというパターンがあって、
そういう場合は結構数千台規模でバルクでドーンと脆弱性を塞いだりとか、IDパスワードを変更したりとかして、
中間機にそもそも乗る前に減らしたりみたいなことも結構やっています。
辻 伸弘
そういうことないですね。自分たちでチェックとかやらないんですかね。
スピーカー 1
意外と設置業者に任せた時点で、仕事の責任がそっちに移っているので、
その後の調査とかを多分発注側がやっていないケースもあるんじゃないかなと思うんですよね。
辻 伸弘
そういうケース多そうですもんね。
スピーカー 3
サービスをインする前のチェックみたいなとか、例えばウェブサーバーとかのサービスイン前に、
サービス前チェックみたいなとかで診断を受けたりするっていうのは。
辻 伸弘
そうそう、脆弱性のスキャンやったりとかね。
スピーカー 3
そうそう、一旦とりあえず変なものを簡単に見つかるようなものとか、
仕様書にないようなポートが空いてないかぐらいの確認とかしますけど、
そういうのがないっていうのも、こういうのがドバッと増える一因にもあるのかもしれないですね。
辻 伸弘
そうね、IoT系だと数も多いし、なかなかそういうのができないかもね。
スピーカー 3
そうかそうか。
辻 伸弘
いわゆるウェブサイトとかのリリースとはちょっと同じ基準では測れない部分があるよね。
スピーカー 3
サービスが始まるとか、インターネットにつなぐ前の段階で防げてたものっていうのも意外と多いのかもしれないですね、本当はね。
辻 伸弘
そうね。
スピーカー 1
そういう特定のISPに結構ボリュームでつながっているものに関しては、結構しっかりと対応してくださるケースが多くて、
そういうバルクで減っていったりもします。
スピーカー 1
あとは調査をやっている過程で、ログインはできないんですけども、なんか結構いっぱい見えるなとかですね、
脆弱性ありそうだなみたいなのも結構あるので、そういったものに関してはファームウェアを集めて解析をするっていう脆弱性の調査的なものもですね、
二重業務としてやっています。
今年でいうと250台ぐらいファームウェアを解析をして、400件ぐらい脆弱性報告をして、
中にはCV付いているものみたいなポチポチ出てきているんですけども、
ちょっと地道に、実際の注意喚起に上がる可能性があるようなものというのを先回りして脆弱性を調査して、
いわゆる脆弱性のレポートのプロセスに載せているというようなことも結構やっています。
辻 伸弘
いいですよね、これほっとけばね、攻撃者側が先に見つけて攻撃してくる可能性もあるわけだからね。
それを未然に防ぐという意味ではこういう活動、地道だけど大事ですよね。
スピーカー 1
そうですね。
という感じで、毎月毎月の注意喚起にプラスしてだんだんやれる範囲も増えてきたのかなというところと、
最初はやはり未来がITパスワードで弱いものを狙ってくるというところからターンを発して始まったプロジェクトですけども、
だんだんやっぱりマルウェア側も脆弱性ついてくるものが結構やっぱり当然ですけども増えてきて、
脆弱性対応どうしようかみたいなところにも徐々にシフトしてきているというのが今の現状ですね。
辻 伸弘
ようやく当初を思い描いていた、軌道に乗ってきたなというところで5年間という感じですね。
スピーカー 1
そうですね。
辻 伸弘
これで終わっちゃったらどうするの?みたいな感じだけど。
スピーカー 3
フォーム認証、HTTP、HTTPSというところが始まるまで結構時間がかかりましたもんね。
辻 伸弘
最初からできていればまたちょっと違ったかもしれないけどね。
スピーカー 3
でもやっと到達できたというのは一つ大きな成果だと思いますけどね。
スピーカー 1
ようやくここまで来れましたねというところですね。
でですね、5年間いよいよ立法措置が終わりまして、
スピーカー 3
お疲れ様でした。
辻 伸弘
本当にお疲れ様でしたと言いたいところなんですけども、
スピーカー 1
今月11日に、12月11日ですけども、
もう一度NICT法が改正をされまして、国会で可決されまして、
なんとですね、期限が取っ払われました。
辻 伸弘
ありがとうございます。
スピーカー 5
無限ってことですか?
