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いのこりぐみノベーション(1769回)
2026-02-26 15:19

いのこりぐみノベーション(1769回)

舞台「いのこりぐみ」は、学校の先生といわゆるモンスターペアレンツの攻防を、まるで推理小説のようなテイストで、驚きと発見に満ちた、大満足の舞台でした。


作・演出が三谷幸喜さんで、意外にも今回初舞台という菊地凛子さん、そして小栗旬さん、相島一之さん、平岩紙さんという、超豪華メンバーで、期待を遥かに超えて頂きました。


プログラムでの小栗旬さんの言葉が印象的でした。

曰く

"座談会でも話に出たように、三谷さんの作品って、結局は誰のことも嫌いになれないところが素敵なんですよね。


それは三谷さんが、人間というものを最後までちゃんと信じてあげたいと思っているからじゃないかなと感じます。"(舞台いのこりぐみプログラムより)


ここから私は以下のことを思いました


1、対立する確証バイアス

2、諦めない対話

3、人間を信じる力


1、対立する確証バイアス

今回の舞台を見て、自分は間違っていない、という確証バイアスが、対立した意見を酌み交わすことによって、どんどんエスカレートしていくよなあと思います


各々のある意味、正義があって、それは、自らの信念、あるいはパッションの元に、それがある場合は、本当に調整が難しいと思います


イノベーションの世界では、既存のプレイヤーがいて、そこに新興勢力がディスラプティブに登場してくるなどでは、まさに各々の正義とのぶつかり合いが生じます


でも、Fintechがそうだったように、当初ディスラプティブと言われていた関係が、数年後には、オープンイノベーションによる融合する動きも活発化していったということもあるように


対立の原因となる確証バイアスをいかに破壊して、融合して更なる進展を遂げていくことも、とてもイノベーティブな行動だよなあと思いました


2、諦めない対話

お互いの確証バイアスを壊すためのアクティビティとして、とても重要なのが、対話をいかに諦めないか、ということにあるかと思います


哲学者マルティン・ブーバーは、こう言いました。


「すべての真の生は出会いである。」(マルティン・ブーバー『我と汝』岩波文庫版より)


三谷作品の魅力は、誰も切り捨てないところ。つまり、対立しても決して「対話を終わらせない」。ということが大切だなあと感じました。


これは、まさにイノベーションも同じで、否定されても、さらなる検証という名の、次の対話をしかけていく。その先に、新しい価値が、見つかると信じて進むのかと思います


ブーバーがいうように、ぶつかり合いながらも、

相手を「対象(It)」ではなく「あなた(Thou)」として扱えるか。


そこに、突破口があるのではないかと思いました。


3、人間を信じる力

その根底にあるマインドセットが、三谷さんが"人間というものを最後までちゃんと信じてあげたい"という気持ちが流れているからだなあと感じました


だから、どんなに、変わった人や、激しい人が、登場しても、最後には憎めない存在として、そこにいる。そこには、人間を信じる力が宿ってるように感じました


スタートアップの皆さんに、成功の秘訣を聞いた時に、必ず言われる、諦めなかったからだと思います、との言葉が出てくるのも


否定されまくっても、人を信じて、ピボットを繰り返していくうちに、その人に辿り着けるはずだというマインドセットが、イノベーションには、とても大切なのかと思いました


どんなに確証バイアスがあったとしても

対話を諦めないこと。

そして人間を信じること。


それが融合を生み、

それがイノベーションを生む。


いのこりぐみノベーション。


そんな話をしています。


参考:舞台 いのこりぐみ 作・演出 三谷幸喜 出演 小栗旬 菊地凛子 相島一之 平岩紙 企画制作  

トライストーン・エンタテイメント ディライト・エンタテイメントhttps://www.delight-ent.com/inokorigumi

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