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はいどうもー、もらったら捨てますよ、さのみきひとでございます。始まりました、ラのみきジオでございますけれども、あの、ビームス行ってきました、ついさっき。あの、ビーム買いたいなーと思って。あの、燃料切れてたんでね。あの、貫通するタイプのやつにしました、今回は。
えー、ありがとう!ほんとにありがとう!現状維持から始めていこう!言ってますけれどもね、あの、最近ネトフリハマっててね、あの、昔、友達からネトフリもらって、あの、アニメを一生見てるんですけど、あの、そう、鳥かごのアルキメデスって知ってる?
あの、日常系のアニメのやつ?あの、言葉を話せる不思議な鳥のアルキメデスとお城のお嬢様のアルキメデスがお話しするっていうやつ?もうやばない?その、鳥もお嬢様も同じ名前なのやばくない?で、まあなんかその、基本的には2人が会話するだけで、特別トラブルとかイベントとか起きずみたいなその日常系ってやつに入んのかなー?
もうこれがもうめちゃくちゃ面白くて、ちょっと説明つかんぐらい面白くて、あのもう見てもらうのは基本的には無理なんで、今回は鳥かごのアルキメデス、違法に録音しましたんで、もう一緒に聞いていこうかなーと思っております。
あの、他人に物事を紹介するときって、物の流れが半端になるように、直接に伝わるような考え方を…
テーブルの上には見知らぬ鳥が1匹と、パンが4つ、ワインが2つ。パンとワインを混ぜて、粘土みたいにしろというの?そういうわけではなさそうね。それにしても、この鳥は一体何?
やあ、アルキメデス。
何?何事?
僕だよ。君の顔面の外にいるよ。
鳥?鳥が喋った?
あんまり驚くなって、呼び捨てからさんづけになるくらい悲しいよ。呼び方の話ね。
あなたは一体何者?
僕はアルキメデス。
何を言っているの?私がアルキメデスよ。
そうさ、僕も君もアルキメデス。僕と君は表裏一体、記憶は温庫地震、異神伝神さ。
そういうことだったのね。ねえ、今少しセンチメンタルな気分なの。失礼、少しセンチメンタルな気持ちなの。
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了解。宇宙哲学とは上が合いそうだね。
話を聞いてくださる?
断ると言ったら?
もちろん外の雨を眺めるわ。
そういうところが好きさ。
アルキメデス、あなたはどこから来たの?
僕も気づいたらここにいたのさ。警察が僕をぬいぐるみと勘違いしたところまでは覚えてない。
魂のないものが生まれ、肉体のあるものが消えていくのね。
そうさ、アルキメデス。
素敵ね、アルキメデス。
君はどうしてここにいるの?
私?事態に向かわなくちゃいけないのに足がどうも痛くて。
君は国会の議員なの?いつから続けてるの?足は何かの病気?
どう痛むの?
一度にたくさん質問しないで。
ごめんよ、アルキメデス。
気にしないで、アルキメデス。
失礼。リズムに合わせて復帰をしてよいかしら。これが私の日課なの。
ごめん、寝まーす。
おやすみ、アルキメデス。
鳥籠のアルキメデス 第2話 お腹が空いたアルキメデス
今日も彼が帰ってこないわ。
ねぇ、アルキメデス。お話に付き合ってくれない?
もちろんさ、アルキメデス。
ありがとう。ねぇ、今日も彼が帰ってこないの。
それはさっき聞いたよ。
さっきのは独り言であって、あなたと会話していたわけではないの。
そうかい。人間ってラッキーだよな。
私、お腹が減ったわ。
それもさっき聞いたよ。
どういう意味?今初めて言ったわ。
君の体の匂いで、君が次に何を言うかが手に取るようにわかるのさ。
本当にどういう意味?
僕もお腹が減ってきたな。
ロンドンで食べたトマトスープが忘れられないよ。
ロンドン?トマトスープ?