スピーカー 4
無限じゃないですよ。
スピーカー 1
無限じゃないんですけども、
今までは5年間の期限のところにNICT法の中に載っていたんですけども、
NICTがやる業務が書かれている14条、
NICT法14条があるんですけども、その中の項目として載ったということで、
定常業務としてこういう調査活動と後注意喚起のための情報提供活動が書かれて、
辻 伸弘
プラスとしては、今おっしゃっている攻撃者がまだ気づいていないところを
先回りして弱いやつを見つけてノーティスで注意喚起することで、
被害を未然に防いでいるというすごくプラスの面があると思うんですよね。
それだけでもやっている価値はあると思うんですけども、
一方で重複していないやつが結構あるということは、
感染を止められていないやつが結構いるというか、
感染する原因を見つけられていないやつが結構いるということで、
それはさっきおっしゃっていたようやくここまで
いろいろターゲットとなる範囲が、いろいろプロトコルもそうだし、
広がってきて、ようやく捕まえられるものがだいぶ増えてきたというのがあるじゃないですか。
あとさっきの脆弱性を利用されるものは今回まで対象に入っていないから、
それを今後どこまでカバーするかわかりませんけど、
そういうのも入ってくると、たぶんだんだんそこら辺の今まで全然違うと言っていたものが、
効果がもっと目に見えてくるのかなという気がしているんですよね。
そこら辺のすごくプラスでやってよかったねと言うと、
まだまだできていないねという部分が両方見えているのかなという気がしていて、
その辺りが今後カバーされていくといいなというふうにちょっと思いましたね。
スピーカー 1
そうですね。おっしゃる通りですね。
辻 伸弘
いやでもこういうのもなんかやってみてわかったって感じしません?
スピーカー 1
そうですね。これ実際やってみないとやっぱりわからないデータっていうのが非常に多いので。
辻 伸弘
こんなに国全体っていう規模で調査している事案って世界中見渡してもそんなないので、
そういう意味でもすごく意味のあるデータが取れているなっていうか、
それを日本がやっているっていうのは、もっともっと外に向けてもアピールしていきたいことだし、
もっとより効果が出てくれば言えると思いますよね。
スピーカー 3
5年前に始まった時にも井上さん始まってすぐとかやったかな、
こういうのやり始めたってことは結構海外のところからも結構いいねみたいな評価されたっていう話されてた。
辻 伸弘
なんか言ってたねそういえば。
スピーカー 1
ブルース・シュナイヤーってすごく有名な暗号学者の人が、
もう始まるか始まらないかぐらいの時にすごくいいねみたいなことを書かれていて、
ただ課題としてはやっぱり注意喚起の効果をどうやって出すのかが課題だよねって。
未来予測みたいなこと書かれていて、いやすごいなと思ったんですけど。
その後も結構海外のセキュリティ対応をやっている組織とかに話をすると、
結構やっぱりこういうのもうちの国でもやりたいんだよねみたいな話は結構あるので、
今そういう意味では日本がある程度モデルケースになっていて、
スピーカー 3
そうですよね。
スピーカー 1
で各国がどうしようかなと考えているようなところもあるので、
やっぱりちょっとあのタイミングでやり始めてよかったというのは大きいかなとは思ってますね。
スピーカー 3
それをモデルケースになって5年間経って個人的に嬉しいなと思っていることがあって、
それはモデルケースになったということがそのものが嬉しいんですけども、
なんかよくね、日本のセキュリティって遅れてるんですよねみたいにめっちゃ言われるじゃないですか。
スピーカー 5
そういう質問されたことないですか。
よく聞かれると思うんですよ。
スピーカー 3
そのために何と比べて言うたはるんですかとかって聞くんですけども、
スピーカー 3
こうやって先行して周りにも認められて、
うちもやりたいと思ってくれるようなものができてよかったなっていうのはすごい思ってますね。
今回その12月11日に報道されてましたけれども、
今回は特に5年前とはメディアとか世の中の反応っていうのは違いました?
ポジティブなのが多かったですか?
辻 伸弘
無関心じゃない?
