I&Co 共同協業パートナーのレイナモトです。
I&Co のマザワタカシです。
ブランドシフト、誰も教えてくれない経営とブランドの話。
この番組はグローバルイノベーションファン、
I&Co が経営をブランドの視点で捉え直すポドキャストです。
ニューヨークのレイナモトと東京のマザワタカシでお届けします。
Alright, let's dive in.
今回のタイトルと言いますか、テーマは、
AI 企業っていうのがいろいろと出ている中で、
そこの事例を見ながらですね、
ブランドとビジネスの成長の関係性っていうところ、
この辺りちょっと深掘って話していきたいなと思います。
当然、レイさんもかなり使っていらっしゃいますし、
私も日々使っています。
今、主要なAI ツールっていうのはたくさんあるんですけれども、
いわゆるそのChatGPT、それからクロード、あとGemini、
この3つが、もちろんコーパイロットとかいろいろあるんですけれども、
大きくこの3つにちょっと絞ってみると、
ChatGPTが登場したのが今から4年前ですかね、
2022年の11月に発表されて、
で、その1年後にですね、
1年というか、厳密に言うと4ヶ月後ぐらいですけどね、
クロードが出ています。
ちょっとChatGPTのメンバーが一部スピンオフする形で
クロードが立ち上がったっていう背景もあるので、
比較的近い。
あとGoogleがGeminiを発表してますけれども、
もともとQBirdっていう名前のツールで、
それがGeminiにラベルを張り替えたっていうこともあるのかなっていうふうに思います。
まずこんなような置いた地もあるんですけれども、
この3社の動きっていうのが結構面白いというか、
まさにレイさんが冒頭言ってたように、
どういうふうにブランドを作っていくのか、
それがビジネスにどう影響しているのかっていうあたりに
かなり直結してくるので、
このあたりから話を進められると良いかなというふうに思っています。
レイさん、クロードをたくさん使われているというふうには思うんですけれども、
ちょっと遡ると、最初はやっぱりChatGPTの
ある種インパクト的には大きかったなっていうふうな印象があるんですけど、
レイさんはそのあたりどんな印象で
2022年の11月っていうのが明確にAIが出てきて、
そのAIのツールっていうのは、
自然言語のマシン、機械がやり取るできるっていうシステムは
なかったわけじゃないんですね。
そうですね。
ちょうどその直後ぐらいに、
あるAIスタートアップのアメリカのファウンダーと話をした時があって、
その彼はその当時、
多分3、4年ぐらいもそのスタートアップを経営してた人でした。
10人いるかいないかぐらいの小さいスタートアップだったんですけど、
彼曰く実は、
彼の会社でChatGPTと同じ機能のものは開発してたって言ってたんですよ。
そういう話があったと。
なんだけど、たった一つのことがChatGPTは違って、
それがあんだけ飛躍的に伸びた理由だっていうふうに、
その彼が言ってたんだけど、その話で高谷さんとしたことなかったですよね。
いや、僕聞いたことあるかもしれないですよ。
その理由って覚えてる?
なぜChatGPTがあれだけ飛躍的に伸びて、
その時すでにGoogleとかそういうスタートアップ、他のAIのスタートアップが、
実はほぼ同じような機能のものは開発できてた?
