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この番組は、チャットワークを創業したパワーエンジェルスの 山本敏行さんから、起業3回目の古ちゃんが、山本さんのIPOまでの知識や経験を引き出し、自ら上場へとチャレンジしていくポッドキャストです。
こんにちは。チャットワーク創業者で、パワーエンジェルスCEOの山本です。よろしくお願いします。
お願いします。パーソナリティを務めます。3度目の起業家、古野光太朗さんです。
ロードトゥIPO第39回目となりました。山本さんよろしくお願いします。
はい、お願いします。
じゃあ、いつもやっている、先週の1週間の振り返りということで、古ちゃんからお願いします。
はい、そうですね。僕は、前も何か違って言ったかもしれないですけど、インドに行ってきて、
ちょっと何かやりたいことがあったんですけど、
名前は出してもいいんですけど、出さない方がいいポイントだったので、AIの研究室の一プロジェクトとして行ってきたというところになっております。
結構感想とかがいっぱいあるので、どういうふうに説明したらいいか、ちょっとのどかしかったりはするんですけど、
ちょっとサイレンが入ってしまっているんですけど、感想として一番最初に、
これは個人の感想、インド関わらずなんですけど、やっぱり英語を話せないといけないなっていうところを、
より一層強く感じたという形になっています。
なるほど。インドやっぱりIPすごそうやった?
そうです。
そもそもインド工科大学っていう大学があって、それが確か23校ぐらいあって、そこが基本的には技術系のところを学べる大学。
そもそもそういう数が多いところであったり、倍率もめちゃくちゃ高いっていうところを聞いたので、
やっぱりそういう技術的なところをやろうと思って、
インドってそもそもカースト制度があって、なかなかそのカースト制度が一応廃止にはなったんですけど、
カースト制度自体は覆らないっていうところがあったんですけど、
でもやっぱりITとかだと技術力勝負の世界になるんで、結構そういうカースト制度があって、
そもそもそういうカースト制度があったんですけど、
インドってそもそもカースト制度があって、なかなかそのカースト制度があって、
廃止されたカースト制度をいかに覆せるかみたいなところで、
結構そのカースト制度的にあんまり高くないようなところの人たちとかが結構頑張って、
かなりITでいい世界、いいラインに食い込んでいくみたいなところがあるらしいので、
そういう文化的な背景もあって、ITが栄えているっていうこと、
またシンプルに大企業とかがいろんなIT学生の支援とかが結構入ってきてたりするんですけど、
いろいろといろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろ、
シンプルに大企業とかがいろんなIT学生の支援とかが結構入ってきてたりする、
日本の企業とかも結構入ってきてたりするので、
そういう文化的なところとそもそも外資が流れてきているというところで、
IT市場が結構発達しているというような感じを感じました。
なんかインドだったらアメリカとちょうど時差が真逆ぐらいで、
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英語がちょっと発音はすごい聞き取りにくいけど英語ができて、
開発とか理系の人材がすごい排出されつつ、
GoogleとかマイクロソフトのCEOは今インド人っていうところもあって、
人材の排出っていう意味ではすごいなと思いつつ、
インドのマーケット自体はどうなんだろうね、マーケットとしてのインド。
そうですね、マーケットとしてのインドは、
僕もそこまで解答高いんじゃないけど、結論は多分難しいっていうところがある気がしていて、
やっぱり理由として、これは経産者の方がおっしゃってたんですけど、
結構地域ごとにかなり特性があるということで、
僕たちはインドインドって呼ぶんですけど、
インドもアメリカみたいにいろんな国が乱立しているぐらいに思ったほうが良くて、
地域によって文化的な背景も全然違うし、
結構宗教的なところも違ったりするっていうところで結構違いがあるっていうところと、
また貧困層と富裕層でかなり二極化しているっていうところがあるっていうので、
これはうまくやれば把握できそうなんですけど、
貧困層に関してビジネスするのはなかなか難しそうなので、
富裕層に関してするのは少しあるんじゃないかっていうところをおっしゃってたので、
マーケットとしては意外にしっかり理解がないと、
なかなかそこに進出していくのは難しそうなところを感じたという形ですかね。
なるほど。
そんな感じでやっております。
横本さんは先週どんな1週間でしたか?