スピーカー 4
確かに。
スピーカー 1
そうですね。
5年前もこの法案成立のタイミングではほぼ無風なんですね。
スピーカー 3
そうなんですね。
スピーカー 1
その後に実際本調査を始めるっていう前のタイミングで、
例のNHK報道があってそこから火がついた感じだったので、
ただ5年前は外向きにオープンな形で、
法案改正しましょうよっていうような先ほどの文化会の活動とかですね、
そういうのはあんまり外向きには出してなかったんですよね。
今回は文化会に関してもほぼオープンでやっていて、
資料も全部オープンで出ていてという形で、
一応国民の皆様に目の見える形で議論をした結果、
法改正に結びつけているので、
という感じでちょっといろいろ工夫はしているんですけども、
ただそこを見ている人っていうのもそんなに多くはないので、
ここからがやっぱりどうやってうまくちゃんと説明していくかっていうところは
スピーカー 3
またやらないといけないとは思っています。
じゃあまだまだこれから何がどう起きるかみたいなもののために
スピーカー 1
準備をしっかりして出していこうというフェーズってことですね。
辻 伸弘
そうですね。
こういうのは多分そんなにいきなり見る目が変わるとは思えないんで、
スピーカー 4
何か言われたらまた5年前と同じようなことが起きる可能性が常にあるから、
辻 伸弘
確かに。
スピーカー 4
そういうつもりでやらないとダメだと思うよ。
スピーカー 1
そうですね。
ただ5年前と比べると、
5年前っていうのは先ほどの話もありますけども、
やったことがないことをやろうとしてたんで、
例えばこんな調査したら医療機器に刺さって死人が出るぞとか、
辻 伸弘
なんか変なことたくさん言われましたもんね。
スピーカー 1
あった、ありましたね。
そう、工場の機器を壊してしまって工場爆発するぞとかですね、
NICTの職員必ず逮捕されるとかいろいろ言われたんですけども、
5年間やってみて結局そんな危機がもしあったら、
未来とかがガーッとログインしこするだけで、
多分爆発してるし人死んでるんですけど、
スピーカー 3
先に起きてるってことですよね。
スピーカー 1
はい。でもそうなってないっていうのも分かりましたし、
5年間この調査をこれぐらいのペースでやると、
そういう危機は出てこないっていうのも分かりましたので、
そういうやってないから分からないことに対して、
なんか推測で批判みたいなのは、
まあまあいやそんなことはなかったですよっていうエビデンスを
ちゃんと示せるかなと思っているので、
そういう意味では5年前よりはまだ状況は良くなっているかなとは思っています。
辻 伸弘
まあ分からないことへの恐れっていうのはありますもんね。
やっぱね、どうしてもね。
それは地道に5年間やってきた成果ですよね。
辻 伸弘
引き続きよろしくお願いします。
スピーカー 3
お願いします。
スピーカー 1
もうアレンジャーの肩に支えられて。
辻 伸弘
まあまあ我々は大したことはできないけど、
いろいろ支援していきましょう。アレンジャーとして。
スピーカー 3
そうですね。取り上げたりとか質問してみたりとか
っていう形でやっていければなと思いますね。
スピーカー 1
ありがとうございます。
でですね、もう一つ。
ちょっと去年もお話しさせていただいたんですけども、
SINEXっていう活動を。
辻 伸弘
あれ去年確か初めて紹介してくれたのかな。
スピーカー 1
そうですね。
SINEXも5年間のプロジェクトで進んでいるんですけども、
最初の令和3年度、4年度っていうのは準備フェーズとして進めていまして、
R5年、今年ですね、今年度に本格稼働フェーズにいよいよ入ったということで、
10月1日ですね。
今年の10月1日にSINEXアライアンスっていうのを発足をしまして、
正式にこのSINEXの活動を本格稼働させようということと、
また三角組織の皆様に少しずつですね、費用負担もいただいて、
ある程度の持続ができるような組織を目指して走り出そうということで、
10月1日、無事アライアンス活動がスタートしました。
その中で去年から準備フェーズでやっているConnexusっていう4つのプロジェクトに分けて、
プロジェクト推進してるんですけども、ConnexusのASECっていう4つに分けてます。
ConnexusのAがAccumulation Analysisってことでデータを集めて、
