次は、ファイルの管理方法についてです。
Gemini Notebook、いろいろな形でファイルをアップロードすることができます。
例えばわかりやすい例で言うと、手元のパソコンから資料をアップロードするといった具合です。
この時に別の方法として、Googleドライブのファイルを引っ張ってくることもできます。
手元のパソコンのファイルをアップロードする、もしくはGoogleドライブからファイルを引っ張ってくる。
ファイルの取り扱い方法としては、主にこの2つがあります。
先に結論を言うと、基本的にはGoogleドライブからファイルを引っ張ってくるような形。
こちらに統一することをお勧めします。
つまり、Gemini Notebookではいろいろなファイルをアップロードできますけど、
ファイルの管理は手元のパソコンで管理するのではなくて、
Googleドライブ上で管理するような形に集約するのがお勧めですよという話です。
なぜこういった話をするのかというと、手元のパソコンからファイルをアップロードした場合、
ファイルの最新情報を参照するのが難しいからです。
ちょっとここわかりづらいので、具体例で話していきます。
例えば、Gemini Notebookに毎月の売り上げのデータ、そういったものを渡しているとします。
そして、この毎月の売り上げデータは手元のパソコンで管理をしていると。
月末になって、売り上げデータを手元のパソコンで更新したとします。
でもこの更新はGemini Notebookには伝わりません。
なぜなら、手元のパソコンとGemini Notebookのファイルは同期していないからです。
これの解決策としては、手元のファイルを更新するたびにGemini Notebookにアップロードする必要があります。
こういった作業というのは地味に面倒になってきます。
手元のパソコンのファイルを更新しても、Gemini Notebookには最新情報が反映されないと。
でもこうしたことは、ファイルをGoogleドライブで管理することで解消できます。
今回のケースだと、Googleのスプレッドシート、Excelのようなものですね。
そちらで売り上げの管理をして、最新情報を反映していくと。
そして、Gemini NotebookからこのGoogleドライブ上のスプレッドシートを読み込んでいく。
そういった設定にすると、Googleのスプレッドシートが更新されるたびに、Gemini Notebookにもその最新情報が反映されるようになります。
つまり、Gemini Notebookに渡すファイル、そういったものは手元のパソコンで管理する方法をやめて、
Googleドライブ上で一元管理するのがお勧めのやり方ですよ、という話です。
Googleドキュメント、Googleのスプレッドシート、あとはGoogleスライド、
そこからデータを参照するような形になれば、常に最新の情報が同期されます。
ちょっとここでGoogle公式の説明を引用します。
Googleドライブからインポートしたソースは、自動的に更新され、数分ごとに同期されます。
こうした自動同期の機能が実装されているので、
基本的には手元のパソコンでファイルを管理するのではなくて、
Googleドライブ上で一元管理することをお勧めします。
特に次のような人は、Googleドライブ上でファイルを管理することをお勧めします。
まず一つ目が、情報がよく更新されるファイル、そういったものをジェミニノートブックに渡したい場合。
二つ目が、複数人でファイルを管理している場合。
このような場合は、一人のユーザーが手元のパソコンだけでファイルを管理するよりも、
Googleドライブのようなクラウド上で管理する方が断然便利です。
ただし、Googleドライブでファイルを管理するのも一つだけ落とし穴があります。
ちょっとその点もお話しします。
これはGoogleドライブからアップロードできるファイルについての内容となります。
ジェミニノートブック、Googleドライブと接続することができますが、
どんなファイルでもアップロードできるかというとそうではありません。
私が確認した範囲だと、Googleドライブにある画像、あとは動画、
こうしたものはジェミニノートブックには反映されないです。
なので、画像ファイルや動画ファイルをジェミニノートブックに反映したい場合、
こうした場合ではローカルのパソコンからアップロードする必要があります。
これちょっと面倒なんですけど、ひとまずそういったバグといいますか、
そういう仕様になっているので、この点だけご注意ください。
はい、では次行きましょう。
次はファイルのラベル付けです。
ジェミニノートブックを使っていくと、
一つのノートブックに複数のファイルをどんどん追加していきます。
そういった使い方を行っていきます。
これがファイルの数が10個とか、そのぐらいだったら何も問題ないんですけど、
