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2022-07-17 12:00

506.着物とスーツは実は同じ?!その共通点と、面白さ from Radiotalk

着る機会が減りつつあるスーツですが、しかしだからこそ、逆にスーツを着るシーンと言えば、非常に大事なシーンになったわけで、購入するときには今まで以上に慎重になってしまいますよね。だからなのか、スタイリストとしてはスーツをお見立てする機会はそれほど減ってはいないのです。そんなスーツ、衣服としても非常に面白いもので、普通の洋服のおしゃれは苦手でも、スーツなら好きになれる、という人はきっと多いと思うのです。その理由は、着物との共通点を考えるとわかりやすくて…

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で506回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバツバツ解いていきます。
服装心理学をベースに、お洒落をもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師のヒサノリサです。本日もよろしくお願いいたします。
7月ですが、ファッション業界は秋に向けて動き始めています。
秋になると、ビジネス関係のスタイリングのご依頼も増えます。
このタイミングで転職があったり、秋冬の必要なスーツを早めに作ろう。
オーダーすると、1ヶ月か2ヶ月かかるので、その辺を動き出したりします。
7月、8月は、カジュアルよりは一足早く、ビジネススーツのスタイリング依頼が増えたりする時期です。
コロナウイルスの影響もあったりして、在宅勤務が増えたり、
ビジネスシーンにもカジュアルがかなり広がっています。
最近の私の元にある企業研修のご依頼も、本格的に職場の就業規則やドレスコードをカジュアルに移行したいので、
カジュアルでもだらしなく見えないような研修や就業規則の立案を手伝ってください、といった依頼が増えてきています。
とはいえ、ビジネススーツ、ビジネスシーンでいうフォーマルウェアを着る機会がゼロになるわけではありません。
逆にスーツを毎日日々着なくなって、普段はカジュアルで、となると逆にこのスーツが必要なシーンというのは非常に重要なシーンだけになってくる。
ということは逆にスーツの重要度が増すというか、着る頻度は減るんだけれども、失敗しちゃいけない度合いは増すというのはあるんですよね。
だからこれまで、仕事を社会人にたるや、スーツを男性も女性も営業職とか人に会う機会が多い人であれば、
そのワンシーズン大体3,4着ぐらいは持ってなきゃいけなかったのが、年間通して1着あれば十分だ、ぐらいな頻度には探してきている人が大半だと思うんですけど、
でもその1着を着るシーンというのが非常に大事なシーンであるということは、その1着に一急入魂というかね、
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気合入れなきゃいけないという意味でいうと、スーツの重みっていうのはだいぶ変わってきたなって思うんですよね。
そういう意味で、そんなに頻繁に着るものじゃないから、すぐ着られなくなったらもったいないっていう気持ちもあるわけで、
やっぱり新しくスーツを買うとなると、より慎重に選びたいっていう気持ちは強くなっているわけなんですよね。
なので、こんだけビジネスカジュアルが広がってきているにもかかわらず、
パーソナルスタイリングの現場的に言うと、スーツを目立ててくださいっていう依頼は今も全然コンスタントにはあるんですよ。
大事なシーンで着るものだし、できるだけ長い期間愛用したいし、だから簡単に流行遅れになってもらっちゃ困るしねっていうことですよね。
なのでスタイリングする機会は変わらずあるわけですよ。
と同時に、スーツ好きなんですよ。スーツのスタイリングっていうのはね、
本当にスーツのスタイリングコーディネートとカジュアルって全く別物ですよね。
言ってしまえば普段の服と着物ぐらい違う。別物だと思います。
やっぱりスーツって全然考え方の起点とか、発想方法、スタイリング方法、必要な技能っていうのが違うので、
私がやっているスタイリストスクール、フォースタイルパーソナルスタイリングスクールでも、
メンズスーツを教える授業なんかも歴史の授業の中で教えていくんですけど、
そこで女性なんかは初めてそのメンズスーツの知識、深い知識に触れて、
これ面白いってなって、すごいハマっちゃう人もいるぐらいなんですよ。
さっきチラッと着物に近いって言ったんですけど、本当にスーツって着物もスーツも違うエリア、
違う国から出てきただけで、2つとも半ば民族衣装、スーツに関してもね。
で、フォーマルシーンに着るっていうところで非常に共通性があるもので、
それ以外にもすごい共通性があるので、このラジオを聞いている方で結構着物好きっていう方多いと思うんですけど、
着物こそさ、今着る必要ないわけじゃないですか。ほぼ。着なきゃいけない。
着物が共生されるシーンって、スーツにも増してないですよね、今ね。ないんだけど、好きで着ている人結構多いですよね。
それは面白さがあるからなんですけど、スーツもおそらくそうなっていくんじゃないかなっていうのはあって、
今はまだ着物よりもスーツの方が着なきゃいけないっていうシーンは多い。
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でも実は必要性を取っ払っても文化として、衣服として非常に面白いんですよね。
