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2025-04-26 06:14

【1058】2025/04/26 アメリカ生まれのお得文化三兄弟

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2025/04/26

サマリー

アメリカ生まれのクーポン、スタンプカード、ポイント制度について取り上げ、これらの文化が日本にどのように広がるのかを解説しています。特に、クーポンの発祥や顧客の忠誠心を育てる仕組みについて深掘りしています。

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。
クーポンの起源
先日、ビックリドンキーに行ったんですけど、メニューを見ながら、メニューの近くに公式アプリをダウンロードすると、そこにクーポンがあるよって書いてあったんですね。
じゃあ早速ダウンロードしようと思って、その場でアプリをダウンロードして、クーポンを確認しました。
そしたらあったんですよ。30円引きのクーポンだったりとか、あとお味噌汁いくらいくらとか、何%引きみたいなの、結構種類があったんですね。
で、まあこれはラッキーだなと思って。
で、会計の時に、今会計ってセルフレッジになってるんですけど、セルフレッジでクーポンを使おうと思ってアプリを開いたら、もう使えなかったんですよ。
何があったのかっていうと、実はビックリドンキーのクーポンって、使用するっていうとボタンを押しちゃうと一定時間内に停止しないと無効になるという、そういう仕様だったんです。
残念でしたね。
ビックリドンキーも今は注文の時、タブレットで注文するようになっているので、
例えばクーポンを使う時に、お願いする時、タブレットを使う時にクーポンをかざしたりとか、あるいは番号を入れるみたいなことがあるかなと思って、
使用するっていうのをやっぱ押してるんですよね。
でも、オーダーする時にはいらないわけです。会計の時に必要だったんですよね。
時間内には使えない。ゆっくりと食事もしましたし、おしゃべりもたくさんしたので、結局時間切れだったんです。
残念でしたね。
せっかくのお得のチャンスなんですけれども、ミスミス逃してしまいました。
金額でいうと30円ではあるんですけれども、されど30円なんですよ。
ほんとクーポンってお得感ありますよね。
なので、逃した時にはもう残念でならないというか、地味にダメージを受けました。
さて、このクーポンですけれども、ちょっと掘り下げていきます。
そもそもどこで生まれたかご存知ですか?
クーポンの発祥はアメリカなんです。
クーポンと発音する地域もありますし、キューポンという発音をする人たちもいます。
世界初のクーポンは1887年のことです。
コカ・コーラが宣伝のために無料引き買い券を配布したのが始まりです。
当時まだ広く知られていなかったコーラを広めるために、無料で一度試してもらうというところからスタートして、
つまりコカ・コーラとしては、まず体験してもらうところからスタートして、
また飲むことを習慣化させるという、そういうマーケティング戦略が始まりだったんです。
クーポンに似ているサービスとして、スタンプカードってありますよね。
お得文化の発展
今はアプリで記録していくということがもしかしたら増えてきていると思うんですけれども、
これもお得感ある定番ですよね。
こちらもやはりアメリカがルーツなんです。
20世紀初頭からすでに存在していて、例えば10回買ったら1回無料とか、そういう形で使われていました。
これはロイヤリティープログラムといって、顧客の忠誠心を育てる仕組みとして発展しました。
いわゆるリピーターを育てるということですね。
日本には1970年代頃から本格的に広まりました。
ですから50年ぐらいになったってことですね。
ちなみにですけれども、昔の日本には米屋の帳面であるとか、魚屋のつけ帳というような買い物の記録を手書きでつける文化がありました。
昔の商店では、今月はつけでというような支払いを月末とか後日にすることがよくあったんですね。
その取引を記録するための帳簿がつけ帳というものです。
豆腐屋のつけ帳だったり、米屋のつけ帳、魚屋のつけ帳なんかがありました。
これは昭和の暮らしの中ではよく見られた風景だったようです。
もう一つお得感があるものとしては、ポイントなんかもそうですよね。
このポイント制度の機嫌もまたアメリカなんです。
1930年代にグリーンスタンプという紙のスタンプが登場したのが始まりだったんです。
このポイントはグリーンスタンプを扱っているいろんなお店があって、どこでも同じようにポイントがたまるという仕組みで、そのポイントは台紙に貼っていくんですね。
それを集めてカタログの商品と交換できるという仕組みでした。
このアイデアが評判を呼んで、スタンプカードと同じようにロイヤリティープログラムとしてどんどん広がっていくんです。
日本でも高度経済成長期にブルーチップというようなポイント制度が導入されました。
やがて90年代に入ってからは、カード型のポイントシステムに進化していくんです。
例えばTポイントなんていうのはそうですね。
皆さんTポイントカード持ってたんじゃないですか?今も持っている方も多いのかなと思いますが、
その後2000年代に入ってからは楽天ポイントなんていうのが現在の形の走りです。
こうしてみるとクーポンとかスタンプカード、ポイントっていうのは全部アメリカ生まれのお得文化三兄弟みたいなことですね。
小さなお得でもちゃんと使えると嬉しいものです。
スタンプカードもポイントも上手に貯めていきたいですし、
クーポンに関しては使うタイミングに本当に気をつけないと。
ちょっと使いすびれると切ないですからね。そこはよくチェックして使いたいものですね。
この配信はApple Podcasts他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
06:14

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