これが50個とか100個とか、どんどん増えていくと、
ノートブックの中のファイルをどのように管理していくのかという問題も出てきます。
これありがたいことに、Google側でそういった機能を用意してくれています。
それが自動でファイルのラベル付けをしてくれる機能です。
現時点でアップロードしているソースが5個以上になると、
画面に自動で振り分けみたいな項目が出てきます。
これをクリックすると、ジェミニノートブックが自動でファイルを振り分けてくれます。
例えば、とあるプロジェクトのファイル、情報ソース、一つのノートブックに集約をしていると、
そのファイルが20も30もあると、こういった時に自動の振り分けを使うと、
例えば会議資料のラベル、競合調査のラベル、市場調査のラベル、
こんな感じでAIが資料に自動でラベル付けを行ってくれます。
これも結構便利なので、ちょっと管理が難しくなってきたと、そういった方はぜひ活用してみてください。
ちなみにファイル管理に並行してもう一点、
基本的にジェミニノートブックではアップロードしたファイル全てを参照してAIと会話ができます。
この時に参照する情報が多くなればなるほどノイズが混じるようなことになります。
なのであまりにもファイルが多い場合は、参照するファイルをあえて絞るという方法もおすすめです。
先ほどのプロジェクトの事例で話しましょうか。
あるプロジェクトの情報をノートブックで一元管理をしていると、
そこには会議資料や競合調査、市場調査、そういったファイルがたくさんあると、
例えばAIにこの前の会議ってどういったことを話しましたっけと、
会議に関する質問をするときは競合調査の資料や市場調査の資料は不要ですよね。
なのでそうした会議に関する質問だけをしたい。
そういった場合は会議資料のファイルのみ参照するようにしていくと。
こういった時に自動でラベルの振り分けをしておけば、
ワンクリックで会議資料のファイルだけを参照するようにできます。
改めて一旦整理しましょう。
ジェミニノートブックはユーザーがアップロードしたファイルに沿って回答してくれます。
ただしその参照する情報が多いほど、
AIの回答精度が落ちたり、ハルシネーションのリスクも高まってしまいます。
なので質問の内容によっては参照するファイルを絞りましょうというアプローチです。
これは普段私たちが使っているAIチャットでも同じようにイメージできると思います。
質問に関係する情報だけを渡してAIに質問するのと、
質問には関係ない情報も混ぜ込んでAIに質問する。
どちらが回答精度がいいのかは明らかだと思います。
それと同じ考えをジェミニノートブックにもちゃんと反映していくと。
ファイルが10ファイルぐらいだったらあまり気にする必要はないんですけど、
50ファイル、100ファイル、ものすごく扱っている数が多くなってくると、
参照するファイルをあえて絞るという選択肢も意識してみてください。
今回紹介しているファイルのラベル付けの機能、比較的新しい機能です。
ラベル付けの機能知らなかったという人はぜひ試してみてください。
やっぱりジェミニノートブックの強みって、
たくさんある情報や資料をAIの力を使って整理する。これが強みだと思います。
さらに言うとちょうどタイムリーな情報なんですけど、
7月の20日に新しい機能として、コレクションというものが追加されています。
これ何かというと、ノートブックをさらにカテゴリーで分類できる機能です。
ジェミニノートブックの使い方って、
一つのノートブックにいろんな資料、情報をどんどん投げ込んで、
そこで管理をしていくというスタイルです。
ただ人によってはノートブックをたくさん使って管理がしづらいという問題も出てきています。
そこでGoogleはノートブック自体をフォルダ単位で整理できる機能を追加しました。
それがコレクション機能というわけです。やり方いたって簡単です。
ノートブックが一覧で表示されている画面があります。
そこでノートブックの右上をクリックすると、
ノートブックを削除できたり、タイトルを編集できます。
ここに新しくコレクションに追加という項目が実装されています。
ここからコレクション、つまりノートブックをフォルダ単位で管理できるようになります。
こちらもぜひ試してみてください。
はい、では次行きましょう。
次は自分のメモを保存するというアプローチです。
ジェミニノートブックでは、基本的にユーザーがアップロードしたファイルをAIが参照するようになっています。
でも使っていくとこう感じる人も多いと思います。
AIとやり取りをしていく中で、自分の中で生まれたインスピレーション、気づき、アイデア、
そういったものも何かこうメモ帳のようなものに保存をして、それをAIに伝えたいと。
こうした時にテキストファイルにそういった内容を書いて、
それをジェミニノートブックにアップロードするという方法もあります。
