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#045 受賞コピーの手の内、ついに公開!【ゲスト: コピーライター密山直也さん①】
2026-03-25 38:15

#045 受賞コピーの手の内、ついに公開!【ゲスト: コピーライター密山直也さん①】

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宣伝会議賞受賞者ゲスト回/密山直也さんの紹介/構造派の天敵/密山さんのコピー紹介/密山流攻略法/「二度見価格」の原体験/狭き門をくぐり抜ける戦略/密山さんコピーの構造化/A is not A型/逆のニュアンスの衝突型/ギリギリ伝わる遠さを感じ取る力/ビジュアルを伝える言葉を書く/因数分解で言葉を削る/ビジュアルから入るか言葉から入るか/シーンとレトリックの掛け算/「社員全員、グビ。」までの道順/受賞コピーの手の内

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事業会社とPR会社という“広告クリエイティブの路地裏”にルーツを持つ2人が、テーマを持ち寄って自由に語っていく番組です。

【出演】谷口泰星 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@iseitachigunita⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ × 丸山優河 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@marupoke15⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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ロゴ&アートワーク: 竹内駿 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@bamboo811⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

企画協力: むすびめ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@musubime_bijoux⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

収録&編集協力: 堀修生(自在音響株式会社)

感想

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サマリー

今回の放送では、宣伝会議賞で数々の受賞歴を持つコピーライターの密山直也さんをゲストに迎え、彼の受賞コピーの秘密に迫ります。パーソナリティの谷口さんと丸山さんは、密山さんのコピーが分析しづらく、再現性がないと感じていたことから、そのメカニズムを解き明かすべく密山さん本人に話を伺います。 密山さんは、「コピーを書こうとしていない」という独自のスタンスを明かし、競争の激しいコピーの世界で生き残るためには、あえてコピーらしくないアプローチが必要だと語ります。特に、受賞のきっかけとなった「二度見価格」のコピーは、相手の想像力を信じ、言葉でビジュアルを伝えるという彼のスタイルを象徴しています。また、密山さんのコピーには「A is not A」型や、相反するニュアンスを衝突させる「逆のニュアンスの衝突型」といった特徴が見られますが、それ以上に、ギリギリ伝わる絶妙な「遠さ」を感じ取る力や、ビジュアルから発想し言葉を削ぎ落としていくプロセスが、彼のコピーに独自性と再現性の低さをもたらしていることが明らかになりました。 密山さんのコピーは、単なる言葉の組み合わせではなく、具体的なシーンやビジュアルを想起させ、そこに巧みなレトリックを掛け合わせることで生まれています。この「シーンとレトリックの掛け算」というアプローチは、特に「社員全員、グビ。」のようなコピーに顕著であり、言葉の表面的な意味だけでなく、その背後にある映像や状況を深く掘り下げることで、リスナーの想像力を刺激するコピーを生み出しているのです。今回の放送を通して、密山さんのコピーメイキングの奥深さと、その戦略的な思考プロセスが明らかになり、パーソナリティの二人は大きな発見と勇気を得ました。

オープニング:再現性のないコピーへの疑問
谷口さん、僕ちょっとどうしても許せないことがありまして。
また何か、何かに起こってるですか?
