1. 夫婦の知恵袋|りんぺい
  2. #16 婚前契約ってしたほうがい..
2025-02-11 19:40

#16 婚前契約ってしたほうがいいの?【with 離婚弁護士】

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サマリー

このエピソードでは、離婚弁護士の林さんが婚前契約の定義や実際の利用状況、法的拘束力について詳しく説明しています。また、婚前契約が夫婦生活に与える影響やアメリカとの違いについても触れています。さらに、婚前契約の重要性とそのメリットについても考察しています。特に夫婦財産契約がどのようにリスクを軽減するかに焦点を当て、結婚前に知っておくべき法律知識を紹介しています。

婚前契約の基本
こんにちは、りんぺいです。夫婦の知恵袋を聞いてくださりありがとうございます。この番組では、それ結婚1年目に知りたかったおコンセプトに、結婚したら知っておきたい夫婦生活、夫婦関係のヒントをお届けしていきます。
ということで、今回は離婚弁護士の林さんとお送りしていきます。林さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。そして、本日のテーマは、婚前契約ってしたほうがいいの?というテーマでお送りしたいと思っています。
婚前契約、僕もものとして、ちらっとワードしか聞いたことないので、具体的にどんなものなんだろうかっていうところを、ぜひ弁護士さんの視点で色々聞いていきたいなというふうに思っております。
はい、よろしくお願いします。
じゃあまず、聞いたことはあるとは思うんですけども、改めて、婚前契約ってどんなもの?日本ではどういう位置づけなの?っていうところから伺ってもいいですか?
まず、婚前契約っていう単語が法律上明確にあるわけではなくて、いわゆる結婚前に夫婦間の約束ごとをしときましょう、というのが婚前契約と呼ばれるものになっています。
なので、どういう内容にするかというと、一般的に夫婦間の約束ごと、家事はどうしましょうか、生活費はどうしましょうか、場合によっては離婚するときの取り決め、そういったものを決めるということもできます。
なので、比較的自由度の高い契約内容になると思います。
で、ちょっと違うのが、以前の回で法律婚の意味というのをちょっとお話ししたと思うんですけども、普通のご夫婦だと財産分のときはこうしますよというのが法律で決まってるんですが、
これを結婚前にお二人の約束で変えることができます。
これも広くは婚前契約なんですけれども、この財産関係のことを法律と違う取り決めをすると、こういう場合は法律で特別の規定が設けられていて、夫婦財産契約、あんまり聞かれたことないと思うんですけども、という名前の契約もあります。
婚前契約の実態
なるほど。その夫婦財産契約っていうのは、婚前契約の一つというか、一種類のカテゴリーみたいな認識であってます?
それであってます。婚前契約っていうのは、結婚する前に作る契約なので、それぐらいしか成立するためのルールって特にないんですけれども、
この夫婦財産契約というのは、ちょっと特殊なルール、契約を成立させるために特殊なルールが作られています。
どんなルールかというと、当然として婚姻の届出前にしなきゃいけない。
一回しちゃうと、基本的に変更しちゃいけない。
さらに、夫婦の財産の取り決めなので、お二人の間では約束すれば終わるんですけれども、
例えば、夫が稼いで買った車は、名義は夫だけど妻のものにするというような夫婦財産契約を結んでたとしても、
外から見るとそれは夫の車だと思うんですよ。
こういうちょっと変わった約束をするとかいうと、外の人からはわからないので、
これを外の人にも、うちはこういうものですよと主張するためには、登記が必要というふうにされています。
登記って多分、あんまり見たことないですよね、林平さん。
全然馴染みがないです。
家買ったことある人とかだと見たことあると思うんですけど、
所有者誰誰、名前が載って住所が載ってとか、そういうものになるので、
ちょっと個人情報が出てしまうかなと。
すごいめんどくさいので、
一体日本で婚前契約してる人はいっぱいいるかもしれないんですけれども、
夫婦財産契約しているっていうのは、
弁護士も私も何年くらいになるんだろう、8年くらいになりますけれども、
一件も見たことないです。
そうなんですか。
普通に使われてないって言われてます。
初めて知りました。
もう本当に、弁護士になってこの契約使うってなったら、
多分私も天矢ワイヤーになると思います。
実際に使うことあるんだっていうぐらい、
本当に使われてないですね。
そうなんだ。
ちょっと僕の頭の整理になっちゃうんですけど、
婚前契約っていうのはもうちょっと広い概念なんだけれども、
より財産っていう領域において、
よりちゃんと取り決めをする方法というか契約として、
夫婦財産契約っていうものが存在して、
それは結構、ちゃんと登記をしたりとかっていうところの、
ちゃんと手続きが必要だし、
その分、縛りというか、
拘束力っていうんですかね、
そういったものも強かったりするのかな、なんていうのを、