解析者のコミュニティをそこで作ってみんなで解析しましょうっていうのがAで、
SがSecurity Operations Centerの人材育成と、またシェアリングのSってことで、
そこから生まれた国産の脅威情報っていうのを生成したり発信したりしていきましょうっていうのがSで、
EがEvaluationのEで、国産の製品のプロタイプをNICTに持ち込んでいただいて、
長期検証をして国産のセキュリティ製品が世の中に出ていく支援をしましょうと。
最後のCがCyrop、サイバーレンジオープンプラットフォームの役ですけども、
いわゆるサイバー演習をするためのハードウェア環境とか教育教材とかその辺の準備はNICTって全部やりますので、
それを使って例えばサイバー演習のサービスを展開されたり、あるいは大学とか高専で授業をしたりしてもらったりという、
そういうものに使ってくださいというオープンプラットフォームを作りましょうっていうのがCですね。
今プロジェクトがかなり順調に走り始めていまして、
10月1日時点でユニークスで47の組織にこのSynnexアライアンスに入っていただいている状況です。
Connexus Aが一番多くて、28の組織に参画をしていただいて、
市販機に1回ですね、会合というかですね、みんな集まる会合をオンラインとハイブリッドでやってますけども、
スピーカー 1
最近は結構100人単位ぐらいで集まってくださって、みんなでいろんな解析情報を持ち寄ってシェアしているのがAですね。
普段はスラックなんかでもやってます。
Sが三角組織12組織ということで、この中で2つのソックの研修をやっていまして、
1つがオンラインで、完全オンラインでやれる研修ですね。
もう1つがOJTで、我々の中に入ってもらう研修をやってるんですけども、
オンラインコースが結構、今4期生まで来てるんです。
半年でオンラインの自主学習システムというのがあるんですけども、
ソックに必要な座角プラスハンズオンが100時間から200時間分ぐらい詰め込まれた研修システムがあるんですけども、
半年かけてやってもらっているんですけども、今4期生が16名研修してもらっていて、
あとOJTは1名研修が1年半ぐらいやっていただいて終了して、今また1名育成中ということで、
サイネックスの解析チームの中に入ってもらって、研修をやってもらうということで、結構今、研修がかなり人気コースになっています。
また来年の1月ぐらいに第5期生、来年4月から始まるオンラインコースを募集予定なので、
サイネックスに参加されている方はぜひご期待ください。
辻 伸弘
いいよね、こういうの昔あったら受けたかったよな。
スピーカー 5
受けたかった、僕もそう。若かれし頃なら行きたかったなっていう。
辻 伸弘
本当だよね。いいよね、今こういうのがあって。
スピーカー 5
そう、こういうの感じること多いですよね。これもうちょっと10何年前にあればなみたいなやつ多くないですか、最近。
辻 伸弘
よくぼこぼこ見かけると、これ昔あったのなっていうのいっぱいあるな。
それだけだいぶセキュリティ関連も色々と業界としてというか、成熟してきたところのイベントではあるよね。
スピーカー 1
そうですね。
辻 伸弘
今からそういうのを学ぶ人は割とそういうコースがある程度整備されている部分があるから、昔に比べると学びやすさっていうのはあるよね。
いいですよね、こういうのね。生の色々なデータとかに触れながら解析のスキルを身につけられるっていうのはいいですよね。
即戦力になりますもんね、こういうところで学んだらね。
スピーカー 3
そうですね。どこで何を学べばいいかわからないような時代もあったことを考えるとね、すごくこういう。
選択肢として目の前にあるっていうのがすごくいいことだなと思いますね。
スピーカー 1
学生さんも結構いますし、あとは本当に官暦前の方とかですね。
官暦前の方は長年ずっとエンジニアされてた方なんですけども、社内でセキュリティサービス立ち上げなさいっていう風に言われて、そこのリーダーやりなさいっていうことで、ちょっと改めてセキュリティの勉強するとかですね。
スピーカー 3
これまであんまりガッツリセキュリティに触れてはこなかったけども、事業を始めるということでみたいなのがきっかけで来られるってことですよね。
辻 伸弘
そういう場になるといいよね。
スピーカー 3
めちゃめちゃマッチング的な感じじゃないですけど、いいかなと思いますね。
スピーカー 1