はい。ちょっとね、僕、再現性がないことが許せないんですよね。
あー。ちょっとね、この前もね、宣伝会議特集とかでね、そういうコピーの話したら、再現性なさすぎだろうって言ってましたもんね。
あ、そうそうそうそう。まさにそのコピーライティングのショートが僕らチャレンジするじゃないですか。
はい。
そこでこの受賞作を分析して、こういう方程式でキャッチコピー作れば、なるほど、俺にも同じような受賞作が書けるかもなみたいなふうに考えるんですけど、
たまーに、「こんなんどうやって書くねん!」ってコピーを書く人がいて、あまりにも外れちすぎて、分析のしようがないんでムカつくんですよね。
ムカつくまでは僕はいかないですけど、まあ皆さんムカついておられるということですね。
あ、そうです。ちょっとね、こんなんどうしようもねえだろうっていうことでイラッときちゃうことがあるんですけども、なので、今日ここで決着をつけたいと思います。
おっ、決着つけましょう。
決着つけたいと思います。本人を呼んで、直接聞いて、そのメカニズムを解剖します。ということで、改めまして、ロジューランクリエイティブの丸山です。
谷口です。
広告クリエイティブのロジューランルーツを持つ二人がテーマを持ち寄って、片手でこの番組、今回お呼びした、今年初のスペシャルゲスト回ということで、ゲストの方を紹介します。
お。
ゲスト紹介:コピーライター密山直也氏
日本最大級のコピーライティングのアワード、宣伝会議賞に挑戦し続け、実に15年。受賞は10回、ファイナリスト11回。普通に書いてりゃとっくに死んでる。でも、惜しいの数だけ人生は楽しい。
誰もいない会議室にまだ残ってコピーを書いてた。紡ぎ出す言葉は肩の力が抜けてるのに、手抜きと思わないのはなぜだろう。不思議なレトリックの秘密はきっと、話せばわかるが話せない。
その発想はなかった、なコピーも、思わず二度見しちゃうコピーも、少年の心を忘れない、俺、小学1年生、なマインドがなせる技。夢を夢で終わらせなかったコピーライター、三山直也さんです。よろしくお願いしまーす。
お願いします。
おーい。
はーい。
という感じでね。
ハードル上げすぎやろ。
この人がハズレ地のコピーばかり出す犯人です。という感じで三山さんを紹介させてもらったんですけど。
ついに登場、三山さんですね。
そうですね。マレヤマさんの敵です。
敵。
本人の敵ということですね。
はーい。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
密山氏のコピー戦略:「コピーを書かない」というアプローチ
改めて三山さんについてなんですけど、僕も谷口さんも数年前からよく飲んだりさせてもらって、知ってる友人なんですけど、
千年会議賞というコピーライティングのアワードの世界では実力者としてとても有名な人なんですが、毎年のように結果を残されていた模索中の模索の方ですね。
ということで、三山さんから軽く自己紹介をお願いしてもよろしいですかね。
そうですね。関西の方でペンギンギンというチームを、過去千年会議賞のグランプリを取られた改口さんとコピーゴールドの竹内さんとチームを組んでいる三山直也と言います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はね、大阪からはるばる東京にはやって来ていただいてはないんですけど、リモートにて収録をさせていただいておりますというスペシャルゲスト会になります。
はい。そしてこの度三山さんが直近の第63回の千年会議賞でゴールドを取られたということで、まずはそちらおめでとうございます。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
千年会議賞というコピーのアワードがですね、このゴールドかグランプリを取ると卒業するということで、三山さんもずっとやられてきたんですが、ようやく卒業されたということでですね。
実は僕も谷口さんも千年会議賞でゴールドを取ったことがありまして、一応同じ立場ではあるんですけども。
そうですね。3人とも。
改めて冒頭で話したように、全く真逆の書き手というか、特に僕と三山さんがですね、全く真逆の存在というか。
そうですね。
はい。ということで三山さんは、僕みたいな構造化して考えたいタイプの天敵のコピーライターなんですよね。
