例えば、去年のOCCで3位だったダニー・モレノですとか、
このマウンテンランニングのレースでも活躍しているアリー・マクラフリン、アリー・マク選手とかですね、
あとジェニファー・リヒター選手、こちらはですね、最近このコロナ後のシーズンに急激に力を発揮してですね、
例えば6月のイニスブルクの世界選手権のトレイルショートのレースで4位になったりというふうに活躍している選手ですね。
こういった選手が、あと他にもですね、多数、国からもたくさんのトップ選手集結します。
特に中国のヤオ・ミヤオ選手ですね。
ヤオ・ミヤオ選手というと、2018年のCCCの優勝はもう鮮烈にイメージ残ってますけれども、
このヤオ・ミヤオ選手、昨年はUTMBでですね、DNFという結果でしたけれども、
今年はOCCにスイッチしてこのOCCに挑戦します。
今年はマラソン・デュ・モンブランですね。
こちらで2位だったり、シエラ・ツナール、先週、今月行われたばかりのシエラ・ツナールでも4位ということで、
ヨーロッパの方でもすでに活躍の機会を増やしてますので、今回のOCC、かなり気合いが入った走りが見られるんじゃないでしょうか。
昨年のOCCで2位だったヌリア・ヒール選手ですね。
スペインの選手ですけれども、こちらもですね、チェンマイで、去年の11月のチェンマイでの世界選手権ですね。
こちらのトレード・ショートで4位でしたけれども、その後もトランス・グラン・カナリア、バルダラン・バイ・UTMBなどで活躍してますので、
2位からもう一つ上のチャンピオンというところを狙うということもあるんじゃないでしょうか。
あとニュージーランドのケイトリン・フィールダー選手、アーティストとしても才能を持った人なんですけれども、
去年はOCC3位でしたけれども、今年も優勝候補に近いということになるのではないでしょうか。
昨年の5位だった南アフリカのトニー・マッキャンですね。若いアスリートですけれども、
こちらは今年3回目のOCCということになりますので、さらに上位を目指すということになるかと思います。
日本からはですね、福田エリカ選手がですね、出場することになっています。
そして男子ですね、OCC男子のレースを見てみましょう。
OCCの男子、やっぱりスティアンですね。スティアン・アンゲルムントがですね、やっぱりかなり一歩頭抜けた存在ということになるのではないでしょうか。
このノルウェーの選手ですけれども、2019年のOCCですね、こちらでUTMBのレース初挑戦してそこで優勝しています。
その後はですね、これも印象に残ってますけれども、2つの世界選手権、チェンマイとインスブルック・デオンでトレイルショートで優勝しています。
だからトレイルショート2連覇なんですよね。
今年の4月、イストリア100のですね、69キロのレースではタイで2人でですね、揃って優勝というようなシーンも印象に残ってますので、
この2019年に続く2度目のOCCチャンピオンという可能性はかなり高いようですよね。
この他、昨年のOCCではマニュエル・メリアスが優勝しましたけれども、マニュエル・メリアスは今年出ないんですけれども、
昨年マニュエルと共に彼に続いて2位だったアントニオ・ペレスですね。
こちらが、あと昨年の3位のロビー・シンプソンですね。
ロビー・シンプソンは3週前のセラツィナルでは6位に入っています。
そうですね、シンプソンは2021年のOCCでも2位となってますので、2位、3位ときて今年はどうかということになりますね。
かなり上位争いに食い込むのはかなり確実な選手ではないかと思います。
そして昨年4位だったアルノ・ボナン、フランスの選手ですね。こちらも今年のOCCに挑みます。
その他にも、ナディール・マゲ、バート・ブレジェド・ボスキー、それからフランチェスコ・プピ、ダニエル・オサンスと、
スカイランニングのワールドシリーズだったりゴールデントレールシリーズだったり、
こういった40キロから50キロのレースでは、この世界トップクラスのレースということで、
上位を走っている選手たちがこのOCCに今年も集結するということになりますね。
日本からの男子の選手では、横内優太郎、楓洋の両選手がこのOCCに出場する見込みです。
このOCCというレースは、以前は2014年にできたんですけれども、
UTMB100マイルのレースへの投入門というか、まだ100マイルは走れないけど、
UTMBを経験したいという人が走るレースというイメージがありましたけれども、
それは今でも変わりはないんだと思うんですけれども、
100マイルとかは強みとしてないけれども、この40キロから50キロのスピードには定評があるという選手たちが、
