東京おもちゃ美術館の元館長の多田千尋さんの言葉に、複数の課題を一気に解決するイノベーションを教えて頂きました
曰く
"なかなか高齢者の方との交流ってのは、我が子と持たせることが難しい時代になってきました。"
"遠くの祖父母よりも近所のお年寄りっていってるんですよね。"
"私はね、多世代交流っていうのは、一つの家族作りだと思っています。
家族作り。それなのに 3人家族とか 4人家族だとか小規模だけで子供を中学生、高校生にしようと思っちゃう僕はダメだと思ってるんですよ。
それよりもおもちゃ美術館に行ってですね。
近所のお年寄りの方たちと輪を広げてですね。
それで皆さんのちょっとしたご努力によって、小家族を大家族にしていく。
だから多世代交流ってのはね、家族を作っていくっていうね。そういうことだと思うんですね。"
ここから私は思いました
1、高齢者と子育て世代の課題をマッチング
2、おもちゃ美術館が潤滑油
3、多世代交流は家族づくりという大義
1、高齢者と子育て世代の課題をマッチング
高齢者の課題は、社会との接点が少なくなってくることが一つあると思います。社会に何らかの貢献をしたい気持ちと、気軽に楽しくお話をしたい、触れ合う時間がなかなか取れなくなってきている気がします
一方で、子育て世代の課題は、一日中子どもにつきっきりになってしまったり、子どもにいろんな世界を見せてあげたくてもなかなか時間がとれなかったり
そんな二つの課題を、このおもちゃ美術館に来れば、高齢者がこどもと触れ合うことで社会への貢献や教育への実感や、さらにはお父さんお母さんの気晴らしの時間を作ってあげられるし
子育て世代は、普段触れ合うことのできない高齢者と子どもが触れ合うことで、新しい世界を広げることができるし、遊んでもらってる間は、少し気晴らしの時間を作ることができるのかもしれないなと
イノベーションは、同時にいくつもの課題を解決できるパワーを持つものですが、このおもちゃ美術館の取り組みは、まさに、複数の課題を一気に解決できる、素晴らしいイノベーションだなあと思いました
2、おもちゃ美術館が潤滑油
しかも、単なるマッチングではなくて、そこに潤滑樹としての、おもちゃ美術館があると言うことが、また一捻り入った良いソリューションになっていると思いました
多田さんのお父様が美術教育の専門家で、おもちゃは芸術作品ということを強調されていて、赤ちゃんの頃から美意識を育てるためには、おもちゃは最適であるという考え方からおもちゃ美術館となったとのことですので
それを使って、高齢者と子供達が遊ぶというのは、両方にアートを使った触れ合いや、創造的でリアルな遊びがあるということは
単に高齢者と子どもたちが一緒に遊ぶということよりも、美意識を植え付けたり、創造性を育むという教育的な観点が入って、そのコミュニケーション自体の、とても良い潤滑油になっているところが秀逸なソリューションになっているなあと思いました
3、多世代交流は家族づくりという大義
イノベータリップルモデルからすると
パッションは、多田さんの、高齢者と子育て世代の課題を一緒に解決したいということと、お父様の子供から美意識をし育てるためには、おもちゃ美術館を展開するという熱い思いがあって
仲間としては、ご近所のアクティブシニアの皆様が喜んで参加してくれており、その輪は全国に広がり続けていること
そして、大義は、高齢者と子育て世代の課題を解決する、にとどまらず、核家族化した世界の大きな課題としての、家族を小家族から、昔の古き日本の良さでもある大家族を再構築していく
そんな大義の元に、たくさんの方々が集まってこられて、さらにパッションが燃え盛り、仲間が増え続けるというリップルモデルがどんどん回転しているのかなあと思いました
ということで一言で言えば
多世代交流は家族づくりノベーション
新しいイノベーションの姿に感動させていただきました
そんな話をしています
参考:テレビ寺子屋 2026年3月8日放送 多世代交流が子どもを育む テレビ静岡 https://www.sut-tv.com/program/terakoya/backnumber/single/index.php?id=425
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