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スピーカー 2
サイエンマニア。こんにちは、レンです。サイエンマニアは、あらゆる分野のゲストを招き、ディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。今回のゲストは、ポッドキャスト、SteamFMのいちさんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。こんばんは。こんばんは。よろしくお願いします。夜ですね。夜ですね。ひょっとしてなんか、おはようございますっていう。
の人もいるかもしれないですね。そっかそっか。私が、僕自身ポッドキャストさせていただいていて、夜に収録してるんですけれども、いつもおはようございますで始めてるんですよ。
スピーカー 2
なるほど。朝配信してるので。それで言うと、僕もいつも朝配信してるけど、おはようございますって言ったこと一回もないですね、たぶん。ほとんどないですね。今、こんにちはって言ってますね。
スピーカー 1
そうですね、いつも。
スピーカー 2
そしたら、最初にですね、簡単に自己紹介の方お願いしてもいいですか。
スピーカー 1
はい、SteamFMのいちと申します。最初に自己紹介があるというのをコロッと忘れていて、何も考えていなかったんですが、SteamFMというポッドキャストとニュースレター、文字の方のニュースレターをさせていただいています。
Steamって何かっていうと、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、マスマティックスで、科学、技術、工学、アート、数学をまとめた分野なんですけれども。
僕自身は大学でコンピューターサイエンスを教えてはいるんですが、アートにすごく興味があって、アーティストのためのコンピューターっていうのも作っているので。
スピーカー 2
デザイン系みたいな。
スピーカー 1
そうですね。デザインの授業もしているんですけれども。それで、アートとそれからテクノロジーというのは実は同じものなんだっていうのを伝えたくて、ポッドキャストとかニュースレターを書かせていただいているんですね。
スピーカー 2
結構Steam教育みたいな言葉とか、最近目にすることありますよね。
スピーカー 1
そうですね。もともと、わりと最近ここ10年経ってないかなと思います。もともとアメリカでSteam教育っていう言葉があって、Steamってサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスで、日本でいう理系教育みたいなもんなんですが、
高校生、大学生のSteam教育をしようよと。Steamは英語でMikiっていう意味で、国の機関を支えるものだからSteam教育大事だねって言ってたのが、徐々にSteamだけだったら技術開発とかはしていくんだけれども、何のためにその技術を作るのかとか、どこを目指すべきなのかっていうので、リベラルアーツ大事だよねというのでAを入れようということで、
主にアメリカから起こったムーブメントなんですが、Steamという考え方があって、それに相乗りさせていただいて、僕もポッドキャストさせてもらってます。
スピーカー 2
いちさんはすごい、僕もいくつかエピソード聞かせていただいてますけど、一人語りなんですけど、公式感がすごいんですよ。めちゃめちゃ上質なポッドキャストだなと思って聞いてて、結構こだわってますよね。内容もそうですしBGMとか。
なんかすごいプロが作ってるなっていう感じがすごいしたんですよ。最初聞いたとき。
スピーカー 1
実はあんまり時間かけてないんですよ。ポッドキャストの収録そのものには。編集をほぼしてなくて、頭から喋ってるんですよ。ストップ&ゴーだけでやってるんですよ。
スピーカー 2
すげえ。
スピーカー 1
なかなか執筆の時間がかかっちゃうので。
スピーカー 2
なるほど、台本書く。
スピーカー 1
音声編集まで手が回らないっていうか。
スピーカー 2
そういう結構印象があって、最近結構科学系ポッドキャストみたいなつながりで、同じテーマでお話しすることとかも、間接的なコラボみたいな感じですけど、とかもあったりして、そういうつながりで今回ちょっと今日ゲストに来ていただいたっていう感じですね。
スピーカー 1
ありがとうございます。今日は収録日が科学系ポッドキャストの日なんですよね。
スピーカー 2
そうですね。これが配信されるのちょっと全然いつか僕もわかんないですけど、かなり先なんですけど、今日は5月10日の科学系ポッドキャストの日ってことで、スペースも一緒に開いていて、今結構いろんな人が聞きに来ていただいてますね。
スピーカー 1
すごいたくさんいらっしゃる。
スピーカー 2