そうですね。どんどんプロトタイプを作っていらっしゃる会社があったら入っていただければと思っています。
最後Cが人大学生のオープンプラットフォームということで、こちらも今21組織入ってもらっていてすごく人気なんですけども、
もう演習環境と演習教材を用意するのでどうぞ使ってくださいというので、
今民間企業3組織が商用の演習サービスを始めているのと、またやっぱり大学と高校の先生方にすごく人気で、
例えばIoT機器のハッキング演習とか、Windowsのハッキング演習とか、それを守るためのオレンジックとかログ収集のコンテンツとか、
あとはもっとセキュリティマネジメントのコンテンツとか、いろんなコンテンツを毎年20種類から30種類ぐらい作っていて、
どんどん増やしていっているんですけども、それを使うだけで、1教材だけで1授業ができるような感じに作りになっていて、
そういう形でやっているのと、あと結構やっぱり大学構成によっては、
いや、こういうちょっと新しい演習をやりたいんですけど、みたいな話をいただくことがあるので、
そういった場合はもう共同開発をして、新しいコンテンツとして作って、
ただしその共同開発したコンテンツは他のところも使わせてくださいねっていうお約束になっていて、
どんどん作ったらみんなで使えるコンテンツが増えるみたいな、そういう環境、オープン化プラットフォームを作っているというのがこれが美しいですね。
辻 伸弘
そういうコンテンツで学んだ学生たちが、これからだんだん社会人として入ってくるかと思うと、頼もしいですよね。
スピーカー 3
作ったものを共有するっていうのがいいかなと思いましたね。
確かにね。
個社でやっている教育とかも結構、新人の人たちに作ってもらって、そのコンテンツをうまく回していくみたいなことをよくやるんですよね。
何ものを作ってもらってみたいなことをやって、それを定常化に回していくっていうサイクルを僕も作ってたんで、
これをもっと広く、幅広くやっていけるっていうのでいいなと思いましたね。
辻 伸弘
最近あれだよね、セキュリティ限らないけどさ、何年か前からかわからないけど、どこかがやり始めたのかわからないけどさ、
親近教育だとか社内教育のコンテンツをオープンにするっていう動き結構あるよね。
スピーカー 5
はいはいはい。
辻 伸弘
あれはすごい良いなと思って。
結局やりたいことって大体どの会社も共通する部分って結構多いから、
確かに。
やってることを参考にするっていうのができるっていうのはね、結構そういうのを大手のそれなりにリソースある会社がやってくれるとさ、
それを真似して続きやすいっていうか。
スピーカー 3
そうですね。
辻 伸弘
なんかそういう動き、ここ数年よく見かけるなと思って。
スピーカー 3
いくつかそういうの出してる会社ありましたけど、それに対するSNS、Xでの反応とかを見てたりとかしてた時期があったんですけど、
みんなすごくポジティブで、よく出てるのはもうこれこのまま使えるやんとか。
っていう風な結構ポジティブな反応めちゃめちゃ多かったんで。
スピーカー 3
みんな困ってはいるけど、なかなか出てけえへんかったみたいなものがあって、
その辺もちょっと空気感変わってきてるなっていう風に感じますよね。
辻 伸弘
学校もね、やっぱりこういうのコンテンツ個別に作るのは相当大変だろうけどね。
NICTとかと一緒にこういう取り組みでやって、それをまた他のところも使えたらいいよね、いいですよね。
スピーカー 3
確かに一緒にやる中で作っていき方を学ぶっていう側面もありますしね。
辻 伸弘
確かにね。
スピーカー 3
分からんかったことが分かるようになってくるみたいな。
伝えたいことはあんねんけどどう伝えていいかとか、どういうコンテンツ化すればいいのかっていうのに悩んでるところって結構多いと思うんですよね。
見せ方がわからんみたいな。
辻 伸弘
確かにね。あと本当はそういうコンテンツを作る作業が一番身になるっていうか。
スピーカー 5
そうですね。
辻 伸弘
もちろん教えるのもそうなんだけど、
的確に教えるためにどういう風に作り込めばいいかっていうのは結構頭使う作業だし。
いや、そうだと思いますよ。
だいぶそれは学びになるけどね。なかなかでもそうは言っても難しいもんね。
スピーカー 1
ということでですね、Cもだいぶ人気が出てきているのでぜひぜひまたこれお声掛けいただければ。
辻 伸弘
順調そうですね。
スピーカー 3
めっちゃ順調ですよね。井上さんのお腹だけが心配ではありますね。
辻 伸弘
