1. レイ・イナモト「世界のクリエイティブ思考」
  2. #035 注目のクリエイティブ 〜..
2023-06-27 24:13

#035 注目のクリエイティブ 〜AIで変わる音楽業界&新入生に贈る言葉〜

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第35回は、AIを使った2つの作品を紹介。まず、AIの多言語補正機能を利用して楽曲を制作したK-POPアーティストMIDNATTに注目。すごく自然な発音で、韓国語、英語、スペイン語、日本語、中国語、ベトナム語で発表された「Masquerade」について、レイ・イナモトが独自の視点で分析します。また、デザイナーの中村勇吾さんが多摩美の新入生にChatGPTで贈ったメッセージについても解説。クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


◆MIDNATT「Masquerade」

https://www.youtube.com/watch?v=l19AEmRvh-Y


◆デザイナー・中村勇吾さんの新入生に贈る言葉

https://twitter.com/yugop/status/1643530739500322817?s=20


◆レイ・イナモト SNSアカウント

https://twitter.com/reiinamoto

https://www.instagram.com/reiinamoto_jp/


◆お便りやご感想はこちらまで!

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00:03
世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro.
皆さん、こんにちは。ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイノベーションファーム、I&CO、共同創業パートナーのReina Moroです。
この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は、僕が気になったクリエイティブ作品を紹介する注目のクリエイティブをお届けします。
So, let's get started.
今日は本番組のプロデューサー、竹村幸子さんと一緒にお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
今年に入ってから、ChatGPTやMIDJOURNEYをはじめとした生成型AIの機能はすごいですよね。
そうですよね。ゲストの方たちも、やっぱり一早くAIを取り入れてっていう方たちばかりでしたね。
そうですね。アメリカのニュースを見てても、日本のニュースを見てても、もうAI、AI、AIっていうのが、AI祭り状態になってますよね。
今日はそんなAIにまつわる作品を注目のクリエイティブ選んでくださったということで、早速作品紹介してください。
ここ数週間でインターネット上で見つけた作品、いくつか紹介したいと思います。
一つはですね、K-POPのミッドナットというアーティストによるマスカレイという曲です。
この楽曲は本当にですね、AIを使ってものすごく自然に、なんと6言語、韓国語、英語、スペイン語、日本語、中国語、ベトナム語で、もう全く同時期にリリースしているということで、
AIでこんなに自然な発音ができるんだっていう衝撃がある作品です。
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つまんない、もっと斬新で破壊力のあるワードを
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失礼しました。
このフレーズはいかがでしょうか。
未来を握れ、アートの破壊者たちよ。
中森優吾さん、良くなってきた。
でも破壊者は良くないだろう。
おっしゃる通り、破壊者という言葉は適切ではありませんでした。
申し訳ございません。
改めて新しいフレーズを提案いたします。
革新の旅人たち、アートの未来を築け。
それっぽいね。
それっぽすぎるな。
もっとキラキラした感じで考えて。
キラキラした感じのフレーズで考えてみますね。
こんなフレーズはいかがでしょうか。
輝く未来へ、アートの魔法で羽ばたこう。
キラキラした感じとかって、
チャットGPTというか、AIにとっては難しいんじゃないかな
なんて思うんですけど、
意外と考えてくれますね。
そう。
正直それをどこまで理解してくれて、
それに反応しているのか、
こういうAIというのも実は理解していないんじゃないか
ということをおっしゃるコンピュータサイエンスの人たちも結構いて、
結局このパターンから返答をしているわけじゃないですか。
