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2020-07-20 12:00

21.セシルマクビー全店閉鎖!アパレル業界の不況は私たち消費者にどう影響する? from Radiotalk

本日のテーマ

アラサー以上の女性には思い入れのある人も多いであろうブランド、「セシルマクビー」の全店閉鎖が発表されました。

他業種同様、コロナ禍でかなり厳しい状況のアパレル業界。このまま不況が続いたら、私たちの洋服の買い物にどんな影響が出るでしょうか?


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はい、始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、今回21回目の配信でございます。おかげさまで、いいねの数も増えてきていて、リスナーさんも順調に増えてきていて、本当にありがとうございます。
週の始まりということで、ちょっと明るい話題からと思っていたんですが、まあ衝撃的なニュースが飛び込んできたので、ちょっとこれは取り上げざるを得ないということで
セシルマクビーというブランドですね。荒さ以上の人には特に思い入れの強いブランドなんじゃないかと思うんですけども、このセシルマクビーが店舗閉鎖ということで一時期ね、あの一時ツイッターのトレンドにもね、ちょっと上がっていたんですが
まあね、アパレルちょっとね、別にアパレル業界に限らないんですけど、いよいよ不況がちょっとね、極まってきて、いろんな影響が出てきてるなーっていう感じですよね。
で、まあね、このファッション業界が、まあコロナ禍でも理由としてね、強いと思うんですけども、いろんな不況で、まあこういうふうに店舗閉鎖とかいろんな、あのこれから影響がね出てくると思います。
まあ今日はちょっとその辺の予測と、まあそれらが私たちって言っちゃうんですけど、私、消費者にちょっと軸足を置いたサービスとかね、情報発信しているので、もう私たち消費者に
これからどんなことが起こりうるのか、こういうふうにアパレルが不況になると、洋服の買い物にどんな影響が出てくるのかっていうところ、実際ちょっとね、アパレル業界にいない人、全体感がわかんない人って、具体的にどういうデメリットがあるのかってあんまりわかんないと思うんですよね。
なんでその辺りの話と、プラスこれからちょっと私が提案していきたい洋服の買い方っていうところまで、ちょっと今日話していければなと思っております。それではスタートです。
はい、ということで21回目の配信です。おしゃれの呪いを解くラジオ。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。今日もよろしくお願いします。
ということで、セシルマクビー、結構有名なブランドなので、知ってる方多いと思うんですが、特に90年代後半から2000年代初頭に大ブームになったブランドなので、アラサーからアラフォーの人には非常に思い入れの深いブランドかなと思うんですけど、ちょっとニュースを読んでみましょうかね。
ジャパンイマジネーションが、これセシルをやってる会社の名前ですね。ジャパンイマジネーションがセシルマクビーなど一部展開ブランドについて、年内をめどにECを含む店舗事業から順次撤退すると発表した。
グループ事業の再構築によるもので、今後はライセンス事業として継続するということで、このジャパンイマジネーションという会社はセシル以外にいろんな人気ブランドやってるんですけども、
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そちらにちょっと注力していきつつ、セシルの方は43店舗あるらしいんですけども、そちらをちょっと閉鎖していくと。
他のブランドに関してもいろいろ整理を、スクラップ&ビルドって言いますけどね、整理をしていって、全体で80から90店舗を順次閉店しますよということを発表しているようですね。
EC含むなので、今後セシルマクビーってブランド名がついた洋服に関しては、オンラインでも店頭でも基本的にはもう新しく買えることは、新しく発売されることはないということですよね。
ライセンス事業ってどういうことかっていうと、セシルマクビーっていうブランドを貸し出して、何か商品にその名前をつけて売るっていう貸し出す事業、名前を貸し出す事業は継続しますよってことなので、
例えば、百貨店とかの傘売り場でセリーヌの傘が売ってたりとか、タオル売り場でクレージュのタオルが売ってたりとか、
これってセリーヌなんだ、みたいな商品を買うことはあると思うんですけど、ああいうのって結構ライセンスが多くて、セリーヌだったりクレージュだったり、そのブランドの元がメーカーさんにブランド名を貸し出して、その代わりお金をもらうんですけどね、貸し出して作っているものということで、そういう展開は可能性はあるけれども、
ジャパン・イマジネーション社がセシル・マクビーとして洋服を発売していくことはもうないよということなんですよね。
いろいろこれ以前も、コロナ禍が来てからブランド撤退とか、どこの会社がどのビル売ったとか、アパレル業界、あまり話ないですよね。不況ですよね。もともとそんなに調子良くなかったんですけど、やっぱりこのコロナの打撃が大きいですよね。
まだまだ今後影響出てくると思うんですよ。この影響、やっぱりアパレル業界が影響出てくると当然ですけど、その洋服を買う側にもいろんな影響、不利益、デメリットが出てくる可能性があるわけで、ちょっとその辺のお話、今後の予測も含めてしていけたらなと思うんですけど。
今すでに起こっていることではあるんですけども、不況だとどんなことが起こるか。一つ目は、やっぱり機能性を追求したブランドとかファッションばっかりが残っていく。もしくは今後もますます増えていくっていうことが挙げられると思うんですね。