大丈夫だよ。この状況であれば大丈夫でしょ。
スピーカー 3
大丈夫ですかね。
辻 伸弘
タワラ飯食べ過ぎだけど大丈夫だよ。
スピーカー 3
確かに確かに。
スピーカー 1
そうですね。あれをちょっと来年はもうちょっと控えようかなと思います。
辻 伸弘
本当だよ。
スピーカー 5
だからこんだけ順調だったら、もうお腹痛いって言われたらそれ自分が食い過ぎているだけやんけみたいなことになりますからね。
辻 伸弘
本当だよ。自己責任だよそれ。
スピーカー 5
自業自得。同情もされへんくなってくるからね。
スピーカー 1
いや本当にそうですね。
とはいえですね、皆さんにクバッカの参加費をですね、少しずつもらいながら進めているので、
やっぱりどんどんと現状に満足することなくですね、サービスクオリティを上げていきたいなと思っているので、
また今後の活動の例えば一つとしてキュアっていうシステムがあります。
これセキュリティ情報融合基盤っていうのが出るんですけども、
簡単に言うとNICTが持っているデータ、セキュリティ関連のデータをため込んでいるデータベースのお化けみたいなのがあるんですけども、
それを今年度末からですね、参画募集をしまして開放していこうということで、
これこのNexus AとSの参画者の方々向けに開放して、
例えばなんかハニーポッドのデータとかですね、あとNICTAの観測データとか、
あとはアンプポッドっていうあれですね、リフレクション型DDoSのデータであったりとか、
そういったもの、あとセキュリティレポートなんかとか、
マイターアタックの情報とかいっぱい入っているんですけども、
そういったものを公開をして、
例えばIPアドレス一個ポンと放り込むと、
ハニーポッド、NICTAのハニーポッドではこう見えていて、NICTAダークネットではこう見えていて、
いろんなExistというシステムを集めている、いろんなオシント情報ではこう見えていて、
みたいなものがずらっと閲覧できるというような、そういうシステムになっているので、
これをまた開放していきたいなと思うので、
こういうNSTが作っているある意味、国産の共有情報というのをどんどん共有できるような形で、
スピーカー 1
やっぱり研究開発と実践の場っていうのをつなぐ仕組みっていうのもCynexの役割かなと思っているので、
ぜひユーザーが増えるとそれだけフィードバックがたくさん返ってくると思っていますので、どんどん。
辻 伸弘
ちなみにこれユーザーっていうか、今本格化としてまだ1年経ってないんですけど、47組織でしたっけ?
これってゆくゆくは100とか200とか1000とかわかりませんけど、数をどんどん増やしていこうぜっていう、そういう目論みなんですかね?
スピーカー 1
なんかその無闇に数だけ増やしても、見てるだけの人とかが来てもっていうのがあるので、やっぱりCynexの活動に意義を感じてくださって、
しかもちゃんと自組織でセキュリティの対策をやっていたり、製品を作っていたり人材駆使していたりっていう、
実際やっぱり動いている方々に入っていただいて、使ってもらいながらフィードバックももらってっていう、そういうある意味筋肉質な組織を集めたいなと思っていますので、
そういう意味では無闇に100組織目指しますとかではなくて、やっぱりちゃんと一緒にやれる人たちを探していくっていうのがこれからかなと思っています。
辻 伸弘
いいですね。そういう仲間を見つけて引き込みたいですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 3
だったらあれですね、やっぱりますますそういうこれを使ってどうだったかっていう、どういう情報をNICT側では受け取りたいのかとか、
どういう情報を共有できればいいのかみたいなものをある程度明確にしてあげた方が、使った人もフィードバック、これがフィードバックになるんだっていうのって、
する側っていうのは分かれへん時もあると思うんですよね。
辻 伸弘
なるほど。
スピーカー 3
言ってもらえて、これすごく役立ったんですよって言ったら、そんなことが役に立つんですかって思うことって結構あると思うんですよ、使ってる側って。
そこも明確に示してあげたりすると、こういう協力の仕方があるんだなっていう気づきを与えるっていうのも大事かなって思いましたね。
確かにね。
スピーカー 1
なるほど。いやいや、やっぱりあれは参考になりますね。
辻 伸弘
急にどうしたんですか?
