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はい、では今日もマシュマロにいただいているお悩みに回答していきたいと思います。本日のお悩みは、ラジオネームりんごぬきさんからいただきました。ありがとうございます。
ひさの先生、こんにちは。いつも楽しく拝聴しております。今回は、手頃な値段だと服に対して感じる価値観が下がってしまうという悩みをご相談したく、初めてメッセージを送らせていただきました。
私は、次の4月に社会人になる大学生で、アパレル業界を主軸に就活をしておりました。企業研究をする中で、今まで未知だった価格帯の服に魅力を感じたまでは良かったのですが、服に込められた作り手の思いや、丁寧な作りに魅了されるがあまり、自分の予算内で買える服にときめかなくなってしまったのです。
このご時世、なかなか店頭にも行けないので、ネットで貼る服を見ることが最近の楽しみなのですが、デザインはかわいいけどこの値段だったら細かい作りが心配だな、とか、この色かわいいけど生地が安っぽい質感だったら嫌だな、など一丁前に悩んでしまい、欲しいと思える服になかなか出会いません。
そんな状況でも、貼る服は欲しくなるし、バイトはコロナ禍のため削られる一方で予算は限られているし、で、悶々としております。
この状況を打破するには、考え方を変えるしかないと思っていますが、やはり社会人として一人前になるまでは、期待服ではなく、買える服を着るべきなんでしょうか。
また、考え方を変えるという意味で、買える服の中に魅力を見出す力をつけたいとも思っております。何卒お力添えいただけますと幸いです。
お忙しいこととは存じますが、寒さも深まる季節ですので、どうぞご自愛くださいませということで。
ありがとうございます。りんごの木さん。
今日はこの悩みに回答していきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで始まりました。本日が174回目の配信でございます。おしゃれの呪い解くラジオでございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバッサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。本日もよろしくお願いいたします。
はい、ということでりんごの木さんは、次の4月に社会人になる就活をしておりました。
過去形だったってことは、もう就活は決まったのかな?お仕事はね。
だとしたら何よりですね、なんか私もさ、あの就職超氷河期世代でございまして、
どん底の時期にアパレルにやっと決まって就活入社した口なので、今年から結構ね厳しかったんじゃなかろうかと思いますよ。
ね、決まったのであればおめでとうございます。
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もし今3年生ということであれば、大丈夫、私でもなんとかなったから。
大丈夫だよ、ということで。
企業研究していくうちに、なんかこう洗濯眼がね、見る目が濃いってしまったんでしょうね。
なかなかこう自分の良さないで買える服にちょっとときめかえなくなっちゃったというお悩みでしたね。
で、こういうお悩みね、結構この過去にもね、このラジオで結構取り上げてきたんですけど、
やっぱり買いたい服と買える服の予算が合わないっていうのは、いくつになってもある悩みなんですよね。
社会人、学生だからっていう問題ではなく、やっぱり30になったら30になったで、もう上の服が欲しくなり、40になれば40になったでっていう、
まあいたちごっこではあるので、どの年代の方にも共通するお悩みなのかなと思って、
皆さんにも使っていただける回答をね、お話ししたいななんて思ってたんですけど。
で、そのときにね、りんごの木さんが書いてる通り、考え方を変えて、買える服に魅力を生み出したい。
これも気持ちはすごくよくわかるんですけど、考え方ってなかなか変わらないじゃないですか。
今、りんごの木さんも自分で、買える服で好きな服を探そうって、あんまりこう、なんか良くないところを見つけようとせずにね、
買える服の中の魅力を見つけようって、すでに頑張ってると思うんですよ。
でも難しいことを感じてるから、ご相談くださったと思うんですね。
やっぱりね、考え方を変える前に、何かある程度行動を変えて、考え方が変わるきっかけを作っていかないと、
ただ単に頭で、この考え方を変えよう、変えよう、変えようと思ってね、変わったら苦労しないんですよね。
それは難しい。
じゃあ、結構ドラスティックだというか、劇薬というかね、食糧法というかで考え方を変える方法として、
私自身が、それこそ学生のとき、社会人になる手前のときにやっていて、聞いた方法を参考までにお伝えすると、
自分で服を作る。
これどうでしょうかね。
自分で服を作る。
自分で服を作るメリットは、特にね、リンゴの木さん、もしアパレル業界で就活してたっていうだけだから、
もしかしたら就職するのはアパレル以外になっちゃったのかもしれないんですけど、
もしアパレル業界に引き続き興味があるようであれば、服を作るっていうのは、もちろんそれにも活かせることですし、
単純に、同じ値段を出すんだったら、服を買うより、その料金を、その金額を、生地代とかにゼンブリした方が当然いいものを手に入りますよ。
原価で収まるからね。
その代わり、自分が作る時間とか手間暇はかかってしまうんだけど、
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でも、バイト削られてらっしゃるんでしょう?