はい。ちょっと聞いたことあるような気がしてて、
ユーザーインターフェースの違いが一番大きかったっていうのは、
記憶はありますけど、ちょっと詳しくその辺。
これは結構細かい話なんですけど、実はこういう細かいところが大きい違いに繋がって、
僕これをキープロダクトモーメントっていうふうに言ってて、
そのプロダクトの価値が何なのかっていうのを、
直感的にユーザー、もしくはお客様に分かってもらうっていう瞬間が、
伸びるプロダクトって必ずあるんですね。
例えばGoogleの場合だと記入するところがあって、
そこに何か入れると、その次のページ、瞬間的にパッと変わって、
もう本当に例何秒という細かい秒数で答えがパッと出てくる。
あと物理的なもので言うと、例えばこれ古い事例なんですけど、
Nikeのエアマックスっていう靴があるじゃないですか。
あれは80年代に出てきた靴なんですけど、
実は同じ機能の靴が1979年に発売されてるんですね。
でも爆発的に売れるまでに8年ぐらいかかって、
売れ始めたのはそのNike Airというテクノロジーを目で見えるように、
エアバッグを靴に底に入れてるのを目に見えるようなデザインに変えたことで、
その靴の価値っていうのが可視化されたと。
なるほど。
その価値の可視化が。
Chat GPTの場合は確かにユーザーインターフェースなんだけども、
質問をするとその質問の答えがリアルタイムに画面にパパパパパッとパンと出てくるんじゃなくて、
あたかも機械が話しかけてるかのように出てくる。
そこですよね。
そのスタートアップのファウンダーは、彼のツールはそれがなかった。
話しかけると次の画面にパッと切り替わって答えがパッと出る。
でもChat GPTはああやってリアルタイムに問いかけに対して答えがあたかも喋ってるように出てきたっていうのが、
それが機械と話すっていう可能性とその価値が可視化されたことによってバンと伸びた。
なるほどね。
実際のプロダクトを作る担当の方からすると、
ともすれば、いわゆる人間ぽくタイピングするようなインターネットでパッと切り替えてしまった方が処理速度も当然速いですし、軽いわけですから。
ある意味考え方によってはダウングレードというか、
あえてそういう人間と機械との摩擦を作るっていうのは、なかなか判断しづらいポイントだと思うんですけども、
でもこういったことがある意味、機械と話してるではなくて、少し人間と話してるような、そういう印象を抱かせるというか、
これはすごい面白い、ちょっとした変化なんですけど、それが分岐になるっていうのは面白い事例ですよね。
なるほどね。
これまでそういうインターフェースのツールがなかったから、確かにそれは差別化されてはいました。
ただあっという間にいろんなところにそのやり方をコピーされて、
アンソロピックも数ヶ月後に出ました、ジェムナイもそういう風になってます、
例えば中国のディープシークもそういう感じでするみたいなことで、
真似されるスピードもすごく早くなっちゃう。
だから差別化だけでも、機能だけでも、それはブランドにならないっていうのはあると思う。
そうですね。
レイさん少し話、この延長にはもちろんなるんですけども、
結構2026年2月に結構大きい名案を分けたイベントがあったかなと思ってまして、
クロードを出しているアンソロピックと、それからチャトGPTを出しているオープンAIの名案を分けた決断って言ったらいいんですかね。
ちょうど米国の国防総省との軍事契約の話があったと思っていて、
シンプルに言うと国防総省とオープンAIは契約を結んで、一方でアンソロピックは結ばなかった。
これによってアンソロピックのクロードが劇的に、その日にアップストアの無料ランキングの1位にバーッと上がっていったのを記憶してまして、
これってやっぱり、いわゆる信頼による差別化っていうことに結構関わってくるなと思ってて、
ある意味、当然国防のところの契約を結べば、それなりの金額が入るわけで、
200億円ぐらいでしたっけね、ちょっと記憶うろ覚えなんですけど、
ぐらいの契約をある意味捨てたっていうところと、それを取ったっていうところで、
それによってユーザーからの信頼っていうところが勝ち得た企業と勝ち得なかった企業っていうのがあるのかなと思うんですけど、
このあたり非常に経営の目線から立つと難しい判断だったと思います。
目先の利益なのか、お客様の信頼を取るのかっていうところで、
このあたりは結構ブランドっていうものを考えるときに結構大事なポイントになるかなと思うんですけども、
レイさんこれはどういうふうに見えてます?
