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国家との共生ノベーション(1921回)
2026-07-31 08:48

国家との共生ノベーション(1921回)

イーロンマスクさんが、スペースXを創業した翌年、スタンフォードでの講演した内容に、マスキズムの真髄を感じました


曰く

"国防高等研究計画局(DARPA)がインターネット黎明期の推進力となり、初期の開発コストの多くを引き受けたのと同じように、NASAもまた、初期段階で根幹技術の開発に資金を投じることで、実質的に同じ役割を果たしてきたと言える。そこに商業の自由競争を持ち込めれば、インターネットで見られたのと同じ劇的な加速が起きるはずだ。"


マスキズムの著者のクィン・スロボディアン、ベン・ターノフ さん曰く

"つまり宇宙は、「国家との共生」というロジックのもとでマスキズムが探していた次なるフロンティアだったのだ。"


"しかしマスキズムとは、企業が国家に取って代わることではない──両者の融合を志向するものだ。"


ここから私は思いました

1、国家と市場の融合

2、国家は倫理をより重視し、市場は成長をより得意とする。

3、ビジョンとソリューション


1、国家と市場の裕 融合


国家主導というと、ある程度の枠組みの中で、ともすれば自由が阻害されるのでは、と思いがちだし


市場主導というと、自由にやり過ぎて、独占や逸脱があるようなイメージにもなりますが


一見、対立しそうなこの二つの考え方で、互いの強みを生かし、お互いの役割を補完し合う


「国家か市場か」という対立ではなく、「国家と市場」という発想なのかと思いました


国家は長期的な投資やルールづくりを担い、市場は競争を通じて価値を社会へ届ける。


インターネットも宇宙開発も、この二つが融合したからこそ、大きく発展しのたのだなあと思いました


ヘーゲルが語ったように、本当に新しいものは、対立のどちらかを選ぶことではなく、その両者をより高い次元で統合すること、


アウフヘーベンから生まれるのかもしれないと思いました


2、国家は倫理をより重視し、市場は成長をより得意とする。


国家と市場のアウフヘーベンがあったとして、その役割分担はどうなるかと考えた時に


国家はより倫理を司り、市場が成長を担う、そんな役割分担なのかもしれないなあとも思いました


成長しようとすると、どうしても倫理が疎かになるし


倫理中心で行くと、成長を抑えてしまいがちになる


ドラッカーは、「利益は企業の目的ではなく、企業が社会に貢献し続けるための条件である」と述べたように


両方が必ず必須になるので、融合することによって、より両面が強化されつつ促進される

そん形になればいいなあと思いました


3、ビジョンとソリューション


国家は選挙や株価に左右されにくいテーマについて、超長期のビジョンを描きやすい存在なのかもしれないなあと思いました


そしてそれを実現するソリューションを生み出せるのが、市場または、その中にいる人々というとかと思います


また国家と市場はお互いに常日頃影響しあって、アップデートされていくことが大事とも思います


市場からセレンディピティで生まれてくるソリューションや発明などにより、超長期のビジョンが新たにアップデートしていくことがあるかもしれないし


国家からの地球規模、または宇宙規模の大いなるビジョンが描かれて、そこに新たなソリューションを築くアクティビティが生まれていく


もちろん、それは特定の企業と国家が利益を共有するような癒着ではなく


社会全体の未来を見据え、それぞれが役割を果たす協働なのかなと


役割分担としての、そんな素敵な融合とコラボレーションが、できる世界は素敵かもしれないなあと思いました


もう少し抽象化すると

「大きなビジョンを描く人」と「それを実現する人」が共生することがイノベーションを生む、ということでもあるのかもしれません


というとで

一言でいうと、国家との共生ノベーション


そんな話をしています


参考:本: マスキズム 新たな独占の時代 電子版 2026年5月30日 version1.0発行 著者 クィン・スロボディアン、ベン・ターノフ 解説  斎藤幸平 訳者 樋口武志 発行所 株式会社飛鳥新社

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