まさか、あなたは人間?
僕は鳥です。
そうよね、アルキメデス。
完全に想像で話をしてしまいました。大変申し訳ありません。
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そういうところが好きよ。
問題ない?
ええ。
本当に問題ない?
問題ないわ。
よかった、問題がなくて。
クイズならあるわ。
クイズは大好きさ。挑戦させてよ。
いいわよ。じゃあ、問題。
問題あるじゃん。
問題あったわ。申し訳ない。
いいさ、アルキメデス。
改めて、問題。
ツバメはオレンジジュースを運んできました。
では、イルカは何を運んでくる?
こんなの簡単さ。ミートボール。
不正解。
え?なんだって?正解は何?
ねえ、アルキメデス。
え?正解は何なの?
でも私、雨が好き。
もっと言うと、雨が降ってるときの私自身が好き。
ねえ、正解は?
でも私、雲より太陽が好きよ。
あったかくて、でもどうしようも。
ちっとも手が届きそうにない。
あ、正解を教えてくれるとか、そういう感じのあれはないの?
失礼。リズムスッキリのお時間だわ。
ごめん、寝ます。
おやすみ、アルキメデス。
鳥かごのアルキメデス、第7話。
あなたの鼓動。
おはよう、アルキメデス。
おはよう、アルキメデス。
ねえ、あなたと出会って2ヶ月になるわ。
あなたは鳥かごの外に出たいとは思わないの?
ああ、縛られた自由ってのが一番の僕のお気に入り。
今は外に出る気はないね。
一度紅茶になった茶葉が二度と元に戻らないようにね。
あなたのジョーク、本当に嫌いだわ。
あの、嫌いすぎて防衛本能として笑いが出る。
守りとしての笑顔、盾としての表情よ。
なんだよ、そんなに僕のことが嫌いかい?
いえ、大好きよ、アルキメデス。
09:00
ねえ、人間って鳥に恋をしてもよいのかしら?
いきなりどうしたんだよ。
君に恋人はいないのかい?
いるわ、この世界で最も愛しい人が。
なんだよ、その人に会ってみたいな。
もう、会えないの。
え?
あなたが来る一日前にどこかに行ってしまったわ。
詳しく聞かせて。
あなたが来る一日前のこと。
私はいつものように彼とお庭のテーブルで紅茶を飲んでいたわ。
彼は私が焼いたクッキーをおいしそうに食べてくれた。
そんな彼の笑顔が大好きだった。
街に出かけたわ。
私の大好きなレモンケーキを買いに出かけてくれたの。
でも彼は夜になっても戻ってこなかった。
何があったのか心配で眠れなかった。
ようやく一眠りできた後、
ある日目です。
テーブルの上にあなたがいたのよ。
そういうことだったのか。
彼は?
彼は無事なのかい?
普通にインスタとか更新はしてるから元気そうではあるわ。
そうか。
僕にも彼のアカウントを見せてくれる?
いいわよ。
ほうほう。
なんか普通に飲み会の写真とかあげてるね。
一番嫌いなタイプのアカウントだ。
私、あなたが好き。
ある日目です。
あなたが好き。
彼のことはいいのかい?
あなたの気持ちを聞かせて。
彼はもう帰ってこないの。
個人的には大好きだよ。
個人的にって何よ。
でもあなたは人じゃないから
誇張的にじゃないの?
子の鳥として誇張的にじゃないの?
子の鳥として答えてよ。
子の鳥?
僕はまだまだひよっこの小鳥さ。
ピヨピヨ鳴いてるだけの小鳥。
君が鳴いてるところをもう見たくないんだ。
僕の気持ちはこの通りさ。
なんか急に冷めたわ。
これからも友達としてよろしくね。
余計なお世話だったらごめんだけど
君はあまりにも苦手すぎる。
12:02
あれ、やります。
ごめん、寝ます。
おやすみ、アルギメです。
いやー、好きやわー。