たくさんいらっしゃってますね。ありがとうございます。
スピーカー 1
本当ありがとうございます。
スピーカー 2
じゃあちょっと早速本編というか、今日ちょっとどんなお話をしていただけるんでしょうか。
スピーカー 1
今日はですね、デジタルヘリテージという、多分皆さん聞いたことないんじゃないかなというキーワードなんですが、デジタル技術、コンピューター技術を使ったヘリテージ、これは文化遺産とか世界遺産の研究ですね、その話をさせていただこうかなと思ってます。
スピーカー 2
全然これ初めて僕も聞くなと思って、デジタルヘリテージ。
なんというか結構遠い言葉な気がするんですよね、デジタルとその文化遺産的な。
スピーカー 1
そうですよね、ヘリテージの研究というと、日本語で言うと考古学とか歴史学になるんですが、大学で言うと文学部に研究室があったりとかして、ちょっと技術とは遠い印象を結構持ってらっしゃると思うんですね。
多分今日のリスナーの皆さんもそう思うんですけれども、実は考古学とか歴史学が対象にしているものって人工物なんですよ。
スピーカー 2
確かに確かにそうですね。
スピーカー 1
ピラミッドとかそれから日本だと古墳とか人工物なんですよ。
そうですね。
それを作った人がいるわけですよね。
はいはい。
それは工業製品と全然変わらないわけですよ。車だったりとか携帯電話だったりとかと、それもやっぱり作った人がいるので同じなんですよ。
スピーカー 2
人が作ったっていう意味では同じですね、確かに。
スピーカー 1
そうなんですよ。例えば自動車メーカーを務めの方とかよくご存知だと思うんですが、他社が自動車作ったっていうと発表日、発売日に買いに行って自社に持ち帰ってどうやって作ったんだろうって分解するわけですよね。
だから設計図くださいとか言えないので、出来上がった完成品を分解してこうやって作ったんだっていうのを調べて自社の開発に活かしたりとかするんですけども。
スピーカー 2
競合調査みたいな感じですね。
スピーカー 1
そうですね。これリバースエンジニアリングって逆エンジニアリングって言うんですが。
スピーカー 2
なんかゲームとかでもあるって聞いたことありますね、そういうの。
スピーカー 1
そうですね。ソフトウェアもリバースエンジニアリングするっていうのはありますあります。
スピーカー 2
ファミコンとか。
スピーカー 1
カメラとか戦後すぐの日本のカメラメーカーとかやっぱりドイツ製のカメラを買ってきて分解して寸法を測ってコピー作って徐々に自社製品に作り変えていったという歴史があるように。
リバースエンジニアリングってエンジニアの人たちって必ずやるんですが、じゃあピラミッドとか古墳とかってやっぱり人間が作ったもので、でも当時作った人たちとはもう会えないしお話もできないので設計図くださいとかなぜこここうしたんですかとか聞けないので、もう出来上がった製品から紐解くしかないんですよ。
なので、そうすると今工業製品に対してやってることと同じことをやらなきゃいけなくて。
スピーカー 2
なるほど。でもピラミッドとかばらせるわけでもないしみたいな。
そうなんです。
ちょっと違うのかなって思いますけど。
スピーカー 1
そうなんです。もっと難しいです。非破壊でやらないといけないので、その分ハードルが高いです。ただ非破壊でなきゃいけないっていう発想は本当に20世紀以降の発想で、結構昔の人は19世紀とか20世紀初頭ぐらいまでは結構みんな破壊してたんですね。ばらして。
スピーカー 2
そんな今でいう世界遺産とか文化遺産みたいな考え方がまだない時ですよねきっと。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
でも壊しちゃってたんだでも。もったいないな。
スピーカー 1
結構ピラミッドにダイナマイト仕掛けて穴開けたりとかしてます。
スピーカー 2
今だったら絶対やんないですね。
スピーカー 1
今絶対やらないです。
スピーカー 2
壊れちゃうもんな。
スピーカー 1
今だと日本のお城とかだと地震で崩れちゃった時に修復する前に崩れて内側見えるところを記録しておきましょうとかはあるんですけれども、基本的にめちゃくちゃ慎重。崩すことに関してはめちゃくちゃ慎重で。
ただ発掘調査というのは一種の破壊活動なので、そこはかなり慎重にやるようにはなってきてます。世界的にもかなり破壊することに関してはできるだけ慎重にやりましょうという流れはありますね。
そのためっていうのもあって、工業製品のリバースエンジニアリングをする技術っていうのが考古学の世界にも徐々に流れ込んできていて、非破壊検査の方法であるとか形を保存するって、従来は写真とスケッチだったんですよ。
だけど今はできるだけ3次元の形を保存しましょうっていうことを挑戦しています。
スピーカー 2
それはどうやってやるんですか?
