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皆さま、こんばんは。如月サラです。
前回の声日記を投稿したのが月曜日、そして今日は日曜日の夜。
なんと、まばたきをしている間に一週間がたってしまいました。
平日って早いですよね、過ぎていくのが。
起きたかと思ったらすぐに夜が来ますし、寝たかと思ったらすぐに朝が来ますし、
それを繰り返していたらあっという間に一週間。
そして今日は日曜日、そして今は夜。
もうね、明日からまた怒涛のような一週間が始まるという方も多いんじゃないかなと思います。
今日はマロングラッセの話をします。
秋も深まってきて、もういろんなところでね、栗を見かけるようになりましたよね。
私もSNSで友達が投稿で栗をもらいました、栗を食べましたって言っていると、
本当に羨ましくてしょうがなくて、栗が大好きなんですけれど、
自分で栗を買ってきて、どうにか食べられるようにするっていうのは、
ちょっと手間がかかるなと思って、できれば食べられる状態のものを目の前にドンと出してほしい。
そういうふうに思っています。
私はあんまりね、料理マメとかではないんですよ。
できれば料理をせずに生きていきたい。
作っていただいたものを食べたい。そういうタイプです。
マロングラッセの届け人
で、マロングラッセ。
今日はね、マロングラッセをいただいたんです。
これがまた面白い話で、
私ね、おそらくこの方と知り合ったのは2009年頃のツイッターじゃないかなと思うんですが、
この14年間で、多分2回か3回ぐらいしかお会いしていない方がいるんですよ。
それは仕事も、普段の自分たちが生活しているシーンというのも交わらないからなんですけれども、
そういう方がいらしてね、男性なんです。
ハンドルネームお茶星人さん。
すごく風流な方でね、俳句とか、私は俳句をやってますしね、俳句とか短歌とかにもすごくお詳しいですし、
本を選ぶセンスがとっても良くて、いろんな書店を巡るのもお好きですし、
自転車にね、愛車に乗ってどこまででも出かけていくみたいな方がいらっしゃって、
どうしてそういう彼の生活を知っているかというと、フェイスブックでつながっているんですよ。
その方がね、昨日ね、マロングラッセを作ったので、先着3名様に自転車で届けますっていう投稿をされたんです。
わー!私欲しいです!って言って、実はね、今日の夕方に私の家の前まで自転車で来ていただいて届けてくださいました。
そのマロングラッセをね、今からここでこう、声日記をお話ししながら食べようじゃないかっていうね、趣向なんです。
マロングラッセね、今、紙にね、ちょっとカサカサと音してます。
ハトロン紙って言うんですかね。紙に一個一個くるんであって、それが何個かガラス瓶に入ったのが届けられました。
実はね、このマロングラッセ、このカサカサした音がするとね、うちの一匹のルルっていう猫がものすごい反応するんですよ。
カサカサっていう音がすると何かおいしいものが出てくるっていうふうに思ってるみたいで、
今日昼間からね、このマロングラッセを私が触ってると、ルルがやってきて、今もここで虎視眈々と狙っているんですが、
お昼間はね、撮影をしただけで、実はまだ一度も食べてなくて、これから初めてそのマロングラッセをさぁ、いただきまして。
マロングラッセの味
手元にはね、紅茶を入れてありますからね。紅茶をいただきながら、マロングラッセにぱっくりとね、いってみようかと思います。
んー!んー!これ、なんかね、甘いんだけど、あの市販のマロングラッセって、甘いだけで終わっちゃうことが多いような気がするんですけど、
これ栗をちゃんと剥いてね、自分で作っちゃうんですが、作ってくださったようなんですが、めちゃめちゃ栗の味がします。
あとね、外の甘いコーティングがしつこくない。外のコーティングだけが甘くて、この内側の栗の部分も甘みが染みてるんですけど、ちゃんと甘いだけじゃなくて栗の味がしますね、これは。
手作りならではの美味しさじゃないでしょうか。ちょっと紅茶を飲んでるっていうのがわかるように、あえてね、若干音を立てて、紅茶を飲んでみました。
いやー、マジで美味しいわ、これ。ちょっと食べちゃいますね。栗がまたね、一個一個が大きいんですよね。大粒の栗。んー、これは美味しいです。
で、マロングラッセを作って、日曜日に自宅に届けてくれる人が、あんまり何度も会ったことのない方がいるっていうのは、すごく人生にとって面白い出来事ですよね。
で、その方はね、前に私は銀座の出版社に勤めていたんですが、もう22年も勤めていて、その時にもね、マーマレードをお作りになることが多くて、マーマレードを瓶に入れて、2回ぐらいおそらく会社に届けてくれたことがありますね。
その時は何だったろうか、何を交換条件に差し上げたか覚えてないんですが、せっかく頂き物をするので、何かこちらも対価をお支払いするなりなんなりしないと、お互い良くないじゃないですか。
で、その方はね、物々交換しましょうっておっしゃるんですよ。で、出だしですごくね、いろんな本を、センスのいい本を選ばれる方だっていうお話をしたと思うんですが、今回も、量から言うと文庫本1冊ぐらいかななんて昨日おっしゃっていたので、
昨日からね、今日の夕方4時に届けていただいたんですが、その4時に届くまでね、その方にどういう本を差し上げるとマロングラッセの代わりになるかなと思って、私は自分の書棚を見ながらね、考えること自体をすごく楽しみました。
で、詩とかね、そういう詩とかの短歌とかのお好きな方なので、私の好きな俳人の薄い句集を差し上げてもいいかなとかいろいろ思ってたんですけどね、はっとね、思いついたんです。
私の会社員時代の初めての部下の女性が作家になったんですよ。
これはもう私が会社を辞めた後に彼女は作家になって、今いくつか本を出していて、作家といってもね、レシピとその写真とエッセイみたいな感じの本が出てたり、エッセイだけの本が出てたりして、すごく情感のあるね、なんかこう、わかるなっていう感じの、なんて言えばいいんでしょうね、心情ではなく、
心情と出来事が微妙にちょっとずつ織りなす、綾のように織りなしていくような、そういう文章を書く人なんですけどね、私は会社にいる時に彼女がそうやって文章を書く人だとか、料理をする方だっていうことは全く知らなかったんですが、
その彼女のレシピとエッセイが載っている本が書棚にあったんです。ちょっと薄い感じで綺麗な写真が載っててね、これがいいなってピンときて、ちょっとその本は写真もいっぱい載ってたから値段はやや高かったんですけれども、なんかちょっとこれだと恐縮されちゃうかなと思ったんですが、
自転車でいらっしゃった時にね、実は私が初めて持った部下が、私が会社を辞めた後に作家になってこういう本を出したので、レシピもついてるし喜んでいただけるかなと思って渡ししますと言ったらすごく喜んでね、持って帰ってくださいました。
なんかね、人生それなりに生きてるといろんな人が人生に現れたり、面白い出来事を運んできてくれたり、思いがけない方が思いがけないことを始めておられたり、そういうことがいちいち面白いなって、そういうことをしみじみ思いながらね、最後のマロングラッセのひとかけを今ね、日曜日の夕方にこうやっていただきました。
いただこうと思います。
やっぱり甘すぎないのがいいですよね。
なんでも。
そうやっているうちにあっという間の11分、日曜の夜長のマロングラッセと紅茶を皆様とご一緒にいただいてまいりました。
じゃあね、明日からの月曜日1週間、またみんなでなんとか生き抜いていきましょう。
それでは、来週も良い1週間を。
如月サラでした。