こぞって集結する世界トップを決めるような見どころのあるレースということになっています。
こちらはですね、31日木曜日に開催されます。
日本時間の木曜日の午後3時15分にスタートしますので、ぜひ見逃しのないようにしていただければと思います。
続いてはCCCですね。
CCCは100キロ、6156メートルのバーティカルゲインということになっています。
こちらUTMBのスタートをする前ですね、UTMBは午後のスタートですけれども、
スタートする前の午前9時にシャモニーを、じゃなくてクールマイユールですね。
クールマイユールをスタートするレースということになっています。
このCCCもですね、あとコースが今年のCCC、少し変更になりました。
理由ははっきり書かれていませんけれども、コルトモンテからテッドバーンにグッと上がってから、
フレジエレ、少し緩やかに降りてくるというのが最終盤のコースなんですけれども、
ここでテッドバーンを通らずに、白天公寺の代替ルートに設定されている
トレルシャンというところのですね、この町村の手前にあるところから山に登っていって、
フレジエレを目指す。だから、森の中ですね、木がたくさん生えている木立ちの中を進むということになっています。
今まではテッドバーンなので、言われたことをご存知の通り、見晴らしのいい、山の見晴らしもいいけれども、
それだけに騒げるものがないので、暑かったり風が強かったりということでタフなコースなんですけれども、
そちらではなくて森の中を登ってフレジエレを目指すというコースの変更になっています。
これはUTMBのほうでも同じようなコースの変更があります。
そのCCCなんですけれども、上司ではですね、こちらはですね、UTMBインデックスで見ると、
やはりアサーラガロシアですね、スペインのアサーラガロシアが今トップということになりますけれども、
去年のUTMBではDNFでした。なかなか今シーズンで言いますと、
ゼガマアイスコリ、それからインスブロックの世界選手権がDNFでしたので、
もしかすると怪我であるとか体調に不安があるのかもしれませんよね。
ただ7月にはこの時刻であるところのバルダナンバーUTMBの110キロのほうで優勝していますので、
うまく噛み合えば今年のCCCの優勝候補ということになるわけですね。
そして2018年のCCCで3位になっているイーダ・ニルソン。
こちらもですね、今年のUTMBCCCではですね、優勝候補として注目されている選手です。
イーダ・ニルソンというと去年の11月のチェンマイですね、
世界選手権のロング・トレイルのほうで、
ウェスタンスペースにも出ていて7位ということでしたので、
非常に安定感というかしぶという、
ウルトラからサブウルトラまで力を持った選手ですので、
今回も優勝候補として注目されています。
他にもですね、インスブロックで5位だったロザンナ・バッカウア選手ですね。
インスブロックの地元を拠点にしてトレーラーニングを楽しんでいる選手ということで話題になっていましたけれども、
それから昨年のCCC3位のアディ・ブレイシー、アメリカの選手ですね。
といった選手もいます。
あとマルス・テラワ・シノワ、ブレイシー・ラフォージ、ヘレン・ミノ・フォークナーなどなど、
様々なレースで活躍している選手の中に、
日本の吉住ユリ選手も今年はCCCにといいます。
吉住さんというと、OCCでこれまで走っていて、
2018年には4位、そしてその翌年2019年にはトップ3、3位に輝いた選手ですけれども、
今回は以前インタビューの中でも私もお話伺いましたけれども、
少し自分の挑戦する範囲を広げるという意味で、
あえて100キロのCCCにチャレンジするというようなことをおっしゃっていましたね。
吉住さんは去年の12月にはドインタノン・バイ・UTMBの100キロのレースで優勝していますし、
4月にはアメリカのキャニオン・バイ・UTMBの100キロもこちらも走っていて9位ということですので、
吉住さんにウルトラのイメージがあまりないという方も多いと思うんですけれども、
こういった形で着々と準備は進めているので、
果たして今回のCCCでどんな結果が出るか楽しみにしたいと思いまして、
男子ですけれども、男子のレースはですね、
こちらは昨年のですね、上位トップ10の選手のうち6人がですね、
カムバックしているということで、
非常にCCCというレースを制するということについて、
こだわりを持った選手が多いということが分かっていただけると思いますけれども、
去年のCCCのチャンピオン、ペッター・エングダールですね、
スウェーデン、スダイジューで、シャモニー、金港、フランスの方に、
