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レンの研究者対談企画!博士課程で学生をしながら学生コミュニティBEASTの代表をされている矢藤さんをお迎えして、BEASTでは何をしているか?ピッチコンテスト「GENSEKI」、ポッドキャストも企画中!?、研究の熱量について語りました。

(全2回の後編です) 


ゲスト

矢藤慶悟さん

学生コミュニティBEAST共同代表, 東京理科大D3, 国立感染研

「日本の若き"研究者"が社会実装に挑戦する文化を作る」

BEASTのHPはこちら


BEAST主催のピッチコンテスト「GENSEKI」詳細は↓から

https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2021/20210712GENSEKI.html

8/21(土)20時~のYouTube Live聴講者も受付中。レンも聴講予定!


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騒音のない世界(beco) さんより

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00:02
こんにちは、サイエントークのレンです。
今回は、前回のエピソードに引き続き、
研究者対談ということで、
東京理科大学の博士課程、
かつ国立感染症研究所に所属している
野党さんをお迎えしてお送りします。
僕が野党さんと関わるきっかけにもなったところで、
学生コミュニティのBEASTという活動について
ちょっと聞いてみたいなと思います。
じゃあまず、実際にこの学生コミュニティのBEASTでは
どういう活動をしているんですか?
BEASTは、今年2021年の1月に発足した
学生コミュニティでして、
新しいですね。
ビジョンとしては、日本の若き研究者が
社会実践に挑戦する文化をつくるというのを掲げています。
具体的な活動としては、内部に2領域を持っていまして、
まず1つ目がアカデミアのシーズを育てる
BEASTアカデミアという領域と、
その出たアカデミアの芽というのを
社会実装スキルに乗せるための
BEASTクロステックという大きな枠組みがあります。
まずBEASTアカデミアなんですけど、
BEASTアカデミアでは、
主に研究している学部生から博士の方がメインで、
研究者ネットワークを構築して、
目標として研究者自体の価値を高めたいというのが
思いとしてあるんですね。
そういう思いのもと、今やっていることとして
研究者ピッチコンテストとか、
研究者の研究ですとか、
私生活にフォーカスしたような
YouTubeの配信を通して、
その研究のアウトリーチを主にしています。
というのがBEASTアカデミアです。
ピッチコンテストって何ですか?
ピッチっていうのは、
企業家が投資家向けにするプレゼンのことを言うので、
プレゼントを持っていただければいいんですけど、
普段の学会って専門性のある人が専門家に向けて発信する、
学術に特化したものだと思うんですけど、
そうではなくて、
ピッチコンテストっていうのは、
専門でやっている学生さんが一般の人に向けて発信する
アウトリーチの活動でして、
そこに何が違うかというと、
研究のどこがすごいかとか、
研究の応用性を見るのではなくて、
その研究の何が面白くて、
自分がどういう思いでそういう研究をやっているのかというところにフォーカスするっていうのが、
その学会での発表との大きな違いですね。
03:00
なるほど。
で、それをさらに3分間という短い時間で発表を。
短い?3分間?
短いですね。
そんなに。
そんな。
それを実際、
パワーポイントみたいなプレゼンの資料を作って、
3分ってもう3枚ぐらいですよね?
そうですね。
ちょっと紹介して、
実際発表の時には自分の夢を発表する夢スライドというのを1枚
確実に作ってもらうんですけど、
研究を通して叶えたい夢とか、
それは全然飛躍していてもいいと思っていて、
どういうモチベーションで研究しているのかというところにフォーカスを当てて、
かける熱量であったり、
どれぐらいうまく発信できたか、
どれぐらい一般商工車に伝わったかというところで、
採点を審査をして、
審査がしっかりあるんですね。
一応コンテストでやらせてもらうので、
8月、今ちょうど登壇車を募っている最中で、
8月スタートなんですけど、
8月、9月、10月、11月、4ヶ月間、