先週は本当のスタートアップ関係者にとっては結構忙しい1週間で、
日本スタートアップ支援協会の東京のイベントがあり、
そこからSUSHITECが2日間あり、
その次の日は自分たちがやっているイベント、
経営し関西エンジニアコミュニティというイベントが関西であったということで、
週5日のうち4日間がイベントだったので結構バタバタだったんだけども、
その1週間どうだったかというと、
僕にとっては面白かったとすれば、
SUSHITECはさすが東京がやったらこんな規模だなというのはありつつ、
サステナブルメインのイベントなので、
直接投資とかそういったところには繋がりにくいなというところはありつつ、
アンバサダーがやっていたので一応参加してきました。
その隣でやっていたJapan Startup Expoみたいな、
さんさんがやっているやつの方がスタートアップっぽくて、
そっちも行ってそういう感じでと、
成田さんとか堀江さんとかのコメントもちょっと軽く聞いてみたという感じです。
僕の中で一番面白かったのは、
SUSHITECの東京が本気で世界中の人たちを読んで、
スタートアップで進んでいる国施設の責任者とかをどんどん東京に集めて、
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アジア最大級のスタートアップイベントだってやってたんで、
そのスピーカーと飲みに行く機会があったりとかして、
フィンランドとシンガポールとフランスのスピーカーと飲む機会があったのが、
僕にとっては結構面白くて、それぞれの地域で頑張っていて、
どういう違いがあって、
彼らも日本に来ているから日本に関心を持ちながら話を聞いてくれるので、
こういうのをもっともっと増やしていきたいなと思った1週間でした。
いいですね、そこのグローバル感が、
僕もSUSHI TECH WITって言わされたサークルで、
確か一部出展みたいな形で軽く出展させていただいて、
そこはグローバルを巻き込んだイベントを東京都とかがうまくやっているのが、
めっちゃ素敵だなというか、
より一層グローバルに手を出していきたいなと思いました。
目の前は小池さんが、小池都知事が通り過ぎていったりとか、
ありとあらゆる有名人が目の前にいるみたいな感じでしたね。
大規模ですね、ありがとうございます。
僕もそういうグローバル系のイベントがあったら今後参加して、
とりあえず英語で商談できるレベルまでを頑張ろうと、
今回のインドサビでも思いました。
はい、じゃあ本題いきますか。
はい、今回の本題のところなんですけど、
ニーズの仮説検証をどうやってするのかというところを聞いてみようと思っております。
もうちょっと内容を具体的に言うと、
実際に山本さんがチャットワークであったり、
それ以前にもいろいろスモールビジネスでビジネスされていたと思うので、
そこのニーズ検証の部分をどのようにしていたのかというところを教えていただきたいなと思っております。
ここの背景のところで言うと、
ビジネスアイディアを何か持っているよっていう学生は結構ちらほらに対する、
その人と僕の採用面接、WITの採用面接とかでいろいろ面接する機会があって、
ビジネスアイディアを持っているっていう人がいるんですけど、
ちょっと深掘ったら解像度が荒かったりするなっていうところが結構印象として感じたので、
そこの検証のところについてちょっと深掘っていければと思っているというのが今回のテーマになっております。
はい、わかりました。
お願いします。
え、僕が話していくのなんか、ニーズ検証について?
