歌手の加藤登紀子さんの言葉に、人生の考え方のパラダイムシフトを教えて頂きました。
曰く、
「逆さの学校という本を書いたんですけど、ヒントはね、砂時計。
砂時計はずっと一定程度時間がすると止まっちゃうでしょ。止まっちゃうんです。
でやっぱり、ぎゃって、逆さにしないと新しい時間が始まらないじゃないですか。
あれをふと思った時に、このね、じゃあ誰が逆さにするかですよね?」
ここから私は思いました。
1、砂時計は落ちても終わりじゃない
2、逆さから見ると、常識が壊れる
3、逆さにできるのは自分だけ
1、砂時計は落ちても終わりじゃない
砂時計はこれまで、人生の有限性を表す象徴として語られることが多かったように思います。
でも、加藤登紀子さんから、人生の見方をひっくり返す、大きなパラダイムシフトを教えていただきました。
砂時計は砂が全部落ちたら終わるけれども、
どっこい、終わらない方法がある。
それは、逆さにすれば、同じ砂から、また新しい時間が始まる。
人生は、ただ残り時間が減っていくものではない。
行き詰まった時、何かが終わったように見えた時、
もう先がないと思った時などなど
実は、向きを変えれば、そこからまた新しい時間を始めることができるのだと。
「限りある人生」から、
「何度でも始め直せる人生」へ。
砂が落ち切ったことは、終わりではない。
もしかすると、それは、次の時間を始める合図なのかもしれません。
私は、この反転に、とても大きな希望を感じました。
2、逆さから見ると、常識が壊れる
では、「逆さにする」とは何だろうと、考えた時に、私は、物事を見る向きを変えることなのかなあと思いました
物事は、実は、見方によって、真実と思われていたことでさえ、全く逆の景色が見えてくることがある
例えば、うんちを踏んだ時に、『なんてついてないんだ』と思うのか、『いや、運がついた』と思うのか。同じ出来事なのに、見方ひとつで景色が180度変わることもあります
何か、壁にぶち当たった時に、あ、そうだ、砂時計を逆さまにしてみよう、こう思えるだけで、もしかしたら、新しい光が見えてくるかもしれない
イノベーションの世界では、よく逆転の発想と言いますが、それによって、たくさんの課題が一気に解決することがあります
とはいえ、常日頃バイアスに塗れている自分には、いつどうやるの?というふうに思います
しかし、加藤さんのお話を聞いて、困った時や、終わったと思った時にこそ、自分の中のイメージの砂時計をひっくり返すことを思い出す
自らのバイアスを壊す、スイッチになるかもしれないなと思いました
3、逆さにできるのは自分だけ
そして私は、加藤登紀子さんの最後の一言が、一番大切なのではないかと思いました。
「じゃあ誰が逆さにするかですよね?」
砂時計は、ひとりでに逆さにならない
自分の砂時計は、自分じゃないと誰にもひっくり返すことができない
それがとても難しいことだなあと思いました
まずは、砂時計が落ち切ったことに気が付かなければならない
そして、それで、全てが終わったということではないかもしれない、と気が付かなければならない
それは、誰も助けてはくれない
様々なバイアスや、もしかしたら他人からの批判、誰も賛成してくれないことなのかもしれない
でも、最後にひっくり返す決断だけは、誰かに代わってもらうことはできません
そこには、ほんの少しの勇気と、それでも立ち上がろうとするパッションが必要なのかもしれなあと思いました
でも、それをするという選択肢がある、ということを、忘れないようにしておく、心の隅っこに留めておく
それだけで、もしかしたら、暗闇の茨の道を照らす一筋の光になるかもしれないなと思いました
イノベーションの世界は、まさにそんなことの連続なのかもしれません
それでも、自らのパッションに基づいて、何度も砂時計をひっくり返しながら、仲間と共に、大義を実現していくことを諦めない
自分で勇気を持って逆さにした瞬間から、新しい時間が始まる。
人生は、実は、残された砂が減っていくことだけではない。
人生は、自らの意思で砂時計をひっくり返し、何度でも新しい時間を始めていくこともできる。そんな勇気をいただきました。
一言でいうと、さ・か・さにするノベーション。
そんな話をしています。
参考: 第 2485 回 「さ・か・さ」の学校 歌手 加藤登紀子 テレビ静岡 https://www.sut-tv.com/program/terakoya/backnumber/single/index.php?id=438
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