スピーカー 5
なんかちょっとね、有識者会議と間違ってる感じになっていませんか?今の皆さん。
辻 伸弘
いやでもこれ今後も楽しみですよね。こういうのね。
そういう筋肉ムキムキの組織ができる未来がなんかいいですね。
スピーカー 4
みんな筋肉好きです。
スピーカー 1
ありがとうございます。サイネックスまだまだちょっと活動頑張っていきたいと思いますので、ぜひご興味がある方はサイネックスのホームページ、サイネックスで検索してもらえると、
ここに事務局のメールアドレスがあって、そこでいろいろとご質問などと受け付けておりますので、ぜひご連絡ください。
辻 伸弘
アレゼの人は、多分世間一般よりはサイネックスとかの活動について知ってると思うんだけど、きっと。
ポッドキャストでもたびたび喋ったりとかするからね。
だけどまぁでも、興味はあるけどなぁくらいなところに留まってる人もいるかもしれないし、
そこからなんか一歩参加してみたいとか思ったら、アレゼの中にも関係者いるだろうし、僕らにね、なんかどっかで聞いてもらってもいいし、直接NICTで聞いてもらってもいいけど、
辻 伸弘
こっちにもゲーム機能が1月か2月に追加される予定なので、ぜひぜひいろいろプレイしていただければと思います。
ちょっとこっちもドラクエ並みにアップデートしてくださいよどんどん。
スピーカー 1
いやそうなんですよねこれ。実はですねこれ今年の10月にリリースしたんですけど、半年間ちょっとリリースを順延というか延期して作ったやつで、
半年前にちょっとテストプレイ僕がやったんですけど、2時間半ぐらいで全クリアしてしまってこれダメって言って。
スピーカー 5
簡単すぎるってことですね。
スピーカー 1
ガチ勢でもある程度楽しめるこのやり込み要素を作ろうっていうので半年間ちょっと頑張って作ったやつで。
やっていただければと思います。
スピーカー 5
iOS版はない?
スピーカー 1
iOS版が結構これむずいんです。これワープドライブのプロジェクトなので全部センサーになってるんですね。
なるほどね。
Android版はアクセシビリティ機能を使ってそういう情報を集めさせてもらってるんですけども、iOS版その辺がめっちゃ厳しくてなかなかこの集める仕組みが作りにくいっていうのが。
スピーカー 3
開放してくれないんですね。そういう情報を集めるのをね。
スピーカー 1
ただやっぱりiOS版でこのゲームやりたいっていう要望がすごく大きいのでちょっと来年度入ってから別の観点で情報を集めるあるいはコミュニケーターとして使う。
これあの立ちコマがコミュニケーターとしても機能があって要はエンドユーザーと我々側でいろんなコミュニケーションができるんですね。
例えばなんか変なサイトに今行ってるんですけどどういう経路で行ったんですかとかっていうのをそういうコミュニケーションも立ちコマ経由でできるようになっていて。
実際そういう研究もやっていたりするのでそういうコミュニケーター機能とかも活用してなんかiOS版をちょっと作ると。
ちょっとまた来年度入って考えたいと思っております。
スピーカー 3
楽しみに。一定数iOSがなければ使わない人もこの中にいるような気がする。
辻 伸弘
そうね。
よくとかいたりそういう人ね。
スピーカー 3
そうそう。なのでできるだけ広くの人に機能限定でも使えるようになるといいなと思っております。
辻 伸弘
確かに確かに。ありがたいですね。その方がね。
スピーカー 5
はい。そんなところですかね。今日は。
辻 伸弘
いやいや。なかなかちょっと今回も充実した内容でしたね。
スピーカー 3
いや本当そうですね。なかなかこういうのね。きちっと知る機会ってなかなかないですからね。意外とね。
辻 伸弘
そうね。
スピーカー 3
いろいろ伝わればいいなと思いながら聞いておりましたということで。
はい。もう今年も終わりでございます。
スピーカー 5
はい。
スピーカー 3
多分皆さんこれ聞く頃はクリスマスとかなんですかね。
辻 伸弘
そうですね。
スピーカー 3
おそらくね。そんな感じだと思いますけども。
来年も今年と同様にもしくはそれ以上に楽しいコンテンツを届けたいなというふうに思ってるんで。
はい。
みんなでセキュリティをね盛り上げていきましょうということでございます。
そうですね。
スピーカー 5
はい。じゃあまた来年のお楽しみです。バイバイ。
良いお年を。
スピーカー 3
良いお年を。
スピーカー 1
良いお年を。
辻 伸弘
良いお年を。