こっちサイドは適当思ってないと思いますけどね、別にね。
こっちサイドって言って、なんかしれっと今2対1の構造を作りましたね。
僕だってこっち、丸山さんタイプじゃないですからね。
まあそうだね。
今日はちょっと2対1で三山さん側に加勢しつつも、僕がちょっと加勢しすぎると2対1構造になってしまうので、ある種ちょっとプラットな立場で今回は参加させていただこうかなと。
今日三山さんせっかく来ていただいていますし、本当にいつ呼ぶかすごい番組始めた時から、いつか呼びたいねって話してた特別なゲストの三山さんですけど、
ちょうど今年の宣伝会議賞でご卒業されたというところで、その心境もおそらく嬉しい気持ちもあったかと思いつつもやっぱり悔しい気持ちもすごくあったと。
グランプリを目指されてやってたところもあるので、ちょっとそんな心境も含めてこのタイミングでお呼びできると一番いいんじゃないかということで、ちょっとお声掛けさせていただいた次第なので、
三山さんの話を今回はメインでいろいろ聞いていけたらなと思っております。
ありがとうございます。
宣伝会議賞みたいなコピーの賞に挑戦しようとすると、チャレンジャーの立場としては受賞作を見て、自分だったらどうすればこのコピーにたどり着けるかって考えるの、結構やることあると思うんですけど、そしてすごく大事だと思うんですけど。
僕もこういろいろ過去の作品を分析して、こういうルートで考えていけば書けそうだなっていう道順を自分なりに作ったりして攻略していったわけなんですけど、結構三山さんのコピー、審査通過されてたり受賞されてたりっていうので見る機会が多いんですが、全く道順がわからないなっていうふうに思うことが多くてですね。
それがもう嫌で嫌で、しょうがないというか、構造派としては。ということでですね、まずは三山さんのコピー賞での受賞作およびノミネート作をいくつか紹介させてもらいますね。
松井賞券の積み立て投資のコピー。こちらが直近で、宣伝会議所でゴールドを取られたコピーですね。俺、小学1年生。この小学の文字が、小学生の小学じゃなくて、少ない金額の小学になってます。
他にもサントリーコミュニケーションズのクラフトボスのコピー。社員全員グビ。家電量販店エディオンのコピー。二度見価格。三羽物産の質疑、桜風のコピー。武装式じゃなかったら選ばないようなものを選んでいませんか?とかですね。
あとは、エバラ食品のお家焼肉のコピー。焼肉を手抜きと思わないのはなぜだろう?とかですね。あと最後に1個。CBクラウドという会社のピックゴーというスピード配達サービスのコピー。その発想はなかった。この発想の字が、アイデアの発想じゃなくて、配達の方の発想になっているというコピーですね。
はい。
はい、ということで、三谷さん、やめてください。
名作ばっかりじゃないですか、もう。
はい。
素晴らしい。
まあね、専門会社をやっている方だったら、すごく目にする機会の多いコピー達って感じだと思うんですけど、やっぱり個性派揃いも個性派揃いっていう感じでね。
一応、伏線回収であまりにも怒涛のらしすぎてついてこれてない方もいるかもしれないんで、今の三谷さんの過去の受賞作をオマージュした三谷さんの紹介を冒頭に丸山さんがやられていたということですね。
おっしゃる通りでございます。
そういうことですね。
今まさに三谷さんのコピーとして受賞作を紹介させてもらったんですが、このコピー達をちょっとオマージュして三谷さんのご紹介の前向上をちょっとですね、作らせてもらったという感じになります。
受賞作だけでそれをかけちゃう数がある三谷さんの戦歴もすごいですし、それをあそこまでの文章にした丸山さんにもすごいんで、僕から拍手、お二人に。
ありがとうございます。
もうちょっと勝手にオマージュしてしまってすいませんって感じなんですけど。ただね、まあちょっとね、なかなか困るなっていうコピーの作り方をずっとされておりまして、三谷さんが。
ほう。
というのがまあちょっと類型化しづらいコピーが多いなっていうことをちょっと構造化としては思うわけですね。
というので、三谷さんの中に得意としている技とか考え方の方程式があるのかっていうのを今日は探っていきたいなと思っております。
はい。
まずズバリ聞いちゃうんですけど、三谷さんの中でこういう書き方をしてますみたいな攻略語とか方程式みたいなものってあるんですか?