だから本当に理解をしているわけではなくて、
過去にあったデータを引っ張ってきて、
それを照らし合わせて、
それらしい言葉だったりとか絵を出すわけなので、
キラキラしたっていう表現とか、
あと特に日本語だとそういう曖昧な表現が英語以上にあって、
例えばこの中村英吾さんのディレクションで、
もっと韻を踏んでラップ的な感じで強くみたいなことを言うと、
それに対して才能ブレイク、心シェイク、
アート界のリーダーになるウィンクという。
中村英吾さんがやっぱりできるじゃん、もっといこう。
ありがとうございます。こんな感じでいかがでしょう。
クリエイティブなスパーク、アートで世界を巻く、
たまびれ築く未来の悪という、
なかなかこれも僕も聞いてて、読んでて悪くないなっていう結果にはなってきますよね。
最終的にですね、これが3分近くこういうやりとりが続いて、
最終的には中村英吾さんが選んだ言葉が、
共に築こう、未来のアート帝国。
2023年4月5日、多摩美術大学統合デザイン学科、中村英吾っていう、
そういうオチだという。
なんか、AIってすごいなーみたいな感じ思った人すごい多かったと思います、これ。
このやりとりをキャプチャーして、それをそのまま見せるっていう思いも発想も、
これはこれですごく面白いなと思うんですよね。
いや、3分間結構釘付けになって読んじゃいますよね。
あ、面白いなーみたいな。
そうですし、これもう本当は人間とこういうやりとりをするのが、
15:05
コピーライターの人とやりとりをするっていうのは、
クリエイティブディレクターとコピーライターがやりとりをするっていうのは、
結構現実的な話でもあるんですよね。
でもこれはね、3分でこのゼロのところからここまでいった、
人間だとたぶんその間に数十分とか、
下手したら数時間とか、下手したらもう数日とか、
かかっても全然不思議じゃないことだと思うんですよね。
それを3分でできちゃうっていうことを考えると、
ある意味、すごい希望も持てるところもありますし、
ある意味、じゃあコピーライターの人っていらないのかっていう、
そういうことになるじゃないですか。
いやー、コピーライターの人たちは戦々恐々としちゃうでしょう、これは。
クリエイティビティって2つのレイヤーがあって、
1つは作ること。
あともう1つのレイヤーが、
じゃあこのアイディアでどういう影響を与えるかとか、
どういうインパクトを与えるかという、
ちょっと抽象的なんですけれども、
アイディアのレベルのクリエイティビティっていうのもあると思うんですね。
これで彼が表しているのは、
AIがどんどんどんどん人間の仕事を奪って、
こんなに数日、数時間、数日かかっていたとか、
もうほんの数分でできるんだよっていう、
作る作業をストレートにこうやって表して、
デモンストレーションをしているっていうところもあれば、
あえてオンラインで投稿することによって、
いろんな人に見てもらうと。
そこもちゃんと考えられているというか、
プロデュースされているわけですよね。
それもクリエイティビティで、
作っているだけじゃなくて、
じゃあそれをどうやって伝えようかっていう、
そこを今、中森優吾さんは生徒たちに間接的に教えていると思うんですよ。
なるほど。
時代への問題定義みたいな、
その相手からの世間の反響も含めて一つの作品みたいなことですか。
そう、問題定義でもありますし、
あとこういうチャンスがあるっていうことを身をもって皆さんに、
生徒の人たちなんですけども、
生徒だけじゃなくて世の中の人たちに表しているっていう、
それもそれで僕はクリエイティビティに、
中森優吾さんのクリエイティビティに含まれていると思います。
本当そうですね。
ただ入学式で流れるだけだったら、
私たちこんなの知りようもないというか、
ですけど、大学生以外の人もこんな165万回近い再生されてて、
みんな結構ドキッとしたというか、
面白いと思ったし。
中森優吾さんっていうのは、
中森優吾さんのことを知らない人のためにちょっと背景なんですけども、
それまでにできなかったような、
インターネット上ではできなかったことを、
18:01
Flashっていうツールを使って、
ご自分の作品を発表されて、
それ今でも僕動いてるんですけど、
うわ、すごいと思って、
インターネットの特にデザイン業界の中ではすごく話題になって、
中森優吾さんも、
その界隈ではすごく有名人になったっていう。
だから日本人のデジタルアーティストとして、
世界に認められた人の第一人者でもあるんですよ、中森優吾さんは。
すごくハイレベルで技術も高いことを作られていて、
そこがすごいっていうこともあったんですけども、
逆に今この20何年後、ほぼ25年後にやられていることは、
ある意味めちゃくちゃローテクで、
別にそういうプログラミングとか技術を使っているわけじゃないじゃないですか。
ただやっぱり長年培われてきて、