機能性、いろんな機能がありますけども、一番分かりやすいところで言うと、経済的な機能ということで安いブランド。現在でもファストファッションが割と消費者の買い先としての中心になっていると思うんですけれども、そういう安いものがますます増えていったり、安いブランドだけが残っていく状態で。
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百貨店で買うようなブランドとか、セシルマックビーもやっぱりファストファッションよりはちょっと値段帯価格帯がワンランク上なんですよね。こういうちょっと中間みたいなところの商品っていうのがなかなか、ブランドっていうのがなかなか厳しくなっていって、どんどんなくなっていってしまう可能性はあるかなと思います。
安いものが残るだけだったらいいんじゃないの?って思う方もいらっしゃると思うんですけど、決してそうとは言い切れなくて、やっぱり当然ですけど、これ別に洋服に限らずですけど、原価が安いものの中で何か作ろうと思うと、作れるものに限りが出てきてしまうので、洋服の同質化ですよね。同じような洋服ばっかりしかないってことになったりとか。
あとはやっぱり凝ったもの、いろんな凝った刺繍とか凝ったデザインとか凝った生地とかがなかなか使えなくなってきますので、そういったものが世の中なくなっていくっていうことになっていく可能性があるわけですよね。
あとは他に機能性って言うと、例えば吸水速乾、汗を吸ってすぐ乾くよとか、この時期ですと涼しい素材を使ってるよみたいなものですね。そういったものも限られた予算の中で作っていくので、機能性の方に予算を振り向けたら、それ以外のものはなかなか予算を割けませんので、デザイン性なんかもちょっとシンプルなものになっちゃったりっていうことはあると思いますよね。
あと、実は機能性なんだよっていうのが似合うってやつですよ。似合う洋服。これは私に似合うんだっていうことが分かりやすい洋服。これ最近増えてきたんですけど、例えばそのアパレルブランド自身が体型タイプ別とか骨格タイプ別とかパーソナルカラー別に洋服作りましたって言って展開したりすることがあるんですけども、この似合うっていうのも実は機能性なんですよね。
つまり機能性ってどういうことかっていうと、セールストークとして歌いやすい言葉。逆に反対の装飾性っていうのは、デザインが面白いですよとか、ちょっとアートっぽいですよみたいな、アーティスティックですよとかね、変わってますよみたいなことって言葉でちょっと表現しづらいんですよね。感性、感覚の問題なのでもありますし。
なのでそういう機能性、言葉でとか数字で明確に表しやすいこと、セールストークになりやすい商品ばかりが増えていく可能性があるということですよね。
似合うっていうのはね、パレルに限らずコスメでもパーソナルカラー別みたいなのが結構出てて、おしゃれが苦手な人にとってはそういうふうにタイプ別に分けて表示してくれるのって何がデメリットなのって感じることも多いと思うんですけど。
でもこのタイプ別って、このタイプ、例えばパーソナルカラーなんか4タイプですけど、そのタイプにがっちりはまる人だけではないんですよ。中間タイプも混合タイプもいるわけで、それをその4タイプ別に商品を作ってしまうってことは、実はその4タイプにがっちりはまらない混合タイプ、中間タイプ向けの服はないってことになるわけですよね。
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なのでやっぱりね、選択肢が減るっていうことですよ。
例えば洋服のパーツで、ここの部分はパーソナルカラーのスプリングに似合ってるんだけど、襟ぐりのデザインは、色はスプリングっぽいけど身頃がオータムっぽいよね、みたいな商品って、例えばオータムの服が着たいスプリングの人が着やすかったりとか、そういうふうに自分の似合うタイプじゃないものもミックスしてる商品って、似合わせにつながる、着やすくなったりするんですね。
なのでそういう意味でも、その似合うか似合わないかだけで商品分けてしまうと、似合わないけど似合わせやすいものみたいな、そういう中間のものがどんどん減っていくっていうことなので、似合う以上のオシャレな楽しみっていうのがしづらくなる。
つまり機能性追求のブランドとかが残るだけが残っていくっていうことは、やっぱり全体的に選択肢が減っていくっていうことなんですよね。
なので、そういうところで不況っていうのはやっぱり選択肢が減る。
あとは、EC専門ブランドとか、あとは最近ね、私のフルスであるONWARDなんかもシャツオンリーのブランドみたいに、売り先とか売り場所とか、あとは売るアイテムを専業メーカーとかってよく言うんですけど、絞ったブランドなんかも増えてくる。
そうすると、ECだけにしかないブランドだと、チャットとか用意してるところありますけど、やっぱりちょっとアドバイス、販売者に受けづらいですし、あとはシャツオンリーのブランドだとコーディネート提案がないので、買ってどう組み合わせるかは自分で考えなきゃいけないみたいなことがあったりとか、そういうコーディネート提案を受けづらくなる。
こういう売り場所を絞る、ECに絞るのは分かりますよね。販売員さんの人件費削減。シャツオンリーっていうのもやっぱりコスト削減ですよね。っていうところがあるので、これもどんどん増えていくんじゃないかなと。
ですので、今後買い物の仕方としては、やっぱり選択肢が狭まらないように、そしてコーデ提案を受けられるように、好きなブランドを買い支えていってほしいんですよね。
ちょっと高くても、このブランドにはなくなってほしくないなとか、この販売員さん好きだなっていうのがあったら、応援のつもりで買っていくっていうことが、今後アパレルの消費として私たちが選んでいかなきゃいけない方法なんじゃないかなっていうふうには思っているので、
ぜひそんな買い物の仕方もちょっと考えてみていただければなと思っております。ということで、この番組では皆さんからのご質問も受け止まっております番組概要欄にありますマシュマロからぜひお気軽に送ってください。それではおやすみなさい。
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