うーん、そうですね。ないっちゃないんですけど。
ないっちゃない。
なんか、はい、あの、コピーを書こうとしてない気はしますね。
あーもう始まったよ、こういうね。
やばい、僕わかるとか言いかけちゃったよ。危ない危ない。
なんかこうコピーっぽく書こうとか、そうしていくと、まあどうしてもライバルが多いわけじゃないですか、50万とか。
そうなってくると生き残れないんですよね。
なるほど。
やっぱりそっから勝ち残ろうと思うと個性を出さなきゃいけないんですけど、
そうなっていくともうキャッチコピーを書こうとすればするほどその山から埋もれてしまうというか気はするんで、
なるべくこう意識としてはそんなにこうコピーだと思って書く、まあ書くこともあるんですけどもちろん。
まあ書かないようにもしてるっていう感じですかね。
なるほどね。
どうですかマリオさん、参考になることありました?今。
いやー大変参考になりましたね、今のは。
もうこれだからな、これだから感覚型、センス型の書き手の人は困っちゃいますよね。
でも道山さんって今の考えというか思考に至ったのって宣伝会議所を取り組まれて長いと思うんですけど、
結構最初からそういう感覚だったのか、やっぱりやっていく数年間の中で自然とそういうふうに気づかれていったのかというと、
どういうプロセスを経てそういう思考に今なってるっていう感じなんですかね。
本当に今谷口さんが言われたように、だんだんなっていったっていう方が正しいと思いますね。
こうなろうと思って、もしかしたら最初意思を持ってしだしたのかもしれないですけど、
なんかその応募しだした時に、勝てるわけないなぁとは思ってたんですよ、まともにコピーを書いて。
この数から勝ち残る技術もないし、実力も自分ではないなぁと思ってたんで、
なんか違うことをって考えながら、いろいろ考えて、もちろんちゃんとしたコピーも書こうともしながら、両方出していって、
最初に評価されたコピーが二度見価格っていうコピーで、そっからまともに戦いすぎると勝てないなって気がしたんですよね。
応募をまっすぐはちょっと僕勝てるなぁと思ったのから、変化期を投げ始めたんじゃないかなとは思ってますね。
受賞コピーの分析:密山氏のコピーに見る特徴
なるほど、そういうことか。二度見価格があれでしたっけ?
めちがまさんが宣伝会議所にかなり挑戦され始めて、初期というか一番最初。
そうなんですよね。2回目だったと思うんですよね。
その当時ファイナリストっていうのは多分なかったのかな。
で、最終ノミネートっていうのが今で言う3次ぐらいの本数残ったのかな。
そのぐらいの感じで、そこから当時私が選んだ1本っていう審査員が3次以上だったかな。
そこから1つ気に入ったコピーを選ぶみたいなコーナーというか企画があって、
そこで中村忠史さんと前田智美さんが僕のコピーを選んでくださったんですよ。
一応ちょっと補足でご説明をしておくと、
まず宣伝会議所というコピーが今はだいたい50万から60万点ぐらいのコピーライティング、
コピーライターの方が書いたコピーが集まって、
その中で上位30個ぐらいのコピーを協賛企業賞、シルバー、ゴールド、グランプリで集めて決めるというようなアワードになるんですが、
その集まった50万、60万のうちのだいたい1%ぐらいが1次を通過して、
そこからさらに3%、5%ぐらいの確率で2次通過、3次通過っていう風にステップを踏んでいくっていうような審査フローがあるんですよね。
で、その中で当時三沢さんが書かれたコピーが、
だいたい今でいうとこの3次通過ぐらいのコピーとして二度見価格というコピーが残っていたということですかね。
そうですね。エディオンのコピーだったかな。
確かエディオンのコピーで。
本当狭き門ですよね。
こうやって冒頭三沢さんが今活動されているペンギン議員のグループの紹介もありましたけど、
確率だけで言ったらグランプリとかゴールドを取ったメンバーが一緒に何かをやってるって、
×0.00何%×0.00何%だから、
マジなんか普通みたいになってますけど、超すごいことですよね。
でもロジックリーも一緒ですからね。
そうそうそう。なんで自慢しないわけではないんですけど、
やっぱりそういう狭き門を何か抜ける、何かがそこにあるのかっていうのをみんなこう追求してるというか。
あら。自慢しちゃいましたね。
なんかやっぱり自分たちのことを自分で褒めるのは難しいんで、お互い褒めていくっていう。
あー確かに。いいですね。
褒め合いのラジオになっちゃいますけど。
とはいえね、なんかタイプが違うもの同士でそこの門にたどり着いてるっていうのが面白いなと思ってて。
うん。ですね、なるほど。
確かにでも最初のバットに振って当たった時の感覚みたいなものを大事にして、
それをこうなんとか再現性を持たせようとして、同じようなバットの振り方を続けるっていうのはめっちゃあるかもしれないですね。
まさに二度見価格で、最初こう三島さんの中でバットに当たった感覚を持って、その方向に進まれていったみたいなのはすごくシンパシーを感じました。
