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シュルレアリスム・ノベーション(1928回)
2026-08-07 14:54

シュルレアリスム・ノベーション(1928回)

詩人のアンドレ・ブルトンのシュルレアリスムの定義に、深く考えさせられました


曰く

"心の純粋な自動現象であり、それにもとづいて口述、記述、その他あらゆる方法を用いつつ、思考の実際上の働きを表現しようとくわだてる


理性によって行使されるどんな統制もなく、

美学上ないし道徳上のどんな気づかいからもはなれた思考の書きとり。"


(友人スーポーが自動記述で書いた)

''解剖工場と安価住宅が最高層の都会を破壊するだろう"


ここから私は思いました

1、デフォルトモードネットワーク

2、意味からの脱却

3、観るものの解釈への拡大


1、デフォルトモードネットワーク


これを聞いて、現代の脳科学でいうデフォルトモードネットワークの働きと、どこか響き合っているようにも感じました


理論的に精緻に考えている時の脳の働きではなく、散歩や音楽を聴いている時に、あたかも休んでいるような時にこそ、働く脳の部位があり


さらにその働きが、とてもクリエイティブな発想や発明を湧き起こしている事例がたくさんあるというデフォルトモードネットワーク


それを最大限に活用することこそ、新たなクリエイティビティの先にあると、感じていたのではないか


そんなことを思いました


2、意味からの脱却


先にあげたスーポーさんの、自動記述の文章は、まさに全体としては、何を言おうとしているのか、よくわからない


けれども、何かを伝えてきているような気がする


まさに心の純粋な自動現象を掬い取ることこそが最も大事で、そこに理性や美学、道徳上の気遣いは全く存在させない


あえて理性で意味を固定しないことで、無意識から立ち上がる意味を受け入れようとしていたのではないかと思いました


それは、ブルースリーさんの名言「考えるな、感じろ」という言葉にも、どこか通じるものを


そしてそこに、言葉や理性を超えた表現を目指す、というパッションのようなものを感じました


3、観るものの解釈への拡大


そうだとすると、書いた方にも、それがなぜそこに出現したのかわからない状況での表現ということになると


それを観る側が、どう解釈していくかという幅が、非常に広いものになっていると思いました


これこそ、観る人がいるからこそ、作品は完成するという、その態度にも通じることかと思います


シュルレアリスムは、一人の芸術家の表現では終わらず、同じ問題意識を持った仲間が集まり、一つの運動へと広がっていったことを鑑みると


イノベータリップルモデルで考えると


心の純粋な自動現象というものを世の中に打ち出すという強力なパッションがあって


そしてそこに、これまでの表現の限界を感じていたアーティストが仲間として加わり


既存の概念を破壊するだけではなく、新しい表現による形作られる世界を、大義として目指していく


そんな超イノベーティブな活動だったのかもしれないと、思いました


シュルレアリスムは、新しいアートの運動だけではなく、人間の心そのものを解放しようとする挑戦だったのかもしれないなあと


ということで、一言で言えば

シュルレアリスム・ノベーション


そんな話をしています


参考: 100分de名著 アンドレ・ブルトン“シュルレアリスム宣言” (1)20世紀最大の芸術革命 2026/8/3

https://www.web.nhk/tv/an/meicho/pl/series-tep-XZGWLG117Y/ep/68241LZP6Q

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