原石という基地コンテストを行って、
そこで各月2名ぐらいが原石のファイナルというところで、
大きな会場でそういうのを発信してもらおうという企画になります。
面白いですね。
なかなか学生の発表の場って普通に生活していると、
ちょっと研究うまくいったら、
ちょっと学会行ってみるみたいな感じで、
教授に連れられてちょろっと学会に行って、
みたいな感じしか基本はないじゃないですか。
自分からやっぱりアプローチするっていうことをしないと。
なので、こういう枠組みがあるともしかしたら、
自分もやってみようかなって思う人は結構いそうですよね。
そういう人が増えてくれるとすごく嬉しいなとは思ってますけど、
研究している、僕も研究しているので、
そういう人たちからの視点として、
実際にどういう意味があるのとか、
そういうところは聞かれがちな部分とかありますね。
例えばどう将来につながるのかとか、
それより論文を書いたほうが業績としてはあるので、
どっちが評価されるんじゃないかみたいなところを心配されるときはあります。
純粋に面白いだけだと、
やっぱりそこには結びつきにくいっていうところはあるんですかね。
そうですね。
確かに業績、博士課程とかになってくると、
やっぱり業績で小学金を取るとか、
06:05
就職する人は就職活動に有利になるような、
学会での業績とか論文が欲しいみたいな、
やっぱりどうしてもそっちばっかり目が行っちゃいますよね。
実際僕も博士課程のとき、
業績、業績みたいな感じになりましたし、
研究室としてもやっぱり教授は論文出したくてしょうがない生き物じゃないですか。
そうですね。
仕事として論文出さないと、
何やってるんだみたいな感じになっちゃうと思うんで。
そことのバランスが難しそうですよね。
学生個人として面白いのはある一方で、
教授とかにどう言われるんだろうみたいなのはありますけど。
そうですね。
研究内容については、
一切秘密思考は出さないようにお願いしていて、
あくまで面白さとか熱意とか、
そこを押し出してくださいねっていうところはまず一つあるんですけど、
どういう価値があるかっていうと、
やっぱり研究の世界にいるとわからないですけど、
僕も社会企業でインターンとかしてる中で、
専門性ではなくて、
それをちゃんと相手に伝える能力とかすごい大事だと思うんですよ。
そうですね。
だからこういう機会を通して、
より他の人が理解できないような高度な研究をしてると思うんですけど、
それをより一般の人に知ってもらって、
それを伝える能力っていうのは一つ含まれるんじゃないかなっていう。
そういう意味でも出る価値はあるんじゃないかなと。
あとは出る人への価値っていうのはそういうところを掲げていて、
今年度は最初の取り組みなので、
お金とか賞金とか出ないんですけど、
来年以降はもうちょっと大きくして、
研究試験みたいな形で出すつもりではいるので、
そうすると多分他の参加者がいっぱい来るので、
出るなら今のうちだよみたいなところで。
いや、そうですよね。
今はとりあえず名声が得られるっていうところで。
そうですね。
本当に来月がもう第一回っていうことですよね。
8月の21が最初です。
これはもし聞いてる人いたらぜひ参加してほしいな。
ぜひお参加お願いします。
聴講に関しても登録はしていただいてて、
やっぱり一般向けのコンテストなので、
一般からの審査っていうのもここで設けてきて、
09:04
自分はちょっと発表はまだあれだけど、
見てみたいっていう人はその一般審査員としてぜひ、
当日ご参加いただけると非常に幸いです。
学生でも一般学として入れるっていうことですね。
面白いし、エネルギーがすごいなって思いました。
自分の博士の時は論文実験で、
留学行って帰ってきたらもう終わってました。
それはそれで素晴らしい。
こういう活動できたらよかったなって思いますけど、
これはぜひ応援したい活動だなって思いました。
ありがとうございます。
ちなみにこれ始めるのってどうやって始めたんですか?
最初って。
これはそもそも僕の企画ではなくて、
一緒にやっているベーストアカデミアにいる
ドクターの方が別の団体で企画していたものが
ちょっと延期になって、やりたいけどやりきれない
みたいな思いを抱えている人がいて、
その人と一回話した時にこういうことやりたいんだけど
っていうところで、
じゃあうちのベーストっていうリソースを使って
一緒にやりませんかなって。
実際にやろうっていうところ、
人を集めてやろうっていうところまで行ったって感じですね。
