伊勢崎アートライブの紹介
「いせたまボイス」。今日この時間は、伊勢崎アートライブのご紹介です。お話を伺いますのは、群馬県教育文化事業団シブヤユキコさんです。よろしくお願いします。
教育文化事業団のシブヤと申します。よろしくお願いいたします。
伊勢崎アートライブとはどういったものであるのか。まずはですね、開催日時や場所、概要を含めて全体的なご紹介をお願いします。
はい。伊勢崎アートライブは、和の美しさをテーマに、県内出身アーティストの皆さんによる音楽、華道、そして刀やセンスを持ち、武士のような紋付袴姿で舞う、
剣詩舞道のコラボパフォーマンスやトークなど多彩な演目で、幼いお子さんから全ての世代の方が目で見て耳で聞いて楽しめる講演です。
そして開催日は3月2日日曜日で、会場はメガネのイタガキ文化ホール伊勢崎市文化会館大ホールです。そして入場料は全席自由で大人は1000円、高校生以下500円で親子ペアチケットもご用意しております。はい。3月2日日曜日、会場はメガネのイタガキ文化ホール伊勢崎。伊勢崎市文化会館、大ホール。入場料が全席自由で大人1000円、高校生以下500円。親子ペアチケットもあるということで、かなりお安いですね
開催経緯を教えていただけますか。
このアートライブという公演は、音楽や舞踊、美術などさまざまな分野のアートの交流を通じて、次世代のアーティストの方の育成や開催地の地域資源を生かした、地域の魅力を伝える公演を目指して、令和3年度より開催してまいりました。
本年度は、「富岡製紙城と絹産業遺産群」の世界遺産登録10周年を記念して、田島弥平旧宅のある伊勢崎市において、上毛かるたの「銘仙織出す伊勢崎市」でも有名な伊勢崎銘仙などをご紹介しながら、音楽、華道、剣詩舞道のコラボレーションを披露させていただきます。
さあ、どういった方がご出演になりますでしょうか。まずはご出演の皆様をご紹介いただきまして、お一人ずつ詳しくお話しください。
まず音楽家は、琴の清水紗登美さん、フルートの安藝美雪さん、ピアノの黒崎裕子さん、コントラバスの蘆川里愛さん、作曲編曲の山邊光二さんの5人です。
琴の清水紗登美さんは高崎市出身で、国内外で演奏会や講義を行っていらっしゃいます。現在は東京農業大学第二高等学校の筝曲部の講師も務めていらっしゃいます。
フルートの安藝美雪さんは高崎市の出身で、幼少期は伊勢崎市でも過ごされていました。国内外のコンクールで優秀な成績を収めていらっしゃるほか、ヨーロッパ各国で演奏会に出演されています。
ピアノの黒崎裕子さんは前橋市の出身で、国内外で演奏活動を行う傍ら、コンクールの審査員を務めるなど講師も指導にあたられています。
コントラバスの蘆川里愛さんは玉村町の出身で、数々のコンクールで優秀な成績を収め、小澤征爾音楽塾オーケストラのオーディションに合格するなど、今後の活躍が期待される演奏家です。
前橋市出身の作曲編曲の山邊光二さんは、世界各国からエントリーされる武満徹作曲賞の2023年度第2位に選ばれたほか、国内最高峰とも言われる芥川也寸志サントリー作曲賞最終選考にノミネートされるなど、今最も注目される若手県内音楽作曲家の一人でいらっしゃいます。
次に、至心流剣詩舞道本部の皆さんをご紹介いたします。
至心流は前橋・藤岡・沼田を拠点に活動している剣詩舞の流派です。
剣詩舞とは、漢詩や和歌で歌う詩人や楽曲に合わせて、紋付袴に刀や扇子で舞う伝統芸能です。
宗家五世の髙橋清洲さんは、全日本剣詩舞道連盟コンクールなど、数多くの全国大会で優勝されるなど、活躍されていらっしゃいます。
次に、株式会社Ay代表取締役社長の村上采さんです。
村上さんは伊勢崎市出身で、伊勢崎市の地域文化の可能性を広げようと伊勢崎銘仙をアップサイクルした洋服を手掛けていらっしゃいます。
今回の講演では、ご自身の活動についてのトークのほか、出演者の衣装でもご協力をいただいております。