勝手な整理として感じました。
どうなんだろう。
いや、そんな感じの理解で間違ってないと思います。
他方で、よくある婚前契約って、
民法の規定を変えるというよりかは、
多分、夫婦の今後の生活設計とか、
お互いこうやって家事分担していきましょうとか、
生活費は小遣い制なのか、それぞれ入れるのかとか、
そういう具体的な制度設計を擦り合わせる、
話し合いの場としても使えるのかなと。
婚前契約については、
法律で何か規定があるわけではないので、
お二人でどんな決め事をしていくのか、
それに契約という名前をつけている。
そんなのが私の捉えているイメージです。
なるほどなぁ。
お話を聞いてびっくりしたのが、
家事とかお小遣いだったりとか、
離婚のことについてだったりとか、
そういうこと自体も、
取り決めているご夫婦だったりとかっていうのが、
実際どのくらいいるのかというか、
そんなご夫婦がいるんだっていうこと自体がびっくりしちゃったんですけど、
そういう契約もあるんですね。
ありますね。
アメリカとかだと多分婚前契約ってめちゃくちゃ、
いろいろ取り決めることになると思います。
実際に詳しく調べたことはないですけれども、
第三分位はこうするとか、
車両はこの金額にするとか、
そういうのを定める。
アメリカらしいなという気もしますね。
日本でそれができるのかというと、
カップルの関係性ですけれども、
結婚するときに、
じゃあ僕が浮気したらいくら払うみたいな話を、
どこまで楽しくできる関係性なのかとかになってくるのかなと思いますね。
本当にいろいろ取り決める人はいます。
例えば、離婚原因として法律に定められているもの以外、
どんなのがあるんでしょうね。
どっちかが嫌になったらもう絶対離婚だみたいな、
そういうのを取り決めるとか、
そういうことも取り決め自体はできますので、
もう本当にご夫婦、カップルごと、
いいな約束とか家庭像を書き込めばいいのかなという気はしています。
なるほどな。
先ほどの夫婦財産契約の方はすごいガチガチというか、
もう守らなきゃいけないという感じの印象を受けたんですけど、
例えばさっきの、それに該当しないというか、
夫婦のための契約の意味
より夫婦での決め事に近いものっていうのって、
例えば婚前契約って言ってても、法的拘束力というか、
破ったらどうなるんだろうっていうのがいまいちピンとこなかったんですけど、
そのあたりってどうなんですかね。
実際問題破ったから約束した内容を実現できるかどうかはわからないです。
例えば子供の親権は婚前契約で必ず母親が持つと決めたとしても、
実際の離婚時の状況を踏まえて争うことになれば、
裁判所は判断することになると思います。
他にも極論、例えばタバコを吸ったら離婚すると。
契約書に書いてあって、タバコを吸ったから離婚だと裁判所に訴えたとしても、
裁判所がタバコ1回吸ったから離婚判決を出すのかっていうと、
ちょっと難しいんじゃないかなという気がしているので、
必ずしも法的な制約とかペナルティを与えられるとは限らないです。
そうなんだ、そっかそっか。
結んだとしても、やっぱりそれがちゃんと真面目に適用されるかどうかというか、
是非を問われるのは裁判の場だったりとかに、
やっぱりその文書が残っていることで、それをもとに判断が行われるというか、
そういう材料に過ぎないっていうふうな感覚なんですかね。
そうですね。もちろん一緒に例えば200万とするとか約束してて、
内容がおかしくなければ裁判所もそう約束したんでしょと、
同士約束したんだから払いなさいとか、
ことはあり得ると思うんですけれども、
必ずしもその内容が全部裁判所がそのまんま受け取ってくれるとは限らない。
ただですね、意味がないのかって言うと別にそんなこともなくて、
このご夫婦の中でどんな話し合いがしてたのかとか、
どういう取り決めで夫婦生活やってこうかと。
トラブった時の意味は普通の契約書より薄いかもしれないですけれども、
この内容を何て言うんでしょう、
2人で話して納得してこうやってこうと。
結婚した後の2人の生活はこんなふうにやってこうっていう、
共通認識作るという意味では非常にいいものなのかなっていう気はしてますね。
確かに確かに、そうか。
話すきっかけにはなりますよね。
なりますね。
それを根前契約までするかどうかっていうのはまた別の話かもしれないですけどね。
本当に約束ごとみたいな感じで2人で書いてもいいと思いますし、
契約書としてまとめないというのも一つだと思うので、
夫婦結婚する時にはお金の価値観だったりとか、
そういうのを話し合える関係性の方がいいかなと思うので、
チャレンジしてみるのは少なくともいいのかなと思います。
確かにきっかけにはなりそう。
きっかけにはなりそうですけど、
それこそラブラブな新婚夫婦が何もなく2人で話そうっていうハードルはめちゃめちゃ高そうですね。
高そうですね。
そうか。ありがとうございます。
婚前契約の必要性
ちなみに最後に日本であれば、
特にどういう方は結ぶのを検討した方がいいよとか、
何かあります?そういうのって。
夫婦、根前契約については、