スイスかな、スイスに住んでいるという選手なんですけれども、
非常にコースレコードを更新する素晴らしい走りでしたけれども、
こちらは今回はUTMBの方に回るということです。
そうすると去年2位だったジョン・アルボンですね、
こちらがやっぱりかなり優勝に近いんじゃないかというのが私の見立てでございますけれども、
UTMBのレースですと、2021年のOCCが初挑戦と、2年前ですね、初挑戦でしたけれども、
こちらで優勝した経験を持っています。
最近では、そうですね、5月、昨年これで3位、
そして今年6月のインスブルクの世界選手権ショートで5位ということになっていますけれども、
今、怪我からのリカバリ中なんでしょうかね、
あまり長いレース、100キロとかというレースは走っていませんが、
あえて今回はCCCを選んでいるということだと思うので、
果たしてどういうレースになるでしょうかね、
リカバリが十分進んでいるということであれば素晴らしい結果が出るでしょうけれども、
なかなかちょっと苦戦するということになるのかもしれませんよね、
ちょっとその辺も今回のレースの見どころになるかと思います。
そして昨年3位だったアンドレアス・ライテラー、イタリアの選手ですね、
こちらもエントリーしています。
こちらは一昨年、2021年も4位でCCCを走っていますので、
やっぱりこのCCCで何とか頂点を取りたいという思いがきっとあるんじゃないかなというふうに思います。
それから中国のシェン・ジアーシェンですね、去年4位でした。
ここもCCCにチャレンジします。
今年の6月のウェスタンステージで4位という素晴らしい結果を出したところが記憶に新しいですね。
それからダークホース的存在として関係者の間では注目の、
昨年5位だったペーター・フランロー選手、スローバキアですね。
スローバキアのペーター・フランロー選手、
こちらのチェンマイの世界選手権でトップへ1点に入る8位だったんですよね。
あと今年のインスブルックでも3位でした。
どちらもトレイルのロングなんですけれども、
この世界選手権でもトップ10に入ってくる力の持ち主ですので、
今回のCCCでもかなり昨年の5位が上回る結果も十分期待できるんじゃないでしょうか。
それから昨年の6位だったアンドレウ・シモン・アイメリッチですね。
あと昨年の9位だったアリス・エヘアスペインの選手ですけれども、
こちらも今年のCCCにカムバックということになります。
去年のCCCはDNFでしたけれども、
一昨年のCCCでは3位だったのがティボ・バローニアンですね。
フランスのティボ・バローニアンこちらもゴールデントレイルとかで活躍している選手ですけれども、
今回はCCCに挑むということになります。
CCCはやっぱりCCCの走り方があるとかですね、
あと下りも積極的に攻めるような走りが必要になるとか、
UTMBとはちょっと違う意味での難しさというか面白さ、
高速レースになっているんじゃないかなというふうに思います。
続いてUTMBですね。
こちらは距離が171キロですね。
そして累積獲得高度が9963メートルのコースで開催されます。
シャモニーをスタートして、
時計回り、モンブランの周りを一周するというコースですね。
今年のコースはCCCでお話ししたのと同じように、
テッドバーンを通らずに森の中を登っていくコースで
フレジエレートを向かうというコースに変更されています。
こちら、スタートが2日の金曜日の午後6時ということになります。
日本時間でいうと3日の金曜日の深夜ですね。
土曜日の午前1時ということになります。
UTMBの助詞なんですけれども、
こちらはコートニードウォルターの3回目の優勝、
そして今シーズンの3つの大きな100マイルのトレイルランニングレースを
1シーズンに制覇するのではないかということで、
巷の話題は持ち切りということでございます。
コートニードウォルターさんですね。
UTMBのコースは厳密には完全に同じのまま
今日まで来ているわけではないんですけれども、
2021年、一昨年にコートニードウォルターがUTMBで優勝した時の
22時間30分54秒というのが現在コースレコードということで言われております。
UTMBで3度目の優勝をするとすれば、
アメリカ人ではクリシーメールとロリーボジオがそれぞれ2回ずつ優勝していますので、
それから1つ抜けて3回目の優勝となって、
5回優勝のリジーフォーカーに近づくということになりますね。
そしてコートニードウについて言われているのは、
6月のウェスタンステイツでもコースレコードで優勝していますし、
あと7月のハードロックですね。
ハードロック100もクロックアイズ、アンダークロックアイズ両方の
