積雪路面の状態
おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、危険な雪道についてお話をします。
雪道といっても、いろんな種類があるんですけれど、
車道の雪っていうのは、車のタイヤで固められたりとか、
あるいは一方で砕かれたりとか、
それから車から発する熱によって溶かされたりとか、
いろんな状態になります。
歩道の方はっていうと、やっぱり歩行者に踏み固められたりします。
なので、ただただ積もった雪とは違った表情を見せたりします。
今日は、代表的な雪道、7種類に分けて紹介していきます。
まず1つ目、新雪。
2つ目、圧雪。
3つ目、粒雪粉雪。
そして4つ目、シャーベット。
ここまでが積雪の状態です。
そしてこれが凍結、凍りますと、
鏡面圧雪、ミラーバーン、
氷板、アイスバーン、
氷の膜、ブラックアイスバーン、
という状態になって、全部で7種類です。
まずは積雪という状態4つお話をしていきます。
道路の表面に雪がある状態を積雪と呼ぶんですけれども、
雪の状態によって、さらに4つに分類されるということですね。
まず1つ目です。
新雪という状態は、道路に雪が降り積もって、一面真っ白な状態のことです。
一面真っ白なので、道路の境界、境目が本当に分かりづらいんですよね。
雪の下の状態が一体どうなっているか分からないので、
道路脇の側溝なんかにタイヤが取られてしまうことがあります。
あるいはスーパーの駐車場なんかも、線が見えなくなっているので、
適当に止まっちゃったりして、
普段止められる台数よりも、よっぽど少ない台数しか、
止まれないというようなこともあります。
2つ目、圧雪ですが、
降り積もった雪の上を繰り返し、車が通行するときに、
その車の重さで圧縮されて、
踏み固められた固い雪の層のことです。
タイヤで雪が踏み固められて、白っぽくなっています。
例えば昼間、通行量の多い場所では、
車から発せられる熱によって、雪の表面が溶けて水になります。
これが夜間冷え込んで、
それが冬の間、何度も繰り返されることになって、
非常に危険な路面になります。
これを圧雪アイスバーンということもあります。
そして3つ目、つぶ雪、粉雪です。
つぶ雪は、ボソボソ、ザクザクしたもの。
粉雪は、サラサラしたものです。
つぶ雪の方は、水分をあまり含んでいません。
だから、ザクザクっとしたり、ボソボソっとしたりする雪です。
そして、粉雪の方なんですが、
浸雪とか、地風があって、
吹雪で運ばれてきた、サラサラした雪のことなんですけど、
大雪と強風がある場合には、
これ、ホワイトアウトという現象が起きてしまいます。
視界が非常に悪くなるので、
大雪と強風、この予報が出ているときには、
特に注意が必要です。
そして4つ目、シャーベットなんですが、
これは、わりと春が近くなってきたときに見られる状況なんですが、
気温が上がってきて、降り積もった雪が溶けて、
氷と水が入り混じった、
シャリシャリした状態のことです。
凍結路面の状態
ただただ、雪が積もった状態と違って、
アスファルトも見えていて、大丈夫かなと思って、
普通の路面と同じように運転している人も意外と多いです。
でも、水分を多く含んだシャーベット状の雪というのは、
実はとても滑りやすいんですよね。
タイヤと路面の間に水の膜ができて、
車が浮いてしまう、いわゆるハイドロプレーニング現象を起こす恐れもあります。
ということで、ここまで積雪路面について4つ紹介してきたんですが、
粉雪、
うぶ雪、
シャーベットの下に、
溶けていない、凍結した路面が残っている場合もあります。
滑りやすいので、本当に注意が必要です。
その凍結した路面、いわゆるツルツル路面について、
次から3つ紹介していきます。
全体では5つ目になりますが、
まず、鏡面圧雪です。
鏡面というのは鏡と書きますけれども、
交差点付近で多く見られるもので、
ミラーバーンとも言われます。
これは、車から出される熱などで、
道路の雪が少しだけ溶けることによって、
その水が凍結することが原因で発生するものです。
なので、発進とか停止が頻繁に行われる交差点付近で起こりやすいのが、
このミラーバーンです。
このミラーバーンは、立ちが悪いのは、
融雪剤を巻いても効果が薄いということです。
そして、なお悪いのは、
スタッドレスタイヤを装着していても滑りやすいというところです。
交差点付近は、本当に注意が必要です。
そして、全体としては6つ目ですが、
氷板です。
いわゆるアイスバーンです。
氷の板と書くんですね。
降り積もった雪の表面が凍った状態、
または、気温が氷点下以下になって、
道路の上の水分が凍りついている状態です。
これ、アイスバーンと言うんですが、
表面に薄い水の膜ができることで、
とっても滑りやすいです。
そして最後、ブラックアイスバーンです。
これは、目で確認することが難しいということ、
なので、危険度が増します。
路面にできた氷の膜が薄くて、
アスファルトの色が見えているので、
濡れているだけの路面にしか見えないんですね。
でも、つるつるに凍っているということなんです。
分かりづらいので、昼までも本当に注意が必要です。
普通の道のつもりで運転していて、
うっかりブレーキを踏んだら、
急にハンドルを取られてヒヤッとする。
そういうこと、私も何度も経験があります。
というわけで、以上、
積雪路面、凍結路面について、
全部で今日は7つ紹介してきました。
日々、雪と戦う方も、そうでない方も、
どうぞ今日も安全にお過ごしください。
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では、また明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。