スピーカー 1
いろんな方法使うんですけれども、一つはレーザーレーダーっていう地形測量とかで使われてる装置があるんですけれども。
スピーカー 2
測量でレーザー出すみたいな、それで距離測るみたいなやつありますよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。あれが測量で使うのが点と点の距離なんですけども、面で押さえる装置もあるんですね。
自動運転とかで使われる車載レーダーの3次元版みたいな感じですかね。
スピーカー 2
なるほど。それを取っておくと、いろんなものを3Dで情報として取れる。
スピーカー 1
あとピラミッドみたいな超巨大、エジプトのピラミッドって高さが140メートル以上あって、超巨大なので。
それに関しては、僕たちのチームはドローンを飛ばして、上空から写真撮影していって、写真から3D合成するという方法も使ってます。
スピーカー 2
すげー。ドローン飛ばしに行ったんですか?
スピーカー 1
そうなんですよ。で、どうやって作られたかっていうのを知るためには、やっぱりこう年代上に比較したいですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
この時代はこう作ってたけど、ちょっと改良してこうなったはずだっていう、その差分を見たいとかいうときに、そもそも現実のピラミッドは隣に持ってきて比べたりとかできないので。
うーん、動かせないですね。
そうしても、コンピューターの中でデータとして比較しないとできなかったりとか、それから当然石でできてるので中身が透けて見えないので、コンピューターの中でスケルトンのピラミッドを描いてあげて、
そうすると内部構造が見えるようになって、こういうふうに石を組んでたんだなっていうのが高校学者の人が理解できるようになったりとか。
スピーカー 2
え、それ内部までわかるんですか?
スピーカー 1
内部は内部で別途計測するんですよ。
スピーカー 2
えー、それは別のまたレーザーみたいなやつで。
スピーカー 1
はい、内部もまたレーザーとそれからカメラ使って撮っていくんですけれども。
えー。
そこの内部と、で内部っていうのは外部はGPSとかの位置情報が使えるんですけれども、内部は電波が入らないので結構位置合わせとか結構きつくてですね、そこがこの研究の頑張りどころ。
いやそうですよね。
スピーカー 2
そうですよ。
なんかパーツは揃うけどどうやって合わせるかみたいになりそうですよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
結構ここで使った技術っていうのが、例えばロボットを極限環境で動かす技術なんかに応用されたりとかもあるみたいで。
ロボット。
例えば原発の中とか狭い空間ロボットを動かしていくときに。
はいはいはい。
ロボットは自分の位置をGPS使えないので、入り口とそれから周辺のルンバなんかもそうですよね。
スピーカー 2
あーそうですね、部屋の形。
スピーカー 1
これ商品名出していいんでしたっけこの。
はい。
スピーカー 2
あーまあいいんじゃないですか。
わかりやすいんで。
スピーカー 1
まあお掃除ロボットが部屋の1回部屋ぐるぐるうろうろう回って部屋の形を覚えてみたいなやつですね。
スピーカー 2
はい。
最近のやつはそれらしいですよね。
はい。
スピーカー 1
それなんですよね。
まあそんな技術使ってたりとか。
スピーカー 2
うーん。
実際ピラミッドの中にロボット走らせるみたいなのもある?