ベースト自体は存在してたっていうことですね。
そうですね。
3月、4月ぐらいに彼とお話しして、
こういう原石っていうプロジェクトがあったんだけど、
やりきれないからどうしようみたいな。
箱だけあるんだけど、誰か盛り上げてくれみたいな。
一緒にやれる人がいないみたいな。
じゃあうちでやろうよっていうところで、
一緒に仲間集めからやってるって感じ。
ベーストは何で始まったんですか?
そこも結構気になるんですか?
ベーストはそもそも始まって、
僕がホッキリンではなくて、
もう一人いたんですよね。
ベーストの学生さんと、
ビューノネクストベンチャーズさんっていう
ベンチャーキャピタルの企業さんが、
企業さんのキャピタリストの方が2人で
企画から入った団体でして、
そもそもは学生からディープテック領域、
アカデミア領域から企業家さんをもっと配出できる仕組みを
作りたいっていうところで、
最初始まったコミュニティです。
12:02
僕がこのビューノネクストベンチャーズさんで
インターンしてるっていうのもあって、
そこの企画段階から入り始めて、
ベーストの大枠を決めて、
人集めしたりとか、
最初初動の企画とか、
いろいろやっていったって感じですね。
素晴らしいですね。
すごいな。
僕自身では最初始めるっていうのはできなかったんで。
でもなかなかそこでやりますっていうか、
そこにしっかり突っ込んでこうやって活動してるのは
すごいなって思いますね。
実際にこれ今人数って何人ぐらいいるんですか?
今そのベーストのコミュニティに入ってる人は
260人ぐらい参加してもらっていて、
他の団体さんと一緒にイベントとかやってますんで、
そういう他の企業関連のサークルとか、
学術系の団体さんとかとの繋がりはあります。
プラスアルファで。
すごいですね。今どんどん来てるっていう感じですか?
まだまだかなって思います。
全然動けてないなっていう。
でもちょっとイベントとかが始まるとまた楽しみです。
実際YouTubeとか、僕もちょっと気になって見させてもらったりして、
実際に研究をしている学生のインタビューみたいな形式で
やってたりして、すごい面白いなと思ったんですけど、
そういう発信とかも今後結構力を入れていこうという感じですか?
ベーストアカデミアっていうところでやっぱり研究の発信で
研究者自身の価値を高めたいというところが目的なので、
研究者像っていうのをあまり世間から知られていない研究者像っていうのを
発信していけたらなっていうのと、
一般に対してそういうサイエンスをもうちょっと認知してもらいたいなっていう思いがあるので、
あまりハードルを上げたくないのでそこそこやろうかなと思ってますと伝えます。
なるほど。
なんかポッドキャストとかもすごいやったら面白いんじゃないかなって思いますけどね。
発信の一つとして。
僕もちょっとそういうサイエンスの面白い話とかをちょっとやりたいなって思って
ポッドキャストを始めているところもあるんで、
もしやる人とかが出てきたらいいですよね。
そうですね、先日レンさんにポッドキャストの始め方をいろいろ教えていたので、
15:04
実際にもうその裏では動いていて、
いつから始めようか、どういうコンテンツをやろうかっていう話を今しているところですね。
具体的な感じに動き始めたってことですか?
これはすごい楽しみですね。
ちょっと僕が教えたことあってるかちょっと不安になってくると思うんですけど。
いやーちょっとそれは今後非常に注目ですね、ポッドキャストを。
今これ聞いてくださってる方がもしかしたらもっとサイエンスで、
実際に聞いてみたいっていう人はたくさんいると思うんで。
ぜひお願いできると、レンさんのご指導をいただけると幸いです。よろしくお願いします。
いやーちょっと僕指導できるようなポッドキャストやってるのはちょっと微妙なんですけど、
普段結構ヘラヘラ雑談とか全然関係ない話もいっぱいしてるんで、
その中に今回みたいなちょっとたまにはガッツリサイエンスの回とかやりたいなって思ったのができたのですごい嬉しくて。
ちょっともしかしたら前半の専門的な話とかで振り落とされちゃってる人がいるかもしれないですけど。
もうでもこういう話、わからない話をなんかなんとなく雰囲気で楽しいというか熱量がある話っていうのは
100%理解できなくてもやっぱ人って引きつけられるところあるかなって思ってるところがあって、
僕自身も全然違うジャンルの研究の人のポッドキャストとかやってる人たちもいたりして、
