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2024-07-10 04:05

ナガレボシ/新美南吉

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作品名:ナガレボシ
著者:新美南吉

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#青空文庫 #朗読 #児童文学
00:07
ナガレボシ、新美南吉 冬の寒い寒い夜更け
ひゅーんひゅーんと 小枯らしの吹くお空の上の方で
3つ並んだ子供の星が 喧嘩をしました。
いつもは仲良しだったのですけれど あんまり真ん中の星が寒い寒いというので
他の2つの星にいじめられたのでした。 ご潔が下の方の凍った田んぼで
きょう と泣きました。
すると突然 真ん中の星が
黙ってつーっと 下の方へ滑っていってしまいました。
どこへ行っちゃったんだろう。 物も言わないで
あんまり冷たいから手袋を買いに行ったのかなぁ。
そうだそうだ 今に帰ってくるよ
後に残った2つの星は こんなことを口では言っていても
心の中では あの星があまりいじめられたので
どこかへ逃げて行ってしまったのではないかしら と心配でたまりませんでした。
消えていった星はいつまで経っても 帰ってきませんでした。
それは流れ星だったのです。 それから一月ほど経ちました。
2つの星はその夜も 押し黙って
あっちこっちと 亡くなった星を目で探していました。
あっ いるよ
えっ どこに
ほら あそこに ずーっと下の方のある町の
03:02
細い道の上にキラキラと光るものがありました 行ってみよう
うん 2つの星は
高い高い空から小枯らしの吹く町の中へ降りて行ったのでした けれど2つの星はがっかりしました
道の上に光っていたものは 亡くなった星ではなくって
ガラス瓶のかけらだったのです その夜も
田んぼではゴイサギが 鳴いていました
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