スピーカー 1
今は人間が機材持って走ってますね。
ああそういうことか。
人間が入れないところは。
何箇所か、過去数例ロボット使った例はあるんですけども。
スピーカー 2
あーなんか細くて入れないところみたいな。
スピーカー 1
そうですね。
ただ基本人間が作ってるので。
はい。
まあ結構張っていくような感じにはなるんですけども。
一応人間がギリギリ一人通れるぐらいの通路はできてるんですね。
スピーカー 2
ああ。
スピーカー 1
その機材持って走り回ってスキャンしまくるみたいな。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
大変だな。
結構大変ですよ。
スピーカー 1
めっちゃ大変ですね。
で、あのピラミッドってなんかこう罠がある印象があるじゃないですか。
スピーカー 2
あーありますね。
スピーカー 1
あの泥棒よけの罠。
これがですね本当にあるんですよ。
本当にあるんですか。
本当にあるんですよ。
スピーカー 2
え、どういう。
下手したら死ぬんじゃないですか。
スピーカー 1
下手したら死ぬと思います。
で、結構迷路にもなってたりするんで。
はいはい。
僕も何回か迷子になったこともあります。
スピーカー 2
えー。
絶望的ですね。
ピラミッドの中で迷子になったらもう絶対出てこれなきゃ。
スピーカー 1
そうなんですよ。
そうなんですよ。
スピーカー 2
えーすごいな。
スピーカー 1
たまにあのミイラとかもね置いてあったりとかするんで。
あのピラミッドによりますけれども。
スピーカー 2
いや怖すぎるな。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
えーでも一回でいいからピラミッド入ってみたいなとか思ってますけどね。
スピーカー 1
あ、あのー。
人生で。
ギザの一番大きいクフ王のピラミッドっていうのはえーと公開されているので、
えーと行っていただいたらこうチケット買えば入れます。
スピーカー 2
まあでもイシさんが言ってるのはもう。
はい。
すごいマニアックなピラミッドとかも行くわけですよね。
スピーカー 1
そうですね。
あのー結構やばいピラミッドもだいぶ入らせていただきました。
スピーカー 2
いやーすごいな。
さっきの罠ってどういう罠ですかちなみに。
スピーカー 1
えーと落とし穴っぽいところとかありますね。
スピーカー 2
あー。
怖いな。
スピーカー 1
あのずーっと下り坂で最後見えない四角になってて落とし穴とか。
えー。
あとなんかこう張っていくと明らかに音が変わる床とかあるんですね。
あのポコポコってなんか響きのいい床があって。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
これちょっと体重かけたら落ちるんじゃないかなみたいな。
スピーカー 2
えーマジの罠っすね。
すごい。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ほんとにダンジョンだな。
スピーカー 1
全然ちょっと科学の話、科学系ポッドキャストの日に科学の話じゃないんですけども。
スピーカー 2
まあまあ確かにね。
スピーカー 1
えーとピラミッドの地下、一番エジプトで一番古いって言われてるピラミッドが階段ピラミッドってピラミッドなんですが。
そこの地下が迷路になっていてそこ入った時に僕病気もらって。
えー。
ピラミッドの地下で。
で、あのそれはなんかちょうど日本帰る日に突然入る許可が出てピラミッドの地下入ってその後まあ日本に帰った。
あと1週間ぐらいしてからこの目から白い涙が流れるっていう病気が起こって。
スピーカー 2
そんな病気あるんですか。
スピーカー 1
でもうファラオの呪いじゃないかとかもう結構僕もパニックになって急いで眼科に行ったんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