そうですね。やっぱり自分のなんて言うんですかね、書くみたいなものがまだできていない時だったので、
なんかこれでいいんだよっていうことを審査員の方に教えていただいたような感じですよね。
で、確か前田智美さんの方が、スカットに載ってるんですけど、相手の想像力をバカにしないことみたいなことを書いてて、
それは結構大事にしてますね、今でも。
それめっちゃ大事な言葉ですね。
三島さんのコピーに共通しているのを、何だろうとなると、読者の想像力を信じているというか、そこに対してコピーを書いているっていうのは、通定している考え方としてめちゃくちゃある気がします。
そこがルーツなんですね、それは。
そこが結構大きかった気がしますね。
わかりやすく答えだけを出すのがコピーじゃないんだみたいな、そういう感覚がそこで得られたみたいな感じなんですかね。
そこっすよね。三島さんらしいコピーみたいなのの類型を考えていた時に、
ここから構造型の見方で三島さんのコピーを解剖したいと思ってるんですけど、
密山コピーの類型化:A is not A型と逆のニュアンスの衝突
三島さんの得意技というか受賞されているコピーには、3つぐらい類型があるなって僕は思って見てるんですね。
構造的にですね。
1個はとてもわかりやすいというか、ある意味メソッドとしては取り入れやすいものだなと思ってるんですけど、
例えばECCの英会話のコピーで、話せばわかるが話せないというコピーがノミネートされてた時とか、
あと大和証券の投資のコピーで、お金持ちになれないのはお金を持っているからですっていうコピーとか。
この辺の方程式化すると、A is not Aみたいな型。
ということで、同じ言葉を使ってるんだけど、同じ言葉なんだけど、2個並べて違うよねって言い切るみたいな。話せばわかるが話せないって。
同じ単語を並べてるんだけど、でも意味合いがどっちの単語も違ってて、さらにそれを否定で消してるっていうような。
この類型は一部見られるなと思ったんですね。道山さんのコピーの中で。
この形はある意味取り入れやすいというか。
レトリック的な意味合いとしてはね。
そうですね。レトリックとしては取り入れやすいんだけど、
ここから先のコピーはマジで再現せないなってずっと思って見てたんですけど。
二度見価格とかもそうですが、やってることはわかるんですよ。
やってることはわかるんですけど、商品の値段を比較して、驚いちゃうような安い値段なんで、ぜひ来てくださいねっていうことを訴求したいという時に、
驚いちゃうような値段っていう言葉として、二度見っていう言葉を持ってきたわけじゃないですか。
っていうことまでわかるんだけど、
二度見っていう言葉を、この価格っていう単語にくっつけるためのルートがなさすぎるというか。
思わず二度見しちゃう価格ですみたいな感じじゃなくて、二度見価格っていう漢字語文字に収めるっていう、
この表現のところも、ちょっとそこに行き着くまでの再現性の道筋がなさすぎるというか。
みたいな感じなんで、ちょっとこれは困っちゃうなみたいなコピーなんですよね。
2つ目の方程式化しようとした話としては、出会うはずのない単語の組み合わせみたいな感じってことですか。
そうですね。こっちの方向性は僕が思うに、逆のニュアンスを衝突させてるっていうことだと思う。
特にシャイン・ゼイング・ビーとか、俺小学1年生とかもそうなんですけど、
クラフトボスのコピーがシャイン・ゼイング・ビーですけど、
オフィスのみんなでクラフトボスを飲んだら気分が晴れやかになるよねとか、心が穏やかになるよねみたいな雰囲気のコピーだと思うんですが、
この穏やかさとか、ゆっくりした時間みたいなものと、ある意味リストラとか首みたいな言葉って、
ちょっと対極のニュアンスを持っている言葉とか、緊張感とかネガティブとか。
それを衝突させることで、この元々の意味、穏やかさみたいなものを引き上げているコピーだなと思ったり。
あと、俺小学1年生の方は、「投資ってすごく大人の話で堅苦しい話じゃないですか?」みたいなところを、
小学1年生っていう、すごく子供を想起させるような、あどけない言葉を衝突させることで、元の意味を引き立てるみたいなことだなと思ったんで。
割と技術的には、道山さんが真にされているコピーのネトリックの作り方って、逆のニュアンスの衝突っていうところに最終的には行き着くなっていうのはちょっと思ってました。
類型化としてわかりやすい。話せばわかるが話せないとか、みたいな。
A is not A型も、言ってみれば逆のニュアンスの衝突ではあるじゃないですか。
たしかに。
こう見ると、その話すっていう、英会話を話すっていう行為が、逆の話すっていう意味にも取れますよね、みたいなことで衝突させてるみたいなことだと思うんで。
逆のニュアンスを衝突させるっていうのが、道山さんのコピーの作り方の本界だとは思うんですが、ここではないところで道山さん自身は戦ってるなっていう気持ちもあって、それがなかなか難しいというか悩ましいというか。
掴みどころがないってことですか?
