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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信は、花火や天気、言葉に関すること、また日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
今、大相撲を夏場所が行われているんですが、大相撲は重量で全勝の遠藤と一敗の若鷹影が今日対戦です。
若鷹影は幕打ちで最高優勝したこともある歴史なんですけど、全地一年の大怪我で幕下まで陥落するんですよね。
ようやくここまで戻ってきたっていうのと、相撲の上手い遠藤が元気な感じがいいなっていうのと、
先週落じゃなくて今日当たっちゃうわけねっていうのと、気持ちがぐるんぐるんしていますが、とっても楽しみです。
そして足の指を怪我をして途中救助をしていた若鷹影のお兄ちゃん若本春が今日から復帰するようです。
休みも入れちゃうともう7敗になっちゃうので、この後負けがあると負け越しちゃうから、席分けから番付けが落ちちゃうことになっちゃうんですけど、
無理だけはせず最後まで取り切ってほしいなとは思います。
そして大野里なんですけれど、幕打ち3場所目なんですよね。若手、もう大物のオーラがあります。
もう自分が強い力士なんだっていう、なんていうのか、自覚が出てきているような感じがするんですよね。
ですからインタビューも自信がみなぎっている感じってとっても伝わってきます。
戦場所までの謙虚さみたいな感じとはちょっと違っていて、だからといって下品な感じじゃなくて、品はとてもあるんですけど、
下に見ているように、周りのことを下に見ているようにならないのが大野里の良さだったり、ちゃんと言葉を選んでお話ししているのがとてもいいなっていうふうにも思います。
昨日勝ち越しをしましたので、来場所は席分けになっていくんですけど、その後3場所33勝というのを目安として勝っていくと、来年初場所にはもう大関になっているかもしれません。
これも本当に期待したいなと思います。
さて、昨日は秋田県内の大方村を通って野代市に行ってきました。
毎週火曜日はお友達のお手伝いでそちらまで行くんですけれど、昨日は気温は低かったんですがドライブするには本当に気持ちのいい日だったんです。
で、びっくりすることがあって、なんとそこを人が歩いていました。
人が歩いているのにびっくりするっていうのは、秋田は田舎だからでしょっていうふうにおっしゃる方がいらっしゃるかもしれないんですけど、特に大方村のその道は人が歩かない道なんですよ。
バックパックを背負って歩いている男性、若者がいたんですね。
どういう場所かっていうお話を少ししますと、大方村ってかつて日本で2番目の面積を誇る湖であった八郎潟を観卓して作った土地なんですね。
日本最大の観卓地です。
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ちなみに一番大きな湖って琵琶湖ですよね。
琵琶湖に次いで大きな八郎潟を観卓した土地なんです。
全部埋めちゃったわけですから、大方村の陸地に川は一本もありません。
自然に形成された山もありませんので、ずっと平地が続きます。
ですからちなみにではあるんですけど、大方村にはなだれ注意報が出ることはありません。
大雨警報、土砂災害が出ることもありません。
もともと八郎潟、湖だったわけですから、その湖の端っこが道路になっているって感じなんです。
ですから、大方村の住宅とはその道って離れてるんですよ。
これが秋田県道の42号線なんですけれど、ですからそこを歩いている人と出会うことってなかなかないんですね。
車はたくさん通ってるんですよ。
でも歩いている人がいるんだってびっくりしたんです。
本当にびっくりしました。
私が野城に向かうときにその方を抜いてったのが午後3時、15時ぐらいのことだったんですけど、
そして帰り道です。
今度は向こうから歩いてくる彼とすれ違うことになるんですけど、
それが5時ちょっと前、17時ちょっと前だったかなと思います。
彼はずっと歩いていて、まだ大方村を歩いていました。
県道42号は起点から終点まではおよそ25キロです。
地図アプリで調べてみたら、休憩なしで歩いて7時間2分かかる距離でした。
ここって本当にずっと同じ景色が続くんですよ。
車で走っていても大方村のどの辺に来たのかいつもよくわかりません。
ぼーっと走っていると道が急にカーブしていたりしてびっくりするんですよ。
そういうぐらい同じ景色がずっと続くんですね。
途中セブンイレブンとガソリンスタンドが向かい合っているところがあって、
そこに来てようやくここまで来たかみたいな感じになるんですよ。
そこを過ぎるとまた同じ景色がずっと続くんですね。
私、中学の時にうちの中学校には陸上部がなくて、地区大会のマラソン大会みたいなのがあって、
男子は駅伝だったと思うんですけど、女子はマラソン大会だったんですよ。
そのマラソン大会の選手に選んでもらって出場したんですけど、うちのチームって金メダルを取っているんですね。
そこで走ったんですけど、まあ平地で同じ景色がずっと続くので、いつまで走るんだろうって思いながらずっと走ってるみたいな。
アップダウンもなくてずっと平地なのはいいんですけれども、何か目標物があったりするとまたいいんですけどね、すごく難しい構図だったなっていうのを覚えています。
これね、もし1ヶ月ぐらい前のことだったら、ここに菜の花がずっと咲いていて綺麗だったのになと、
もっと歩くのに気持ちいいだろうなと思うんですけど、それでも同じ景色がずっと続くので、歩きながら達成感が湧きにくい道だなっていうふうには思います。
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そこをバックパッカーがずっと歩いてきていて、たくましいなっていうふうにも思ったりしました。
地元の秋田大学では今もやっているんですかね、
競歩大会といって、秋田大学のキャンパスから小賀市の寒風山という山があるんですけど、その寒風山まで歩くという行事がありました。
40キロぐらいあるんだと思うんですけど、しかも最後は登り坂なので、山なのでね、大変なんですけど、
確か真夜中に出発して寒風山にみんながたどり着くのは、その日の午後とか夕方だったと思います。
ただフルマラソンの距離っていう感じでもあるので、走っちゃう人もいるみたいなんですけどね。
で、私は神田外語大学を卒業した後、秋田大学の教育枠部に入ったんですけれども、そこでは専攻科生だったので、学部生ではないわけですね。
ですから競歩大会には参加していないんですけど、あれを経験した人たちはやり遂げた感ってすごいんですよ。
あの時誰がどうしたとかってずっと思い出話をするんですよね。
それってやっぱり経験した人にしか語れないことってあるなーって思いながら、その話をたくさん聞いた覚えがあります。
いろんな人からいろんな話を聞きました。
冒険するって人を大きくするんだなーっていうふうにも思ったものです。
何か自分の足を踏みしめて歩くっていう、もしかしたらすごく基本的なことだとは思うんですけれども、
そこから強さが伝わってくるような気がしました。
昨日見た若者は一体どこから来てどこへ行くんですかね。
そしてこの後の人生をどう歩んでいくのか、もう知る術もないんですけれども、声援を送りたいなと思いました。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。