もう目の病気だから眼科だろうと思って眼科に行ったら眼科医のドクターの方がなんか多分やばいと思われたんでしょうね。
ちょっと距離2メートルぐらいソーシャルディスタンス取りながらうちじゃないからよそ行ってって言われて。
スピーカー 2
えー本当にやばい奴じゃないですか。
スピーカー 1
そうなんですよ。
でまあそのちょっと2メートルぐらい離れた眼科医から皮膚科かなとかなんかボソッと言われたので皮膚科に行って。
スピーカー 2
それ感染症的な。
スピーカー 1
感染症だったんですけど皮膚科でもうその職権ではちょっとあの診断がつかなくて。
でまあこれは文でまあそれは大学病院だったんですけれども僕もその同じ大学勤めてたんで女医さんだったんですけれどもあなたも研究者なんだったら自分で調べなさいみたいなことちょっと怒られてですね。
スピーカー 2
厳しいな。
スピーカー 1
だから所属隠してたんですけど保健所でバレて。
スピーカー 1
そうなんですよでその薬局行ってで抗生物質の保守取り表ってこうこの菌にはこれっていうのがこう保守取り表があるんですけども。
スピーカー 2
どうしたらいいんだろう。
スピーカー 1
クラミジアに効く抗生物質ってもう専門の抗生物質があのなくてなんか塗り薬がなんかあるらしいんですけども性病の薬はあるらしいんですけど目に効く薬ないからもうしょうがないからブロードバンド行ったりとか。
ブロードバンド行っちゃいましょうかって薬剤師さんに言われてブロードバンド何それと思って。
そしたらあの全部に効く抗生物質ってあるんですね。
スピーカー 2
あーなるほどなるほどもうとりあえず何でも殺しちゃうみたいなやつ。
スピーカー 1
でそれを処方してもらって飲んでさすがに治ったんですけれども。
スピーカー 2
あーいや良かったですね。
スピーカー 1
すごいきついきついっていうかあのバクテリアを全部殺す抗生物質だったらしくて。
で僕町内にあのエジプトのあのもし晩ご飯召し上がってる方いらっしゃるら申し訳ないんですけどもエジプトの下痢の菌っていうの飼ってるんですよ。
スピーカー 2
飼ってるっていうか偶然飼っちゃってるんですよ。
エジプト行ってるからってことですよね。
スピーカー 1
そうお腹下す菌がいてですね。
で普段はあのあんまり悪さしないんですけどもあのそいつは新菌なんですねアメーバみたいなもんで。
でその子は抗生物質で死なないんですけども逆に大腸菌ってあのバクテリアなのでどうも死んじゃったらしくて。
スピーカー 2
あー少年細菌死んじゃったの。
スピーカー 1
死んじゃったみたいでそうするとあのエジプトで飼ってるこの下痢の菌がですねのびのびと増えちゃって。
スピーカー 2
いやなんか大変だな。
スピーカー 1
そうなんですよだからその白い涙止まったんですけどお腹が止まらなくなっちゃってでこれエジプトで売ってるお薬だと治るんですよ。
エジプトで何回もお世話になってるお薬があってでこれもエジプトから薬輸入するしかないと思って。
でたまたま僕友人がエジプトから日本に帰ってくるタイミングだったのでごめん薬局行ってこれこれっていう薬買ってきてとお願いして買ってきてもらったんですね。
で飲んだら一発で治ったんであの良かった良かったと思ってたんですけども。
おーすごいね。
でそのお薬の説明書がアラビア語でで僕あのエジプトもう10年以上行ってるんですけどアラビア語読めなくてでたまたまエジプト人の友達と当時はズームじゃなくてスカイプだったんですけども
あーそうだこれ読んでもらおうと思いついてでこれめちゃくちゃ聞くからあの何て書いてあるか教えてもらおうと思ってまあその友達にスカイプでカメラでこうやって説明書をこう見せて
ねえねえこれ何て書いてあるのって聞いたらまあその友達女性なんですけどもうケタケタ笑ってあなた本当に飲んだのこれって言われてもうめちゃくちゃ聞くよ君もお腹痛くなったら飲んだらいいよみたいなちょっと偉そうなこと言ったらあなたねえでもそれ馬よって言われて馬のお薬だったんですよ
スピーカー 2
それ聞くわなーって感じしますね。
スピーカー 1
えそれ普通に薬局に売ってる?