通しての記録となる新記録ということで優勝しています。
いろんなインタビューを聞いていますとですね、
今シーズンの始めからウェスタンステイツとハードロック、
このダブルというのは計算に入れていて予定に入れていたということなんだそうですけれども、
このUTMBについては、
ハードロックが終わってから自分の体調を見てということで保留にしていたそうなんですね。
実際にハードロックを終えてみると調子は悪くないということで
やってみようじゃないかということになったんだそうですね。
ということですので、
1シーズンでこの医療を成し遂げられるだけの
この医療回復十分なのかというようなことは多分
言わずもがなということなのかなと思います。
大きなトラブルがなければ、またこのUTMB3度目の優勝、
もしかすると今回もコースレコードの更新ということがあるかもしれないですよね。
これが本当に達成したら、新しいレガシーとして長年語り継がれるようなことになるんじゃないか。
そんな挑戦がコートニー・ディボルターさんを待っているということになりますね。
ということでコートニーに注目が集まりがちなんですけれども、
UTMBの女子のレースは、
昨年の上位選手、あるいはこれまで上位を走ってきた選手が集中していますので、
これもどうなるかわからない展開が考えられます。
ブランディン・ディロンデルが今年はUTMBに初めて出ますね。
UTMB、このモンブランのコースでは2021年一昨年にOCC、そして昨年はCCCと優勝していますので、
順当に行けばこの3つのレースをですね、狙いたいということは当然のことだと思います。
その力があると思います。
そしてルース・クロフトですね。
彼女は2015年にCCC優勝しているのと、
2018年と2019年にはOCCで優勝していますね。
100マイルのレースでは去年ですね、ウェスタンステース優勝しているというのもですね、記憶に新しいところですね。
今年は去年ですね、
コートに合わせてこの3選手がどこかで優勝争いというかレースをリードするようなシーンが見られるんじゃないでしょうか。
あとその他ですね、昨年の上位に入った選手で言いますと、昨年の5位だったのがエスター・チーラグ選手ですね。
このエスター・チーラグは香港に在住ということで、
香港のトレーラーニングファンの皆さんの間でも多分活躍が注目されているんじゃないかと思います。
最近のところで言いますと、今シーズン、チェンマイですね。
11月のチェンマイで世界選手権ロングで4位。
そして今年はウェスタンステースでも3位という風に活躍しているんですよね。
これも1,2年で一気にこの100マイルの世界で活躍するようになったエスター・チーラグさん。
ハンガリーの選手ですね。
そして一昨年のTDSのチャンピオン、マノンボアールさん。
この人はこのモンブランのあるエリアの出身というかですね、在住の方で。
お父さんもこのUTMBではこれまで活躍されてきたトレーラーナーだそうで、
親子というか父と娘が再びこの娘がUTMBに挑戦するというストーリーで話題になっております。
昨年UTMBに初めて出場してDNFでした。
今年はインスブルクで世界選手権のロングで銅メダル獲得しています。3位でしたね。
あと中国のシャンフージャオ選手。
こちらは我々にとってはウルトラトレマウント富士で今年の春7月に優勝したところが記憶に新しいですね。
去年のUTMBでは7位ということで今回4回目のUTMBだそうですけれども少しずつ順位を上げているということで
今回は7位よりも上でフィニッシュを目指すということになります。
それからベテランのベテラン選手になりますけれどもスカイランニングやゴールデントレイといったサブウルトラの方でずっと活躍していたマイテンマイオラですね。
彼女もウルトラを走る機会増えてますけれども2019年ですねUTMBではもう3位になってるんですよね。
今回も上位を狙う有力選手ということになります。
最近ではそうですねチェンマイの世界選手権では8位。ロングでですね8位。
それから4月のイストリアの110キロの方で4位。
5月のアルザスグランデストバイUTMB175キロ100マイルの方で優勝ということでウルトラのカテゴリーの方でもですねもうすでに実績豊富な選手というふうに言えるのではないかと思います。
こうした中で日本からは宮崎君野選手ですね宮崎選手が出場します。
昨年初めてのUTMBを走って24位でフィニッシュしていますね。
レース前というか今シーズンはタラウェラで2位そしてイストリアで優勝ハードロックで4位ということで100マイルのレースに集中して取り組んでいる宮崎さんなんですけれども。
