今回は、人工甘味料が腸の炎症を引き起こす、というメカニズムについて紹介したいと思います。
サイエンスポットは、最新の科学技術にスポットライトを当てるポッドキャストです。 ホストはサイエントークのレンです。
ということで、今回はちょっと健康シリーズですかね。今までもちょこちょこ健康にまつわること。
血糖値とか、あとは老化とか、そういうことが関心があるので
使ったんですけど、今回はちょっと人工甘味料のお話ですね。
いろんな食べ物、お菓子とか、特に人工甘味料って結構使われていて
それがちょっと直接身体に良い悪いっていう話というよりかは、これが
取りすぎると腸の炎症を引き起こしますよっていうのはよく知られていて
それは何でかっていうメカニズムの話ですね。これ結構面白いなと思っていて
で、ちょっとそれを説明してみようと思うんですけど
具体的な名前ですね。病気の名前で言うと過敏性腸症候群とか
炎症性腸疾患とか、そういった病気が腹痛とか
腹部の満腹感、なんていうんですかね
飽満感って読むのかな、とか
あと下痢が起きてしまうとか、そういったものを伴う腸の病気ですね。これと
人工神経を関係しているという話で
当然、腸なんで食事がむちゃくちゃ大事なんですよね。食事が通っていくので
良い食事、悪い食事っていうのは確かにあって、症状を悪化させる可能性のある特定の
糖質とかがあります
で、それを実は制限する
食事療法っていうのも注目されていて
低フォドマップ食っていうのがあったりします。フォドマップっていうのは
F-O-D-M-A-Pで、これあのいろんな化合物の頭文字を取っているものです。
で、日本語で言うと発酵性オリゴ糖とか二糖類、単糖類、ポリオール、これらの
糖類ですねが消化管ですごく吸収されにくくって
で、大腸まで到達すると腸内細菌によって発酵されて
ガスとか腹痛の原因になっているということがあります。これフォドマップっていうやつですね
で、このフォドマップのPですね、ポリオール
つまりポリオールは糖のアルコールになるんですけど
例えばソルビトールとか聞いたことありますかね
あの低カロリーな甘味料として
お菓子とかあと清涼飲料水とかそういうのに結構よく使われているものです。で、このソルビトール
が
実際先ほど言ってた炎症性聴触感とか
の患者さんだとソルビトールの
弁中の濃度が高いということがわかってました。なので
なんか腸の炎症とこのソルビトールって関係してるんじゃないのっていうのがわかってた段階ですね
で、そのメカニズムを今回北里大学と慶応技術大学の研究グループが
あの研究で
解き明かしていると。で、まあこれマウス使って研究してるんですけど
あのマウスに2週間ソルビトールを食べてもらって
で、その後にあの大腸炎を誘発する化学物質っていうのがあるんですけど
まあそういったものを投与したときにこのソルビトールを接種していたマウスと接種していなかったマウス
がどう違うのかっていうことを調べると確かにやっぱりソルビトールを接種しているマウスの方が
体重の減少が大きくてでしかも
糞便中の
炎症の
目印というかマーカーの化合物質のがあるんですけどこれが増えると炎症起きてますよ
っていうやつも
増えてあとは大腸の組織の損傷も悪化しているっていうのがわかりました
まあなので確かにソルビトールは腸の炎症を悪化させるよねっていうことがまず確認されました
で、その後にマウスの大腸の中の細胞とかまでそういうレベルで調べてみると
炎症を引き起こすサイトカインっていう化学物質ですねまあそれが
あのどんどんどんどん作られているっていうことがわかりましたまず一つ
でこれIL-1βっていうやつなんですけどこれまでのエピソードも
ちょこちょここのIL-1β出てきているので結構関連しているかなと思います炎症でよく出てくるやつです
でこれとあとはM1型マクロファージって呼ばれる
免疫細胞が増えているっていうことがわかりました
で
まああの
わかりやすく言うとマクロファージっていうものは
あの体の掃除屋さんみたいなもんで病原菌こう
パクパク食べたりとかそういう機能を持っている免疫系の細胞なんですけど
これがM1とM2っていう2つの顔が
ありますでM1型のマクロファージっていうのはまさに攻撃部隊で細菌とかウイルスと戦って
炎症を起こしたりすると
で一方M2型のマクロファージっていうのは炎症を抑えたりとか
組織を修復したりするっていうどっちかというと回復部隊みたいな役割を持っている
ものですで今回はソルビトールがどっちに影響しているのかというとこのM1型のマクロファージを
増やしている要は攻撃するマクロファージを増やしている
でしかもさっき言ったIL-1βっていう炎症を引き起こす化学物質を
出すという攻撃開始の合図をどんどん出しているということが分かったということですね
まあそれは炎症を切るよなっていう
ところにまず結果としてつながっていると
で
あとは
この逆にさっき言った化学例えばIL-1βっていう物質を持たないマウスを使って
見るとソルビトールを接種しても炎症が悪化しない
だからやっぱりこれ大事だったよねとかそういう確認もされたりします
で
じゃあこれどうつながっているかというところなんですけどここで腸内細菌が
結構深く関わってくるんですよね
でマウスに抗菌剤を
投与して腸内細菌を一旦取り除いてみると
でその後にソルビトールを接種させてもう一回炎症を調べてみると
今度さっき言ったこのM1型のマクロファージが増えなかったんですよね
だからソルビトールが何か悪さするっていうところにはどうやら腸内細菌の存在が
あの大事だろうっていうことがこれからわかりました
でまあそこからちょっといろいろじゃあどの腸内細菌が大事なのかっていうのを調べていくと
あの特定の腸内細菌が
容疑者みたいな感じで出てきて
プレボテラカ細菌っていうやつですね
で
あのソルビトールを接種したマウスはこのプレボテラカ細菌の割合が有意に増加していて
でその菌が増えるとM1型のマクロファージさっきの攻撃するマクロファージっていうものとまあ強い
相関があったと
で
しかもこのプレボテラカ細菌はソルビトールを栄養源として増殖しますよっていうのも確認されました
だからまあ肥料になってるってことですね要は
で
で実際にその細菌が今度
出している物質っていうのがまたあってその細菌が出している物質がトリプタミンっていう物質です
でこの
あのソルビトールでこの増えた細菌がこのトリプタミンっていうやつを出して
でそうするとM1マクロファージ
がどんどん増えるっていう感じの流れこれも位置の流れが分かったってことですね