そうですね。
分かりやすく言うと、学生の頃から僕もビジネスやってますけど、
ニーズ検証とか、PMFなんて言葉は当時もちろんなかったし、
リーンスタートアップとかそんなとてもない状態、そんな話を聞いたこともない状況で、
どうやってビジネスを始めていったかっていうと、
やっぱりね、自分がペインに感じていない、自分が体験していないことでビジネスのニーズを見出して、
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そこでビジネスにしていって勝ち上がっていくっていうのは基本的に難しいかなと思っていて、
僕もニーズ検証なんかしたことないかも。
ビジネスは、俺が欲しいからみたいな。
欲しいってことは、俺と同じような環境の人が欲しいだろうっていうのがスタートで、
高校生から始めて大学生くらいからちゃんとしたビジネスになったのは、
当時は検索エンジンがたくさんあって、どうやって自分のホームページをたくさんの検索エンジンに乗せてアクセス増やすかっていうのを、
自分が欲しかって、自分がそれを解決した。
それは、同時にたくさんそういったホームページを持っている中小企業が出てきてたから、
そういった人たちも同じニーズがあるだろうということで、
それはサービス提供をしたりとか、
その後もSEOとか売上アップ支援みたいなところも、
自分たちが売上を上げるためにどうしたらいいかっていうのをハックしてきたところを、
皆さんにサービスとして提供していったり。
社員数が増えてきたら、
どういうふうにそのITを活用して業務効率を上げるかということを徹底的にやっていたので、
逆にこれビジネスになるかもということで、業務効率支援に入っていった。
その後、チャットワークにちょっとだいぶ飛ばして、
チャットワークに行くときも自分たちでスカイプチャットをずっとビジネスで使っていて、
それだとこういう不便な点があるし、
チャットの良さっていうのは実体験してたからチャットワークを作った。
例えば、僕たちは本当は当時30人ぐらいでチャットワークを作って、
僕上場前で100人ぐらいになって、
それで大企業にもどんどん売っていかないと売り上げ上がらないから、
大企業に売っていこうってなるんだけど、
大企業に就職したこともないから、
大企業のニーズ、大企業でこうあったら絶対刺さるよねっていうポイントが、
分からないよね。
大企業に売りたいのに、大企業が欲しいものが分からないから、
セキュリティ強化した方がいいよねとか、想像できるんだけど、
なんか大企業だと結構、僕ら中小企業で社員満足度日本一とか取ってるから、
整善説で考える。
社員は悪いことする人いるかもしれないけど、
基本的には悪いことしないだろう前提で機能をつけたりする。
でも大企業だとやっぱり街みたいな感じなんで、警察というかね、
悪いことする人が出てくるだろう前提の整悪説で、
やっぱりシステムの導入とか考えるみたいで、
例えばこういうワードを誰かが投稿したら、
それを通知が管理者に来て、
そういうキーワード監視機能とか欲しいとか、
僕らはそんな機能をつけたら、
社員が自由に発言できなくなるから、
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そんな機能をつけたくないってなると、
大企業としては採用できなくなる。
あとは管理者が全員のチャットの中を覗けるようにしてくれるとかね。
そんなことしたら、
一対一のチャットでパスワードのやり取りとかもしてるかもしれないところを、
誰でも覗ける、管理者は誰かが覗けるってなってしまったら、
別のツールでやり取りしたりしますよとかってなるんで、
そんな機能を絶対つけないっていう方針なのね。
そうすると、大企業は、
じゃあそれはうちでは採用できませんってなるんだけど、
思想が全然違うわけ。
でも大企業によっていったら、
売上が絶対上がるんだけど、
大企業にいたこともないから、
そもそもニーズがわからない。
それを検証しようとしたっても、
大企業の中にいた人の方が絶対強いから、
それをそこに検証して勝ちにいけるかっていうと、
なかなか難しくて、
やっぱり検体験っていうのがすごい重要。
だから学生でそういったニーズ検証とか、
ビジネスの改造度が低いって言われても、
それはもう普通です。
それで言うと、山本さんは学生の頃からビジネスをされて、
C向けというか消費者向けというかは、
企業向けに提供されてたと思うんですけど、
そこの大人が運営してる企業については、
自分が会社を運営してたからある程度改造度が高かった
みたいな認識なんですか?