ハードロックの後インタビューしたんですけれどもその時には今年のUTMBは来年が本命でそれに向けたステップだというふうな言い方をされていましたね。
そういう意味ではあまり力を入れすぎずに自然体で臨むということなのかと思いますけれども来年を見据えて一体今回ねどれぐらいの走りを見せてくれるかどうかUTMBの日本のファンにとってもとっては注目の選手と言っていいかと思います。
でUTMBの男子のレース見てみましょう。こちらはこのキリアン・ジョルネがですねエントリーを見送りました。
というかレースを走ることを見送りました。まあ怪我がまだ治っていないということでリカバリーを優先ということでレースを見送りました。
ということで誰が優勝するかちょっとねこちらは本当にもう実力白昼といった感じでなかなか見渡しづらいとどんなレースになるかわからないということでいろんなメディアも意見が一致している。
今年のUTMBの男子です。そういった中でも注目されるのはやっぱりジムですよね。ジム・ウォルムズレイアメリカのジム・ウォルムズレイです。
彼はもう33歳になりましたね。ウェスタンステイツで3連覇して大会コースレコードも持っています。
UTMBではですね2017年が初めてですねこの時に5位で18年はリタイア。コロナ禍を挟んで2021年にリタイアしたんですね。
この後に2022年のシーズンにフランスに移住してボブボールというTDSのコースが通る村ですけれどもそちらに拠点を移してフランスにも腰を据えてトレーニングに励んでいる。
昨年のUTMBはそのフランスに渡った直後でしたけれども、昨年は後半がちょっとペースが伸びずにですね4位ということでレースを終えています。
そういうことですのでこのジムにとってはUTMBでの勝利は念願の勝負ということになるのかと思います。
これまでのジムはこれもウェスタンステイツの時でもそうでしたけれども何度か失敗を重ねてから素晴らしい結果を出すというそういう経験から学ぶ人物アスリートだと思うので
UTMBでももう遠からず大きな成功を収めることだと思いますけれどもこれまでのレースを見ると序盤の好調にぶりに対して後半に
大きなブレーキがかかってしまうというようなことが多かったですよね。去年のUTMBでも私の記憶ではシャンペラックに上がっていく途中でちょっと腰を下ろして
休みを取るみたいなところがあっておやっと思ってそこからやっぱりちょっと抑えなかったんですよね。それでも4位は素晴らしい結果ですけれども
今回はジムにUTMB優勝するかどうかという注目が集まっています。とりわけアメリカのコミュニティの間ではですね
アメリカ人男性として初めて優勝するのがジムになるんじゃないかという期待は高まっているということですね。
キリアンもいない中ジムにとっても今回は自分の番なんじゃないかというふうに思っているんじゃないでしょうか。ただジムが一人でもう
レースを引っ張るんじゃないかというほど簡単でもないというのがですねこの今回のUTMBの面白いところですよね。
昨年キリアンに次いで2位になったのはマーチュ・ブランシャールフランスの選手ですね。
今年はウエスタンスレースにも出ていて6位になってますけれども、去年はキリアンと最後のUTMBのボールどころまで競り合って一時は
マーチュがリールをしてましたよね。ですからその実力は推して知るべしというところなんですよね。
そして去年は3位でしたけれどもトム・エバース。去年は足の怪我をして手術した後でそこからの復帰レースといって良かったんですよね。
そうした中でこの3位という結果を手にしたトムについてはとってはすごく自信になったと思いますし、
それは今年のウエスタンスレースでの優勝という結果になっても現れていますよね。
この満を持してウエスタンスレースとUTMBのダブルを狙うというところなんじゃないでしょうか。
そしてやっぱりこのファンの間では注目、これ彼も集めてますけどペッター・エングダール。スウェーデンの選手で今スイスに住んでいる選手ですけれども、
こちらは去年のCCCで10時間切り、9時間53分で大会新記録を達成確立したんですよね。
これは異次元の素晴らしい走りを見せたということで、UTMBは今回が初挑戦ということになります。
昨年のトランスブルカニア、今回は5月に参りましたけれど、
昨年の10月のコロナ禍で破壊されたトランスブルカニア、火山の噴火からの復帰レース、再開のレースということですけれども、
トランスブルカニア72キロでペッター・エングダールが優勝したところも記憶に新しいですね。
100マイル初めてのレース、どんな風に、どんなレースになるのか。