そうですね。俺小学1年生とかだったら、まずその逆を衝突させるっていうことで、小学校の1年生と小学積み立て投資っていうものがダジャレとして繋がるなっていうことがわかった後に、
俺小学1年生っていう子供っぽいセリフに収めるっていうルートに行くかどうかっていうのがちょっと怪しいなと思うんですよ。法廷式がしてたとき。
あと、社員全員首っていうコピーって、社員全員首っていう言葉を元にしてると思うんですけど、そもそもこの社員全員首なんていう言葉別にないじゃないですか。
ないですないです。
塾語として完成されてるけど、別に工事園には載ってないですからね。
そうそうそうそう。
意外とこの社員全員首みたいな言葉って、なんとなく全然みんなイメージできるんだけど、そんなセリフを別にドラマとかでも聞いたことないというか。
ないですよね。
ないのに、なぜかみんなわかっちゃうっていう、このラインをつく、このぶつけたら大きな衝突が生まれる言葉を見つけ出すまでは、ある意味できるかもなって感じさせてくれるところがあるんだけど、
ここまでの遠さだったらギリギリ伝わるっていうのを感じ取る力っていうことに、めちゃくちゃ再現性がないなって思っちゃったんですね、僕。
なので、この社員全員首っていう勧誘句に、勧誘句でもない、聞いたことないんだけどなぜか全員に伝わる言葉みたいなことに、言葉を収めていくみたいな、ここがすごいわからんというか。
道山さんの中でなんでこの言葉が出てきたのかみたいなところを僕は知りたいなと思って。
それで言うと、二度見価格と社員全員首は近いような気がしてて、小学1年生の方がちょっと違うんですけど、最初の2つ、二度見価格と社員全員首は、
ビジュアルから入るコピーメイキング:シーンとレトリックの掛け算
コピーって文字じゃないですか、それを文字の大会だからこそビジュアルを見せたいと思ったと思うんですよね。
だから、要するに二度見価格って、2回見て安いやんみたいな、そんな動きをみんな想像すると思うんですよ。
言葉からビジュアルが浮かぶと思うんですよね。
で、それを社員全員首も一緒で、社員全員がただ飲んでるだけなんですけど、そこを絵として見せたいと思ったと思うんですよ。
で、それまでに多分、もっと長く考えてたと思うんですよ、頭の中で。
人って安いものを見たときに、どういう動きするだろうなーとかいうことを考えてたと思うんですよ。
そこから、でもそれを説明しようとするとだんだん長くなるなーと多分思ってたと思うんですよ。
当時のことを思い出すのは難しいんですけど、自分が考えるとなるとそうだろうなーと思うのは、
因数分解みたいな、どれだけ短くできるかみたいな。
ビジュアルを見せたいんだから、コピー、言葉を見せたいわけじゃないから、
どれだけ言葉を削れるかっていうところを考えていった最終が、挑み価格とか、社員全員首とか。
っていうことなんだろうなーとは思いますね。
なるほど。ちょっとそれ、新発見かもしれないですね。僕の中の三山感の中で。
そう、僕もちょっと意外でした。三山さんって言葉の人みたいな感覚が強かったですけど、
結構見せたい映像みたいなところから言葉を作ってるみたいなプロセスも結構大事というか、そこ深いんですね。
それだけ狙ってるわけじゃないんで、もしかしたら全然言葉でなんとかしようってするところもあるんですけど、
応募が100本できるし、いろんなパターンで出してるんで、多分そっちも出してるんだろうなと思うんですけど、
選ばれた方はそっちだったっていうことですかね。結果論ではあるんですけどね。
宣伝会議賞がコピー1本で勝負するというコンテストだからこそ、そういう視点で考えた三山さんのコピーが結果的に残りやすいっていう構造もあるんじゃないかと思うんですよね。
僕はどっちもやります。どっちももちろんやるんであれですけど、結果としてはそっちが選ばれたなーという感じですよね。
なるほど。それなんかめっちゃようやくわかった感がありますね。
丸山さんがもしかしたらビジュアル進化の考え方にもしかしたら近いかもしれないですね。
ワンビジュアルで見せたいっていうのを、僕はコピーでしたっていうだけで。
なるほどね。