どうやってディレクションを出して、
どうやって磨いていこうかっていうところもあると思うので、
それをChatGPTという生き物らしい機械に指令を出して、
発注をしてこういうのを作っているっていうのは、
25年前に彼が作られたものと全く真逆のもので、
その時は技術がすごいっていう、もちろんアイディアもあったんですけども、
それプラス技術っていうところがあったのが、
今はこれ誰でも使える技術にそこにアイディアを乗っけて、
すごくシンプルなんだけど、
でもめちゃくちゃいろんな人が共感を得たりとか、
関心をしているっていう、すごく対照的だなとは思います。
これは新入生に対しては刺激的なメッセージですね。
そう、だからクリエイティビティっていうのは、
技術だけじゃなくてアイディアでもあるし、
あとこういうツールが今、
誰でもただ、もしくはほぼただで使えるツールがあるので、
それだけを使いこなすんじゃなくて、
ちゃんとアイディアを考えて練って、
そして自分にしかできないことをやっていくっていう。
そう、だからこれは特に新入生の人たち、
学生の人たちにもいい影響にはなると思いますし、
いろんなレイヤーでの教訓というか、
教えが含まれているんじゃないかなと思います。
このリンクは番組の概要欄に貼っておきますので、
ぜひ皆さんに見ていただきたいですね。
さて、今最近のレイさんの身近な話なんかも聞きたいな、
なんて思うんですけど、今ニューヨークにいらっしゃるんですよね。
どうですか、最近は。
そうですね、ちょっとAIの話に関わることを言うとですね、
ほんの数日前に見たあるニュースの見出しで、
アメリカでの採用募集の内容が、
1年前はメタバースっていう言葉を入れていた採用の募集が多かったんですが、
21:04
今はそれがメタバースという言葉が採用の募集の内容から消えていると。
1年前はメタバース祭りだったのが、
今はそれがもうAI祭りになっているっていうのがすごく、
そういうクライアントの問い合わせだったりとか、
ニュースのその見出しとかですごくはっきりしてるなと思います。
いや、時代の流れは早いですね。
だから最近は、1年前にどういうことが話題になったかとか、
クライアントにどういうことを聞かれるかってことを考えると、
時代の流れがすごくはっきりわかるなっていうのはありますね。
レイさんのところにもAIで何かできませんか?みたいな話とか来ます?
AIをどう使ったらいいかっていう問い合わせだったりとか、
あと、口に出しては言わないんですけど、
AIを使ったら安くなるんじゃないかっていう下心がある問い合わせは、
ちょこちょこ来てたりします。
いや、もしかしたら来年は、
いや、去年はあの時AIの話すごいしてましたよね?とか、
なるかもしれないですよね。
未来を読むことは完全にはできないですけど、
どうなって、1年後どうなってるかってことを考える、
この頭のエクササイズはいいことですよね。
なんかSFみたい。ちょっと。
いや、それはあると思います。
だから、僕が個人的に望むのは、
今、海外の情報だったりとか、海外で作られたものが日本に流れ込んでくるっていうのが圧倒的に多いですけども、
もちろんその流れは止まらないとは思うんですが、
逆に日本で出てきたものが海外で話題になっていくとか、
海外で使われていくっていう、そういう未来を作っていきたいなと思いますね。
さて、ここまでお送りしてきました、
レイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回は注目のクリエイティブで2つの作品をご紹介しました。
この番組はクリエイティブ思考とは言ってますけども、
別にそのクリエイティブなものとか、
そういう表現とかを作るってことだけではなくて、
そういう思考で新しいものだったりとか、
世界に使われるものを世の中に打ち出していくっていうのは、
それは別にデザインにこだわるわけでもないですし、
クリエイティブにこだわるわけでもないです。
ビジネスの世界でもいろんな方向でクリエイティブ思考を使って、
新しいこと、そして世の中に刺さることを生み出していくっていう、
そういう思考回転に持っていければなとは思います。
世界のクリエイティブ思考、お相手はレイナモトと
竹村由紀子でした。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、
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創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた、
テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
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