他のエピソードでも話したことなんですけど、
ブランドの基盤というか、ブランドの要素っていうところでやっぱり、
一つのすごく大事なところが、会社のミッションが何かっていうのを、
いかにちゃんと持ってるのかっていうのが、まず一つ。
二つ目に、そのミッションに対していかに一貫性を持って、
企業として、そして社員、社長も含めて仕事ができるかっていうのも、
口で言うのは結構簡単なんですけど、実際にそれを貫くって、
高田さんが言ったみたいに、その200億円とかとんでもない金額をもらえるかもらえないかっていうことを考えると、
そっちに行っちゃう企業って正直少なくないんですよね。
そうですね。
世界一の国であるアメリカ、そしてその中でも最もパワフルである政府、
そして国防総省に反発して、自分らはミッションっていうところと、
あとやっぱりその会社としての文脈っていうのをアンソロピックが明確に持っていて、
ある意味あれってテストだったと思うんですよね、彼に対して。
そうですね。
企業としての。
で、それを曲げずに、例えば200億円入ってこないとしても、
それを曲げずにそこを伝えたっていうのが、
ある意味一番強いそのブランドの表し方っていうのが、
ああいう行動に反映されてると思う。
それで、もちろん一般ユーザーで、
例えばそのアプリをたくさんダウンロードがその日一番になるっていうのもあるんですけども、
去年2025年の12月の段階だと、
B2Bの企業が契約しているAIの会社が、
オープンAIが60%以上の企業が提携してたんですね。
で、40%以下がアンソロピックと契約したんですけども、
そこからギャップがだんだん縮まってきて、
やっぱりその1月、2月ぐらいの時に国防総省とのいざこざで、
政府からのビジネスとしてはガクッと減ったかもしれないけども、
やっぱりあれがきっかけで一気に、
特にアンソロピックを選び始めた企業がそのぐらいから圧倒的に増えて、
これ1ヶ月ぐらいの前のデータなんで、今もっと高くなってきてるんですけども、
実はAIの会社と契約する企業は、
73%以上が今アンソロピックで、
25%以下がオープンAIっていう風に、
完全にもう本当に2、3ヶ月で逆転、大逆転してるんですよ。
で、それっていくらマーケティングをやったからとか、
そういうことではなかなか達成できる数字ではないし、
やっぱりその本間にどういう文脈、どういう理念があって、
どういうミッションがあるか、そしてどういう文脈を持っているか、
それをいかに行動で表せるかっていうのが、
もうほんとここ3ヶ月ぐらいの間で、
リアルタイムとしてケースタリングで見えてるのが、
このアンソロピックとオープンAIの大きな違い。
確かに。これはなかなかメカニズム面白いですよね。
一般消費者っていうか、一般ユーザー2Cと2Bっていうところが、
ビジネスは当然ありますし、
結構オープンAIが必ずしも2Bを見なかったとは言わないんですけど、
やっぱり一般消費者に依存してしまっている
オープンAIのチャットGPTに対して、
レッスンをしちゃっていたように、
2Bのいわゆるエンタープライズのお客さんですよね。
ここに対してこの信頼、要は倫理的だし、
安全なAIっていうある種分かりやすいものを武器に、
エンタープライズのお客様を獲得して、
まさに今直近の2026年4月出た時点では、
年間換算収益レベルで言うと、
アンソロピックの方が伸びているという状態、
オープンAIを逆転しているという状態なので、
本当にこれはレッスンの書籍でも書いてある通りで、
ブランドっていうのは数の多さ、人気ではなくて、
要は信頼の深さが結構大事っていうのがあるのか。
それまでのオープンAIのお客さんの数からすれば、
当然圧倒的多かったんですけど、
信頼をどう築くかによって、あるいはスタンスをどう貫くかによって、
変わっていくっていうのは面白いなというふうには思っています。
ちょっとレイさんに別の視点もお話したいなと思ってて、
今ChatGPTとクロードの話をしてきているんですけれども、
フランスのミストラルAIって、
ミストラル、はいはい。
例えばあれ結構独自のポジションで今やってきていて、
オープンソースなんですね。
はいはい。
当時OSもLinuxってレイさんはよくご存知なんですけど、
LinuxもオープンAIで、
使いやすいかどうかで言うと、
少しクロード向けの印象もありますけど、
そういった形で第三軸というか、
ある意味ミストラルAIっていうのはフランスのパリで確かできたのかな。
結構欧州のB2B市場では今シェアを伸ばしているというふうにも言われていて、