お時間あるんじゃありませんか?ということで、
初期投資としてね、ちょっとミシン買ったりみたいなのは必要になるんですけど、
でも最近はメルカリとかもあるから、ミシンも中古品であればちょっと安く手に入るかもしれないし、
お時間あるんだったら、生地を買って自分で作るっていうのはどうですか?
私の頃に比べて今はインターネットで型紙なんかもあったり、作り方も多分解説しているYouTubeの動画もいくらでもあるでしょう。
たぶん昔は、本当に草原とか、草原のスタイルブックみたいなので、型紙が載っててね、作り方なんか載ってる本をさちもち買って作ってたんだけど、
慣れてくると雑誌で見たものを真似して作ったりもできるようになるんですよ。
服飾専門学校行ってなくても。
で、それのメリットとしては、やっぱりさっき言ったように、洋服買うお金を記事代に突っ込んだ方が原価だから、
より質が上げられるっていうのも一つあります。
あと、どうしても性格的にさ、りんご抜きさんがもしかして、
このデザインかわいいけど、このデザインちょっと細かいところが気になるなみたいな、
どうしても足りないところに目が行きがちな性格なのであれば、
その足りないところを一層のことを楽しめちゃうような考え方が変わる何かがないかなって考えたときに、
服作りって結構そういうところがあるんですよ。
なんかちょっと失敗しても、なんか自分でやったから愛着が出るっていうのかなっていうところでも、
その足りないところも楽しむっていうきっかけにもしかしたらなるかもしれないし、
やっぱり何より自分で服を作るともっともっと細かく服のことを見るようになるので、
今もしかしたらまだまだ見方が浅くて、買える価格帯の服の良さをキャッチできてないだけかもしれないんでしょう。
そういうふうにもっと細かい視点で見れるようになるっていうところもある。
この縫い方難しいのにさすがやっぱプロは縫えてるなみたいな目線で見れるようになるわけですよ、自分で作るとね。
だから自分で作ってみるのどうですかね。
世の中にないデザインも自分の好きなようにデザインもできるわけですし、
なかなか私は自分で作った服で、今見たらとんでもない品質の悪いというか、
縫い方もめちゃめちゃ独学なのでめちゃめちゃだったんだけど、
それでアパレルの就活も自分で作った服で行ったりとかしてて結構評判良かったんですよ。
珍しいね君になって言われて。
なのでそういうのはどうですかねということで一つご提案。
もう一つは企業研究する中で服に込められた作り手の思いとかに魅了されたって書いてあったので、
もしかすると服単品よりも服の裏側にあるストーリーとか世界観に惹かれるタイプだったとしたら、
服を買う時に今ご時世からネットでしか探せないっておっしゃってましたよね。
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ネットで単品で見てませんか?商品一覧みたいな画面で服を探してませんか?
ストーリーで服を好きになるタイプの人は服単品見せられてもその世界観が伝わってこないのであんまりワクワク感がないと思います。
そういう場合には自分が買える価格帯のブランドのECサイトではなくてブランドサイトですよね。
ブランドサイトの方を見る。カタログなんかがペラペラネット上で見れたりするそのページを見てみてください。
服を単品で探すのではなくコーディネートで見てみる。
カタログなんかは結構世界観を作り込んでそのブランドにふさわしいモデルさんが着てちゃんと作り込んだ世界観で撮影されている。
その状態で見た方がその同じ着てるものをその服自体を単品でベタっとカタログ的に撮られた写真よりもよく見えると思うんですよ。
それは世界観と一緒に伝わってくるから。
そういう風にコーディネートとして服を見た方がもしかして服一点の魅力がより感じられるタイプかもしれないので。
もう一つとしては今言ったようにそのカタログとかねそのコーディネートされている状態で服を見る。
買いたい服を探す。その商品一覧画面で探さない。
これも一ついい方法なんじゃないかなと思うので自分で服を作ってみる。
そして単品で服を探さない。単品の商品一覧画面で探さない。
この2つどうでしょうかね。ちょっとやってみてくださいね。
ぜひやってみたご感想もまたお聞かせいただけると嬉しいです。
もしリンゴ抜きさんアンパレル協会で働かれるんだったらいつか一緒にお仕事できるといいななんて思いながらね。
またメールお待ちしてます。ありがとうございました。
ということでこの番組では皆さんからのお悩みお便り引き続きお待ちしております。
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