なので着物との共通点とその面白さを少しお話しようかなと思うんですけど、
まず共通点1つ目は、着物もスーツも形ってどの着物もどのスーツもほとんど一緒ですよね。
女性の場合には多少ジャケットがノーカラーで丸首だったりとか、
ジャケットの丈が自然しく短いとか、多少アレンジ、デザインの幅はありますけれども、
メンズのスーツに関してはほぼほぼ一緒じゃないですか。
テイラードジャケットで、長袖のジャケット着て、ズボン着て、おズボン着て。
着物もほとんど一緒ですよね。
だからこそちょっとした違いで大きく変わる。この面白さがあるんです。
逆に言うと、カジュアルの普段に着る洋服が苦手な人の中で結構多い理由としては、
いろんなデザインとかいろんなアイテムが多すぎてわけが分からないっていうね。
その悩みを持っている方結構多いと思うんですよ。
特にレディースファッションなんかは、ボトムだけ取ってみてもスカートもあればパンツもあればパンツもスキニー、
パンツだ、ワイドパンツだ、フレアパンツだってあってね。
レギンスもあったりとか、キュロットがあるスカートもロングスカート、ミニスカートもたくさんあって。
やっぱり人って扱える情報量っていうのがあって、幅広い情報から幅広い選択肢の中から選ぶのが好きな人もいれば、
限られた選択肢の中でちょっとした違いを楽しむ方が好きな人もいて、それは性質性格の違いなんですよね。
意外とこのちょっとした違いを楽しむ人にとって、今のカジュアルファッションっていうのは、
ブランドに関してもアイテムに関しても選択肢が多すぎて、楽しむ手前で疲れちゃうんですよ。
これがやっぱり着物とかスーツっていうのは基本的に形は全部一緒なので、
じゃあ柄をどうしますかとか、合わせる帯、スーツの場合にはネクタイとかベルトとかどうしますかっていう細かいところにだけこだわれる。
枠組みがあるからこそ、その枠組みの中で安心してちょっとした違いを楽しめるっていう、そういう面白さがあるんですよ。
だからスタイリストを目指すときにも、女性で全然スーツとか着る職業に就いたことがなくて、
スーツのスタイリングマスターや男性向けのサービスなんか全然考えたことなかったっていう人も、
そういったその枠組みがある面白さ、奥深さに気づくことで、
私はたくさんのアイテムを扱うよりもスーツに絞り込んだ方が楽しいし向いてるかもしれないっていう新しい道を見つける人が結構多いんですよね。
そして着物との共通点2つ目。2つ目に関しては、1つ目の枠組みがあるからちょっとした違いを楽しめるっていうのに結構近いものはあるんですけど、
色合わせだけを純粋に楽しめるっていう面白さもあります。
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さっき言った通り形がほぼほぼ同じなので、差をつけていくってなると色なんですよね。
洋服の場合にはこのコーディネートがいいのが、デザインが自分に合っているのか、その人に似合っているのか、色が似合っているのか、
深く勉強していかないとよくわかんないっていう点が難しさなんですけど、
着物とかスーツに関しては形がほぼほぼ一緒なので、ほぼその印象の違いっていうのは色っていうところに原因が集約されていく。
だからこそ色だけに集中できる色合わせの面白さ。
そして着物もスーツも1点1点の面積が広いので、色を少し変えただけでガラッと印象が変わる。
この面白みもある。
似合う色を選ぶパーソナルカラー診断ってだいぶ市民権を得てきましたけど、
やっぱりスーツとか着物みたいに色の面積、一色の面積が広い衣服でこそ、
実はパーソナルカラー診断って生きてくるんじゃないかなって思っていて、
ちょっとした色の違いで大きく印象が変わるからこそパーソナルカラーで似合う色を知ってるかっていうのもすごい影響が出てくるので、
着物とかスーツにパーソナルカラー診断で知ったことを活かしていくとすごいわかりやすいんですよね。
メリットがこんなに印象変わるんだっていうね。
色合わせだけを純粋に楽しめるっていうのもスーツ着物の共通点としてありますよね。
最後の共通点に関しては着物とスーツの難しさでもあるし、逆にいうと奥深さ楽しさなんですけど、
格っていう考え方がどちらにもある。
着物の格っていうのはよく聞いたことあると思うんですよ。
例えば訪問着の着物であればこういう帯でこういう造りで合わせないといけませんよ。
訪問着に浴衣の帯やら浴衣の下駄を合わせてはおかしいわけで、
逆に言うとこの格を揃えればコーディネートはまとまるんですよ。
これスーツも実は同じことで、ジャケットのデザインでこれはカジュアルなパンツに合わせていいジャケットなのか、
つまりスーツをばらしてジャケットだけ使い回せるのか、完璧にスーツだけ。
でも逆に言うとこのスーツはこのデザインだから格が高くてどこに着ていてもおかしくないスーツなのかっていうのが分かれる。
この格っていうのは難しそうでいて実は覚えれば済む話なので、
それさえ覚えればコーディネートがうまくいくっていう点ではある種カジュアルより簡単なんですよね。
ルールをベースにしたゲームみたいなものなので。
この話もあるんですよね。
ということで着物とスーツって非常に楽しくて奥深いものなんですが、
これを教えする講座を8月20日と27日に単発でオンラインでやろうと思ってますので、
このラジオを聞いてちょっと興味があるなという方は、
番組概要欄のお知らせを見ていただければと思います。
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