先ほどCCCでもお話しした通り、CCCのスピード感というのはですね、UTMBにどれくらい生きるのかというようなところもちょっと気になるところですよね。
そしてザック・ミラー、これは去年はトム・エバンス、先ほどご紹介した3位になったトム・エバンスと、
そうですね、昨年3位になったトム・エバンスと最後までね、終盤まで一緒に走っていきましたけれども、
彼のザック・ミラーも今回のUTMBでエントリーしています。昨年5位でした。
そして、あと今年のハードロックで2位になったベナー・マルミソレですね。
といった選手もエントリーしています。
さてUTMBなんですけれども、段々タイムが速くなる傾向というのは、CCCもそうですけど、UTMBもありまして、今までで言えばレースの決着がつくのってどの辺で決着つくかということを言うと、
主観的な印象を含めての話ですけれども、男子の場合で言えば、シャンペラック、朝になってグランコルフェルから降りてきて、ラフーリーからシャンペラックまでの間が非常にドラマチックというか、
そこで大きくペースを落としてしまう選手がいるかと思えば、力強くリードを奪っていく選手もいたりというようなところがあってですね、そんな印象がありましたけれども、
去年のUTMBの先ほどご紹介したキリアンとマチューブ・ランシャールの勝負のように、レースの勝負が後半の最終盤の方までもつれ込むようなシーンもだんだん増えてきたような気がするんですよね。
ですので、UTMBファンとしては、この一夜明けた日本時間で言うと、大体夕方ぐらいの時間ですかね、ライブ配信が再開された日が出てきたような時間帯ですけれども、そのあたりでもう勝負あったというふうに見えていたものが、最後までまだまだわからないと。
女子のレースもしっかりで、この朝になってもまだ上位グループの戦闘争いが何人もパックで走っているというシーンが増えてきているので、長く楽しめるというか、そんなUTMBになりつつあると感じています。
UTMBの見どころをご紹介いたしました。今年のダチアUTMBモンブランはですね、ライブ配信がこの3つのレース、OCC、CCC、UTMBとございます。日本時間で言いますと31日の木曜日の午後からですね、ライブ配信があります。
ライブ配信があるのは英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語、タイ語の6カ国。あれ日本語は?って感じなんですけれども、今年は日本語がないそうです。イタリア語は去年までなくてですね、いわばイタリア語と入れ替わるような形になったんですけれども、やむを得ないかなというか、イタリアには今年2つ目の新しいUTMBのね、UTMBワールドシリーズのレースがレストに加わります。
来年から加わりますし、タイも2つのレースが今レストに加わってますし、そういった中で日本語話者がいっぱいいる日本はですね、なかなかまだワールドシリーズの大会もないということなので、どこに力を入れるべきかといったら、他の言語ということになってしまうのかなと思いましたですね。
私もちょっと残念ではあるんですが、今回皆さんと一緒にライブ配信を見る側に回って応援したいと思っております。
あとですね、ライブ配信に関して言えば、今回はUTMBの配信がですね、ずっと夜の間もあるという風に聞いているんですよね。
いつもですと、夜暗くなってですから、ノートルデム・デラゴージュ、だいたい32、33キロのところでもう深夜になってしまって、そこからはしばらくお休みで翌朝までライブ配信なかったんですけれども、夜のセクションもライブ配信でつなぎますよというようなことをアナウンスされていましたですね。
クールマユールでスタジオを設けてインタビューをしたりとか、そんなことも楽しめるそうです。ヨーロッパのリアルタイムの時間では深夜になるので、なかなか楽しむのは難しいかもしれませんけど、日本の場合はちょうど朝から午前中にかけての時間帯ですので、今まで見られなかった、ライブ配信では見られなかったUTMBの様子ですね。
あとUTMBに参加したことのない方も、夜のセクションをちょっとライブ配信で楽しめるような、そんな今年のUTMBになるんじゃないかというお話でございます。
以上をお送りしました。このUTMBの期間中にお届けするモンブランウォッチということで、今回1回目のエピソードをお送りしました。
この後もですね、次回もCCCやOCC、CCC、UTMBのレースの模様を振り返る、即刻振り返る配信というかエピソードをお届けしようと思っています。
ゲストをお迎えすることもちょっと考えていますので、ぜひ楽しみに聞いていただければと思います。
ドクターキャラバンのお送りするポッドキャスト番組ランザワールド、お相手は岩澤浩一でした。