「WBCから見えた、日本野球のヒント。」
お聴き頂きありがとうございます。「理系男の人生取締役会」です。
今回はトマトが、3月に開催されたWBCについて話したいというです。世界とのレベルの差を感じ、次回への対策を検討していきます。次回大会の選考基準はどうするべきか?ぜひお楽しみに!
日本が負けた。しかも、わかりやすく負けた。
メジャーリーガーと日本のプロ野球選手では、スイングの根本的な発想が違う。アメリカの打者は重心を後ろ足に残してから振る。バレルで捉えられるゾーンを長くする意識がある。一方で日本の打者は、ボールを「前で捉えて運ぶ」イメージが強い——村上も、吉田も、ポイントが前すぎる。
これを裏付けるデータが、MLBのスタットキャストにあった。空振りが最も少ない打撃ポイントは重心から30インチ前。最もホームランが出るのは36インチ前。その差はたった6インチ(約15cm)。パワーさえあれば引きつけて打ってもスタンドに届く。大谷のデータを見ると、打撃ポイントは28インチ——誰より手前で打っていた。パワーの絶対値が違うから、引きつけても飛ぶ。
では日本はどうすべきか。トマトが提唱するのが「角中理論」です。
ホームランは打てなくていい。でも直球に当てられる、引きつけて打てるバッターを国際大会では使うべきではないか。160キロを打てる打率、155キロオーバー打率——そういう指標で選手を選ぶ時代が来てもいいかもしれない。短期決戦において「調子のいいやつを使う」以上に正しい戦略はない、というのが2人の共通見解です。
投手については、短期決戦こそ「高出力のやつを惜しまず使う」一択。リリーフ適性とは、全力の球を何球投げられるかという話だから。
4年後のWBC、大谷がまた出られるかどうかもわからない。次の世代のスーパースターが、プロ野球から出てきてほしい——そんな願いで締まる、野球好き2人の本気の反省会です。
通勤・作業のお供にぜひどうぞ。
🌏 For our international listeners:
Welcome to The STEM Guys' Life Board Meeting.
Japan lost at the WBC. And this week, Tomato and Kurage dig into why — with data.
The core issue: Japanese hitters make contact too far in front of their body. MLB's Statcast shows the sweet spot for fewest strikeouts is 30 inches in front of the batter's center of gravity, while the most home runs come from 36 inches out — just 6 inches (about 15cm) further. The difference? Power. If you have enough of it, you can wait longer and still hit it out of the park. Ohtani's contact point? 28 inches — further back than almost anyone. He's so strong he can afford to wait.
Their recommendation for the next WBC: stop selecting hitters by batting average alone. Use a "155km/h+ batting average" — who can actually make contact against elite velocity. And in short tournaments, use your hardest throwers without hesitation.
Four years until the next WBC. Let's see what Japan can build by then.
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サマリー
今回のエピソードでは、WBCを振り返り、日本野球の課題と今後の対策について議論します。メジャーリーガーとのレベルの違いや、日本人打者の打撃ポイントの遅さ、パワー不足といった点が指摘されました。データ分析に基づき、打撃ポイントやスイングの根本的な違いに言及し、パワー型打者の育成や短期決戦における戦略の重要性が語られました。また、投手の球速やリリーフ適性についても触れられ、次回のWBCに向けた期待が述べられています。