意外とだから、一人島僕なんじゃないか説が今湧いてきてるんですけど。
確かに。2対1の構図になりすぎた。
僕、絵とか浮かばずに言葉で書いちゃってる系なんで、逆に僕はだから出せる幅が。
そういう意味であれなんだろうな三山さんが最強なのは、どっちにも突っ込めることな気がする。
丸山さんが得意な領域と僕が得意な領域は明らかに違うんだけど、そこをかなり軽やかに自由に行き来してるのが三山さんの真の強さなんじゃないかなと。
思いますけどね。
そうですね。引き出しの多さといったね。
っていうところに繋がってる気がするけど。
確かに社員全員組もビジュアルから入ったっていう考え方になると、だいぶ納得しますね。
納得しますねってなんか上からっぽいですけど。
確実に多分読み手の人に同じ映像、同じビジュアルが早期されてますよね。
みんな描いてるものがかなり近しいものにはなっている気がするのにも関わらず、それの文字数が極めて短いっていうことがすごい難しい技術だと思うんですよね。
コピーライティングの本質でもあるというか。
社員全員組も二度見価格も、まず映像だったりシーンの切り抜きみたいなのがあって、そのシーンにレトリック合わせたらどうなるかっていう掛け算だとすると、確かにそれは新しい戦術かもしれないっていうのはめっちゃ思いますね。
再現性があるかというとないかもしれないですよね。
たまたまそのビジュアルを思い描いてこれをコピーできたけども、できないことの方が多いっていう。
それは大事ですね。
それって多分言葉でも同じじゃないですか。
言葉でもこういうワトツセを書きたいなと思って、それにイケてるレトリックがあるかなって探すんだけど、ないっていうことが。
うまいことをバッチリはめるようなナイスな掛け言葉とかビジュアルがないっていうのが99%じゃないですか。
それはなんか僕もめちゃめちゃそうだなと思って。
ただ、その思考実験を絵と言葉っていう組み合わせでやってるっていうのが新しいのかもなと思ってるか。
結構宣伝会議所とかで戦ってると、言葉と言葉でどうやって掛け算しようかっていう思考になりがちだったなーっていうのは今僕も思ってて。
意外と絵と言葉で掛け算したことあんまなかったかもと思ってですね。
絵と言葉というか、絵とレトリック?
確かに。その道筋だと再現性あるのかもって今めっちゃ思いましたね。
もう一回挑戦できないのが名残惜しいですけどね。
残念だな。残念だな。挑戦しちゃった。
それで言うと、さっき例として出させてもらった話せばわかるが話せないとか、お金持ちになれないのはお金を持っているからですとか、この辺は多分言葉とレトリックの掛け算って感じですよね。
そうですね。
ここが多分言葉かけるレトリックの引き出しのところで、社員全員グビーとか二度見価格とか、ここら辺はシーンかけるレトリックの掛け算。
だからたまたまそのビジュアルから、面白くできるかどうかっていうことを考える感じですね。
社員全員グビーっていう言葉がまず出てこないんで、頭の中にはいろんな選択肢があって、たまたまその飲み物を飲むグビーっていう音が頭の中に残りつつ、
この人たちは誰なんだろう、家族全員とか家族みんなとか友達みんなとかいろいろある中で、社員である方がおもろいな、社員全員グビーだとクビっぽくも見えるなっていうところに行き着いたからコピーがまとまったっていう。
そこの起点が社員全員クビーから始まってないっていうところがミソなんだろうな。
確かにね。そこからまずいけないんで。
それを結果表現だけ見ちゃうと、社員全員クビーからいったように見えるから、丸山さんの最初に言っていたここに再現性ないジャンプがどうなってるのかわからないって話なんだけれども、
やっぱそのコーヒーを飲んでグビッと飲んでいる瞬間のシーンを探していって切り取った時に偶然そこと言葉が重なるところが社員全員グビーだったっていう、そういう解釈なんですね。
そうですね。
うわ、すげえ。めちゃめちゃめちゃめちゃわかりやすいですね。なるほど。
総括と今後の展望:密山氏の戦略から得た勇気
怒り収まりましたかね、これで。
そうですね。
もっとイクラしたいですね。