基本的には皆さんちょっと話してもいいのかなと思ってます。
生活費どうするのか全く分からないまま結婚して同居するって、
めちゃくちゃそれはそれで怖いと思うので、
じゃあ皆さん、契約作るっていうとすごい構えちゃいますけれども、
どうすると、契約書のひながら見ながら、
うちはこんな感じかなみたいな話すぐらいは皆さんやってもいいのかなと思います。
夫婦財産契約、民法の規定じゃない夫婦の財産関係を取り決めるっていうのは、
例えば会社経営されてる方、
万が一離婚した時に自分の会社の株式取られたくないとか、
そういうのはあると思います。
そういう時には財産分与、法律の規定通りやったら、
もしかしたら取られちゃうかもしれないとか、
そういう恐れがある場合には、
この夫婦財産契約を真面目に考えておいた方がいいのかなと思いますね。
確かに経営者だったりとか会社自体も対象になりうるっていうことなんですね。
そうですね。
あと個人事業から会社を起こそうとすると、
たぶんせっかく一から起こした会社の半分は妻に持ってかれるとか、
夫に持ってかれるとか、
そういうことも普通の法律婚だけだとあり得るので、
そういう可能性がある方は会社は財産分与の対象から外すとか、
そういうことを含めて夫婦財産契約の締結を検討するのは必要かなと思います。
なるほど。面白い。
知ってはいたけど、考えたことなかったというか、
なかなかやろうと思うことでもなかったりするので、
そういうもんなんだっていうのは本当に初めて知りました。
結婚したらどうなるのかも普通知らないまま結婚する。
法的な意味でなるのかっていうのはみんなわからないまま結婚すると思いますし、
詳しく知ってなくても生活はできていけるので。
でもこれから日本で増えるか浸透するかって言ったら、
そうでもないのかな。
あんまり浸透する、
なんでしょうね、
トラブった時のことを考えるというのがあんまり好きじゃない
いう人が多いのかなと思ってます。
うちはこれやってるんですよ。
マジですか?そうなんですか。
煙草吸ったら離婚みたいなのも、
私たち夫婦の中では有効。
最初はどうですかとか置いといて、
お互いの中ではそれはもうダメな行為だよねと話して決めたりもしたことしてたので、
それを楽しめるご夫婦、増えてくれば増えるでしょうし、
新婚、これから2人で楽しくやっていこうって時に、
ダメだった時のことを考えるの?みたいな。
それはあんまり良くないという価値観がまだ残っていくと、
やっぱりあんまり使われないのかなという気もしてますね。
セミナーの案内
そっか。ありがとうございます。
面白い。まさか身近に、
目の前にされてるとは思ってなかった。
知らなかったです。
そっか。ありがとうございます。
どこまでガチガチにやるかというところは一旦置いといて、
あとはやっぱりこういったことを話していくだったりとか、
取り決めていくというか、
そういうことの行為自体はすごい大事なことだよなというふうに思いましたし、
婚前契約という堅苦しい位置づけじゃないとしても、
そういうご夫婦が増えると、
もしかしたら長期的にというか、
良いご夫婦になっていくのかなというふうな気もしたので、
なんかもうちょっと婚前契約よりも、
ライト版みたいなのが生まれるといいのかもしれないですね。
そうですね。
なるほど。ありがとうございます。
個人的に結ぶことはないでしょうけど、
結べないですけど今更。
めちゃめちゃ面白かったです。
林さんありがとうございました。
ありがとうございました。
最後にお知らせをさせてください。
現在林さんとコラボセミナーを企画しています。
タイトルが結婚するなら知っておこう。
夫婦にまつわる法律知識ということで、
法律婚、事実婚どっちがいいとか、
婚前契約って具体的にどうしたらいいのとか、
お金について決めておくことはといった形で、
その夫婦にまつわる法律の部分をですね、
この法律のプロとしてっていう視点に加えて、
林さんが事実婚を選択されて、
かつ婚前契約を締結したっていうですね、
ご自身の実体験も踏まえて、
お話しいただくようなセミナーになっています。
一番ですね、意義があるのは、
新婚夫婦だったりですとか、
これから結婚されるようなカップルの皆さんに、
ご参加いただけると良いのかなと思っています。
特にですね、まだ結婚してないよっていう風な方ですとか、
結婚してから時間経ってるけど、
勉強したいなっていう方にもですね、
何かしら役に立つセミナーになるかなという風に思いますので、
よろしければご参加いただけると嬉しいです。
日程がですね、
2025年の2月28日金曜日の20時から1時間ですね、
オンラインで開催をいたします。
また詳しい部分については、
概要欄にイベントのURLを貼り付けておきますので、
ぜひそちらからですね、
覗いていただいて、
良ければお申し込みいただければという風に思っております。
はい、ということでご案内は以上となります。
それではまた次の放送でお会いできればと思います。
それでは皆さんさよなら。
19:40

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