なんかわかんないけど面白いみたいな。
そうですよね。僕もコミュニティ運営でいろんな専門性の方がいらっしゃるので、その話がすごい好きですね。
たぶん誰一人としてかぶらないような、みんなそれぞれ違う専門性を持っている人が集まっていると思うんで、
すごい面白そうだなって思います。
いやちょっとポッドキャストはぜひ、ちょっとなんかいろいろやってほしいですね。
始まりましたらよろしくお願いします。
始まりましたら本当にちょっと楽しみだなって思います。
もうそこまで始めたくないっていう人でも、僕このサイエントークに出てほしいですよ。
学生のその専門で喋りたいよみたいな人がいたら、いつでもマグチャー。
すごいもう誰でもありなんで、このポッドキャスト。
ぜひBeastをご活用ください。
本当に喋りたい人とかいたら本当に来てほしいですね。
僕でよければお相手しますっていう感じですね。
ぜひよろしくお願いします。
じゃあ最後にちょっと聞いちゃったところなんですけど、今後のBeastと、
あとは八頭さん個人の今後の展望とか、なんか目標とか、夢みたいなところがあれば最後にお願いします。
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Beastに関しては、僕自身運営、多分今年度いっぱい前しかできないんですけど、
単純的にはもうちょっと学生さんの夢を具現化できるコミュニティにしたいなと思って、
Beastって全体方針としてはこういうビジョンを掲げてはいるんですけど、
中にいる学生さんがメインで、僕以外の学生さんもメインで、
彼らがやりたいことを形にしていくコミュニティでありたいので、
Beastとしてこのビジョンを達成したいっていうよりは、
中にいる学生さんがちゃんと楽しんでできるような台作りを今年度中にしたいなと思っているのが一つ。
あともうちょっと大規模にして認知をしてもらいたいなっていうのが、
僕に課せられたところかなと思っているので、
その辺をBeastで代表としてやっていきたいなと思っています。
個人的にはですね、これはなんかすごい長期的なスパンの話なんですけど、
僕自身将来的に基礎研究にもうちょっとお金が余る仕組みを作りたいなって思っていて、
僕自身基礎研究、応用研究よりではあるんですけど、基礎研究をずっとやってきて、
お金がアメリカとかと比較して少なかったりとか、
今結構話としては出てくると思うんですけど、もうちょっと基礎研究にお金回せみたいな。
ノーベル賞を受賞した方が毎回言うやつですよね。
いろんな方がそういうことを言ってはいるんですけど、やっぱり言うだけじゃ変わらないので、
仕組みとしてそういうのを回したいなっていうのが考えているところですね。
そのためにBeastアカデミアで考えている、研究自体の価値を上げたいというのもそこには繋がってくるんですけど、
やっぱりまずは一般の人にその必要性をもっと認知してもらうという仲間を増やすじゃないですけど、
認知をしてもらって、もうちょっと重要性を低量化して、
必要性を訴えられるような環境を作りたいなっていうのが一つ。
やっぱり基礎研究の重要性っていうのは、短期的なリターンはないけど、長期的には基礎研究がものすごい重要なので、
そこをちゃんと支障できるような仕組み作りっていうのはしたいと思っているので、
それはこのBeastの活動もそこには含まれますし、今後就職してやることも全部そこに関わってくるので、
基礎研究にお金を回してあげて、基礎研究の人が自由に実験できて、そこにいっぱいお金がついて、
21:00
こういうポッドキャストで皆さんに発信して。
いい循環じゃないですか。
そういうサイクルができたら、もっとすごい面白い世界になるんじゃないかなっていうのは、
僕のエゴかもしれないですけど、そういうことをずっと考えて活動してます。
素晴らしいですね。ありがとうございます。
じゃあちょっと今回はこんなところで締めようかなと思います。
今後もし喋りたい人いたら、もうBeastから来ましたって言ったら、このサイエントークでは伝わるんで。
一発であそこのコミュニティから来たんだみたいな感じで伝わるんで、
喋りたいっていう人はぜひ参加してみて、僕にTwitterでも何でもいいんで連絡してくれれば、
ぜひぜひお話ししたいなって思いました。
では本日はヤトーさんありがとうございました。
ヤトーさんありがとうございました。
22:27

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