そう解説されると、めっちゃそういう意味では再現性あるなって思っちゃいましたね。すごいな。
今回の総括的に僕も結構宣伝会議賞の取り組み数年やっていて、最終的に思ったのが映像とかビジュアルとかCM的なものを自分でイメージして、その最後に載せるタグラインとかビジュアルに載せるワンコピーみたいなものを考えてそれをコピーだけであえて提出するみたいなことが結構価値筋なんじゃないかっていうのを
思ってたんですよ、数年前ぐらいに。結果僕はCMで卒業することになったので、結果それをCMで普通にやってCMで卒業しちゃったんですけど、朝日広告賞とか別のコンペを僕取り組むときってすごいビジュアルと言葉をセットで考えるんですけど、
宣伝会議賞って100本かけちゃうから、そういう映像を考えなくても手数というか手癖みたいなものでパーってコピーを量産できちゃう分、そういう思考になりにくい構造もあるような気がしていて、一回立ち止まって朝日広告賞とかビジュアルとセットで出すようなコンペだとこのコンペを仮に思って今週の一発を出そうって思って
書くっていうのが結構すごい大事なんじゃないかなっていうのを思ってたので、そこの仮説と今の前田さんがおっしゃっていただいてたことがかなり自分の中でも一致して個人的にもスッキリしました。
よかったです。
面白い。なんか、すいませんでした。センスと感覚の人みたいなこと言っちゃって。
いやいや、そんなことないですよ。センスと感覚でやってます。
いやいやいやいや。めちゃめちゃ緻密に戦略を練り上げて、結構ある意味成功確率の高い定まったルートで考えられてるっていうことが知れて、ちょっと今勇気が出ましたね、僕も。
私なんかこの、考えたものが100%バッチリハマる言葉になるわけじゃないとか、あと社員全員組っていう言葉はナチュラルには出てこないみたいな言葉はめちゃくちゃいろんな人を勇気づけるなと思いました、僕。
なんかあれだけ見るとスッと出たように見えますもんね。
これだけ見ると、まさに芸人の人がフリップにサラッと書いてポーンと出したみたいな、そういう感じを思っちゃうんですけど。
でも確かに1回そのシーンを思い描いて、そのシーンをどう描くかっていう過程があってみたいな。
その手順を踏んでるっていうのが、僕はなんかすごくエポックメイキングだなと思いましたね、今の話で。
そしてその戦い方で背中技術はできるんだっていうのも発見だったというか。
その戦い方がやっぱり独自路線だから、三島さん何度も残られているっていうことでもあると思うんですけどね。
そうですね。
なので、三島さん卒業なんで、この機会にちょっと今惜しげなく話したような感じでもあると思うんで。
三島さんの中に手の内があるということがわかったことが僕はすごく嬉しかったです。
僕の中で手の内と思ってないっていうこともあるんですけどね。
そうですよね。今改めて話してるから、論理的に話してるけど、実際は多分脳の中で瞬間的に起こっているマジックだったりするからっていうのはありますよね。
確かに確かに。
ちょっとそれ引き続き、次回も掘り下げていければと思いますが。
そうですね。ありがとうございました。まずは三島のメカニズムを探る回ということでございました。
いろいろ面白い話がお聞きできたと思いますので、この辺で一旦切りたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございます。
次回も三島さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
エンディング
ロジューラクリエイティブ。
この番組は事業会社とPR会社という広告クリエイティブのロジューラにルーツを持つ2人がテーマを持ち寄って自由に語っていく番組です。
取り上げてほしいテーマや2人への質問を番組概要欄のお便りフォームからいつでも募集しています。
リスナー向けLINEオープンチャット、ロジューラの裏もぜひチェックしてみてください。
こちらも詳しくは番組概要欄で。
それでは次回の配信もお楽しみに。
38:15

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