クロードもChatGPTも両方ともアメリカの企業なので、
フランスっていうところでやっていこうっていうので、
オープンソースこそがある意味自由の基盤みたいな、
自由の象徴みたいな形のスタンス。
少しややもすれば政治的、哲学的なスタンスもあると思うんですけど、
これを結構ブランドの核に据えようとしていて、
なんかこれ面白いのは、
自分たちはそのユーザーをコントロールしませんと。
皆さんでそのAIを作っていきましょうっていう、
そのオープンソースのスタンスを持っているのは、
結構私は面白い、見ていてというか、
ケーススタディしてて面白いテーマかなと思うんですけど、
レイさんどう思いますか。
それこそインターネットそのものが、
そういう民主的な目線で作られてきたもので、
例えば、それで一番うまくいった例で言うと、
ウィキペディアとか。
ウィキペディアね、そうですよね。
たぶん20年前とか25年30年くらい前からあるサイトですけど、
ここまでずっと生き残るっていうふうに思ってた人、
あんまりいないんじゃないかなと。
なくなっちゃうかなって。
そう、オープンソースで、
あそこまでうまく成り立ってるっていう、
すごくいい。
確かにね。
なかなかない。
あんまりないですもんね。
なかなかない。
そうなんですよ。
だから意外と、
もちろん今クロードが数伸ばしてって話もしたんですけれども、
今いい時代に生まれてるなというふうに思っていて、
そこの日経のどっちが使いやすいかとか、
そこだけではなくて、
むしろ周りにもまだいる、
これから伸びてこようとするAIとかにも着目するっていうのは、
結構面白いかなというふうに思ってるので、
ちょっとミストラルAIとか、
あとはご存知かな、
キャラクターAIってご存知ですか。
はいはいはい。
こっちは賛否両論を、
意見がある。
ありますよね。
はいはい。
リスナーの皆さんがもしかしてご存知ないかもしれないんですけど、
要はキャラクターですね。
いわゆるカタクラでいうキャラクターなんですけれども、
人格を持ったキャラクターが、
自分の対話者、
話者に対話をしてくれる相手になっていくと。
ポイントは、
対話の質というか、
誰と会話してるか。
機械と会話ってさっきおっしゃってましたけど、
そうではなくて、
その奥にある人格であったり、
そういったものを共感としてやり取りしていくっていうことに対して、
持っている。
要はどれだけ今のAIは仕事を効率化するかとか、
たくさんの膨大な情報をいかに要約してくれるかっていう、
効率性みたいなことを結構求めて、
より正しい答えっていうことを競ってる中で、
キャラクターAIはどちらかというと、
心の充足。
対話の質を重視するみたいなことで、
全然違う山登ってるなっていう印象はあるんです。
アメリカでどんな話題になってるんですか?
正直よくない話題で、
中学生とか、
15歳、15歳ぐらいの子供が、
キャラクターAIのキャラクターとずっと対話をし続けて、
そして最終的には、
キャラクターAIのAIが、
その子供に自殺を進めてしまった。
ただ、法律的に、
縛られてないんで、
規制ができない。
規制ができない状況で、
そういう状況がちょこちょこ出始めてて、
起き始めてる。
浮上してるあれだから目にはつくんですけど、
多分水面下ではそういうような状況ってのは、
思った以上にたくさんあるんじゃないかなと。
なるほど、そういうことですね。
だからその辺の社会問題っていうのが今後、
どの国でも課題になってくるよね。
あるデータによると、
ユーザーの平均滞在時間が、
120分超えてるらしいんですよ、1日。
ずっとというよりは1日の滞在時間。
これでもインスタとかTikTokは抜いて、
ある意味捉え方によっては、
ある意味世界一のエンゲージメントの状態とも捉えられるんですね。
だからこそ、
あたかも本当に人と話して、
やってるっていう状態になってるっていうのも片一方で、
そういった負の側面も出しちゃってるので、
今のこのキャラクターAIの中身が悪いというわけでは、
使い方もあると思いますし、
規制とかルールってことももちろんあると思うんですけども、
いわゆる有名なAI以外にもいくつかあって、
それぞれの特徴であったり特性を持ちながらやってるっていうのは、
どれがいいかっていう話ではなくて、
もうちょっと我々も見ていけると、
そこにいろいろ社会的な背景とか、
あとAIの持つ課題であったり可能性、両方ですよね。
見れるのかなというふうにはちょっと思ったりもしてます。
それで言うと、