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疑いより速く動くノベーション(2010回)
2026-10-29 13:45

疑いより速く動くノベーション(2010回)

作詞作曲からプロデュース、アートワーク、ミュージックビデオまで自ら手がけ、世界各地で900回以上のライブを行ってきたスウェーデン出身でベルリンを拠点に活動するミュージシャン、モリー・ニルソンさんの言葉に、クリエイティブの極意を教えていただいた気がしました。


曰く、

「創作や芸術に携わる人にとって、最も価値があるのは時間だと思います。


もし時間が足りないなら、自分が本当にやりたいことの本質に集中することが重要です。


完璧であることや、すべてを正しくやることに、こだわりすぎないことです。


素早く取り組み、自分がすることのすべてが、次の何かにつながると信じること。


そして、素早く仕事をすることについて、もう一つ大切なことがあります。


疑いが生まれるよりも速く、仕事をしなければなりません。


疑いというものは、ゆっくりと、しかし非常に効果的にアイデアを殺してしまうものなのです。


考える暇もないほど速く取り組むことは、本当に役に立ちます。


アイデアというものは、ある意味ではとても壊れやすいものなんです。」


ここから私は思いました。


1.アイディアは気まぐれ

2.未完成でも形にする

3.疑いより速く動く


1.アイディアは気まぐれ


特にクリエイティブなことをやるためには、集中する時間が本当に大切だと思います。


仕事であれば、空いてるこの15分にメール返事を書こう、とか、作業の振り分けをすることができるのですが、ことクリエイティブなことは、自分との対話の連続なので、それが途中で阻害されると、一気に覚めてしまう


それは自分も曲を作る時や本の執筆をする時などは、徹夜も覚悟で一気に集中してやらないと、いいものができないと感じています。


そうしないと、せっかくのアイディアが手のひらから、滑り落ちて行ってしまう。そんな感覚があります。


しかもそれは、さあやるぞ、という時に限って、何も降りてこないこともあります。逆に、今忙しいのに〜という時に、急に降りてくることもある。


アイディアは本当に気まぐれなので、その瞬間を捕まえて、そこから一気に集中してやりきりたいのは山々なのですが、とはいえ、いろんなことをやっていると、そうはいかないこともままあります


でも最近はテクノロジーが本当に助けてくれます。私はスマホのメモを使ったり、音声録画を使ったり、後から、できるだけ熱量とともに思い出せる、そんなやり方もしています


でも本当は、全てをそれに捧げている、時間もそれが最優先、というような生き方ができたらなあとは、心底思いました


2.未完成でも形にする


気まぐれを捕まえるためには、モリーさんが言われるように、とにかく未完成でいいので、出てきたら、すぐにとっ捕まえて、どんどん形にしていくということを積み重ねることが大事だと思います


完成形にするには、意外と時間がかかってしまうので、パッションの熱いうちに、その芯を食った部分だけは、未完成でいいので、ある意味スケッチしていくということが大切かと思います


ビジネスのイノベーションでも同じ気がします


特に、いまはAIでプロトタイピングが、すぐその場で、誰でもできてしまうので、新しいソリューションアイディアが浮かんだら、プロトタイプにして残しておく、ということも、メモ感覚でできる時代なのかもしれないなあと思います


お客様との会話の中で、良いアイディアが出てきたら、こんなイメージですかね〜と、プロトタイピングして、もっといいアイディアに高速にブラッシュアップしていく


そんな未完成を少しでも形にしながら、アップデートしていくことができる、良い時代だなあと思います


3.疑いより速く動く


モリーさんが言われるように、自分の中に生まれる疑いが一番怖いのかもしれないなと思いました


もちろん、自問自答も大事だとは思うのですが、いろんな疑念がついつい足取りを弱めてしまうということがままあると思います


アイディアは気まぐれに落ちてくるので、その時点で、とにかく未完成でいいので、早くクイックに形になるところまでやり切ることが大事なのだなと


そこに何か自分を熱くさせたパッションが、残るんだと思います


最初のアイディアは、上司には聞くな、というアイディエーションの鉄則がありますが、自分のなかに上司のように疑ってくる人も実はいる、と認識することが大切なのかもしれません


アイディアは気まぐれにやってくる。

だからこそ、その瞬間を逃さず、未完成でも形にする。


そして、自分の中にいる、疑い深い上司が口を出す前に、動いてしまう。

そうすることで、自分のパッションの源から生まれたアイディアを、消さずに育てていくことができるのかもしれません。


ということで、一言で言えば、


疑いより速く動くノベーション


そんな話をしています


参考


The Creative Independent

「On learning to work faster than doubt」

モリー・ニルソン(Molly Nilsson)インタビュー

聞き手:エマ・イングリサーニ(Emma Ingrisani)

2026年10月19日公開


※引用は英語原文からの日本語訳です。番組用に複数の発言を抜粋・接続しています。

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