中小企業になってきていたから、
中小企業はこういうところ困ってるよねとか、
あとは経営の勉強で、
いろんな経営者と1年で1000人以上会うっていう
研修とかも参加してたんで、
その人たちのニーズをめっちゃ聞きながら、
ちょっと先の組織の大きさだったら、
これぐらい感じる、こういう感じなんだっていうのを
身近に感じながら、
自分のちょっと先ぐらいなんで、
いきなり大企業とかって全然違うところになったら
やっぱりきついなと思うのと、
あとは学生で成功してるっていうのはタイミングとか、
タイミングもまさに自分のこの中で、
バイトスポットでみたいな、
ああいうのはやっぱり大きくなってるけど、
学生がまさに自分が体験できるニーズだよね。
はい、間違いないです。
確かにそうです。
それと言うと、僕もVCからフワッと聞いた情報なんで、
確かかわかんないですけど、
学生は、消費者向けというか、
C向けの授業の方が合ってるみたいな話を聞いて、
それこそタイミンの小川さんとか、
あとはデリーの堀江さん、
クラシルっていうサービスをしてる方とかも、
確か学生企業で、
いわゆるコンシューマー向けのサービスをやってるので、
確かそれで企業に対する解像度が低い学生は、
改めてそういうコンシューマー向けの方が、
向いてるケースが多いのかなっていうのを。
ユーザーとしての気持ちがわかるもんね。
自分が使う側だから。
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確かに。
そうですね、確かに。
でも、そうですな。
個体勘違いなんですけど、
僕の場合でも結構、
B向け、法人向けに何かしてる、
僕含めなんですけど、
やってる人もいたりするので、
そこら辺は確かに。
なので、B向けにする場合は、
やっぱり今みたいなね、
AIとかでも上場企業が、
テックワーカーの講座を受けてくれたりするのは、
新しい技術、新しいトレンドになってくると、
企業がまだ追いついてないんで、
先に追いついてる人、
それが別に誰であろうと、
話聞かせてくれと。
でももう成熟しているものだと、
自分たちでわかるし、
そういう専門家がすでにもいたりするので、
学生だと立ち打ちできなくなるけど、
だから本当だから、
新しいトレンドにしっかり乗っかってっていうのは、
学生としてはありかなと。
ただそれは一時的なブームみたいなもんなんで、
インターネットは、
ホームページが生まれてきた、
僕が大学生だった頃みたいな、
今のチャットGPTはじめとする、
生成AIの波っていうのは、
そのブーム以来の新しいブームで、
大人がついていけない、
どうしていいかわからないってなってるので、
20年以上ぶりの、
学生にとってのチャンスが僕は来てると思うけどね。
だって会社つくって1ヶ月で上場企業の自重取れるなんて普通ないから、
そこのブームはしっかり波に乗って、
その波が来てる間にしっかりと、
その先の5年10年先につながるようなビジネスも作ると。
間違いないです。
そうですね。
僕も頑張ろうと思った。
実際確かに僕の前でも生成企業家みたいな人が結構出てきたりするので、
そこは確かに新技術が、
Web3の時もそうだった気がするんですけど、
Web3はちょっと波的に大きかったかどうか、
僕は分かってないですけど、
そこもやっぱり学生が結構乗っかりにいってるなと。
そうね。
Web3は完全にそういう、
まさにそういう波だったけど、
Web3とかブロックチェーンとかは、
やっぱりどうしてもちょっと、
うーんっていうのが多かったけど、
生成家に関しては本当にビジネスで思いっきり活用できるので、
もちろんダオもビジネスで活用できるんだっていうのはあるかもしれないけど、
ちょっと違ったなみたいなところはあります。
生成家に関しては本当に使えるので。
ご説明ありがとうございます。
仮説検証のところで改めて聞きたいなと思ったのが、
さっきのPMFっていう言葉も出たと思うんですけど、
たぶんある程度仮説検証をして、
しっかりニーズが刺さるってなったタイミングがPMF、
PMFの定義がちょっとあやふやなんですけど、
どのタイミングでこのサービスに自信を持つようになるんだろうって気になる。
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たぶん自信を持つようになってから僕のイメージだと、
しっかりお金を入れて、
どんどんそのサービスをもっと広く広く広げていきましょうっていう、
そういうお金をバンバン入れるタイミングが後々来ると思うんですけど、
そのタイミングになる時っていうのは、
いわゆるPMFのタイミングを聞きたいんですけど、
そのタイミングがどういう感じで、
その通りじゃなかったかもしれないですけど、
言葉としてはなかったかもしれないですけど、
どういうタイミングだったのかがもしあれば教えていただきたいなと。
どっちかっていうと、
ここまで来たからこんだけ突っ込もうというよりも、
自分の中でこれだって閃いて燃えてるわけよね。
燃えてる時にとにかく仮説検証というか提供を僕はしちゃう側だけど、
