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2023-09-11 08:40

694.よーく考えてみたら、その悩みを抱えたままでいるメリットもあったりしない? from Radiotalk

季節が変わって心理カウンセリングのご予約も増えています。カウンセリングの中でよくお悩みとして挙げられるのが「○○ができない」ということ。でもできないことにも自分にとってのメリットがあるケースが多いもので、それに気がつかないといつまでも堂々巡りになりがちなんです…

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で694回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバーサバーサ届いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分も変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の木澤のりさです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、私はスタリストでもあり公認心理師でもあるということで、ファッションの悩みを聞いてスタリングをするだけではなくて、心理カウンセリングだけ単体もやっているんですよね。
ここ数日、心理カウンセリングの方のご予約がパタパタと続いてまして、暑かった夏がちょっと一段落して疲れが出る頃でもあるので、体の疲れが出る時ってメンタルにも疲れが出やすいので、そういう時期なのかななんて思いつつ、いろんなクライアントさんの話を伺っているんですけども。
今に限らず、何かができなくて悩んでいるっていう悩みってすごく多いんですよ。これは心理カウンセリングでもそうですし、パーソナルスタイリングでもそうです。何かができないっていう自分に悩んでいるっていうご相談ってすごく多いんですよね。
でも、今日お伝えしたいのは、何かができないっていうことは、裏返すと何かができるっていうことなんだよっていう。というのも、ここ数日のクライアントさんでそこに気づいてもらった結果、トトトトンといろいろ分かってきたことがあったっていうケースが結構続いたんですよね。
で、やっぱり何かができないっていう言い方をしてしまうと、それが欠けている部分だったり、何か埋めなければいけない欠損のように感じてしまうんですけども、何かをやらなかったっていうふうに言い換えると、途端にそれは自分がこの自分の人生を生き抜くために選んできたことっていうふうに聞こえませんか。
で、実質そうでしたよねっていうケースがすごく多いんですよ。で、こういう考え方を心理カウンセリングの世界では、機能分析って言ったりします。機能分析っていうのは、クライアントさんの何かこう悩みにつながるような行動っていうのは、実はメリットがあることも多いんだよっていうそういう考え方です。
で、そのメリットがあるっていうことは、その悩みになるような行動とか考え方の癖を当然やめないんですよね。でもそのメリットにその本人自身が気づけていないから悩んじゃうっていうこと。逆に言うと、この悩みを生む行動、考え方の癖、何かができないことも含めてには、こんなメリットがあったんだっていうふうに気づけると、まず自分を認めることができますよね。
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なんだ、自分は欠けてたんじゃないんじゃ。これは、これができないってこと自体も自分の大事なスキルだったんじゃないか。能力だったんじゃないか。これを認めることで、やっぱり自尊心とか自己肯定感がグンと高まるんですよね。
ですし、それが現実なので、現実を正確に把握することで、より問題へ対処しやすくなるということもありますので、この機能分析っていうのはすごくよくやるんですよね。そのメリットを把握した上で、それでもやっぱりその行動をやめたいとか、それでもやっぱり何かできないことをできるようになりたいときには、じゃあそのメリットと引き換えに何が手に入るんだろうねっていうことを考えながらやっていきましょうねっていうのが、こういったアプローチを取るわけなんですね。
例えばですね、心理カウンセリングでいうと、うちのクライアントさんの事例にならないように、ちょっとこうフェイクを入れつつお話ししますけれども、例えばこういう方結構いるんじゃないかな。周りの空気を読みすぎてしまって、自分はちゃんと自己主張ができないんだと。
それより職場でもプライベートでも困ってる。むしろ自己主張ができないだけではなくて、もはやこれがしたいみたいな自分の意思もあんまり浮かんでこないんだよね、みたいな人結構いるんじゃないかと思うんですよね。
こういうのももちろん、もともとの性格だった。もともとそんなに自分で自発的にこれがしたい、あれがやりたいっていうふうに思い浮かばないっていう方ももちろんいますよ。なので、もともとの性格である場合もありますが、でもそういう性格に自分がなることで自分の心を健康に保って生き抜いてくることができたんだっていう人もいるわけです。
例えば、家庭内にすごく自分より主張が強い人がいて、その人の体の圧が強くて、その圧を受けながら生き抜いてくるためには、自分自身に強い主張があると、やっぱりそれが対立になってしまって、ぶつかってしまって、家庭内の安全が脅かされるので、それを自分の主張をしないことで。
引いては、その主張が思い浮かばないような形にすることで生き抜いてきたんだよっていうケースも結構あるんですよね。
同じように、例えばファッションで言うと、おしゃれが苦手で全然やってこなかったよっていうのも悩みとして、うちにパーソナルスタイリングの方にご相談くださる方すごく多いんですけども、
でも、じゃあなんでおしゃれが苦手だったかを紐解いていくと、みんながおしゃれのやり方を試行錯誤しながら身につけてきた若い時期に、何か別のこと、それは部活であったり勉強であったり、いろんなスキルを身につけることであったり、いろいろですけども、
別のことに熱中していた結果、おしゃれにまで手が回らなかった。だから、他の人が平均的におしゃれをいろいろ頑張っていた身につけていた時期に、その経験を積むことができなかったっていうケースも結構あるんですね。
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その場合には、おしゃれの経験は確かに積むことができなかったかもしれませんが、それ以外に他の人がしていないような経験をたくさん積んでいるわけなので、それは決して欠けていることではないわけですよね。
おしゃれができないというところだけを見てしまって、例えば女性だったらね、本来女性だったらもうちょっとちゃんとおしゃれできなきゃいけないのに、みたいに自分を責める人も多いですし、おしゃれのみなのですね。美容とかも全然わかんない。この年になって全然わかんなくて、今更、一からおしゃれとか美容とか覚えるなんてどうすればいいかわからないみたいな風に落ち込んでしまう人が多いんですけど、
まずそういう風に自分を責める必要はないと思うんですよ。人間あれもこれもはできないので、これまでの選択の結果、今そうなっているんだと。ただその選択の結果、今あなたが健康でこの場所にいるっていうことはまず喜ばしいことだよね、というところに目を向けてほしいんですよね。
ただ、人間やっぱり生きていくと当然環境が変わります。だから、これまで特に子供の時生きてきた環境では主張をしない、主張を持たないことが自分にとってプラスだったかもしれないけども、今その環境が変わってしまって急に主張した方がいい環境になっているだけなんだよ。
じゃあ今からその技術を身につければいいじゃない。あるいはオシャレに関しても、昔は必要なかったからやらなかったんだよね。でも今やりたいんだよね。必要なんだよね。じゃあ今からやればいいよね。
っていうふうに、環境が変わったから、じゃあその環境が変わったのに昔のやり方でいるからうまくいかないんだな。じゃあやり方を変えればいいんだな。新しくスキルを身につければいいんだな。そんなふうに考えていただきたいなっていうふうに思うんですよね。
どうでしょうかね。皆さんが今悩んでいること、抱えてしまっていること、実はそのこと自体にも意味があったり、メリットがあったり、今の自分がここにいられる何か原因を作ってくれていたりしませんかね。
何か思いついたこと、これもそうかななんて思うことがありましたらですね、YouTubeでご覧の方はコメント欄に、ポッドキャストでご覧の方は概要欄にありますマシュマロから、ぜひご感想などもお送りいただけると嬉しいです。
ということで、また次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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