以上でございます。
はい、わかりました。ここまで多種多様なアーティストの方が一緒になるイベントっていうのは、あまり聞いたことないなと思ったんですね。
はい、なかなかないコラボレーションかと思っております。
貴重な機会ですよね。皆様にもぜひご覧いただきたいと思いますが。
シブヤさん、当日はどんなプログラムでしょうか。
公演は全2幕のプログラムとなっております。
まず、演奏家の皆さんによる作曲家の山邊さんのオリジナル楽曲の演奏で幕を開けまして、
いけばなパフォーマンスと剣詩舞のコラボレーションが続きます。
その他1幕では、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」や伊勢崎市の自然やお祭りの映像を織り交ぜながら、
箏とフルートによる演奏を披露いたします。
続きまして2幕では、こちらも作曲家の山邊さんによるピアノの即興演奏に合わせて、
いけばなパフォーマンスを披露いたします。
お二人のその場で生まれるコラボレーションの緊張感、そして創造性あふれる美しさをお楽しみいただきたいなと思っております。
そのいけばなと合わせて剣詩舞の皆さんが加わってのコラボレーションのパフォーマンスが続きます。
さらにカルチャーブランドAyさんのお洋服や小物を身につけた候補のキッズモデルの皆さんによるランウェイの企画もあります。
お子さんにも楽しんでいただきながら、伊勢崎銘仙の魅力を感じていただきたいと思っております。
最後ですね、詩吟で有名な「名槍日本号」を山邊さんが新たに編曲し、音楽と剣詩舞コラボパフォーマンスを披露いただきます。
イベントの詳細とメッセージ
今回この公演は、演出家の中原和樹さんが構成演出をされていらっしゃいます。
中原さんは全国で活躍されている演出家で、各地の芸術体や演劇公演の演出、プロデュースをしていらっしゃいます。
県内では渋川市民ミュージカルの脚本演出をされていらっしゃる方です。
今回のアートライブでは、来場される皆様がワクワクするようなアーティストのコラボレーションを楽しんでいただきたいという中原さんの思いを込めたプログラムとなっております。
見どころとか聞きどころ、シブヤさん教えていただけますか。
はい、様々な分野のアーティストによるコラボパフォーマンスが見どころです。
和楽器である琴とクラシック楽器の共演、さらにこれらの楽器の演奏に合わせていけばなパフォーマンスや剣詩舞の演舞も加わり、普段なかなか見ることのできない新しい舞台になると思います。
特に剣詩舞が楽器の生演奏で演技を行うことは非常に珍しく、剣詩舞の皆さんも新たな挑戦となっております。ぜひご覧いただきたいと思います。
また、こうした音楽やパフォーマンスとともに世界遺産の田島弥平旧宅や伊勢崎銘仙など、伊勢崎市の地域資源の魅力もお届けいたします。
小さなお子様からご家族で楽しめるお祭りのような公演となっております。
当日はさらにロビーでもイベントを開催いたします。
富岡製糸場世界遺産伝道士協会による世界遺産の開設のブースや、伊勢崎市観光ブースさん協会による名戦の展示ワークショップなどを行います。
また、12時からはお茶席もご用意します。こちらはご用意したお茶が終わり次第終了となりますのでご注意ください。
こうして舞台でもロビーイベントでも楽しんでいただきたいと思っております。
改めてリスナーの皆様にメッセージをお願いいたします。
音楽と華道と剣詩舞道のパフォーマンスがコラボレーションする舞台をぜひお楽しみください。
チケットは会場である眼鏡の頂き文化ホールの窓口で現在発売中です。
今日この時間は伊勢崎アートライブにつきまして群馬県教育文化事業団渋谷幸子さんに詳しくお話を伺いました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
以上、伊勢玉ボイスでした。