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SECIモデルがイノベーターリップルモデルを拡大するノベーション(1886回)
2026-06-26 16:59

SECIモデルがイノベーターリップルモデルを拡大するノベーション(1886回)

改めて、野中郁次郎さん、勝見明さんの「イノベーションの本質」より、イノベーションに重要なことを教えていただきました


曰く

"本書で紹介した一三の物語の主人公たちの誰もがコミットメント(主体的関与)を持続させながら、ときに死にものぐるいでめざすものを実現しようとしたのは


自分は何をやりたいのかという思いが原点にあったからで、それは傍観者とはまったく対照的な主体的当事者、すなわち、実存者の姿です。


もちろん、形式知の世界も無視するわけではありません。自分のやりたいことを形にし実現していく過程では、独善を排す意味でも、徹底的な科学的分析を行い、客観的な視点をとり入れていく必要があるでしょう。


一方の観点だけでなく、二重の観点を行ったり来たり、スパイラルに回しながら、真理だと自分で思ったものに限りなく近づいていく。これこそ知識創造のプロセスにほかなりません。"


ここから私は思いました

1、暗黙知は現場100回に宿る

2、暗黙知がパッションの源に火を灯す

3、SECIモデルがイノベーターリップルモデルを拡大する


1、暗黙知は現場100回に宿る


市場調査やデータ分析などの形式知と、現場に潜んでいる暗黙知の両方が必要で、それがぐるぐる回わしていくことこそ知識創造SECIモデルと理解していますが


イノベーションにおいて、特に重要なのは、現場にあって、しかも、まだ誰もが課題とさえ認識できていないかもしれない、深海に沈んでいる真の課題を


それは、いかに現場に自らが入り込んで、自らの体感としても知覚して、そして、それをなん度も繰り返すことで


仮説として浮かび上がってくる上澄みを、拾い上げることができるか、未開の暗黙知をいかに引き摺り出してくることができるか、ここにかかっているなあと思いました


本気でイノベーションを起こすのであれば、そのイノベーションのリーダーそのものが、現場に入るまくる、そういうことが第一歩だなあと改めて思いました


2、暗黙知がパッションの源に火を灯す


それを実現するのは、決して、業務命令ではなくて、自らの気持ちの中に、なんとしてもなんとかしたい、なんとかしてあげたい、という思い、つまりパッションがないと、なかなかそこまではできないと思います


もしかしたら、最初は、業務命令だったのかもしれない


それが、とにかく、現場100回を繰り返すうちに、そこの違和感にどうしようもなく気づいてきて、そして、なぜそんなことになっているのか、なんとかしたい、してあげたい


そんな気持ちが芽生え始めると、そこから、その人個人の思いとしての、パッションの源に火がついて、なんとしても、真の課題を見つけ出す


そんな思いが溢れてくる。そうなったときに、そのプロジェクトは、イノベーションとして、産声を上げた


そんなことになるような気がします


3、SECIモデルがイノベーターリップルモデルを拡大する


そう考えてみると、SECIモデルは、とてもイノベータリップルモデルと相性が良くて


まずは現場100回で1人が暗黙知を知覚して、真の課題の認識として、それが、まさにパッションの源に火をつけてくれる


そして、仲間と共に、自分のパッションの源を形式知化してくことで、どんどん真の課題の解像度がどんどん明確化していき、それをなん度も繰り返していくうちに


たくさんの誰かが、それによって恩恵を受けられるような、大義まで形式知かが進んでいくと、さらに仲間が増えて、イノベーションが加速していくことになる


まさにSECIモデルが、イノベーターリップルモデルの波紋をどんどん拡張していくドライバーになっていく


そんな関係性があるんだなあと、思いました


暗黙知を知覚するためには現場100回に飛び込み、それが自らのパッションの源に火をつけて


それを形式知化していくためには、仲間となん度も対話をしながら波紋を育てていき


いつの日か、たくさんの人たちが喜んでもらえる形式知へ波紋が広がっていく


ある意味、SECIモデルの暗黙知と形式知をぐるぐる回す遠心力が、イノベーターリップルモデルをどんどん拡大して、たくさんの人を幸せにする大義へ到達する


一言で言えば


SECIモデルがイノベータリップルモデルを拡大するノベーション


そんな話をしています


参考:本: イノベーションの本質 二〇〇四年 五 月二四日 初版第一刷発行 著者 野中郁次郎 勝見明

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