すぐサービスとして提供しちゃうんだけど、
一番のポイントは、いかに致命傷となる、
死なない、会社が死なないようなスモールでやるかっていうのがやっぱり重要で、
やっぱり今でも僕は何か新しい始める時に、
必要最低限の最低限でしか新しいところにはお金は突っ込まないけど、
早くそれを出して早く検証していけるなと思ったらまたちょっと足してちょっと足してっていう感じで、
とにかくアラブの世界から何でイノベイティブなものが生まれないかっていうと、
お金が有り余ってるから、
今サウジアルバムすごい何千丁の建物建てようとしてるけど、
頭いっちゃってんなっていうところ、
それでもお金が湧いてくるわけやから、どうぞご自由にって感じたんだけど、
やっぱりその制限の中でいかに生み出すかっていう、
制限がないとやっぱりいいものって生まれないなと思ってて、
日本もやっぱりね、技術が強い国なのは、
資源があんまりない国だからっていう制限があるから生み出さざるを得ない、
っていうところがやっぱりあったっていうのが放送してるなと思ってるんで、
とにかくいかに制限の中で死なずに、とにかく死んじゃいけないと、
かすり傷は全然いいんで、骨折ぐらいは全然いいんだけど、
柿から落ちてしまうようなお金の使い方、チャレンジの仕方はせずに、
小さく小さく小さく、早く早く早くっていう感じのイメージかな、
それはもうどこでも言われてるから当たり前のことなんだけど、
でもなかなか実際できてるかっていうと、結構みんな、
開発費用500万ですね、1000万ですねって結構突っ込んじゃうんで、
いやいやもうGoogleフォームでいいからみたいな、そういうの普通あるよね。
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そうですね、それで言うと確かに間違いなく小さく検証していくのは大事だなと思いつつ、
逆に資金を調達したときには、ある程度しっかりお金を使っていかなければいけないと思うんですけど、
そういうときはどういうふうに使っていかれたんだろうっていう、
例えばチャットワークのときにガッと調達したタイミングがあって、
ある程度突っ込まざるを得ないというか、突っ込まないといけない状況のときは、
どういうふうにお金を使ってたのか、使ってた方がちょっと気になりました。
そうですね、全部自己資本でやってきましたから、
チャットワークができて資金調達するタイミングっていうのは、
チャットワークリリースして4年経ってた、5年ぐらい経ってたときなんで、
ユーザー数100万人超えててみたいな、
ブーストするために3億円調達したけど、3億円調達したお金、
僕たちも今は戦い方変えないといけないなって言って、
採用の仕方を全然変えて、一気に採用して、
マネージャーとかより優秀な、給料高い部下を採用するような採用をバンバンして、
大失敗したもんね。
結局3億円あったけど、ほぼ3億円は失敗したから。
採用にバンバン使って、一気に採用して、
その採用した人たちは翌年にはほぼ誰もいなかったからね。
だから、組織がぐちゃぐちゃになり、お金はいっぱい使い、
ずっと成長してたけど、その成長角度は別に上がらず。
3億円調達したということで、当時は3億円って大きかったんで、
ニュースやったりとか、アメリカのテッククランチ.コムに取り上げてもらったりとか、
そういうPR効果はあったと思うのね。
こいつらスタートアップとしてすごいやっていくぞっていう風にPR効果はあったけど、
内部はぐちゃぐちゃになった。
浮き足立った感覚というか、今までよりも急にお金をガッと使うようになって、
実態のないというか、身のないことをやってるなという感覚はあったんですか?
それとも、結構戦略を立ててしっかりやってたみたいな感じなの?
いや、それまでは毎月、半月黒字赤字をギリギリ繰り返しながら、
最大でも月500万ぐらいしか赤字になったことなかったのに、
VCから全然お金使ってませんねって言われたんで、
僕たちのお金の使い方は、ボクサーの計量前のような生活をずっと10何年間してきてるんですと、
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未来と人には投資するけれども、無駄なお金はコピー用紙1枚使わない、
コピー用紙とかもそもそも紙置いてない会社だけど、
使わないぐらいの勢いでやってるんですと、
それがもう食べ放題、ガンガン食べていいですよ、
もっと食べないんですかって言われたら、いくらでも食べれますよっていう形で、
今までやったことないようなサイエンス、
今までは新卒から着実に育っていってとか、
中途でも本当にうちにマッチングするかとか、
社風とかすごい大切にしてたから、
それを大企業の優秀な人材、リクルート出身、DNA出身みたいな、
上の方の人たちを高い給料で人材紹介会社使って、
今までは必ず面接採用じゃなくて、
面接、面接、面接採用じゃなくて、
うちは面接して体験入社っていう、
必ず5日間の入社をしてもらう、
お見合い、結婚じゃなくて、
お見合い、同棲、結婚っていう、
