鴨田公孝の防災活動
ここからは、いせたまボイスのコーナー。地元の様々な方をゲストにお迎えしまして、お話を聞いていきます。
本日は、「3月の防災月間」をテーマに、鴨田公孝さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。まずは、自己紹介をお願いいたします。
私は、市内の本関町に在住の鴨田公孝です。
自宅は旧伊勢崎市の一番北ですね、赤堀に近いところで、市のハザードマップでは一番薄い色、50センチ以下の浸水のエリアに住んでいます。
はい、よろしくお願いいたします。
鴨田さんは、防災士の資格を持っていらっしゃるということなんですけども、改めてどういった活動をしていらっしゃるんでしょうか。
市の防災士のフォローアップ研修などがありますので、そういったところで知識を身につけたりしています。
また、民生委員もやっていますので、お年寄りが集まるミニデイの時などに、防災川柳などを使ったミニミニ防災講座ですね、ちょっと防災のお話を、ちょっと短めの話をしています。
それと、団体活動としては、「防災と福祉を考える会」という団体に所属しておりますので、防災展を見に行ったり、避難所の一時運営訓練というのを行いました。
また、2月11日には東日本大震災の語り人の佐藤誠悦さんと、高崎総合医療センターの救命救急センター長の町田先生ですね、お呼びして講演と対談などをいただいたりしました。そんな活動を行っています。
3月の防災日
はい、わかりました。ありがとうございます。本当にもう精力的に活動していらっしゃるということですね。
さあ続きまして、本題であります「3月の防災」についてお話を聞いていきたいと思います。こちらですね、ちょっと解説をお願いいたします。
はい、「3月の防災」というと、まずどうしても頭に描かれるのは、2011年ですね。3月11日に起こった東日本大震災が思い浮かべます。
先ほどお話しした講演会にお呼びした佐藤誠悦さん、当時消防署員だったんですけれども、
実際に津波を体験されたり、奥様が亡くなられたりした方のお話を聞いたなども、そういった時期になってくるかと思います。
ちなみに、鴨田さんは当時は?
私は赤堀の図書館の館長で勤務しておりまして、
あと隣のホールも運営してたんですけども、図書館のところだったら本棚から本が落ちるとか、
場合によると本棚が倒れる可能性というのがあるので、中にいたお客さんに、利用者に、本のないところ、広いところに避難した、
ちょっと顔が見えるところに集まりましょうって言って、そこに集まってて落ち着くのを待ってたと。
それとすぐにテレビをつけて、まず情報を得たということですね。
これで地震の情報がどんどん入ってきて、本当にびっくりしましたですね。
はい、ありがとうございます。続いてなんですけども、3月には防災に関する日があるかと思うんですけども、こちらの解説をお願いいたします。
はい、まず3月1日が「防災用品点検の日」という日になるそうです。
これは1923年9月1日に発生した関東大震災をきっかけに行われるようになったということなんですけども、
3月1日、6月1日、9月1日、12月1日、3の倍数ですよね。
2は季節の変わり目になりますので、防災用品をぜひ点検しましょうという、そういう日にもなっているそうです。
あと先ほどあった3月11日は、「防災意識を育てる日」ということだそうですね。
東日本大震災をきっかけに、震災経験を風化せずに、その教訓を次の世代につないでいこうという目的の日だということです。
はい、ありがとうございます。続いてなんですけども、防災用品、先ほどおっしゃってましたが、
鴨田さんが今家でやっているような防災用品、何かあったりしますでしょうか。
私の家は先ほどのハザードマップで、割と安全な場所にあるかなと思っておりますので、
自宅避難を中心に考えています。
食品庫にはいろんな非常食を少し余分に用意してるんですけども、
各種乾麺、レトルト食品、缶詰、鯖の味噌煮などが好きなので、
そんなのはちょっと多めに買ってあったりするんですけども、
お米も5キロの米物にお米をいつも入れて使っています。
それで5キロの米物にお米を入れたときに、もう一袋5キロを買うようにしています。
そうすると1ヶ月ぐらい余裕が出てくるわけですね。
なくならない余裕が出てきますので、予備品として10キロ近く、常に5キロはあるような。
日常生活と防災
あと物品庫なんですけれども、いろんな情報からうちで足りなかったのが、
女性の生理用品、私は生理用品買いませんので、それなどで妻に話をして、
女性の生理用品も少しストックをするように心がけました。
本当に普段の生活から防災意識を高めているということですね。
そうですね。日常が防災になるような延長になるという形で生活しております。
わかりました。ありがとうございます。
続いてなんですけれども、他にも防災に関する意識、何かやっていらっしゃいますか?
日常的に防災というのが生活に入ってくればいいなと思いましたので、
毎年お正月に親戚が集まるんですけれども、
余興で防災用品のくじ引きを行いました。
くじ引きですか。
キャンプ用のロープ、これ丈夫なロープなので、
そのロープ自身も防災用品で使えるんですけれども、
その先に防災用品をセルテープでくっつけておきまして、
20人すればみんな各自ロープを持って、
くじを引くといろんな防災用品が当たるというような、
そんな余興を通じて、必然的に家に防災用品が増えるという。
なるほど。
そんなような遊びですね。
分かりました。
はい、ありがとうございます。
さあ続いてなんですけれども、
より身近に防災を感じられるようなことってあったりしますでしょうか。
はい、最近は私が防災士ということもあって、
意識しているということからも分からないんですけれども、
新聞、テレビだとか、いろんなところでいろんな防災情報が載ってきています。
たまたま今手元に新聞があるんですけれども、
アウトドアの立場からお勧めしてたりとか、
夜間に地震が起こったらどうしたらいいですかという新聞記事があったりとか、
あと、たまたま図書館で子ども向けの防災用品の本を見ていたら、
ちょっと面白いのを見つけたので、紹介していいですか。
はい、お願いします。
空き缶と牛乳パックでご飯を作ろうという、そういうものなので、
空き缶を2つ使いまして、1つは焚き出し用の部分にするわけですね。
それで重ねた上の空き缶にお米とお水を入れて、
それで下の缶に穴を開けて、牛乳パックを細かく切って、
それを燃料として燃やして、ご飯が炊けるらしいんですけども、
早速試してみたいなというふうに思っています。
子ども向けの本なんですけども、
ちょっとした道具でスプーンができたりとか、いろんな案内などもあります。
トイレもありますね。そんなのもありますので、
ぜひ図書館の本などもちょっと覗いてみると、
身近に防災を感じられるんじゃないかなというふうに思います。
はい、わかりました。ありがとうございます。
ここまでですね、たくさん防災に関するお話をお聞きしたんですけども、
最後に来週お聞きの皆様に一言ありましたらお願いいたします。
はい、先ほどお話しした東日本大震災の語り人の佐藤さんが、
この人は津波の体験を言ってましたので、
海に行かれる機会が皆さんあると思うんですけども、
もし海で地震にあったら、ブレずにまずは逃げる。
自分の命を中心に逃げるということを、
それから普段できないことは災害時にはできませんよということを、
普段から防災意識を皆さん持ってください。
改めて防災を勉強しようなんていうことではなくて、
遊びの体験、工作の延長上で防災に関することができちゃったら、
それでいいのではないかなというふうに思います。
キャンプも普段楽しんでやっていれば、
それが結果的には防災につながるということになると思います。
はい、わかりました。ありがとうございます。
今日はですね、「3月の防災」をテーマに防災しております
鴨田公孝さんにお話を伺いました。
今日はありがとうございました。
はい、こちらこそありがとうございました。