普通に薬局で売ってるんですよ
スピーカー 2
めっちゃなんかデジタルヘリテージ全く関係ないけど面白い話
スピーカー 1
全く関係ない話をしちゃいましたね
スピーカー 2
全く関係ないけど面白い話ですね
エジプトちょっとすごいな話が濃いな
スピーカー 1
まあでも基本あのお水気をつけとけば大丈夫なのでぜひいらしてください
スピーカー 2
いやでもそれぐらい体を張ってスキャンしまくったっていうデジタル化するためにっていう
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
超アナログな努力ですよねこれ
スピーカー 1
そうなんですよ
デジタル化してクフのピラミッドで一番大きなピラミッドに関してはyoutubeでVR画像を公開しているので
スピーカー 1
でその今から1万年前の半分の時点なので何体験してたかっていうと地球温暖化をめちゃくちゃ体験してた世代なんですよ
気候が変わっていく中で文明をどうやって維持していったのだろうとか
スピーカー 2
そこで建造物作るとかも結構大変そう
スピーカー 1
そうなんですよ究極的にはピラミッドを調べることで人類がそういう気候変動にどう対応したかっていうのを読み解けるかもしれなくて
スピーカー 2
なるほどそういう見方なんだ
スピーカー 1
そうですね例えば巨大な石をどうやってあの高さまで持ってあがったのかっていうのも全然わかってなくて
スピーカー 2
あれってやっぱまだ謎なんですよね
スピーカー 1
謎ですねコロで運んだんじゃないかって
スピーカー 2
そうそう石をコロで運んだって丸太コロコロ転がして運んだみたいなやつはよく図鑑とか本とかには出てきますけど
スピーカー 1
出てますよね
スピーカー 2
結局どう積んでんのみたいな
スピーカー 1
実験した人がいるんですよコロで運べるかどうかって
そしたらコロが砂に沈んでしまって動かなかったらしいです
スピーカー 2
じゃああれ違うんですか
スピーカー 1
どうも違うらしくて
スピーカー 2
違うんだ
スピーカー 1
でこれ全然僕の説なんですけれども日本の大阪城の石垣ってすごい大きな石を使っていて
これはもう時代がものすごく新しいので文献が残ってるんですけれども
大阪城の石って四国から運んでるんですね
スピーカー 2
聞いたことありますねそれ
スピーカー 1
瀬戸内海を通して運んで
船ですよね
船でで船の上に積んじゃうと船が沈むので船の下に吊るして瀬戸内海を運んで
スピーカー 2
当時海岸線が大阪城だいぶ近かったとはやっぱり地上運ばないといけないのでどうやって運んだかっていうと
大阪城結構内陸というか
スピーカー 1
そうですね今だいぶ内陸にありますよね
でなんか昆布を敷いたらしいんですよ
昆布
昆布のアベノメを使って運んだらしい
滑らせて運んだらしいんですよ
でこれ僕の説なんですけどもエジプトといえばモロヘイヤですよねと
モロヘイヤスープってねばねばなので
僕はモロヘイヤを敷いたんじゃないかっていうのを
エジプト考古学者の河合幸典先生に言ったらくくって笑われて終わりました
僕はモロヘイヤ説なんですけれどもね
スピーカー 2
モロヘイヤ説か
いやまあでもモロヘイヤ敷いてもすごいデカさですけどね話
スピーカー 1
そうなんですよただ5000年前の気候がわかってないので
例えば冬とかは凍った可能性はあるんですよね水を撒けば
スピーカー 2
なるほどなるほど
スピーカー 1
内土側も凍った可能性があるので
ひょっとしたらそういった氷を使ったという可能性もあるでしょうし
スピーカー 2
確かに遺跡からもなんかヒントあるかもしれないですよねそういう
スピーカー 1
そうですね
今3次元の形状を使って調べてるのは主にどういう順番で積んでいったのか
っていうのがそれもまだわかってないので
スピーカー 2
順番わかるんですか
スピーカー 1
内側を先に作って外に立てかけていって今の形にしたのかとか
土台から順番に作っていったのかとかそれもわかってないので
そうなんですよ
エジプトのピラミッドってギザギザの印象があるんですけど
もともとはどうもつるんとしてたらしくて
スピーカー 2
パッと見ですか
スピーカー 1
はい表面つるんとさせてたんです
スピーカー 2
ここまでお聞きいただきありがとうございます
サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き
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次回もまたお楽しみに