同棲を挟むっていうのをやってたけど、
そういう優秀な人たちだから、
同棲とか挟まないと入社できませんっていうのは、
飛ばした方がいいよねって言って、
今までのやり方を変えたわけです。
そうしたらもう最悪やったね。
それでも会わないし、給料高いし、
入ってきたら大企業出身だから、
こんなもんないんですか、あんなもんないんですか、
いやないのがスタートアップですと、
それが不浸当みたいなもんですと、
なのに、いやもうこういうオーブンとかキッチンの
グッズがないと料理できないんですよねみたいな、
いやいや魚釣るところからやるのがスタートアップなんですよ
みたいな感じだけど、そのツールじゃないとできないんだったら
そのツール導入しようかってなったら、
そのツール月50万円ですとかね。
また採用するぐらいのツールがないとできないなと。
じゃあもうそのツール入れたわけ。
入れたけど、結局全然大した結果出ず、
もうその人もそのツールも終わりみたいな感じになって、
結果そうやって入った人たちが1年後にはほぼいなくなって、
結局どんな優秀な人でもやっぱり体験入社を挟むっていう、
超忙しい人だったら2日間無理でも1日でもいいから体験入社をして、
それで入ってもらったらまたミスマッチが減っていくみたいな、
1年間したもんだして元のやり方に戻して、
でもそれでも優秀な人は入ってくるように、
入れるような体質はできたんで、
外部からどんどん入れるっていうのをやった。
2年間はぐちゃぐちゃになったんで、
やっぱり自分たちの想像以上とかキャパ以上のお金が入ると、
サウジアラビアみたいなことをしちゃうっていうことです。
なるほど。確かに資金調達しても結構お金をすぐ使っちゃって、
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結構使い切れそうなタイミングで急に危機感を感じて頑張るみたいな話も、
他の企業から聞いたりしたことがあったりするんで、
やっぱりお金をその使う、調達したらすごいみたいなニュースに結構なる、
今のVC界隈ってアストラトップ界隈とかもなるんですけど、
やっぱりその使い方とかの方が結構しっかりしないと難しいなって感じました。
学生が大きく調達しちゃうとやっぱり使い方わかんないんで、
とはいえ使わないと、使わないのって言われるから、
使っていいんですかって使ってたらなくなりました、
あーダメだねー、使わなきゃみたいな、
いやいや、使っていいって言ったじゃないですか、
こんな使い方していいとは言ってないよ、みたいなそんな感じ。
あんまりVCが参考になるかどうかみたいなのを、
最近ピーター・ティールが書いたゼロというものを読んでて、
僕は言ってないですけどピーター・ティールが書いたのはほとんど参考にならないみたいな、
色マスクとかもよく言ってたりするんで、
これでもやっぱり本当にVCって結構すごそうに感じますけど、
別にそんなにアドバイスを聞くぐらいで、
実行はやっぱり自分で考えるべきだなって思います。
VCの方も色んなお金じゃないんでね基本は、
投資してもらったお金を投資してるんで、
やっぱり自分のお金で手元資金を投資してる人の意見の方がやっぱり、
本気だよね、自分のお金だってわかるから。
VCから参考にすべき情報としては、
他の会社とかどうしてますかってそういう事例はいっぱいしてるけど、
実践的なアドバイスっていうのは、
もちろん彼らもリターン返さないと怒られるから、
アドバイスするかもしれないけど、
一つのファンドあたり二、三十社は投資するんで、
彼らも二、三十人の一部多再生みたいな状態なんで、
その中で一番行きそうなところに集中して、
ダメなところはどうでもいい、ちょっとおかしいですけど、
一ホームランにヒットって言われてるんで、
一つの大きな上場、二つのプチ上場か、
M&Aがあれば彼らはファンドとしてはリターン出せるんで、
だから一ホームランのところに集中して、
残りは死んでも別に痛くないっていう、
それダメやろっていうのがパワーエンジェルスの考え方で、
エンジェルにもファンドに入れるというよりも、
一社一社自分で入れるリターンを判断してもらって、
自分で入れたところはエグジットまで持っていきましょうよ、
っていうコンセプトにしたのはそういうところかな。
それいいですね、これまた本の情報なんですけど、
何本か忘れちゃったんですけど、
責任の所在を明確にすることが原動力につながるみたいなのが書いてあったので、
確かにそういう自分でしっかり入れて、
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もしうまくいかなかったら自分が損をするっていう状態なのは、
構造上結構健全なのかなっていうのはちょっと思いました。
いいなと思いました、ありがとうございます。
そろそろお時間が来たので今日は終わりにします。
これからも若手企業家のための情報発信をしていきますので、
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それではまた来週。