でもそういった面倒なことはせずに、ジェミニノートブック上でメモを追加することも可能です。
具体的なやり方でいうと、画面の右側の下にメモを追加という項目があります。
こちらをクリックするとメモ帳のような画面が開くので、そこにアイデアとか気づきとか、
そういったものをメモしてジェミニノートブックに渡すことができます。
やるべきこととかタスクリストなんかを書いて渡してもいいと思います。
こんな感じでメモ帳なので、アイデア次第でいろいろな使い方ができると思います。
はい、では次に行きましょう。
次は足りない情報をAIに質問させるというアプローチです。
こちらの別のポッドキャストのエピソードでも話したと思うんですけど、
フリップドインタラクションパターンというプロンプトテクニックの一つでもあります。
これどういったものかっていうと、
AIに指示をする時って人間の指示の抜け漏れってよくありますよね。
人間が認識していない指示の漏れ、背景情報の漏れ、そういったものはよくあります。
で、それをAIに逆質問させて情報を充実させるというテクニックです。
タスクを遂行する前に、このタスクに必要な情報があれば私に質問してください。
情報が十分揃ってからタスクを遂行してくださいと。
こういったAIに足りない情報を逆質問させるこのようなテクニックを使うケースは、
ChatGPTやGeminiのようなAIとチャットする時によく使われるテクニックです。
実はこうしたAIに逆質問させるテクニックはGeminiノートブックでも使えますよという話です。
つまりGeminiノートブックに対して、今私このような資料をあなたに提出しましたよねと、
私はこうしたタスクを実行したいんです、プロジェクトでこういったことをやりたいんですと、
今私が提出している資料で不足しているものがあれば教えてくれませんか、私の方で揃えますので。
こういった感じのやり取りをすることで、Geminiノートブックがこういった資料が不足してますよと、
これ揃えたらもっと良くなりますよ、こういった提案をしてくれます。
ちょっと具体例で解説しましょうか。
私のノートブックで説明すると、ちょっと以前も話したんですけど、
竹から1枚の板を製造するような内容について資料をまとめて、それをGeminiノートブックに渡しています。
結構な量の資料を渡したと思うんですけど、竹から板を製造するの、私自身初めての経験なので、
どのような資料が足りないのかというのは把握できていません。
なのでGeminiノートブックにこのように質問しました。
竹から板を製造する一連のプロセスについて資料をここまで集めましたと。
反対に、この資料だけでは足りない情報や、こういった資料があればもっと良くなるような情報はありますかというように質問しました。
するとGeminiノートブックはこのような回答をしました。
現状の資料は竹から板を製造するプロセス、強度、接着剤の試験の結果を網羅しており、基礎的な理解をするには情報は充実していますと。
一方で、より実用的に発展するためには、次のような情報や資料が不足していると考えられます。
そしてGeminiノートブックは不足している資料を列挙してくれました。
つまりここで何が起きたのかというと、私が提出した資料、それをAIが全部把握して、
その中から私が達成したいタスク、目的に応じて足りない資料をAIが指摘してくれるというわけです。
そしてAIはこのように続けてくれました。
もしよろしければ、これらの不足している情報について、インターネット上で新たな資料を検索して追加することも可能ですと。
数分程度時間はかかりますが、ディープリサーチを行うこともできます。
よろしければ実行しましょうかと。
で私は、じゃあお願いしますと。
足りない資料をAIに集めてもらうように指示しました。
ジェミニノートブックではこういった使い方もできるので、
AIに逆質問させて不足している情報を指摘してもらう。
そして集めてもらう。
そういった使い方もおすすめです。
はい以上がジェミニノートブックを使う上でのコツです。
いろいろ紹介してきましたけど、一番の近道は実際に触ってみること。
そして業務の中に組み込んで使ってみること。
これがジェミニノートブックを理解するための近道だと思います。
はいそれでは今日のポイントをまとめます。
一つ目に、ジェミニノートブックのファイル管理は
Googleドライブで行うのがおすすめです。
情報を更新した場合、その更新がジェミニノートブックに反映されます。
二つ目、AIが参照するファイルはあえて絞るというアプローチもおすすめです。
特にノートブックで管理しているファイルやソースが多くなった場合は効果的です。
最後三つ目、タスクを遂行するために足りない情報、ファイル、
そういったものをAIに指摘してもらうアプローチもおすすめです。
AIに逆質問させるというテクニックはジェミニノートブックでも使うことができます。