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2022-10-13 07:31

【0132】2022/10/13 フリーアナウンサーじゃなく司会者

2022/10/13

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
今度、私の母校で公演をするんだというお話は、先日配信の中でお話しした通りなんですけど、公演の担当の方から、私に対して問い合わせがあったんです。
何の問い合わせだったかというと、肩書きについてです。フリーアナウンサーという肩書きで、いいかどうかということでした。
もともと、私は名刺をお渡ししていて、その名刺には、司会、花火鑑賞師、気象予報士と3つの肩書きを書いていて、フリーアナウンサーとは書いていないですね。
名刺の裏側には何を書いてあるかというと、今までの簡単な経歴を、プロフィールを書いてあるんです。
何年にどうしたっていう感じ。そこにもフリーアナウンサーという文言はありません。
実はそういう言い方を自分自身には使いたくないっていうことがあります。なんかしっくりこないっていうのが一番の理由なんですけど、
フリーアナウンサーを名乗る方っていうのはどういう感じかなって私がイメージするのには、
もともと放送局のアナウンサーをしていて、退社してフリーになったっていう言い方をするんだと思うんです、私は。
なので、放送局のアナウンサー経験がある方が、その組織からフリーになりました。
退秘する形で、放送局にはいません。アナウンサーというなりわえをしていますという方のことを言うのかなって思うと、
私は放送局でアナウンサーをした経験がないので、私は自分自身でその肩書きを使うのが、なんかしっくりこないんです。どこまで行ってもやっぱりしっくりこないんですよね。
もちろんラジオの朝毎度をやっている時に、アナウンサーの仕事をしました。ニュースの原稿を読み、交通情報を言い、そして天気情報を言いという、
それはキャスターの仕事で、アナウンサーの仕事だったと思います。
なので、アナウンサーの訓練もたくさん伝授してもらいました。だからアナウンサーとしての技術っていうのは、そこで身につけられたなと思います。
ただ、私はアナウンサーではない。やっぱりどこまで行っても司会者だと思っているんですね。
司会者として声の仕事をしている中で、アナウンサーの仕事をしました。ラジオパーソナリティの仕事をしました。というのが私の正確な立ち位置のような気がしているんですね。
アナウンサーって原稿を読むっていうのが基本のお仕事だと思うんですけど、例えば基本的にはリズムを一定にお話しする。
それから文章の最初は、肯定でいうと高いところからスタートして低いところに落ちていく。そういうリズムの取り方をするっていうのがアナウンサーとしての正確な原稿の読み方だというふうに教わりました。
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全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が今日大阪市で行われます。これがアナウンサーの読み方だと思います。
それを司会っていうのは、ステージ司会は割とアナウンサーに近いと思うんですけど、私みたいな宴会場とかそのホール一つをその空気を作るということで言うと、もっと言葉を送るリズムというよりは間の取り方だったり、あるいは肯定の取り方がちょっと違うかなと思うんです。
この原稿で言うとちょっと難しいので、例えば新郎新婦入場ですって言うんですよね。それは拍手が来やすいからです。でもアナウンサーのように読むと新郎新婦入場ですってなるんですよ。それは本当に大きな違いだと思います。
当然お客様の顔を見ながらお話をするので、一定のリズムにはなりにくいです。なのでそこの2つがちゃんとわかってないと、この原稿はどうなるんだろうな。司会者のリズムで例えばこの原稿を読むと、全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が今日大阪市で行われます。
こうなるんじゃないでしょうか。ちょっとオーバーに言いましたけど。これはニュース原稿を聞いているということになると、相当聞きづらいと思います。
ただ、宴会場で聞くとその空気の中でお話ししていると、思わず拍手をしたくなるとか、思わずそこに注目したくなるというような目の取り方、あるいは工程のつけ方というのをします。意図的にします。それは学校の先生が教室でお話しすることと似ています。
それはアナウンサーの仕事とは全く違うものなんですよね。同じ原稿を読むということでも全く違うところに意図するものがあります。
なので、今回フリーアナウンサーという肩書きでいいでしょうかというふうにお問い合わせをいただいたときに、これを両方やったからこそ私はフリーアナウンサーと名乗ることにとても抵抗があるんですよね。
さらに言うならばなんですが、フリーっていう言い方を私はあまり好きじゃないんです。フリーって無料みたいじゃないですか。ただみたいな感じがするので、ここはちゃんとフリーランスって言いたいところなんですよね。
フリーアナウンサーっていうそのフリーとか、フリー司会者とかっていうフリーっていうのは、もう日本語として定着しているのでしょうがないんですけど、私はそこはフリーランスって言いたくなるんです。
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口では説明しますよ。あのどこかの事務所に所属しているんですかって言われたりすると、いやフリーランスですっていうふうに言ったり、フリーなんですって言ったりしますけど、でもそれを何かの文字として起こすっていう時には使いたくない言葉だなぁと思ったりしました。
結局公演当日の垂れ幕にはどう書かれるかっていうと、私がリクエストした通りになりました。司会ポツ花火干渉士ポツ気象予報士ということになったそうです。
あの花火干渉士も気象予報士も資格の名前なので、職業っていう感じではないんですけれども、職業一つ挙げるとしたら私はやっぱり司会、司会者ということになるのかなって思います。
そこから派生してラジオをやりました。アナウンサーをやりました。その中でちゃんと伝えること、伝わることを考えた時に花火干渉士という資格が必要であった。気象予報士という資格が必要だった。私にとっては必要だったということなんです。
それがやっぱり私しっくりくることかなーって思っています。
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鶴岡稽古でした。
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